41. サカサマのパテマ
《ネタバレ》 惜しい、もっと点数を上げられるという点は多いし、 異様にラピュタっぽい部分が多いのも認めるがそれでも良作。 世界は 1、最初の地上 2、パテマの暮らす世界 3、アイガの世界 4、アイガの上の世界 5、ラスト辿り着く世界 の5つがありますが、5つ目は1-4のどれと同じでしょうか、という話。 1と同じ、つまり、「サカサマ人」だったのはアイガの人たちというオチ。 1の現象が起きてアイガの人たちは地下で生きることにして地下に「空」を作った、それが4。 空を見ないように教育されているのもバレたくないからなんでしょうね。 言われないと理解できない人が多いというか語りが下手と言われればそれまでですが惜しいです。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-01-24 20:28:42) |
42. 銀河鉄道の夜 I carry a ticket of eternity(2006)
《ネタバレ》 二度目?の0点。 もうね、「映画」という域を優に超えてる。 ほら、ドラゴンボールの映画とか、ワンピースとかの映画がつまらなくても誰も文句言わないじゃないですか。 尺が一時間とかで、話も戦闘が30分で敵が強すぎるのになんか最後あっけなく倒したりのワンパタで、 でも、あれよりもこっちの映画のほうがすげーんだぞ、おらわくわくすっぞ! まぁ、うろ覚えで「カムパネルラ=女性」だと思ってたんですが、 ジョバンニが女性、中学生くらいで、カムパネルラが小学校中学年くらいの男子。 もうそこが違和感。 まだ、年齢差も逆なら、性別も逆ならありだったかもしれない。 ほら、カムパネルラって年上っぽい感じだし、秘密主義なのも女の子として見ればまだ。。。 はい、もう、キャストの時点で崩壊してます。 さらには現代です。ヒュンダイじゃないです、誰もこんなつまらないこと言いたくないです。 しかも私の駄洒落よりつまらない「映画」がこの世にはあります。 そうそう、尺が60分ってのも説明するにはなんだねーって話でしたが、 この映画はその60分が苦痛でしかないので異様に長く感じます。 谷村美月という人のPVの話に銀河鉄道成分が入ってるだけだ、と何度も念じてようやく終わります。 千と千尋の列車のシーンを「銀河鉄道の夜のパクリやろ」とか言ってた頃が懐かしく感じます。 映像作家を目指す人は一度これを見たほうがいい。 どこをどういじってもこれよりはましにはなるが、ある意味すごく勉強になる。 あと、アルファベットの部分が長くてエウレカセブンの「I can fly」(短い)にしか見えない。 [DVD(邦画)] 0点(2020-01-14 09:09:51) |
43. ジョーカー
《ネタバレ》 ディスク版やレンタルは二週間後ということで初めてデジタルのみを購入しました。 吹替+日本語字幕で見ました。 点数は、映画単独で見たら9点かなぁという感じですが、 この内容は何度も見る内容じゃないぞということで購入してしまったので一点減点。 レンタルで十分ですよ、わかってくださいよ。 うーん、ひたすら救いがないです。 ただ、先に言いたいのは、司会者は、あれ、司会者が悪いとしか言いようがない。 人を頃したと言ってる人を、馬鹿にしてテレビに出しておいて、 「俺を馬鹿にしてるだろ」と言われて、テレビだから頃されないだろ的に 煽ってるのはとても残念。 ジョーカーは結構人を頃してますが、理不尽と言えるのはサラリーマンの最後の一人と あとは元同僚だけでしょう。 まぁ一人でも頃したらあかんというのはわかりますし、 この映画の影響を受けてうんぬんというのもわからないではない。 これが15禁というのも低いし、20禁とか22禁とか作ってもいいくらいです。 で、舞台はゴッサムとなってますが1980年代前半のNYですね。 電車は汚くて暗い電灯であそこまで頻繁か知らないですがやたら電灯が切れる。 当時のアメリカは日本の台頭で暗い雰囲気になりつつあった。 NYも汚さがより犯罪を増やしてまた汚くなる悪循環真っ最中。 そして普段見えても見えない振りをしたくなる要素満載の内容。 