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フィンセントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 202
性別 女性
自己紹介 閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*)
良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆

ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw

★好きな俳優★
M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw
さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。

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41.  ジャッカル 《ネタバレ》 
髪が薄いブルース・ウィリスが、カツラ効果で頭髪モサモサになってる姿を見るだけでも価値のある今作。   ジャック・ブラックが武器メイカー役で、設計ミスにより武器の試し打ちの標的にされて死ぬという、コメディ畑の彼が斬新な扱いを受けるシーンも印象的。   オリジナル版は未見ですが、たぶんそちらを見て感動しても、それでもこちらのリメイク版は愛さずにはいられないと思う。  (髪モサモサのブルースと爆死のジャックのせい)
[インターネット(字幕)] 10点(2020-09-13 18:38:39)
42.  デッドマン(1995) 《ネタバレ》 
保安官の死体の頭部を腐ったスイカみたいにブシャッって潰したり、仲間の暗殺者を殺してむしゃむしゃ食べるとか、ジャームッシュはドSなのか、そういうのもアートだと言いたいのか、なんなのか…知りたいとも思わないほど悪趣味。  そもそもサイコパスが主役の残虐系の映画ならともかく、なんかスピリチュアルな奥深い作品に見せたい感もあって、はっきりしやがれとイライラする。   さらにネイティブアメリカンの集落が出てくるラストシーンがまたひどい出来。  トーテムポールが、ぜんぜん古びてなくてペンキ塗りたてみたいに綺麗な木肌とマチエール…  美術さんが作って、あの草むらにさっき立てたばっかですって感じ。  あと、あの自動開閉式?見たいなドアのついた建物も、ペンキ塗りたてみたいに綺麗で、ここでずっと生活してたって感じがしない。  詩人のほうのウィリアム・ブレイクと勘違いされてるって分かってるのに「同姓同名で他人だよ」って言わないで、「詩なんて…」とかボソッって言って、最後の最後まで偽ブレイクとして貫くジョニデの態度も不自然だし、そもそもわざわざアメリカまでやってきて、何がしたかったのあんたって感じだし、さっぱり意味不明。  花売り娘となんとなく寝てたら元彼に撃たれそうになったので、自己防衛で撃ったら、賞金首になっちゃって…って、でもそこからなんで、ネイティブアメリカンとあそこまで親しくなってそっちの文化にソッコーで馴染んでいっちゃうの?   ノーバディがウィリアムブレイクファンだって設定だけど、実際の詩人のほうのブレイクじゃないブレイクが、どうして勝手に勘違いして大ファンだからといってせっせと己を世話してくれる男にずっと仲良くしてるの?    見終わったあとは、胸糞の悪い殺人シーンの数々と、安っぽいネイティブアメリカンの集落のトーテムポールと、ずっとポケ~っと口を半開きにして周囲に流されっぱなしのジョニデの特に演技力不要な表情だけが脳内に残った。  さっさと消去したい。
[インターネット(字幕)] 0点(2020-09-13 14:20:30)
43.  1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 
