61. メン・イン・ブラック2
期待していなかった分、楽しく見れました。前作のような大きなゴキちゃんも出てないし…。パグが良かったっす。 7点(2004-02-25 23:53:27) |
62. メン・イン・ブラック
ゴキちゃん踏み潰してグチャ~って、気持ち悪りぃ~。もっと怪物が『綺麗に』大暴れしてくれれば、もっと楽しめたんですけどね~。 6点(2004-02-25 23:46:42) |
63. メメント
アイデアは面白かったし、「やられた感」もあったのですが、どうも好きではありませんでした。期待度が高すぎたのかもしれません。ジョー・パントリアーノが良い味出してました。 6点(2004-02-25 23:39:10) |
64. メトロポリス(2001)
《ネタバレ》 好きな子を何があろうと全力で守ろうとするケンイチは「天空の城ラピュタ」のパズーみたいに見えました。ケンイチの人物描写ってほとんど無いんですけど、そういう分かりやすいキャラクターは好きなので、彼に無条件で感情移入できました。娯楽映画として楽しめたし、ドラマとしても泣けました。 8点(2004-02-25 22:39:48) |
65. デス・フロント
《ネタバレ》 き、気持ちわり~。(×_×;) 戦争が舞台のSF・ホラーなんですけど、僕はヒュー・オコナー目当てで見ただけなんです。一応CMは見たことあったけど、ここまでグロいとは思いませんでした…。死体の描写がグロくて(リアルに描いただけなのかもしれませんが)オエェ~だし、SFホラーでドッヒャ~だし、実はスリラーでオッ!?って感じでした(表現下手すぎ)。何はともあれ、お目当てのブラッド・フォード役のヒュー・オコナーはやはり良かったです。どの映画に出ていても独特の雰囲気をかもし出してます(ちょっと贔屓してますが…)。他にもかなり個性的な俳優がたくさん出ていて、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル、「穴」でキーラ・ナイトレイ、ゾーラ・バーチと共演したローレンス・フォックス、「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキスなど、どこかで見たことあるような?という俳優がズラリで結構見ごたえアリ。内容的にはただのホラーに留まらず、既に最初の戦闘で登場人物は死んでいたようで、舞台となった塹壕はあの世への通過点だったのか何なのか、真相を明らかにさせない終わり方。この「何だったの!?」っていう訳の分からなさは恐怖の原点でもあると思うし、議論の余地を残して終わるところに独特の美学を感じました。また、敬虔なクリスチャンだったブラッド・フォード(ヒュー・オコナー)だけが「自分の中に死を感じる」と自分の死を確信していたところは、オオカミさんも指摘しているように宗教的だな~と感じました。見終わった後は結構感心したんですが、見ている間はグロいのが何とも…。( ̄∀ ̄;) 6点(2004-02-21 14:45:34) |
66. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 この映画で関心したところは前半部分で主人公ジョン・ナッシュが見ていた幻覚の世界をジョンの視点で描き、後半では現実に起こっていることをジョンの奥さん、アリシアの視点で描いている点です。ルーム・メイトのチャールズとの思い出、世界を救うという任務とそれをを与えてくれたパーチャーなど、ジョンの掛け替えの無いものが全て幻覚だったということをジョンが受け止められない気持ちは、ジョンの世界を一緒に見てきた観客は痛いほど分かる仕組みになっています。このように統合失調症の患者の気持ちに共感することで、統合失調症の患者が「現実」を認識することの辛さとそれを支える人の辛さも同時に味わい、統合失調症の理解を深められるという見方も出来ますし、偉人の伝記を単純に描くだけで終わらせないところがとても意義があると感じました。ただ、ジョンを熱演したラッセル・クロウは素晴らしい演技をしていたと思いますが、この映画は彼の土俵では無いと思います。幻覚だったエド・ハリスとポール・ベタニーのキャスティングは最高だったと思いますが。 7点(2004-02-21 14:27:26) |
67. ハンテッド(2003)