でもひとつだけ気づいたのが、アメリカのドラマなどでよく、変な箇所で笑う男がいるが、 あれは主人公と同じように、笑いたいわけじゃないのに笑ってしまう病気なんですね。 まぁ、とりあえず、「見ろ」と勧められるような内容じゃないです。 ただ、主人公の俳優の演技がすごいのは揺るぎない。 映画の話としては、暗い要素はわかるんですが、 単に暗い要素を大量にぶち込んでそれで終わりってだけにも思えもします。 そこまで一部の人に絶賛される内容かは謎、と自分も高評価をしておいて終わる。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-01-14 05:32:52) |
44. アラジン完結編/盗賊王の伝説<OVA>
《ネタバレ》 「ジャファー」の直後に見たからか、すごく作画の腕、脚本が上がって好印象。 まぁ、「アラジン」本編の恐ろしいクオリティと比べるとやっぱりOVA内で収まってる感は否めません。 でも「ジャファー」がはじまる前から終わりがどこかわかるのに比べて、 これは勘のいい人ならアラジンの過去に関与するあたりまでわかっても 新要素の全てはわからないと思うのでその部分では十分に楽しめると思います。 まぁ「ジャファー」と同じでミュージカル部分がただアカペラで歌ってる感が強く、 歌と音楽の融合がなく、単に歌ってるだけって感じなのも寂しいもの。 それと「ジャファー」と違ってジーニーが強すぎるのでとことんまでジーニーの出番は消されてるのが悲しい。 [インターネット(吹替)] 5点(2019-12-12 21:01:40) |
45. ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
《ネタバレ》 エウレカセブンという物語は大きく分けて交響詩篇エウレカセブン本編と続編のエウレカセブンAOとがあります。 エウレカセブン本編もテレビ放映された50話、50話の内容を変えた51話が本編の本編、 そこに漫画版、映画版(ポケットが虹でいっぱい)とあって、これは再度作り直された映画版(ハイエボリューション)です。 尚、上記作品は全く見なくてもいいですし、ハイエボリューション1も見なくていいです。 これは強いて言えばテレビ本編48話「バレエメカニック」のリメイクです。 交響詩篇エウレカセブンに出てくるアネモネという女の子はわがままでわがままでわがままですが このアネモネはとても素直ないい子なので見ていて見やすいとすら思います。 エウレカは三度目のリメイクでそのたびに全然違う舞台、違う性格になるのは欠点とも言えますが 完全に今までの内容を知らない方でもすんなり入っていけるという点では利点だと思います。 で、内容は、、、うーん、あまりぱっとしませんが、そこまで悪くもない。 後半は別アニメのように夢が舞台になってるかのような展開ですし。 尚、4:3の超額縁のシーンは1のときはテレビのカットを流してるのだと思いましたが、 少なくともこの映画では全部ちゃんと一から作られてますね。 テレビ版との繋がりを強調したいのでしょうけれど、以前からの視聴者から見ても意味不明です。 ただ、上記に述べたとおり、エウレカセブンというものを知らない人ほどこれ単体での評価は高くなると思います。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-12-12 19:43:47) |
46. アラジン/ジャファーの逆襲<OVA>
《ネタバレ》 アニメアラジンの続編。 20年以上前に見てひどかったという印象だったが再度今見てやっぱりひどい。 ジャファーが復活してアラジンにしてやられる、イアーゴが主人公一味になる(続編テレビアニメへの伏線)が最重要。 本当にその二点だけであとは何も新しいことはない。 汚いアニメに汚い繋ぎ、ひどいシナリオに、ああ、こんなレベルだったから当時の (映画アラジンあたりを除く80年代暗黒期)ディズニーはひどい有様だったんだろうなと思わせる。 とりあえずイアーゴが仲間になるという要素がどうでも良ければこれは見ても見なくても何の影響もないです。 [インターネット(吹替)] 4点(2019-12-12 19:33:22) |