長廻しは面白いが、内容は普通っていう意見をしてる人が、なぜ6点以上の点数をつけてるのか謎…  現時点で7点になっていますが、いやいや、こちらのレビューサイトは7点ももらったら相当傑作の部類ってことなんですから、へたに高得点あげるのやめてほしいです。点数を参考にして見るか見ないか決める人たちもいるんですから。  さて本題。  長回し撮影がこの映画のウリなのだが、実際に見てみると、シューティング・ゲームをやってるみたいな感覚になってしまった。  撃ったり撃たれたりすながら進むにしたがって場面はずっと続いて、ときどきドラマっぽいことも入れてきたりして、そういう全てのものがゲームっぽい。  「バードマン」のように、戦争モノでなければいいのだろうけれど、目的地に向かって道に迷いながら進むとか、どこから敵が襲ってくるか分からないとか、迷路のような戦地とか、そういうすべてのものが、ゲームに求められている要素なので、それを全部包括しているこの映画は、ただのゲームに見えてしまった。  たとえば「戦火の馬」のように、馬をめぐる幾人もの人達のストーリーがあるわけでもなく、ただただ、戦地で起こりそうなよくあること(泥道でトラックがハマるとか、危なっかしい橋を渡るとか、戦友が死ぬとか)をつなぎあわせて、”ミッション”をクリアするのを見ているだけの映画は、正直退屈だった。    ゲーム好きならそれなりに没入感があったかもしれないが、ゲームに興味がないというかむしろ好きじゃない私にとっては、冗長な作品でしかなかった。
[インターネット(字幕)] 1点(2020-09-10 14:27:46)
44.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
リックとクリフの、日常会話的な特に緊迫感もないダラダラとしたやりとりが延々と続き、 クリフがヒッピーの牧場でグダグダしているあたりで、  「これっていつまでこういうテンションのままなんだよ…」  と思い、途中放棄しそうになって一時中断。  (タランティーノ作品は結構好きなほうなので、。どうでもよさそうなグダグダ話は慣れてはいるのですが…苦笑)   「でも放棄する前に、みんなの評価はどうなのか見ておこう?」  と、こちらで感想を拝見。 すると、シャロン・テート事件を知っておくべきとのご意見多数。 それならばと、いったんその事件について調べてから、あらためて続きを鑑賞することに…。   するとまぁあら不思議!  ただのキレイなねーちゃんだと思っていただけのシャロンの一挙手一投足に  「あぁ、間もなく惨殺されるのに、何も知らず可哀そうに…」と、いい感じに気持ちが入り始めたではないか。  シャロンが自分が出ている映画を見て、自分の登場シーンの会場のウケ具合にうれしそうにしたり、 夫のために「テス」の初版本を本屋で買うという、なんということもない場面さえ、シャロン・テート事件を知っておくと、すべて  「あぁ、間もなく殺されちゃうのに…」  と、どんなシーンでも感情移入。    そして、運命の時間へのカウントダウン開始!! (めっちゃ気持ち入る笑)  シャロン・テートとお友達セレブご一行のホームパーティーの様子と、 場末のダイナーで飯を喰らってダべってるリック&クリフの行動が、交互にテンポよく映し出されていくのが小気味いい。   このあたりからは、まばたき一つできないほど一気にグワーっと引き込まれた。   「あぁ…いよいよ惨殺始まるよ…タランティーノ仕立ての、血みどろグチャグチャのマーゴット・ロビーを見ることになるよ…」   ところがどっこいのタランティーノ笑  まさかの”家違い”で、ポランスキー・ハウスのお隣さん、リックのおうちにポランスキー宅を襲うつもりのヒッピーがやってくる笑   そして、ヒッピーにやられるどころか、LSD漬けの葉っぱでラリったクリフが、愛犬と共に、やつらを血みどろグチャグチャにするわ、リックは気が狂ったヒッピーを火炎放射器でこんがりローストにしちゃうわ…   史実を軽やかに変え、伏線回収も鮮やかな、最高にウケる見せ場を持ってきてくれました笑  ”落ち目の俳優と、連れのスタントマンの物語”  ”シャロン・テート事件を扱った映画”  という2つのヒントだけ観客に与えつつ  ”シャロン・テート事件”は”落ち目の俳優と連れのスタントマン”によってなかったことになるという、ストーリー上の大どんでん返しではなく  