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ドラえもんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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61.  犬神家の一族(1976)
旧家にまつわる呪いに彩られた、おどろおどろの連続殺人事件という割には妙に明るい作品に仕上がっている。それは監督の作風と爽やかなテーマ曲に因るのだろう。それにしても金田一は犬神家の周辺をうろうろするものの、決して次々と起こる殺人事件を事前に阻止したりはしない。すべての殺人が完了してから、おもむろに真相を説明するのだから呑気なもんだが、市川監督はこうした知的ミステリーの楽しみを気負うことなく余裕すら感じさせながら撮っているという印象だ。
9点(2001-05-13 18:16:00)
62.  JAWS/ジョーズ
今さらコメントするまでもない、これは若き日のスピルバーグの溢れんばかりの才能と、その映像テクニックとを見事に結実させ、我々観客を興奮・熱狂させた海洋冒険アクションの名作。公開から四半世紀たっても色褪せる事なく、未だに多くを語り継がれる作品がどれだけあるだろうか。R・シャイダーの水泳客が襲われるのを初めて目撃するショットや、R・ショウが黒板に爪を立てて登場するシーン、R・ドレイファスが船底の穴から死体の顔が出た瞬間、“ワンテンポずれて”驚くシーンなど、今でも鮮明な記憶として残っている。
10点(2001-05-13 17:44:43)(良:1票)
63.  がんばれ!ベアーズ
痛快スポコンものの代表作の一本。飲んだくれの冴えない雇われ監督W・マッソーと快刀乱麻のT・オニールとの対比が面白く、又、子供たちもそれぞれの個性が眩しいほどに輝いていて、実に元気になれる作品だ!ボイラーメーカー(ウイスキーのビール割)を知ったのもこの作品から。先日亡くなったマイケル・リッチー監督のこれは紛れもない代表作。
8点(2001-04-22 19:57:32)
64.  グッバイガール
ニューヨークの生き生きとした躍動感溢れる生活感覚と、下町独特の人間の息遣いがストレートに伝わってくる。都会の人間はみんな孤独だけれど、人と人との触れ合いこそが大切なんだという、ヒューマンな視点が素直な感動をもたらす。印象的なシーンは多いが、中でも役者志望のエリオットがポーラをアパートの屋上へ誘う夜。H・ボガートを真似て白のタキシード姿で、暗闇の物陰からキザにマッチを擦って顔を照らして登場するシーンのお洒落なこと!雨の中で出会い、雨の屋上で踊り、お互いの愛情を信じながら仕事に立って行く日も雨。まさに雨に濡れたような、しっとりとしたオトナのラブ・ストーリー。男に裏切られ続けてもそれでもなお男を慕うポーラがエリオットの大切なギターを胸に抱いて見送るラストはまさに胸にしみる。
9点(2001-04-22 18:39:57)(良:1票)
65.  地獄の黙示録
R・デュバルがサーフィンをさせる為にベトナムの村を急襲するシークエンスは、人間が本能的に持っている戦争をすることの快楽を徹底的に表現し、その迫力たるや、まさに戦争そのものをフィルムに収めたような錯覚を起こすほど。又、兵器としてのヘリコプターの性能を駆使することで、この作品のテーマでもある「恐怖」の表現にも成功している。ただ、“戦争の狂気”を躍動感溢れる演出で描いた前半に比べ、哲学書の引用と意味ありげな独白過多の後半は芸術性を重んじるあまり、話が曖昧で急につまらなくなってくる。カーツ大佐のような白人を「神」として崇拝するほど「未開」ではなかったベトナム。コッポラ監督としては、残虐性と神秘性が同居するアジアというアメリカにとって異質なな文化を、あまりにも図式的に捉えすぎたのではないだろうか。
8点(2001-04-22 18:11:25)(良:1票)
66.  ワンダラーズ