《ネタバレ》 ワイヤーアクション、CGが主流の時代において、派手な銃撃戦でもなくナイフとナイフの一見地味で昔ながらの男と男の勝負に真正面から取り組んだチャレンジ精神には、それだけでまず1票上げたくなる。戦う2人の間にあるのは不幸な運命が招いた不条理であり、その不条理に悲しみを覚えながらも殺しのエキスパート達の一瞬も気の抜けないギリギリの戦いにスリルを覚える。そして、2人にしか分からないこの不条理こそがドラマチックであり、周りの者には手出しの出来ない運命的な戦いをトミー・リー・ジョーンズとベニチオ・デル・トロが見事に演じきっている。そんな中、2人の戦いに水を差すのがFBIの女性捜査官である。ハラム(デル・トロ)が彼女の尊敬する捜査官2人を殺害したことで、彼女は生死を問わずハラムを捕獲しようと多くの捜査員を動員する。ハラムの力を持ってすれば、これからあと何人犠牲者が出るか分からないことを確信しているL.T.(トミー・リー・ジョーンズ)は、自分の手でハラムを何とかしなくてはならなくなってしまった。こうして2人の戦いは運命付けられてしまうのだが、そんな理由付けはむしろ蛇足であったように思う。周りが余計なお膳立てをしたために、ハラムを救えなかったというL.T,の悲壮感が最後まで生きてこなないのだ。2人が戦う理由はハラムの悲惨な戦争体験によって受けた心の傷と、L.T.に裏切られたという誤解で十分なのだ。誰の邪魔も無い、L.T.とハラムの死闘を見てみたかった。 6点(2004-02-21 14:21:28) |
68. バガー・ヴァンスの伝説
《ネタバレ》 監督はあの名優ロバート・レッドフォード。主要な登場人物はマット・デイモン、ウィル・スミス、シャーリーズ・セロンとキャスティングは若手中心ながら実力のある者ばかり。そしてベテラン俳優のジャック・レモンも映画の最初と最後に登場し、映画を引き締めています。音楽、映像はとても綺麗なのですが、内容が今ひとつ…。一番の疑問は、この映画は題名のとおりバガー・ヴァンスの伝説だったの?というもの。というのもハーディ氏(ジャック・レモン)の子供の頃の視点で映画が描かれているわりに、ハーディ君とバガー・ヴァンスの絡みがあまり多くないし、どちらかと言うとジュナとアデールの恋愛の行方に重点が置かれていたような気がします。さらに、バガー・ヴァンスの凄さがいまいち伝わってこないので、主人公はマット・デイモンに思えてしまうんです。題名と内容が一致していないのは問題だと思います。 5点(2004-02-21 14:05:32)(良:1票) |
69. イディオッツ
《ネタバレ》 「イディオット(Idiot)」は「愚か者」とか、「ばか者」、「白痴」の意。さて、映画の中のイディオッツ・グループは「正常」であるにもかかわらず、社会に上手く適応できず、社会から排除されてしまいました。「精神異常な人は社会で守らなければならない。」という社会的規範を逆手に取って、彼らは精神異常の振りをして無銭飲食を繰り返し、働かずに生きています。僕は正常な人間であるイディオッツ・グループの人たちが自分を精神異常に装うことで、「自分は精神異常のふりをしているんだ。だから自分は正常なんだ。」と社会に適応できなかったという現実から目を背けようとしているように思いました。また、イディオッツ・グループは食事中にヨダレを垂らしたり、とんでも無い行動を取っているのに、一般の人は平静を装って対応します。そんな一般の人の「私は精神異常の人を差別をしませんよ」という偽善をイディオッツ・グループは裏でバカにしたりもします。そういう彼らの姿勢は、「正常」であるはずの自分たちがどうして社会から排除されてしまったのに、「異常」と判断されている「精神異常」の人たちがどうして社会から守られるのか、という「社会」、「現実」に対する皮肉なのだと思います。人間社会の不合理を鋭くえぐり、何が「正常」で何が「異常」なのか、人間とは何かという疑問を観客にぶつけた後、フォン・トリアー監督は答えを示さないまま、中途半端に映画を完結させてしまいます。何を感じ、何を思ったのか、監督に試されているような映画です。 8点(2004-02-19 09:53:11) |
70. ボクと空と麦畑
《ネタバレ》 パッケージと邦題のイメージでは何となく心温まるほのぼの映画かな~と思って借りてみましたが、本当はイギリスのジメっとした雰囲気とゴミの悪臭が立ち込めてくるような暗く陰湿な話です。友達の死を目撃してしまった主人公の少年の心はスコットランド独特の雰囲気そのままに晴れません。少年の心の闇を癒してくれるのは、彼が発見した麦畑の見える家だけです。その秘密の場所に行く事で彼は心の平静を保つ事が出来ました。そして、息を呑んだのは主人公の少年とその家族が迎える結末です。やりきれなさの残るこの結末は心を沈ませます。しかし、この完成度の高い暗さが、なんとも美しい。 7点(2004-02-19 08:52:54) |