「当然、シャロンは殺される」という観客の思い込みをひっくり返す、変化球的な大どんでん返しで来るとは…タランティーノってやつはまったく…笑    (wikiの映画説明でも、”シャロン・テート事件を背景に”という、この映画では彼女は事件に遭わないという肝の部分までは分からないぼんやりとした説明の書き方の理由が、この壮大な大どんでん返しのネタバレ回避のためだと後で合点)  タランティーノ監督の代表作のひとつ「イングロリアス・バスターズ」では、”ナチスに恨みを持つヒロインが映画館でヒトラーを焼き殺す”という、史実と異なるヒトラー惨殺の見せ場を作ったくらいなので、今作の”シャロン・テートの隣人宅に間違って押し入った犯人たちが逆に惨殺される”という脚本も、問題なくスムーズに楽しめた。    「イングロリアス・バスターズ」に出演したブラピと「ジャンゴ~繋がれざる者」に出演したレオのW主演の今作。 それぞれの出演作では、ワルを殺す見せ場をメラメラと燃え上がる炎(前者は劇場、後者は邸宅)で演出していましたが、今作でもばっちり火炎放射器でメラメラと印象的な場面を作ったわけですね。   そして最後に訪れるシーンも秀逸。 リックがポランスキー邸に遊びに来ていたシャロンの男友達としゃべっている時に、シャロンがゲートについているインターホンで、普通にリックと話し始め、一緒に飲みましょうとゲート内に招き入れて、玄関前で抱擁…。  もし、あの日、カルト集団の殺人グループがポランスキー邸ではなく家違いで隣に押し入っていたら…?  もし、あの日、間違って押し入った家で待ち構えていたのが、筋肉隆々のスタントマンの体育会系男子(しかも葉っぱでラリってる)と、あのおっかない犬と、火炎放射器プレイヤーだったら…?  そういう想いが胸をめぐらずにはいられない、感傷的にさせるラストシーンだった。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-09-09 15:19:57)(良:3票)
45.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
キャロルは、夫とはそりが合わず離婚したいが、子供は何よりも大切。  一方夫は、妻を手放したくなくて、子供を人質にして彼女を繋ぎとめようとしている。  そんな矢先に出逢った、自分を慕ってくれる若い女性テレーズ。  自然と惹かれ合うが、しかし彼女と付き合っていることで、親権が不利になる。  子供か、テレーズか。  子供を選んだ彼女は、テレーズを手放す。   この時点で、私は胸がとても苦しくなった…。 だって、もう完全に夫とは切れてる。紙切れ一枚の問題で、子供とテレーズどっちを取るかを迫られるなんて…こんなつらいことはない。  キャロルもつらいし、捨てられたテレーズだってつらい。   特に若いテレーズにとって、自分の趣味(カメラ)を理解してくれ、とてもセンスが高くて美しく、そして初めて知ってしまった甘い官能の世界を教えてくれた相手…  そう簡単に「お子さんのために身を引こう」なんて思えるわけがない。  つらい、苦しい… こんな終わり方の作品なら見なければよかった…。   ところがキャロルはこれで幕を引く女ではなかった。  「子供もテレーズも、どっちも取ったるで!!!」  まるで男みたいにめちゃカッコイイ!!!  同性愛って、ホモにしてもレズにしても、やはりどちらかが男役、女役になってるそうだ。  (余談ですが、たぶん、エルトン・ジョンは男役。)  キャロルもたぶん男役なんだと感じた。   かくして、キャロルは親権は放棄しつつ面会権だけは死守して、同時にテレーズと同居できる環境を整える…。  ”恋も仕事も大事”っていうフレーズはよくあるが”恋も子供も大事”っていうのは、夫とうまくいってない状況の妻が新しい恋に出逢った時に必ず感じるものであって、この心境が分かる女性は、同性愛が理解できなくても、テレーズを男性に置き換えることで、その時の辛さや葛藤をリアルに感じてこの映画に没入しやすいかもしれない。  (とはいえ、現実世界では、キャロルみたいに、ぱっぱと決断して、愛する相手と暮らすなんてなかなか可能性が低い。 