ひとつの時代の終焉につきまとう、もの悲しさとやがて来る新しい時代への希望を、様々な表情をみせるストリート・キッズたちの青春群像を通して描いてみせる。この時代、ビートルズがデビューし、ヴェトナム戦争が本格化してB・ディラン等のメッセージ・ソングの芽が出始めた頃でもあり、徴兵を免れた主人公たちは、ただひたすら“夢のカリフォルニア”を目指す。ケネディ大統領暗殺のTVニュースを一種ドキュメンタリー的視点で見せるなど、F・カウフマン監督は時代の空気を卓抜な映像で表現してみせてくれる。
8点(2001-04-22 17:33:47)
67.  悪魔の手毬唄(1977)
山間の古い村。由緒ある旧家。伝説を秘めた沼。多彩な登場人物。怨みのこもった人間関係。殺しの手口。陰惨さがそのまま華麗さに変容する独特のムード等々。横溝文学の世界を市川監督が良質のエンターテインメントに仕上げたシリーズ第二弾。印象的な主題曲から、ラストの金田一と警部との別れのシーンまで、その演出の旨みと作品に対する力の入れようは前作に勝るとも劣らない。が、この作品、推理モノというよりは殺人を情緒的に楽しむという点で、死の小道具が相手の屋号に因んだものとするには、あまりその必然性は無いし、殺し方にも無理を感じざるを得ない。第一、犯人の心理状態から考えて、そんなゆとりがある筈もなく、唯一不満が残る部分だ。
8点(2001-04-22 17:02:08)
68.  パニック・イン・スタジアム
不特定多数の人間を標的にする影なき狙撃者。まさにスタジアムをそのまま人質にしたかの様なイメージには、背筋が凍る思いがする。とりわけSWATが銃撃戦に備えて照明塔に登るけれど、逆に狙撃されて命綱でつながれたまま宙吊りになってしまう。試合に熱中している観客誰一人それに気づかないという描写のリアルさが凄い。作者が言いたかったのは、結局誰にでも狙撃者に成り得るという、現代の怖さということに他ならないという事だろう。
7点(2001-04-15 20:10:11)
69.  狼たちの午後
暑い昼下がりに巻き起こる銀行強盗事件を通して、人質たち、交渉を続ける警察側、そして強盗を犯した者とその家族等々、さまざまな人間が絡み合いながら徐々にサスペンスを盛り上げ、アメリカの現実を炙り出していく。これはまさにアメリカ映画が得意とするところで、S・ルメット監督はこのジャンルのお手本の如く、シャープな演出で見事な群像劇として手堅くまとめあげている。
9点(2001-04-15 19:14:08)
70.  風とライオン
疾走する馬と白刃をふりかざして闘う男たちの豪快なアクションを挿入しながら、ドラマの焦点は、ライズリイというひとりの男の男らしさに絞られていく。J・ボンド役を降りて、鮮やかに変身し甦ったS・コネリーが、とりわけ馬上で黒衣の民族衣裳をひるがえし、疾風のように去っていくシーンに象徴されるように、彼のヒーローぶりを堪能させられる。
8点(2001-04-08 01:12:50)
71.  カッコーの巣の上で
患者たちを精神病院という枠の中に縛りつけ閉じ込めているのが、彼らを治療すべき病院それ自体であり、主人公(太陽のように輝くJ・ニコルソンが素晴らしい!)こそが彼らを解放する者として登場するのだが、これは自由な精神とそれを容認しようとしない社会との戦いを、精神病院というひとつのフィールドで象徴的に描ききっている点がユニークで面白い。さらに全ての登場人物の中で最も地味で動きが少ない難しい役を、ルイーズ・フレッチャーが抑えた演技で圧倒的な存在感を示している点が、この作品のもうひとつの魅力ともなっている。
9点(2001-04-08 00:55:12)
72.  新幹線大爆破(1975)
当初、高倉健が悪役を演るということでセンセーショナルな話題となったが、いざ観てみると大納得。しかし感動作ではあるものの、その印象はあまりにも切ない。佐藤純弥監督のダイナミックでパワフルな演出は、当時流行のハリウッド製パニック大作に決して引けを取っていない。
9点(2001-04-01 19:53:35)
73.  バニシングIN60”
「60セカンズ」のオリジナル版。あくまでも車が主役で、登場人物やストーリーはカーアクションを始める為のキッカケであり、添え物に過ぎない。その潔さはむしろ正しいし、なりふり構わぬカーチェイスの面白さを際立たせている。
7点(2001-04-01 19:32:42)
74.  アリスの恋