47. インターステラー
《ネタバレ》 ブルーレイは通常の2Kとその後に出た4Kとを持ってます。 まぁそのくらい好きです。 映画館で見たことないので映画館でもしやってたら絶対見に行く、ていうか家で爆音で見てもいいかもしれない。 いくつかのパートに分かれていて、それぞれが長いので普通の映画2、3本見たような錯覚に陥りますが 駄作三本の点数合計より点数は高いのでいいでしょう。 まず冒頭は滅びゆく地球。 「何が起こってるかよくわからないけどとにかく滅びそう、砂漠化の影響で野菜が取れない地球?」といったところで 延々農業をやってる父さんがメイン。 そう、「未知との遭遇」の感じなんですよねこのあたり。 ちょっとイカれたおじさんが毒電波受けてもっとおかしくなっていく、そんな感じ。 まぁあちらと違ってこちらは一応ナサなので少しはましですが。 そして宇宙に行く、土星とワームホールを通って水の惑星へ。 数時間に一回津波が来るのも、重力が強くて相対的に時間の流れが遅いのもいいとして、 どうしてあそこまで地面が同じ高さなんだ? 完全な球体の上に水があるのであろうか。 続いて本作の本編とも言うべき冬の星、マン博士の登場です。 「お前は火星でジャガイモでも作ってろ」とかいう悪口禁止ですよ。 ていうかこいつもなんでわざわざ奪おうとしたんだろうね。 「もう辛いから一緒に帰ろうよ」でいいじゃんね。 そして、ブラックホール、からの五次元。 ここで最初の娘の言ってたおかしな現象の正体がわかる。 そして----- こうして書いてみると「あれ? 10点上げるような大傑作だっけ?」と思ってしまうが やっぱり、家族愛、恋愛、友愛、人類愛、愛に、そう愛に生きなければならないのですよ信徒の皆さん! というわけでおまーら、駄作だと途中で思っても3時間弱ちゃんと見るんやで。 少なくとも自分は「映画の中では」「2000年から2019年までで」最高だ。 殯の森が97点、ハルヒ消失が163点とするとインターステラーは169点やな。 そう、ハルヒと僅差なのはハルヒも上映時間が長いから(上記の点数は上映時間です) まぁやっぱり、第9地区は9点にするよ、9だけに。 今思えばインターステラーより感動したかもしれないが、それでもインターステラーのほうが好きだ。 浦島が戻ってきたら娘がババアとか、最高じゃないですか。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-12-04 20:20:08) |
48. アラジン(1992)
《ネタバレ》 字幕なしの英語言語でも見られるくらいにはまった、はじめてサントラを買った作品。 というよりは歌部分は歌詞カードがあれば全部歌える、ホールニューワールドは二人分同時に歌えるくらいにはまりました。 アナ雪以外の他のディズニー作品はまともに見たことないのに。 ちょっと前にDVDレンタルしたらノイズがひどくて見られなかったんですが、BDはきれいにリダクションされていて良好。 DVDレンタルして汚いと言ってる人は必ずBD環境で見ましょう。 ディズニーの絵やディズニーランドなどが好きであればこの絵を「古い」とか絶対言わないはず。 多分古いと言ってる人はノイズのことを言ってるのかと。 非常に大胆な、いかにもアニメな絵で、特に最初のアラジンが逃げるシーンがミュージカルの魅力に溢れます。 続いてジーニーの登場、正にアニメーション、このなんでもあり感は他社ですがトムジェリにも通じます。 サル、オウム(?)、トラも表情豊かですし、鳥は日本版声優は神谷明さん。 何気にジャファーは続編からいなくなりますが、鳥だけは残ったはず。 あと、実写版にも書きましたが、やっぱりアラジンとジーニーはのび太とドラえもんなのです。 ドラえもんは単行本で言えば6巻までは言い方は多少違うかもしれないが「召使い」である。 それが7巻以降「友達」になる。 まさしくアラジンとジーニーの関係そのものだと思うんですよね。 まぁ実写と違ってこちらは「ただ単に自由になった魔人」なので正にドラえもんとして続編で役立つわけで、 その意味では続編の流れを絶った実写版はある意味英断だったと思います。 実写のジーニーは金がかかりそうですしね(大人の事情)。 まぁとりあえず、初見の方はブルーレイ(ハイビジョン画質)で見て傑作か駄作かを判断してください。 ブルーレイで他のディズニー作品より劣るのであれば、それは単にあなたに合わなかったのでしょう、としか。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2019-11-29 18:04:09) |
49. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 良作だとは思うがそこまで好きになれない。 本当は他の細田作品をレビューしようとしたら、サマウォ9点、おおかみ7点、ミライ4点(主人公の声変えれば6点)、バケモノ3点でレビューしてあって それのどれかに サマウォ>>>時かけ>おおかみ>>>ミライ>>>バケモノ と書いていて、めちゃめちゃ自分ってブレないなぁと思った次第。 ただ一つ訂正、時かけよりおおかみのほうが好きです。 一般的に時かけのほうが好かれるでしょうが時かけは5回くらいしか見てない、おおかみは20回くらい見てます。 ちなみにサマウォは50回くらいかな。 好きの基準はいろいろですし見るのは一度だけでもそれはいいんですが、三回くらい見て「たくさん見た」と言うのはやめましょう。 劇場で何度も見ていい時代に同じ作品を朝から晩まで4回見たことありますよ。 とどうしても細田作品だと全然関係ない話をしたがってしまうが、話はいい。 男の友人二人との友情。 タイムリープというSF要素。 悪くはないんだが、致命的ポイントになる踏切、あれがどうにも多分好きになれない。 自分なら救えるはずの救えないもの、という描写はわかるがどうにもね。 でも、「彼」が「来た」理由も好きだし、それがどんなものでもそれはどうでもいいのだ。 それは彼の問題であって我々の問題ではない。 例えばサマーウォーズのエンディング曲は不評が多いが、細田は山下達郎ありきであの作品を作ってるはず。 つまり彼の見たかったものが仮に山下の歌だったとしたらお前らは「え? そんなもの?」となるんだろう。 そうじゃないんだよ、お前にとって大切なものと俺にとって大切なものは違うし、 みんなちがってみんないい である。って、本当に本編の内容を何も語ってない気がするが、とにかくおおかみよりは下の7点でお願いしまーーーーす!!!! [DVD(邦画)] 7点(2019-11-29 13:46:06) |
50. 月に囚われた男
《ネタバレ》 2009年の映画を全部見たわけではないが、これよりは第9地区のほうが上だと思ってはしまうが、 それでも第二位にはこの作品は来るだろう。 また、第9地区が低予算(今見たらMOONの6倍)とはいえ、CGバリバリだったのに対して、これのCGはオープニングのテロップ表示など ごくごく小さな部分に抑えられている。 つまり超超低予算の本格SFというわけだ。 SFはリアリティを出すために金をかけねばならんが、これは月の密室であるという舞台、 また月を走る車をラジコンにする(これはこれで重力の軽い月ではリアリティがある)など工夫が見られる。 何より、登場人物が少ない。 メインは主人公、あとロボット、その他いくつかのナレーションの声や家族の声、これのみである。 最初のプロモーションビデオや家族のビデオを除いて主人公以外に動いてるキャラはいない。 いや、人物の人数と面白さは関係ないのは当然で、最低二人いればいい、いや一人でもいいはず。 この作品はロボットと「主人公」の「二人」だけしか出てこない。 その中でこれだけの話が作れるのである。 なんだかネタバレなしレビューっぽくなるが、 状況としては月にあるヘリウム3の採掘に成功した会社が、 人を一人送り込んでヘリウム3を採掘させる、退屈させない、不自由させないためにロボットを置く、というもの。 SFファンにとってヘリウム3はメタンハイドレート以上に夢の気体であることはわかるはず。 簡単にいえばヘリウム3かメタンが自由に取り出せれば石油社会は終了するってことです。 そんな重大ながらも孤独な仕事に疲れている彼はある日休憩所から採掘所まで行く間に事故を起こし怪我をし、、、 という話。