681. 少林寺三十六房
いやー、面白い!今までのカンフーアクション映画の中で一番の出来。 ブルース・リーやジャッキー・チェンを見てきましたが、こんなにワクワクして先が見たくなったのは初めて。 少林寺の修行がこの映画の最大の魅力。三十六房というのは、修行を行う房の数。第一房がいちばん簡単だと思ったら、第三十五房から始まる。それぞれの房は、一見簡単そうに見えて、それをマスターするのは至難の技。それを陰の根性で次々に突破していく痛快さがたまらない。それを乗り越えて、在家に下って勧善懲悪を為すというのも痛快極まりない。実際にこんな修行があったのか、とても気になる。 というわけで、9点に近い8点を献上。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-05 23:05:08) |
682. ブルース・リー/死亡遊戯
ラストの10分のための90分、それを遺されたスタッフが苦労して作った感が否めない映画。 代役の演技は頑張っているが、やはり本物とは動きのキレがまったく違う。 相手の組織といい、どろどろしたストーリーといい、痛快なアクションが封じ込められたシーンは緊迫感がない。 しかし、塔内でのシーンはやはり圧巻で、ハキムとの一戦は見応えがありすぎる。これぞブルースリーの面目躍如。 子供の頃、この映画をみた直後にヌンチャクに似たものを振り回すなど、そうとう影響を受けまくった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-05 10:00:14) |
683. 釣りバカ日誌
気軽に見られて笑える、数少ない邦画のひとつ。登場人物たちが若若しい。石田えり演じる妻が明るく陽気で、楽しそうな浜ちゃんをみているだけでこちらも温かくなってくる。シリーズ化には賛成。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-05 09:44:45) |
684. ピンチランナー
ここでのレビューで散々な言われ方をしていますが、一度はみても悪くないのでは?確かに演技に不慣れな素人娘を出演させたり、「ドラマとドキュメントが合体した前代未聞の映像」の演出からして、失敗作なのは火を見るより明らかですが、製作スタッフの努力はある程度感じ取れます。しかし、駅伝で手を振るシーンだけは呆れました。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-05-04 15:19:20) |
685. 解夏
同じ原作を題材にした「愛し人よ」というテレビドラマがあった。その第6話は長崎を中心に話が進み、映画に近い雰囲気だったとある関係者が言ったらしい。私はその第6話が大好きであった。果たして、この「解夏」も同じように、長崎の情緒溢れる風景を織り交ぜながら、主人公とヒロインの葛藤がうまく描かれ、心の深いところでの感動を与えてくれた。TVドラマにはない「解夏」と主人公の運命を重ね合わせるあたりは、この映画ならではの魅力。下で【TANTO】さんが指摘されるような疑問点や長崎の方言の不自然さも感じないわけではなかったが、プラスの評価をしたいと思う。 [地上波(字幕)] 7点(2005-05-03 12:53:44) |
686. いつか晴れた日に
ものすごく長く感じました。タイトルのイメージは、貧乏でも明るく元気にたくましく生きる、みたいな青春映画を想像させましたが、実際はイギリスの奥ゆかしい恋愛物語。200年前のイギリスが舞台なので、今は誰も使っていないような奥ゆかしい英語が出てきます。とにかく振られては泣くシーンばっかりで、気がめいりました。もっと楽しい気にさせてくれる映画かと勝手に思っていました。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-29 21:24:17) |
687. アラジン(1992)
子供向けアニメ、または若者向け。いい歳した大人が見るべき映画じゃない。 全体的に、はしゃぎすぎでテンション高すぎ。 まるで、トーストを塗ったパンの上にジャムを塗りたくっているという表現がぴったり。 素材そのものが美味しいのに、味を殺してしまっている。 [地上波(吹替)] 3点(2005-04-23 14:17:34) |
688. やかまし村の子どもたち
基本的には【C・C・バクスター】さんと同じ感想。自分もこんな子供時代を過ごしてみたかった。見ているうちにだんだんと味わいが出てくる映画。 [地上波(字幕)] 6点(2005-04-22 11:20:34) |
689. ダンス・ウィズ・ウルブズ
期待通りの対策だった。全編を通じて流れる、落ち着いた雰囲気がたまらない。雄大な風景、壮大な男の生き様、インディアンとの交流等々。とくにインディアンサイドを好意的に描き、成功を収めたのは素晴らしい。3時間と上演時間は長いが、一気に見られる魅力に溢れている映画だ。ビデオに付いているメーキングも見たが、インディアンにとって「動物」という言葉は存在しないらしい。なぜなら、彼らにとって人間と他の動物は一体であるからだという。 [ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-20 13:16:38) |