夫に突然事故死され、子供一人抱えたアリスは家財道具を処分して、もう少しマシな地方都市へと車を走らせる。母子の前に広がるのは無限の荒野と長い道だが、心細くなりながらも元気を取り戻していく。これこそがフロンティア・スピリッツで、いかにもアメリカ的人間そのもの姿であり、その活力が彼女たちを生き抜かせていく。友達関係のようなアリス母子の描写が面白く、又、アリスがウエイトレスになって、最初は喧嘩ばかりしていた先輩格の女とやがて仲良くなって、太陽の光を浴びながら二人で話をしているアップの秀逸なカット等々、M・スコセッシの印象的な演出は冴えわたる。
8点(2001-04-01 19:19:13)(良:2票)
75.  合衆国最後の日
元軍人で狂信的愛国者と金目当ての要領のいい仲間とで、国家に対して機密文書を公表させる為、ミサイル基地を占拠して単独クーデターを起こす。全編ハラハラするようなサスペンスの連続で、ラストまで息を抜けない。登場人物の性格づけやその描写が的確で、又、それぞれが適役だと思う。“大統領の代わりはいくらでもいる”という視点が面白くもあり、怖い。
8点(2001-04-01 18:50:49)
76.  天国から来たチャンピオン
姿かたちは死んだ恋人とは異なるという設定であるのにも拘わらず、実際の画面上でははW・ビーティーがそのまま演じているという最大の問題=矛盾を抱えているのだが、J・クリスティがフットボールの選手に姿を変えた彼に、どことなく心の琴線に触れてくる記憶があり、引きずられるようについて行くラストには、やはりホロリとさせられる。
8点(2001-04-01 17:03:31)
77.  サスペリアPART2
「サスペリア」の続編のようでいて、実は同じダリオ・アルジェント監督の旧作で、邦題は前作とは関係なく配給会社が大ヒット作に便乗して強引につけたもの。(昔はこのテがよくありました)でも殺しのテクニックはさすがに凄まじく、ガラスの破片でのダメ押しや、熱湯で顔をメチャメチャにしたり、轢殺しをモロに撮ったり、人形を小道具に使うあたりもなかなか巧妙にできている。しかしただそれだけの事で、犯人の殺人の動機に説得力がないし、アルジェントの洗練された美学というものが微塵も感じられない。やはり音響効果だけでは支持は得られないという事か?
6点(2001-04-01 16:48:18)
78.  ブリキの太鼓
体格も表情もいたいけな子供そのものでありながら、その大きな目だけは、ほとんど老成した大人を感じさせてしまうほど冷徹で醒めている。この主人公オスカルは戦争(=ナチス)を拒絶するために自ら成長を止め、声高に抗議するあまりガラスを割ってしまう。彼はあらゆるこの世の対立する両極を冷静に見つづける、善と悪のどちらをも自在に操る異端児のようである。彼を演じるダーヴィト・ベネントの適役ぶりと、見事なほどの好演は万人の認めるところであり、彼でなければこの作品は成立していなかったのじゃないかと思うほど魅力的だ。
10点(2001-03-24 23:36:57)
79.  マラソン マン
非日常な事件に遭遇することで、日常の中に潜む現代の不安感を描く。事件に巻き込まれたときに、初めて自分がひとりぼっちであり、孤立無援であるということを思い知らされる主人公。その彼の健康な歯を痛みつける拷問シーンや、殺し屋がピアノ線のようなもので首を締めるシーン、そして鋭利な仕掛ナイフ等々、生理的なスリル感を嫌というほど刺激させられる。出演者の中ではナチス残党で貫禄十分のローレンス・オリビエの無表情な残酷さが不気味だ。
8点(2001-03-24 23:14:05)
80.  1941
「ジョーズ」「未知との遭遇」と快進撃を続けてきた後のスピルバーグの新作は、なんとスラプスティック・コメディときた!しかし期待が大き過ぎたこともあって、なにか肩透かしを喰らったような不出来な印象を受けた作品。彼の無邪気さや天真爛漫さが、悪ノリに過ぎて裏目に出てしまったようである。が、しかしこのオモチャ箱をひっくり返したような映画を唯一救ってくれたのは、今は亡きジョン・ベルーシの強烈な個性と怪演にほかならない。
7点(2001-03-18 23:38:37)
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