ここからネタバレ。 要するに彼はコピー、「主人公」が死ねば次の同じ人間が同じ記憶でまたはじめる繰り返しを 主人公のオリジナルの人間が会社と契約を交わした。 この映画の「主人公」が何代目かはわからないが、少なくとも彼のコピーは何十体も仕舞われていたし、 ビデオでは3歳くらいに見える娘は少なくとも成人はしているだろう。 20年として「主人公」一体の契約が最大3年として7代目ソウルブラザーズ以上であることは間違いない。 というところが途中経過。 そこから怪我をした「主人公」と「次の主人公」二人のバディものになっていく。 さらにはいかにもそんなことをしたらこちらを攻撃してきそうなロボットはロボット三原則に忠実なのかこちらの良き理解者になるのもものすごくいい。 話は最後、ニュースのナレーションだけで終わるが、それだけで何が起きたかわかるし、 オリジナルが今何歳でどういう状況かとか、「主人公」が地球でどんな扱われ方をされるか、とか そんな内容ははっきりいってヤボすぎるだろってもんで、書いててめちゃめちゃ傑作だよこれと思ったが それでも第9地区と比べると第9地区のほうが上であちらが9点か10点なのでこれは8点。 9点あげてもいい8点と思ってください。 あと日本語タイトルは「月に囚われた男」、原題は「MOON」。 英語を少したしなんでるんでMOONも悪くはないですが、いかにもやぼったい古き良きSF的タイトルのこれは好きです。 [DVD(吹替)] 8点(2019-11-29 13:15:46) |
51. アリータ:バトル・エンジェル
《ネタバレ》 ガリィ(アリータ)の目が大きいのは構わないが 別なキャラも何人かは目が大きくないと変じゃね? Mattで映画を作ったらこんな感じ、みたいな。 漫画は旧版は全巻持ってる。 漫画の前半は正に映画にしどころがいっぱいあるが、詰め込み方が下手すぎ。 漫画前半を読んでもらえれば、そのままアニメ化でもすればこの映画よりましなのがよくわかると思う。 ただ、ひとつ良かったのは、キャラクターをかなり漫画に寄せてて、それは良かったというより珍しかった。 もう漫画読んでれば途中飛ばし飛ばしに見ても新キャラが誰かすぐわかる。 話が下手とは言ったが、自分が脚本するにしてもあのシーンをラストに持ってくるのはわかるが、 ノヴァは天界に居ちゃだめだし、カッターは手動ではなく自動で出てこなければだめだし、 そもそもがボーイフレンドが落ちては行くが、この世界観で死ぬの?って感じが強いので もう少し絶望的に、死んだことがわかるように描いてほしかった。 もちろん、落ちる前のタメとかも足りないし、いろいろ残念。 ちなみに有名ですが、アリータ(アリタ)とは原作漫画の主人公が 夢の中で名付けられる偽の名前です。 漫画の主人公はガリィや陽子であってもアリータではない。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-11-27 12:12:21) |
52. アラジン(2019)
《ネタバレ》 ※何度かアニメと実写と見返して、実写もなかなか悪くないので6点から7点へ変更。外の文章はそのままですので一部変ですご了承を。 えっと、最初に別な方の質問の回答を。 ジャファー用のランプは腕輪が付いたあたりで出来上がりました、ジャファー用に黒です。 1993年公開のアニメ映画の実写版。 アニメは映画館に見に行ってサントラまで買うほどには好きでした。 ので辛めの点数。 普通に見たら多分7、8点行くかな。 まず弱いのが最初のアラジン登場シーンとジーニー登場シーン。 特に後者はアニメだととにかく面白おかしく場面が展開していくので、あれを見た後だと実写版は単純に「失敗」だと思います。 あと、最近のアメリカのCGを微妙に使ってる映画に多いのが、「すごい」映像でなく、「自然な」映像が増えてるなぁと。 アラジンは自然な映像でなくすごい映像を見たいと思うのが普通だと思うんですけどね。 あと、動物キャラ。 猿、鳥、トラですが、特に鳥がちょっと頭いい鳥レベルに成り下がっててがっかり。 