71. ROOM 13
部屋番号が「13」の部屋で起こる、「13」の短編で構成された映画です。 一つ一つの短編はとてもよく出来たサスペンスだと思いました。ただ、サスペンスに簡単に騙される体質なのにもかかわらず、全編を一気に見たせいか頭がサスペンス慣れしてしまって7、8話目くらいから結末が見えてしまいました。と言うわけで13話連続で見るのはお薦め出来ません。 7点(2004-02-15 16:11:27) |
72. ビースト/巨大イカの大逆襲(TVM)
B級映画の魅力満載です。見ていてもあんまり力も入らず、ほどほどの恐怖とスリルを味わえます。しかし、B級と言えども意外と出来が良かったりします。最近、テレビでやらなくなっちゃいましたが…。 5点(2004-02-11 00:00:57)(良:1票) |
73. アザー・ファイナル
ただブータンvsモントセラトの一戦が流れるだけかと思っていましたが、これが大間違い。ドキュメンタリータッチで描かれていながら、それでいてスタイリッシュ。introductionでこの映画に引き込まれました。作り手が本当にスポーツを愛していて、それを精一杯伝えようとしているのがよく分かって、感動しました。あぁ、スポーツって素晴らしい。 8点(2004-02-07 04:12:22)(良:1票) |
74. 愛してる、愛してない...(2002)
《ネタバレ》 精神異常でほとんど面識も無いのに勝手に恋をしてしまい彼女から見た世界を最初に描き、その後、ロイックの世界を別の角度から語るというストーリーはなかなか面白い。アンジェリクの妄想から生まれた恋物語ですが、どんどん話が大きくなっていってしまい、色んな事件に波及していく様子も無理やりな感じも無く、ストーリーに惹き込まれてしまいました。アンジェリクが画家という設定もちゃんと活かされていたのも良かったです。ラストシーンで精神病院の部屋に薬でロイックの姿を描いていたと言う事は、薬を服用していなかったということ。病気の治っていないアンジェリクはどこへ向かったのか…?怖いですね~。 7点(2004-02-07 04:05:04) |
75. サラマンダー
《ネタバレ》 地球を征服したドラゴンの脅威に怯えながら地下で生き長らえる人間が、自分たちの未来のためにドラゴンを倒しに行くというストーリーもありきたりだし、ボスを倒せば終了という結末もありきたり。別に未来という設定である必要も無いし、ツッコミどころ満載でした。でも、ドラゴンはスゴかった。そんなドラゴンに否応無しに注目が集まってしまいますが、この映画で一番焦点が当てられているのは実は人間なのです。飢えに苦しみながら、いつドラゴンが襲ってくるのかという恐怖。ドラゴンの圧倒的な破壊力の前に成す術のない人間の絶望感。共に生きてきた仲間を亡くしたという失望。それでも、人間絶滅の危機を何とかして生き伸びようとする希望。ドラゴンに怯えながらも立ち向かっていこうとする人間の表情には凄みがあり、見ていてゾクゾクしました。ストーリー、設定などの粗さは酷かったけど、酷すぎて黙認できました。 8点(2004-02-07 03:58:53) |
76. すべての美しい馬
《ネタバレ》 いきなり主人公・ジョン(マット・デイモン)と親友レイシー(ヘンリー・トーマス)の「死ってどんなだろうな~?」という陰鬱な会話から始まります。そしてこの映画の内容も予想された通り重い内容でした。しかし、その割りに映画が終わった後何か感じたかというとよく分かりません。結局、アレハンドラ(ペネロペ)との恋愛も、ブレヴィンズ(ルーカス・ブラック)の死を目撃するのも、レイシーとの友情も含めてジョンのヒューマン・ドラマだったわけですね。それにしては「馬」に固執する理由がよく分からなかったし、最後、主人公のジョンも何か変わったように見えなかったし、ジョンの経験しきたことがラストシーンで活かされていないような気がしました。。「スリング・ブレイド」に引き続き、リビー・ボブ・ソーントンが何を言いたかったのか理解できず…。 4点(2004-02-07 03:53:19) |
77. X-MEN2