690. グッバイガール
恋の発育不全である女と冴えない謎男のラブストーリー。残念ながら私は感動できませんでした。後半に期待したのですが、それもロマンティックな演出のディナーが目を引いたぐらいで、最後まで主人公の女性にはいらいらさせられっぱなし。ラストの曲はとてもいいのですが、電話での会話は意味が分かりません。こんな私はまだ大人になりきれていないのでは?と少し心配になりました。 [地上波(字幕)] 5点(2005-04-16 23:33:33) |
691. コリーナ、コリーナ
娘のモリーが言葉を取り戻していくくだりは素晴らしいが、後半になるにしたがってひとつひとつのエピソードが際立たなくなってしまった感がある。白人と黒人の問題を持って来たり、父親とコリーナの衝突を描いてみたり。。。それがなければ、魔法のようなお話。信号機に向って必死に魔法をかけようとするモリーの姿が印象的だった。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-04-11 08:58:29) |
692. 大脱走
197【I wish】さんとほぼ同意見。期待しすぎただけに、残念。見終わってから(見ている最中も)後味が悪かった。かっこいいとか明るい等の意見が多数でも、音楽が明るいだけで実は中身はものすごく暗い映画だと思う。しかも、上映時間は長いし、登場人物も多いから混乱してばかりだった。とはいえ、やはり完成度は高く、緊迫感も十分に味わえる名作。5点に近い6点。 [地上波(字幕)] 6点(2005-04-08 23:45:12) |
693. 素晴らしき哉、人生!(1946)
素直にいうと、最後のほうで泣いてしまった。またいい映画にめぐり合うことができた。天使が降りてくるまで、ありふれた男の不運な話が続く。人は良いがつけ込まれ、やや身勝手で人生を悲観するダメな父親。それが、最後のチャプターではどうだ。見違えるほど人生に意義を見出し、生きていることに歓喜する姿が涙を誘う。どんでん返しというか、終局へ向っての満足度は「いま、会いにゆきます」に匹敵する。やっぱり、人生って、素晴らしい! [DVD(字幕)] 8点(2005-03-31 20:31:14) |
694. 半落ち
正規の時間より13分少ないテレビでの鑑賞。夜にテレビでやっているワイドショーを見ているようだった。「セカチュー」と併せ、こんなにも触発されているのに、未だに骨髄バンクに登録してない自分に、あきれる。 [地上波(字幕)] 5点(2005-03-31 20:17:47) |
695. 漂流教室
大林監督が好きなのとテレビドラマで漂流教室をやっていたのに影響され、やや期待しつつ見ました(原作は未見)。結果は、残念ですが、失敗作と言わざるを得ません。光ったりぼやけたり揺れたりするばかりで本当にみづらい画面、理不尽としか言いようのないストーリー等、ホラー、ファンタジー、特撮どれが主役なのか分からない映画でした。ところどころ大林チックな演出もあり(ピアノ、エンディング曲)、博愛主義等主張したいことも分かりますが、作品ができあがる段階で監督自身も「これは失敗かも」と思ったに相違ありません。7点以上の投稿者がいない作品も珍しいですね。 2点(2005-03-24 18:25:14) |
696. ハラスのいた日々
いたって、フツーな映画です。それほどつまらないわけでもなく、それほど感動するでもなく。。。夫婦の関係が、あまりにも日本的らしいと感じました。特に十朱演じる奥さんのペシミスティックな言動は、それを感じさせるに充分でした。 5点(2005-03-23 20:40:18) |
697. U・ボート
独特の緊迫感はありますが、飛び抜けて素晴らしい映画とはいえないと感じました。 [地上波(字幕)] 6点(2005-03-23 12:02:05) |
698. タクシードライバー(1976)
【鮫島】さんと同意見です。現代社会の闇に生きる男の狂気を描きたかったのでしょうが、みていて気分が悪くなる映画は好きではありません。しかし、バーナード・ハーマンのジャジーで郷愁を誘う音楽といい、名作の香りが漂ってくる作品です。自分が10代のころに見ていれば、多大な影響を受けたかもしれません。 4点(2005-03-23 11:59:39) |
699. 出逢い
一言でいえば「大人の映画」です。初めの数十分は主人公が情けなくてフラストレーションが溜まりますが、いったん逃避行に出てしまえば一気に開放されていきます。結末がどうなるか予測できないのも、この映画の魅力。皆さんと同じ6点を献上します。 6点(2005-03-23 11:54:15) |
700. あずみ
評価が低かったので期待しないで見たのがよかったのでしょうか。設定、演技、ストーリーどれをとっても標準以上の作品だと感じました。あまりにもか細い腕で男共をなぎ倒すのは、ちと無理を感じましたが、原作が漫画ということで漫画チックであり、これはこれでいいのではないかと思いました。最後のカメラがぐるぐるするのは、ジェットコースターみたいですね。 6点(2005-03-21 21:12:49) |