ジャファーが捕まってもいろいろしたりランプを奪い返そうとしたりしてるんだからアニメのようにもっとキャラ立ちしてくれたらといった感じ。 侍女は「新キャラ」(新要素)だなとすぐにわかった。 ヒロインはアニメだと心を開ける人はいなかったが、実写にはいる。 最後まで見て思ったのは、これドラえもんだなと。 多分アニメ版でも散々言われてただろうけど、なんでもしてくれる召使いとして雇われた魔人が最後友人になるという内容は6巻までのドラえもんそのものじゃないか。 あー、吹き替えで見ましたが、アラジン役の中村さんはなかなかよかった。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-11-21 15:29:44) |
53. この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説
《ネタバレ》 「映画にするまでもない」のではなく「映画にして失敗」な出来。 30分アニメではアイキャッチが効果的に使われていたが、この映画では小話自体が冗長になりがちでテンポが悪い。 二期後半の温泉回もかなりテンポが悪いと思いましたがこれはそれに輪をかけてよろしくない。 話の流れはそんな感じで、テレビ版に慣れてる人ほど受け入れないかなぁ程度ですが、 物語の根幹である、紅魔族の出生が、なんかえぐい。 いつもの日本から転生してきた科学者が作ったものとか急に言われても萎える。 というわけで今のところ安定の面白さのテレビ版の、三期発表を心待ちにします。 [映画館(邦画)] 5点(2019-11-07 02:33:46) |
54. ドラえもん のび太と竜の騎士
《ネタバレ》 大長編ドラえもんは傑作揃いですが、これもまたなかなかの完成度。 この作品のいいところは、前半で話のオチを作っているところです。 逆にいうとF氏は、まず見切り発車して後半でオチを作るケースが多いので 大魔境や鉄人兵団はちょっとひどいオチ、といった感じになります。 それにしてもよく見ると大長編ドラの多くは社会主義的な空気、もしくは独裁が色濃く見られます。 大魔境、海底奇岩城、宇宙小戦争、鉄人兵団もそうですし。 それぞれが、敵がそのようである、というように描写されて、 最後それが倒され、民主主義や王政復古などがラストに提示されます。 まぁこの作品は竜の騎士たちの文化を否定することなく、 つまりはドラたちは何かを倒すことなく終わるので初期ドラとしてはかなり異質な出来です。 ただ、何かを倒さないということで非常にオンリーワンな出来になっているのも確か。 ここから大長編ドラは敵や仮想敵を倒さない形を取るケースが増えてきます。 [DVD(邦画)] 7点(2019-11-01 21:08:10) |
55. ドラえもん のび太の海底鬼岩城
《ネタバレ》 今、Amazonプライムでドラえもん映画が全てHD画質で見られます。 恐らく大山ドラのBDは出ないので、プライムで見るのがよろしいかと。 バギーがなんたらというレビューがよそも含めかなりあるが、 バギー=ロボットの象徴であろう。 そして、徐々にしずかに惹かれるというのもロボットに人間性が芽生えた象徴であろう。 その対比になるのがポセイドンであり、人間がいなくても自動報復システムを延々動かしている。 まぁ、人間がロボットみたいになる場合もあるよね。 自動報復どころか勝手に他国に攻めたりして。 以下のレビュー。 【にんじん】さん [DVD(邦画)] 9点(2019-10-30 12:57:16) 大長編ドラえもんとしては四作目。 アメリカとソ連の冷戦を見立てたムー大陸とアトランティス大陸。 地上よりも広くて深い海底を舞台にしている。 夏休みという開放的な気分と、海底という暗い部分のコントラストが素晴らしい。 味方であるはずのムーがアメリカ的ではなくソ連的な閉塞感のある社会主義的な描き方をしているのも秀逸。 全体として非常に暗い演出ではあるが、それでも海底1万メートルや海賊船、謎の魚、死なないジャイスネ、プランクトンから食事を作るといった要素が非常に魅力的。 初期5作のうち唯一リメイクされてないが、冷戦が根本だから難しいのかな? それでも90年代後半には舞台化されているということだし、今作るにはそれはそれでいいのかもしれないが、それこそ社会的な要素が大きくてリメイクできないのかも。 ドラえもん好きじゃなくても面白がれる要素多々あり。 尚、ポセイドンの声は日テレ版初代ドラえもんの富田さんです。 [インターネット(邦画)] 9点(2019-10-30 12:57:16)(良:1票) |