それゆえ、この映画のように、とんとん拍子で物事がうまくいく展開に心揺さぶられるのだろう…)    ひさびさの再会で、テレーズはキャロルからの同居案を断るが、その後別のパーティーに行ったテレーズがキャロルのいるパーティーに戻ってきた時の表情は、いずれ同居もしそうという予感を感じさせる。  そして、ラストのキャロルの  「ふふふ…やっぱり、私のもとに帰ってきてくれたのね…いいわよ、さぁ来て」  的な魔性の微笑みが、グっときた。   困った時は元カノを頼って甘えん坊な一面も見せ、そしてラストでのこういうイケメンな余裕しゃくしゃくな表情…そのギャップ。   盗撮された時にピストルをふりまわす直情的な一面も含め、とにかくキャロルは、愛する相手と子供に全力で愛情を傾ける人間として生々しく、そしてとても愛おしく感じた。
[DVD(字幕)] 7点(2020-09-06 09:22:58)
46.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 
ジャック・ブラック目当てで鑑賞。   ネットであらすじを軽く把握して「見た目より内面が大事」っていうテーマだと思って見ていた。  ところがビックリ!  その見た目っていうのは、一般的なスタイルの良さとか顔のデキを越えて、  「顔面ヤケドや、肢体不自由等、身体障害者も受け入れて下さい」的な、すんごいハードルの高い価値観を押し付けてきた。  え?そうくる?  だったらそれはもう、性格イケメンのエレファントマンを彼氏にしないような人は人間じゃないというようなもの。  私も見た目では男は選びませんが、四つん這いで歩いてるあの男性は、結婚を見据えた真剣な交際ができるかと言われたら、仲良しの男友達にだったらなれても、それはさすがに…ですよ。   ていうか、身体的な問題を問題とせず愛せよというならば、じゃぁ知的障害者はどうなんですか?と。   うちの長女が知的障害で、成人していますが、正直、知的障碍者の恋愛や結婚は本当に不可能に近いものがあります。 (障害レベルにもよりますが)  娘が障害があっても仲良くしてくれていた女友達でさえ、人前で普通なら恥ずかしい行動に分類される”奇行”に耐えられず、LINEをブロックされてしまったくらいですから。    同じ障害でも、就職率は身体障碍者のほうが圧倒的に高く、知的障害が雇ってもらえるのはほんのわずか。   障碍者でも愛せよと説いて、良い作品に仕上げたつもりだろうけれど、知的な障害者は一切登場させず、その置き去り感すごい。   障碍者まで話を広げず、単に見た目のスタイルや顔の良しあしで判断しちゃだめだよっていうラブコメで留めておけばよかったものを。   ヘタに正義ぶったメッセージ性を持たせようとして、かえって失敗している作品。   (ジャックブラックは、相手の容姿は気にしないって成長したことになってますけど、 彼の男友達は、自分の障害を受け入れてくれる女性を求めながらも、結局”ただし見た目のいい女性に限る”っていうオチになっちゃってるのも失敗。)   見終わって気分が悪くなった。
[インターネット(字幕)] 2点(2020-09-01 15:04:54)(良:1票)
47.  ブレードランナー/ファイナル・カット
レプリだって恋をするんだ!  レプリだって長生きしたいんだ!  そんなレプリの悲哀感を、”夜”、”雨”、”ネオンの光”…の中でシンプルに描いた作品。   逆光を多用し、たばこや立ち込めるスモークや、水に濡れた床や地面に反射するネオンの光など、光を巧みに操り、ひたすら美しい場面作りに終始している。  一番気に入っているのはJFセバスチャンの怪し過ぎるお部屋。 不気味な人形、小人症の方の演じるナゾのロボット…どれもアートの香りがしてたまらない。  CG技術のない時代のSFの方が、昨今のCGばりばりのSF映画より面白いものが沢山ある。  「エイリアン」、「スターウォーズ・エピソード4」そして「ブレードランナー」等。  実に、レトロかっこいい。  あちこちに出てくる、へんちくりんな日本文化…つまり、外国映画でよくやらかされちまう”中国と日本の文化を一緒にすんな”的なものが随所に出てきて、それはそれで、混沌とした感じが面白いではないか。   強力わかもと!!
