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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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861.  踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
最終作なのか、これから新シリーズを始めようというのか、よくわからんタイトルですが、前者だとして(多少、疑心暗鬼)、まあ、有終の美と言ってよいのではないでしょうか。 ビール騒動を始め、細かいギャグがふんだんに盛り込まれて、ちょっと悪乗りし過ぎかとも思うのですが、それでも物語の中心となる事件の魅力で、グイグイ引っ張ります。今回の事件においては、いわばこのシリーズを特徴づける「本庁vs所轄」「会議室vs現場」といったテーマがズバリ、軸となっていて、そういう意味でも、シリーズ総決算、という趣きがあります。ゴタゴタした署内の描写とか、大規模な展示会の描写とか、スケール感には事欠かないし、物語における伏線の数々にも唸らされたり。 しかし最終作の最終作らしさというと、青島クン、ここでも颯爽と走って見せる、のかと思いきや、コケちゃうのよね、腰痛だから。長年の現場生活で、彼もボロボロなら、すみれさんもボロボロ。いや私もボロボロなんですけどね、ははは。 深刻な事件を荒唐無稽な展開でぶった切って見せた後、このラストにはいささかコソバユイものがありますけれど、また新しい一日が始まるんだなあ、という訳で、気持ちよくシリーズを締めくくってくれました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-01-23 21:40:17)
862.  タイム・トゥ・ラン
正直、最初の方は、例によって例のごとく画面がチャカチャカしたタイプの映画で、こりゃダメかと思ったんですが、スミマセン、大変に面白かったです。失礼しました。 冒頭、謎の一味がバスジャックするところから始まって、物語はいったん過去に戻ってそれまでの経緯を描き、中盤以降はバスジャックの顛末を描く、という二度美味しい趣向。それぞれがしっかり見せ場になってます。意外な展開も見どころ、ですが、その点については見てのお楽しみ、ここでは語らないことにしましょう。 こういうちょっと安そうな映画にロバート・デ・ニーロが出演しているとなると、さぞかし一人で目立った演技でもしまくるんじゃないか、と心配になりますが、意外や意外、そんなことはありません(それでもやっぱり若干浮いてる気がしてしまうのは、スターの面目躍如?)。彼だけではなく、それぞれの登場人物がそれぞれに存在感を出していて、物語に貢献しており、それぞれの印象をしっかりと残します。例えばジーナ・カラーノ。持ち前の格闘路線で暴れ回る訳でもなく、女性警官役を淡々と演じてますが、強そうな意志を感じさせるその表情は、まさに彼女ならではのものと言えるでしょう。 あと、作品の中に、「通常のタバコ」と「電子タバコ」とが登場して、その両者が、心の動きみたいなものを暗示していたりするのですが、これが意外な効果をあげているように感じられました。何故って、通常のタバコは火を灯されて赤く光り、電子タバコは電子タバコで奇妙な黄緑色の光を発する。暗がりの中で光を発するアイテムって、映画の中では非常に印象的なんですね。我々の意識を惹きつけ、ハッとさせる、その光。いやはや、こうやって結局、デ・ニーロがおいしいところ持って行っちゃうんだなあ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-01-21 21:23:56)
863.  ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦
フィンランド製の戦争映画、オリジナル完全版197分。長いですよ。って、言うまでもないけれど。 特に物語らしきものもなく、これといって背景が語られることもなく、ただただ、どことも知れぬ雪原での戦闘が続きます。家庭では普通の男たちであったものが、戦場では兵士となって、そこには兵士としての彼らの日常がある。日中は弾が飛び交い、戦車が迫ってくる一方、夜には束の間の休息があって。また時にはサウナにも入ったりして。そしてまた戦闘が始まれば、塹壕に身を潜め、戦車に立ち向かい、吹き飛ばされた仲間が肉塊と化すしていく、そういう日常。どことも知れぬ雪原で死んでいく仲間たち。 そんでもって、延々と描かれた戦闘が、突然終わりを告げるラスト、ってのはなかなか衝撃的です。もはや、この映画の長さ、戦闘シーンの長さ自体が、完全版ではひとつの意味を持っているとも言っていいのではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-12 11:34:29)
864.  空母いぶき 《ネタバレ》 
この作品、観てると、あれやこれやのシーンで「そりゃアカンでしょ」とケチをつけたくなり、次から次に不満が続出するもんでメンド臭くなって、何に不満だったのか、忘れてしまいました。ゴメンなさい。 それは無責任だろうって?おっしゃる通りですスミマセン。では頑張って何とか思い出してみると。 まずこの空母いぶき、何人くらい乗ってるんですかね。いやはやこの、スケール感の無さ。ホントは大勢乗ってるんでしょ? 国家の危機とかいうのもあるけれど、まずこの現場において、大勢の命がかかってるんでしょ?ホントは。 他の艦も同様。何人乗ってます、何人の命がかかってます、という、単なる数字。 まるで数人しか乗っていないような空母いぶきとは言え(笑)、その内部をさまざまな形で描いてスケール感を出してくれたら、あるいは舞台であるこの空母の魅力を描き出してくれていたら、見てて嬉しくもなりますが、そういう描写も貧弱で。空母に乗り込んだ記者たちが行動を制限されていることを言い訳に、描写もチャッカリと制限しちゃってる? 今回たまたま乗艦していた記者(本田翼)は、「私はすべてを目撃した」みたいなコトを言うけど、一体何を目撃したんでしょう? 映画見てた私は、何の悲惨な光景も見てませんよ? いかにもCGな炎上シーン(どんな被害なのかサッパリわからない)は確かに見た気がしますけども。あるいはあの不自然にとってつけたような人道シーン? これでは、どっからどう見てもこの記者、自衛隊の都合のいい広告塔にしか見えなくって。 西島秀俊と佐々木蔵之介との間の緊張感、ってのが物語の軸なんだろうけど、サスペンスにはおよそ程遠い中途半端なもの。西島秀俊の顔に安心印がついてしまってます。 そもそも敵の攻撃が場当たり的過ぎるのも、盛り上がらない点。相手が何を考えているかわからない時の不気味さ、ってのは、確かにあるのかも知れませんが、さすがにこれほどの拙攻では、コワくないですよね。 以上、このくらいは何とか思い出したので、勘弁してください。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2020-01-12 10:47:50)
865.  殺しが静かにやって来る 《ネタバレ》 
マカロニとかスパゲッティとかいう西部劇のタイプとはだいぶ印象が異なって、雪に囲まれた町と山岳地帯が舞台。音楽もノリのよいマカロニ調ではなくって静かなものが多く(酒場ではショパンが流れてます・・・?)、抒情的です。むしろ、もはやオカルト映画のテイストに近いかも。ときに、大胆な、というか、乱暴な、というか、単に「雑な」というか、そういうカメラワークが、どこかオドロオドロしい雰囲気にも繋がってますし、やってることも結構エゲツない。実際、保安官が馬車の窓から外を見たらそこに逆さ吊りの死体の顔、なんていうシーンは、犬神家もビックリです。 オハナシの方は、途中までは正直、よくワカラン。っていうか、一体誰が主人公なんだよ、と。誰がと言えばそりゃ、トランティニャンなのでしょうけれど、そもそもの印象が強くない上に、役どころはサイレントサムライならぬ、サイレントガンマン。セリフが無く、出番も多くなく、さらに印象が薄くなっちゃう。敵役の方がむしろ、クラキンみたいな強烈な人相で(←本人です)存在感を示しまくってます。しかし、どんなに女優の顔が怖くっても物語の中心にいればそれはヒロインなのであり、ヒロインとラブシーンを繰り広げてそこにとってつけたように情熱的なBGMが被されば、残念ながらこのトランティニャンが主人公なんだろうと認めざるを得ないわけです。 