56. 続・終物語
《ネタバレ》 2018年秋か冬あたりに劇場公開されて2019年にディスクが発売、同時期にテレビ放送されたもの。 化物語からはじまる物語シリーズのフォーマットそのままの30分6話編成。 あくまで終物語の続編なので化物語から終物語まで見てないと何のこっちゃって内容になるし、完全一見さんお断り。 内容は阿良々木くんが鏡の世界に行っていつもと違う面々に出会う、ってことなんだが、あまり面白くない。 劇中でも何度か言われてるが、この物語は「終物語のおまけ、物語シリーズのおまけ」であって、 例えば物語シリーズセカンドシーズンあたりであれば、この話だけ突然見ても楽しめる、というのはあったんだが これは前置きがある、一種のセルフパロディなので、物語シリーズを見たことがないのであればまず化物語から見るのがいいし 何より終物語のネタバレの続きなので最低でも化物語、偽物語、セカンドシーズン、終物語は見てからにしたほうがいいし、 それを見た上で見てもらっても、多分つまらない、という話になってしまうが、 それでもまぁ、傷物語とかいうポンコツ映画三部作に比べたらあらゆる映画はまともです。 うん、これは完全にテレビ放映すべきものを劇場公開しました、なのだな。 [DVD(邦画)] 5点(2019-10-26 23:00:08) |
57. クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
《ネタバレ》 一年半前の投稿。 神原駿河(物語シリーズ)、峰不二子(ルパン三世)と続いてふとやっていたクレしん映画を見たらシリリ役が沢城みゆきさん。 というわけで見ていたら、何も起きない。 子供の宇宙人シリリが不時着して父ちゃん母ちゃんが年齢だけ25歳若返るとかあるんだけれど、大してすごくない。 で、なんだかんだで春日部から種子島までのロードムービー開始も、これも大してロードムービーっぽくない。 種子島にはすぐに着いていろいろネタバレされる(私もこれからする)。 で、シリリの父ちゃんが後半メインになるんだが、これが宮迫なんだが、うまい、うますぎる、正直不安でしょうがなかったが全然あり。 というわけでなんだかミニマムな話だなーと思っていたら、ああ、これ、大筋でオトナ帝国のオマージュなんだなと。 ただ、違っていたのはあっちが大人になりたくない人だったのに対してこちらは宇宙人ということ。 モラトリアムかそうでないかは割とこれに関しては大きくて、そこがあちらは大作、こちらはテレビスペシャルでいいんじゃない?と言われる差かと。 ちなみにみさえが記憶を失うところはちょっとうるっと来たが、結局のところ、体は子供、頭脳(記憶)は大人、なら良くても記憶がなくなっているというのはあかんのですね。 まぁ、これを見るくらいならロボとーちゃんのほうが圧倒的にいいと言わざるをえないんだけれども、よくよく考えると一年後に必ず放映されるのに映画館でドラしん見る人たちってすごいよなぁと思う。 [地上波(邦画)] 6点(2019-10-14 20:57:58) |
58. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 以下、BD発売時の投稿。 相変わらず映像は一度見ればいい演出多発(今回は瞬間移動ワープの止まるところの演出が多いと思った)。 他の人が言うようにフィンのシーンを全部カットしても物語は繋がる。 前回はほぼモブだったパイロットの人が主人公級に話を動かす。 ぽっと出の紫ババアがいきなり物語の最重要人物みたいになっても感情移入できない。 ハンは生きてると思ったら今回出なかったのでほぼお亡くなりかな。 でも、レイアがリアルで死んじゃってルークも物語で死んじゃったのでハンの復活は必要じゃないかな? レイアをCGでやるにしても代役を立てるにしてももう希望もへったくれもないんだよ。。。 