[DVD(字幕)] 7点(2020-08-28 17:41:02)
48.  リミットレス 《ネタバレ》 
主人公の男が、薬を元嫁の弟の家から大量にかっさらっていったら、まず最初に  「この在庫がなくなったらもう入手先はない。ずっと常用したいから、どうしたら増やせるか?」って考えるべきだと思う。  頭が冴え渡ってない私でもすぐそう考えるのに、なぜそこに思いが至らず、デニーロとの重要な会合の時にお薬ケチって飲まなくてドジふんだり、チンピラに「薬よこせやい」って言われた時に薬がなくてされるがままにメタメタにされてるのか、シラケてしまう場面が多い。  その最たるものは、常に持ち歩けるように特注スーツに、隠しポケットを作れって頼んだのに、全然隠しポケットじゃなくて普通の内ポケットになってるところ。  そりゃ、そんな分かりやすい普通の内ポケットの位置になってたら、薬持ってかれるに決まってますやん笑  普通隠しポケットっていったら、襟をぺろっとめくった襟の内側(背中側)とかにしますがな。   そんなこんなで、話を展開させるために、”おマヌケ場面”がたびたび登場するのが、ちょっと…っていう映画。  テンポはいいので最後まで見きれたけれど、また見たいかといえば、そこまで中毒性のない内容ですね。
[DVD(字幕)] 4点(2020-08-28 17:19:23)
49.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 
壁紙がペロ~ンとめくれた時、生皮を剥がしたような、血まみれの筋肉みたいな感じが気持ち悪い。  スティーブ・ブシェミの出番がホテルの受付中だけなのが寂しい。  だいたいそんな感じの映画。
[DVD(字幕)] 1点(2020-08-24 22:00:26)
50.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
清純なお嬢様とは真剣にお付き合い、でも既婚のセクシーでお股を簡単に開く女ともエッチしたい、そして最終的には、浮気がバレても許されてハッピーな生活をお嬢様と送りたい…  そんな男の都合のいいロマンを見た気分で、嫌悪感いっぱいでしたね。   私はエロい人間でハードなSMもどんとこいっていう類の人間なので、劇中の「ぶって」とか「いじめて」のセリフも安直で稚拙に感じて、ぜんぜん刺激的に思わない。暴力シーンも、中途半端な感じ。   出陣前に呼吸器でスーハ―して目がランランとするデニスホッパーの狂った感じの演技は、出陣前に「レオン」のお薬ガリっと噛んで目がイッちゃうゲイリーオールドマンぽくて、唯一良い演出だと思いました。
[DVD(字幕)] 1点(2020-08-23 23:00:41)
51.  イレイザーヘッド 《ネタバレ》 
よくもまぁここまで気持ち悪いシーンのオンパレードを作れるなと感心してしまうほど、気持ち悪い。  こういう気持ち悪いシーンの絵コンテをひたすた毎日書き溜めてるリンチ、まぢ変態。  一人で脚本も特撮も美術も音楽も監督もやったオナニー作品。  変態オナニープレーを見て興奮できる人と、できない人の差が、評価の分かれ目だろう。  「エレファントマン」が気に入ってリンチを知った人間だが、「イレイザーヘッド」を見ると、エレファントマンという題材を選んだのは、イレイザーヘッドで描いた”奇形”、”皮膚病”という彼好みのモチーフを、万人受けするものに昇華させて、今後の作品の製作費を手に入れるためだったのではと思ってしまう。  「エレファントマン」は人間性とか、死生観とか、偽善と善意とは…とか、考えさせられることが多く滋味深い作品だった。  しかし「イレイザーヘッド」は、ただただキモイ。  あの奇形の赤ちゃんの包帯を切って内蔵をぶちゅぶちゅ潰すシーンとか、ほんと記憶に残っちゃって、慰謝料くださいっていうレベル。
[DVD(字幕)] 0点(2020-08-23 22:35:00)
52.  ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ 《ネタバレ》 
