821. インサイド・マン
舞台は限られ、展開も乏しいが、巧みな語り口のおかげで堪能できる作品。 しかし、あのオチは成立しないだろうと考えると・・・このぐらいの評価にせざるを得ない。 [DVD(吹替)] 6点(2007-01-18 13:44:48) |
822. 虹の女神 Rainbow Song
こういう子がいて、いなくなる。その子の持つ想いや情熱と一緒に・・・というのを表現した作品。 あくまでそれを表現した作品であって物語として作られているわけではないので、そういうものを期待した人には不評かもしれません。 私は不器用な人の片想いが好きなので、その部分だけでも観る価値はありました。 [映画館(邦画)] 6点(2007-01-16 08:48:10) |
823. ニライカナイからの手紙
ワンアイデアで山もなく終わる。しかも、タイトルでそのアイデアすらもネタバレさせてしまっている摩訶不思議。 [DVD(邦画)] 1点(2007-01-16 08:34:46) |
824. カスタムメイド10.30
奥田民生と木村カエラを使うだけで企画をとおした映画。 撮りたい映像を撮りたいだけで物語に興味を持っていない専門学生的駄作。 [映画館(邦画)] 0点(2007-01-16 08:28:55) |
825. ハチミツとクローバー
役者は従っただけなのでしょうがないとしても、ここまで駄目な脚本と演出はないでしょう。 殆ど方向性のない説明的なシーンが続くために新人監督が扱うには不向きな内容。何より脚本家をもっとマシな人にしてあげるべきだった。 [DVD(邦画)] 0点(2007-01-15 00:26:09) |
826. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
チャーリーの心理を掴めぬままに終わった。何故あの老人にあそこまで献身するのかな? [地上波(字幕)] 4点(2007-01-09 13:24:41)(良:1票) |
827. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 観客へのアプローチが巧妙。内容自体は至極単純な話。 それにしても、この内容のままでは最後の展開がどう転ぼうと、このお嬢さんは安い女のような気がするんですが。 不倫相手とくっつくのは勿論のこと、看病してくれて自分のために会社辞めた男だからといって、その程度で恋心に変わります? なんとも安くて痛い女性だな~。男の妄想の域に留まっているのが勿体ない。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 13:19:51) |
828. 天空の城ラピュタ
強いて言えば、もう少しパズーの行動動機をわかり易くて強いものにしていればより傑作になったと思う。 [地上波(吹替)] 9点(2007-01-09 13:11:23) |
829. 耳をすませば(1995)
他者と出会い、影響され、挑戦し、挫折する。段取りを踏んでいるだけでプロットというものが存在しない。 恋愛の描写は終始「ごっこ」の域を出ず、無闇に希望を与えているだけでいかがなものだろうかとも思う。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-01-09 13:00:23) |
830. ローマの休日
オールタイム・ベストなんて企画では必ず上位にあがる古典的名作ですが、まさしく古典。今さらこの薄っぺらい内容で満足は得られない。 わざわざケチを付けるような箇所はないと思いますが、現実にフィードバックできるようなテーマ、メッセージが見受けられない。今ならもっとドラマ部分を掘り下げるでしょうね。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-06 22:08:18)(笑:1票) |
831. 素晴らしき哉、人生!(1946)
良い人の苦労が報われるというカタルシスに着地するのは結構なのですが、それだけの話でもある。 主人公が全くブレない、つまりドラマがない。 その報われ方もご都合的ですし・・・。 まんまと泣かされてしまいますが、それはカタルシスへの構成がしっかりしているからですし、願望を満たしてくれているに過ぎない。 ということで、そこだけを評価します。 [DVD(字幕)] 2点(2007-01-06 04:36:11) |
832. 嫌われ松子の一生
この作品にプロットというものは存在しない。ただただ松子の生涯を綴っている。故にテーマを観客に委ねる作品なので、各々が得たものがいかに有意義であったかでその評価も変わるのだろう。 自分としては「生きることは欲すること」とみたのですが、既知であり、「トゥルーマン・ショー」のようなプロットで語られている良作を知っているのでこの評価。 [DVD(邦画)] 2点(2007-01-05 22:26:23) |
833. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 コメディに徹するあまりオチとして家族の性格すら変えてしまうという危なさはありますが、そんな問題に目を向ける気にならない程楽しめる作品です。 [地上波(吹替)] 10点(2007-01-05 22:10:13)(良:1票) |
834. ルパン三世 カリオストロの城
宮崎駿は悪役が想定され、その人物を倒すとともに物語も終焉を迎えるという手順の作品以外はどれも強引な展開があるように思う(「トトロ」は例外)。 特に近作のとっちらかり様は観るに堪えない。 今一度「敵」を作った娯楽作を希望。 [地上波(吹替)] 10点(2007-01-03 22:41:57)(笑:1票) |
835. 風の谷のナウシカ
王蟲の大群に轢かれても死なず、彼らによって治癒され、伝説の人は彼女だった、で突然締めくくる。 それまでの流れを超越した展開。 物語性ではなく、イベント性で山場を作ってしまう力技。 子供の頃は素直に感動していたことを考えると宮崎駿の演出って凄いんですね。でもストーリーテラーとしては・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2007-01-03 22:33:56) |
836. 千と千尋の神隠し
基本的に物語になっていないので評価する以前の問題。 パラレルワールドの設定が定かでないために何でもありの世界観。 そして、千尋の情報も少なすぎる。 彼女の人間性をさして示さぬままに状況に巻き込まれても感情移入できませんし、、状況に巻き込まれてからは自我が曖昧になっていく設定では彼女を通して語られる意味がない。 物珍しい世界を楽しむだけのアトラクションムービー。 [試写会(邦画)] 1点(2007-01-03 22:27:28)(良:2票) |
837. ハウルの動く城
どのキャラクターも何をどうしたいのか、どうなりたいのかわからない。 戦争入れる意味あったの? 恋愛入れる意味あったの(というか、何故二人は惹かれあうのやら・・・)? とにかくグチャグチャです。 [試写会(邦画)] 0点(2006-12-31 22:59:14)(良:1票) |
838. THE 有頂天ホテル
コンセプトは全うしているものの、登場人物分だけ薄まってしまった内容。それは笑いにも然りで、積み上げて崩す定石が見受けられない。 映画的に面白そうというものより、三谷幸喜本人が面白いと思うもので勝負してもらいたい。 [映画館(邦画)] 3点(2006-12-30 23:44:02) |
839. 時をかける少女(2006)
漠然と変わらないと思っていたものは脆く、些細な変化でさえ世界を変える。 自身の行動も世界を変える力を持つ。 可能性は目の前に数多広がり、全ては行動を契機とする。 世界を、自身を肯定し、行動する勇気をくれる作品です。 [映画館(邦画)] 10点(2006-12-26 15:45:15)(良:3票) |
840. スティング
騙しあい・どんでん返しの代名詞的名作と評されているが、今それを期待して観ると拍子抜けを食らう。 騙しあいは進化しているんですね。 未だに評価が高いのは古典に対する敬意と当時熱狂した人の追憶によるものではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 3点(2006-12-26 15:31:48)(良:1票) |