《ネタバレ》 このX-MENの世界ではミュータントはいわゆる社会的マイノリティである。アメリカ人は反・ミュータントデモなんかを各地で起こしているし、政治においてもミュータントを排除する方向性で動いていたりする。今作はリンカーン大統領の演説から映画が始まったり、アイスマンが実は自分がミュータントであることを両親にカミングアウトするシーンを見ると、明らかに社会的マイノリティを意識したテーマがこの映画の根底にあることが分かる。ミュータントに対する偏見・無理解は現実の我々の姿勢にも当てはまるものだし、アメコミという子供のためのエンターテイメントにこのような社会問題を織り込んでいるのは相変わらず興味深い。監督のブライアン・ジンガー自身、同性愛者であることをカミングアウトしているから、こういう問題について語らせたら説得力がある。ただ、彼には悪いが実際エンターテイメントとして見るとそれほど出来が良いとは思えなかった。この映画はとにかく分かりづらいのだ。キャラクターが多すぎる上に、人間、善玉ミュータント、悪玉ミュータントという三つ巴がごちゃごちゃに入り混じって混乱しすぎ。パイロが悪玉ミュータントについて行ってしまう理由は全然分からないし、(個人的にはこんな行動を取ったパイロは、後に重要な位置を占めると思う。)ジーンの自己犠牲の精神は後からプロフェッサーが「あの娘は昔は…」と説明するだけ。そして、ストーリーに色々と詰め込みすぎた結果、X-MENたちのアクションシーンもかなり削られてしまったように思う。ただ、そんな中活躍していたのは新しいキャラクターで瞬間移動のできるナイト・クロウウラーと悪玉ミュータントで誰にでも変装できるミスティークの2人。新人と敵の一味が活躍しちゃっているこの映画、X-MENというタイトルが虚しいとは思いませんか…? 6点(2004-02-07 03:43:59) |
78. CQ
あまり深みのある映画ではありませんが、レトロでポップな映像は好きなので、基本的には飽きませんでしたね。「ドラゴンフライ」もなかなか面白かったですし。 6点(2004-02-07 03:31:44) |
79. デッドコースター
《ネタバレ》 ファイナル・デスティネーションの続編。グロ度がパワーアップ。次々にグロ~く死んでいく主人公たち。今回もこのグロ~く死んでいく様子を楽しむ映画になっている。(人の死を楽しむなんてモラル的にどうかとも思うのだが、映画だし、R-指定も付いているので大いにやっちゃってください。)しかし、ただ人が死んでいくのをボ~っと見るだけではない。明確な敵というのは存在せず、相手にするのは「死の筋書き」、つまり運命なのである。この運命をいかに回避していくか、というのがこの映画の軸であり、その過程で仲間の誰がどのように死んでしまうのかというスリルを描いているのだ。この「死の筋書き」の謎解きサスペンスと「仲間の死」のホラーのバランスが非常に良く、オチも遊び心があって最後まで観客へのサービスを忘れない。また、1人目の犠牲者が死ぬ前、冷蔵庫に貼ってあったアルファベットのマグネットが「E」「Y」「E」と並んでいてで「EYE(目)」という単語を作っていたのに気が付いたのだが、その1人目の犠牲者は最後、目を刺されて死んでしまったのだ。他の死を予知させるようなヒントは見つけられなかったのだが、この映画では主人公の予知以外にも観客に次なる死へのヒントを映像のどこかで出しているのかもしれない。そういったヒントを映画の中で探すのも一興かもしれない。ホントにサービス満点な映画。 8点(2004-02-07 03:24:21)(良:1票) |
80. ファイナル・デスティネーション
《ネタバレ》 飛行機事故を予言したアレックスの身の回りの者たちが次々と変死を遂げることで、警察はアレックスが全ての首謀者であるかと疑いをかける。実は全部死神の仕業で死の筋書きが招いているものなのだが…。こんな理由で警察に追われながらも、目に見えない死神を相手に死のゲームに挑むスリルサスペンスなのだが、映画が進むにつれて少しずつテイストが変わってくる。生き残った7人の最初の犠牲者・トッドはバスルームで足を滑らせ、首にワイヤーが巻きついて死んでしまう。次なる犠牲者・テリーはバスに轢かれて即死。3人目の犠牲者の先生はパソコンの破片が頚動脈を切り、最後はキッチンのナイフが胸に刺さって死んでしまう。あそこまで偶然らしく見せかけられて結局死んでしまう人たちを見ると、アレックス達がどのように死神から逃れるのかと言う事は二の次になって、今度は誰がどういう死に方をするのかということが気になってしまう。実はこの映画はサスペンス映画である一方、いかに残酷な死を見せるのかというホラー映画でもあったのだ。しかし、ただのホラーとは違って、「怖いもの見たさ」を満たすだけで終わらない。というのも「死の筋書き」というコンセプトがしっかりとストーリーを支えていて、きちんとオチにも反映されているからだろう。現実にはあり得ないストーリーで楽しませてくれる。映画はこうでなくっちゃ。 7点(2004-02-07 03:14:32)(良:1票) |