デルトロの父性が出まくりだと感じる作品。  イサベルを輸送中(まだ偽装工作計画の中止になる前)に、後部座席でイサベルの顔を見つめながらわずかな微笑を浮かべたデルトロの目が、父が娘を見るそれであったことは見逃せない。  ラストシーンは、デルトロがミゲル相手に何やらお説教タイムが始まりそうなムードで終わったが、それも父として  「コメカミじゃなくてホッペタ狙って本気で人間を殺せないお前は、暗殺者にはなれないし、根っからのワルになれないお前は、もう組織から足を洗ったらどうなんだ?」  と息子を諭す父親の醸し出すムードそのものだ。    父が思春期の子供たちとせめぎ合うボーダーライン。そんな映画。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-24 15:35:49)
53.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
まぁもともとアリスの原作も、ナンセンスで意味不明なわけなので、この映画の中身も意味不明で構いません。  ヘレナ・ボナム=カーター、若い頃に「眺めのいい部屋」のお嬢様役とか「十二夜」のお姫様役をやっていた当時の姿が私の彼女のデフォルトイメージなので、バートンと事実婚状態になってからはすっかりバートン色に毒々しく染められているなぁと、バートン映画に出ている彼女を見るたびに思う。  アカデミー賞でも美術賞と視覚効果賞を受賞しただけあって、この映画は中身ではなく、映像のユニークさを楽しむものだと思います。  赤の女王の顔にしてもそう。
[DVD(字幕)] 4点(2020-06-19 13:16:26)
54.  刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 
サスペンスの面については、とてもシンプルで分かりやすい話。  悪い警察官たちのしでかした事件といい、バレないようにしようと立ちまわる振る舞いといい、やることなすこと”悪徳警察官”の典型的なパターン。 でもこの映画の年代だからこそ許せるような、古き良き時代の映画感がなんだか落ち着きますね。  ただ、レイチェルはアーミッシュを離れてブックと一緒になってほしかったなぁ。  あのなんか性悪そうで、エロそうな男がレイチェルと狙ってそうで、どう考えてもレイチェル母子を幸せにしなさそうなタイプだし、残された彼女と息子の将来が気の毒で。  あの男の存在がなければ、まだよかったんですけど、なんか、そこがひっかかって、気持ち良いラストではなかった  そもそもあの男、映画の中で必要なキャラとも思えず、存在感が微妙だし。   ラブストーリーの後味の悪さで、5点。もし二人がくっついてたら9点はいけてた。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-19 11:45:13)
55.  ハイ・クライムズ 《ネタバレ》 
ラストのモーガンフリーマンとの未来をにおわせる終わり方はちょっと…どうなのか?  あれだけ子供を欲しがってた彼女が、事故で流産して、あげくに夫の正体を知って、夫を失って…そして旧姓に戻って第二の人生を歩むにあたって、助けてくれた弁護士と共同で仕事をするっていうのは設定としてはいいと思う。  でもそれなら、彼女がその弁護士と将来的には仲良くなって子供も授かって、幸せをつかむかもっていうイメージのハッピーエンドのほうがいいのではないか。  そうしないと、あれだけ子供欲しがってたり、子供流産して嘆いてきた名演技が、意味がなくなる。   となると、弁護士役は、彼女に近い年齢でイケメンでなくてはならない。  じゃぁこの映画で、この弁護士役をモーガン以外にやらせてもこの映画はおもしろくなるか?  といわれると、いや、それは無理でしょう。  そんなジレンマ映画。
[DVD(字幕)] 5点(2020-06-08 11:16:25)
56.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
30万人の決死の脱出作戦。  でもいまいち心に迫るものがないのは、脱出に失敗して沈没したりして命を落とした人たちの描写がライト過ぎるから。  上空からとらえた、海上で転覆しつつある船の様子とか、すでに転覆した船の上で座り込んでる兵士とか、そういうライトな描写で”沈没被害”を描くことが多すぎるのだ。  実際に魚雷が当たって転覆していく様子も描かれたが、いまいち兵士たちの悲惨さが描き足りない。  空爆されてボーンって兵士が飛ばされでも、兵士の腕や足がバラバラになって飛んでくることはないし。 イギリスの民間船に乗ってたあの17歳の少年の頭からの出血も、オランダの船の中に潜んでいた兵士たちが船の外から銃撃された時の出血も、ほんのわずか。  