まぁレイアの人がお亡くなりになったのはこの物語と関係ないんだけれども、3部作の2作目ってのはスターウォーズしかりバックトゥザフューチャーしかりマトリックスしかり(ターミネーターやエイリアンみたいな3が決まってないものは除く)3作目でまとめりゃいいやということで例えば帝国の逆襲なんて映画ランキングの常に上位になるけど、あれは娯楽作SWで徹底的に暗い話を作れたからだ。 で、今回は作れなかったなぁと。 2作目に比べて3作目は駄作になる可能性大なのに2作目が凡作って、なんだかもう3作目を見る価値が。 ああ、皇帝みたいな人が一瞬で消えたのは笑った。 あの人が残っていたら今までのSWそのままだったからねぇ。 あと、一番の悪人はルークというのも、しょぼくもありつつも笑った。 ルークがあそこでああしなければ平和な未来もあったかもしれんし。 さらに言えば、主人公ヒロインの子の親の設定も適当過ぎて難だな。 SW7でのルークとの繋がり路線もなんだったのかなと。 あくまでアナキンと同様にたまたまそこにフォースの強い子がいただけだったのかなと。 まぁとにかく細かな設定の不備と2時間超のくせに内容のない展開にちょっとねえっていう。 ああ、あと、パペットらしいけどヨーダのおっさんがえっらいぶっさいくで驚いた。 SW1-3のCGのほうがまだましだわ、顔の造形狂いすぎ。 まあとりあえずあと二年、期待せずに待てる。 少なくともどこぞのシンなんとかゲリオンを待つよりはまだまし。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-10-14 20:55:40) |
59. ドラゴンボールZ 復活の「F」
《ネタバレ》 設定に欠陥あり。 フリーザは今まで努力をしなかったが今回はじめて努力した、という展開はなかなか良かったが、一番いけないのがビルス様だっけ? 宇宙一だか強い人を横目に戦うって展開がどうにもね。 宇宙一強い人がいて、宇宙の二位以下を決めようみたいな感じって見ていて面白いもんかね? 自分はつまらなかったです。 そこ以外は全体的に悪くなかったんだけど、そこが致命的。 [DVD(邦画)] 5点(2019-10-14 20:51:51) |
60. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
《ネタバレ》 100点満点でレビューします。 ■画質 95点 単純な絵としてはやっぱりほとんどアマチュアの人たちが描いてるので荒い部分もあるが、 通貨から文化から一から作ってあるだけあってビジュアルは非常に良い。 惜しむらくは、キャラデザをしてた人がもうこの絵を描けないってことくらいか。 ■音楽 100点 確かサントラを持っていたと思いますが、半数くらいは上野さんで、坂本さんはメインテーマだけかもう一曲かそのくらい。 これもまた異世界を強く意識づけるものが多く名曲揃い。 あとは、出会いですかね。 少なくともリアルタイムではなく、最初はDVDあたりだったと思うんで20年前後くらい前ですかね。 ガイナックスアニメでいうとカレカノやフリクリと同時期に見たんじゃないかなぁと。 最初はそこまで好きにならなかったんですが、数年置きに見てたらいつのまにか家にBDが。。。 内容は、誰も宇宙を目指してなかった頃にギリギリ宇宙空間に行けるか行けないか 程度の技術力で宇宙を目指す人たち、といった感じですかね。 情熱を持っているのはごくごく一部でほとんどの人は本気ではない、主人公もそんな一人。 ある日主人公は宗教家の少女に出会って、、、という。 あー、そういえば、見てて気まずくなるシーンがあるんですが、それの作画が確か江川達也さんでしたね。 それは本当にどうでもいいですが、宇宙ものとかSFものとか異世界ものとか考えずに 青春もの、として見ていただくのがいいんじゃないかと。 にしても80年代は本当、冒険してるアニメが多かったなぁ。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2019-10-09 23:19:50) |