会場で放り出されて船からもれた重油にまみれて、そこに戦闘機が墜落して体に火がついてタイヘンだぁ~っていう場面の迫力もいまいち。 顔が燃えてケロイドになって蕩けていくみたいなCGを使うこともないので、火の向こう側で「うわ~」って顔してる姿しか見えないから、リアリティがない。  それじゃぁ代わりに、登場人物に深みがあって、感情移入できるかといえば、それもない。  イギリス人の民間船を出したオジちゃんも、ずっと桟橋に立ちっぱなしのケネスおじさんも、存在感勝負ってかんじ。   思い出せるのは、2つだけ。 上空からとらえた広大な海。太陽の光で美しく光る海。 そして、蛾みたいな模様のイギリスの戦闘機。   ノーランにしては珍しく、ノンヒット・ノーランの作品。
[DVD(字幕)] 3点(2020-06-05 16:54:34)(良:1票)
57.  チェンジング・レーン 《ネタバレ》 
「ファイル返さないなら口座凍結すっぞ!」  「口座凍結をするならファイル返さねっぞ!」   このやり合いで2時間引っ張るわけですが、そもそも接触事故起こした時点で、サミュエルはもう裁判に間に合ってないんじゃないですか。  すぐ裁判所に電話して事情話して、警察呼んで事故証明書類出してもらって…ってすれば、もっとすべて穏便に終わってた(映画も10分で終わってた笑)と思う時点でもうアウトかと。  なぜいちいちそう遠回りをするんだろうと思うようなもどかしさ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-06-02 15:05:20)
58.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 
えっ…これってバッドエンド?  トム・クルーズは、「夢から覚めて現実を生きるのだ」って言ってビルから飛び降りましたが、その後真っ暗の画面で  「open your eyes…」って女性の声がしましたよね。  あれってペネロペの声ですけど、もう彼女は150年前の人で既に死んでるわけで、トムに声をかけられるわけがない。   冒頭でキャメロン・ディアスが「open your eyes…」って自分の声を録音したのをトムの部屋で自動再生させていたのと被らせていて面白いなと思いますが、キャメロン・ディアスが言っていたのは純粋に朝起こさせるためのものだったのに対して、ラストシーンでペネロペが囁いていたのは、結局トムは現実世界で生きることは不可能で契約通り永遠に冷凍保存状態のまま夢を見せられ続けることになっていて、”夢からさめる”選択をしたトムを、夢からさめたという形で結局夢の世界に沈める(そして、目覚めるにあたって、愛しいペネロペの声で起こす)っていうことなんだと思います。   おそらく、あの夢の継ぎ目の場面に戻されて、それ以降の悪夢は消去。今度こそ修理済みのシステムで、ペネロペと幸せになる夢を見るのではないかと。   どんな災害でもこのシステムは壊れないということなので、永遠に目覚めることができず夢だけ見せられ続けるなんて、ちょっと想像するだけでオソロシイ。  現実逃避のツケは大きいという教訓と、チャーミングすぎるペネロペがズルい作品。
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-31 17:29:27)
59.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
未来が不安になるような気の合わないフィアンセ、過去の世界に生きたがってついていきにくい美女、旅先で出逢った今を生きながら一緒に楽しめそうな骨董屋の娘。  この選択肢で”正しく”、”現実的な”選択肢である骨董屋の娘を選んでいただき誠にありがとうございます的なキモチのいいオチ。  「婚約者とこのまま結婚していいものだろうか?」と迷う主人公の心の動きを描いた作品は数多くある。  そんな中で、珍妙なタイムスリップ要素を入れた本作は、なかなか異色の名作だと思う。  ついでに「芸術好きな人じゃないと楽しめない」との意見が多い中、ごめんなさい、芸術好きなのでそこも楽しんでしまいました…。  (逆に私、スポーツ好きじゃないのでスポーツが出てくる映画は楽しめないんです。だから許して笑)  作家群はいまいち知りませんが、画家群は全員性格も分かってたので、登場するたびに面白かった。  ピカソ、ダリ、ゴーギャン、ロートレック…  特にゴーギャンがマリオンを秒で口説いてたあたりは、彼が妻子をほっぽってタヒチに移住し、現地の13歳やら14歳の女子をかたっぱしから現地妻にしてたり、持参したポルノ写真を展示して”ゴーギャンの秘宝館”を作った絶倫エロおやじであることを知っている者としては、ウケる部分が大きかった。  あとタイムスリップするにあたって、本人が行きたい時代に行けちゃう都合のいいシステムもいいですね。  ギルが行きたかった時代にいたマリオンは、ベルエポックの時代に行きたがっていて、そうしたら馬車がやってきてベルエポックの時代へ…って笑  となると、ギルを尾行していた探偵がフランス王朝時代に行っちゃったってことは、あの地味な探偵は煌びやかなフランス王朝時代に憧れてたんだと思うとウケる笑   …といろいろ言いながらも、じゃぁまた見たいですかと言われたら別に見なくてもいいや程度なので5点となります。あしからず。  ムード重視のファンタジー・ラブストーリー映画。
[DVD(字幕)] 5点(2020-05-31 17:11:15)(良:2票)
60.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 
これは見事なる子供のロマコメ映画。  恋をまだよくしらないジョジョと、彼の家にかくまわれた、彼氏がいる年上のユダヤ女。  ジョジョが「どこに住んでるか絵を描いて」といえば、彼女はジョジョの顔を描く。  「これ僕じゃん!」って言うと「そこに住んでるのよ」と応える彼女。  ふたりの未来を予言するかのように、たしかにジョジョの脳内にはユダヤ女が住み始めるのだ。  彼が彼女を好きになっていくプロセスは、彼女に偽の彼氏からの手紙を書いて、彼女に彼氏をあきらめさせようとしたり、ユダヤ狩の男が見つけたお絵かき帳に、彼氏が八つ裂きの刑(人間大砲の球にされたり)になっている絵が書かれているところから伝わってくる。  (おなかにチョウチョひらひらは、分かりやすすぎ笑)  でも彼は、ユダヤがどう悪いのかいまいち分かってない。 とりあえず、ヒトラーがそういってるから、そうなんだ、くらいのレベル。  だって地下活動している母親が、身分を隠すために息子をヒトラーに心酔してる子にしたてあげてるだけなんだもの。    で、ジョジョの「彼女がユダヤじゃなければ隠さずに付き合えるのに・・・」というもどかしい思いは、ラストあたりで戦争終結したあとのセリフでよくわかる。  隠し扉のむこうで彼女が「どっちが勝ったの?と聞いて来た時に  「僕たちが勝った。ドイツだよ。」と答えたことで。    つまり、「彼女がドイツ人だったらいいのに」という願望だ。  とにかく、子供の脳内はシンプル。  「なんかいつも近くにいるこのねーちゃん好き。」 「彼氏がいるなら、あきらめて僕を好きになって!」 「ユダヤじゃなけえば、堂々とつきあえるのになぁ~」  そんなものである。 でも子供の恋なんでのはそもそもそんなものなので、これでOK。そして楽しく微笑ましい。  最後にドアの外に出た彼女が、彼をひっぱたいたとき  「あ、彼と一緒にパリにいくっていうのは、この家を出るためのうそだったか。」と一瞬思った。 実際そうかもしれない。 でも、そのあと「どうするのこれから?」と聞かれたあとに、彼女が体を「どうしよっかな~」と迷うように左右に動かす動作から次第に踊るようなかんじにあなるに従って  「まいった!」の一言、なんてキュートなエンディング。   母親のスカヨハが首吊りされたのは残念だったけれど、彼女が生きてたら戦後は、ユダヤ人の孤児をあずかってくれる家に連れていかれて、ふたりはもう逢えなくなっていたはず。  だからこそ、ふたりが手を取り合いパリへ行くといハッピーエンドを作るために、ふたりの恋愛成就のために、母は首吊りされなけえばならぬのであった。   首吊りされたのが顔を見ずとも観客も「母だ」と分かるあの靴。  あの靴で、どこかの階段の近くで母が語った、愛の偉大さ。 そして部屋で見せてくれた「愛のダンス」。それらが伏線となり、エンディングの二人の愛のダンスの感動が際立った。  ユダヤの血が入ったタイカ監督も、アホっぽいヒトラーを演じて、この映画でアカデミー賞脚色部門でオスカーをもらって、ヒトラーへの仕返しも充分果たせたといえよう。
[映画館(字幕)] 9点(2020-02-11 17:31:26)
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