とか何とか、ボロクソ書いてますけれど、物語の進行とともにちゃんと焦点が結ばれていくのは、さすが(カメラの方は、ときどき焦点がボケてますが・・・)。人質をとった敵が待ち受ける死地へ、ひとり赴く主人公。この場面、ヒロインが敵の伝言を主人公にまるまる伝えた上で「これは罠よ、行かないで」などというくらいなら、そもそも伝言を伝えるなよ、と言いたくなるのですが、まあこれは、こんなヒロインと結ばれてしまった主人公が不幸だった、ということで。 まさかまさかのラストです。いや、まさか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-12 09:49:07)
866.  ランペイジ 巨獣大乱闘
ゴリラとオオカミが巨大化して、ワニがさらに巨大化して、街中で大暴れする。というシンプルな怪獣映画。ドウェイン・ジョンソンは巨大化しませんが、一緒に大暴れ。 とことん暴れ回ってくれるので、怪獣映画としては上出来でしょう。ひたすら破壊が繰り広げられるハチャメチャの中で、瓦礫が上から降ってくる描写などの芸の細かいところもあったりして、こういうのが結構楽しかったりします。 同じく街が破壊されるドウェイン・ジョンソン映画でも、かつて『カリフォルニア・ダウン』などというツマラナイ映画があったけど、コチラの方が数段面白いわい、と思ったら、実は同じ監督だったのね。残念。って別に残念がることでもないけれど。 いずれにせよ、レジェンダリーが、次はゴジラとキングコングを映画の中で戦わせるんだとか何とか言ってるけれど、本作ほどは盛り上がらないと思うよ、きっと(という予想が裏切られるに越したことはないけれど)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-08 21:23:59)
867.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
スターウォーズってのは結局エピソード4~7で終わってた、ってのは少なくともある世代以上の人たちは皆、感じていることなんだと思うのですけれども。エピソード1に「なんじゃこりゃ」と思いつつも、「でもスターウォーズってもともと、こんなもんだよなあ」と思った時点で完全に終わっていて。で今回、ついにエピソード9、何だかんだ言っても今までお世話になったこのシリーズ、ラストがどう締めくくられるかには何の興味も無くっても、やっぱり皆で最期を看取ろうか、という気持ちにもなりますわな。 で本作。まあ、やっぱり、スターウォーズって「こんなもん」でした、という印象。そういう意味では、小さい不満はあっても、大きな失望なんてものは「あろうはずが無い」んですけどね。で、「ありがとう」と言いたい気持ちはあるのだけれど、ルーカスの手を離れた今、もはや誰にお礼を言ってよいのかもわからない・・・。 最終作でついにC-3POがマスクを脱ぐのか?という事に関しては、ネタバレして申し訳ないですが、脱ぎません、ハイ。C-3POを演じるA・ダニエルズはかつて、誰にも顔を知られていなかったのでアカデミー賞授賞式の会場から摘まみ出されかけたことがある、という噂がありますが、ついに全作出演を達成。お礼は彼に言っておくべきですね。ありがとう。 それはともかく。 悪い予感ってのはやっぱり事前に無い訳ではなくって、ああ、やっぱりそうなっちゃったか、というのが正直なところ。ミニチュア撮影がメインだったエピソード4(これが結果的に奇妙な非現実感を出していた)でもごく一部に試験的とでもいうべきCGが導入されて以来、エピソード7で「CGでここまでできるのか」と感心させられた時点で、「観る驚き」としてはほぼ飽和。今回は最終作だからきっと、宇宙空間での一大決戦が描かれるのだろう、だけどその際、スケール感はうまく表現しきれないんだろう、と思ってたら、まさにその通り。いや予想をやや下回ると言っていいかもしれない、大味な描写。 ストーリーも詰め込み過ぎ、というほど中身が濃い訳じゃないけれど、映画全体が描写を端折り過ぎている印象で、思い入れの乏しいシーンが次々に垂れ流しされていってしまう。別に我々は「最後どうなるか」だけを楽しみに見ているわけじゃなくって、例えばあの嵐の中、大きくうねる波の中を船出すると、どんな危機的な事態に陥るか、ってのだって、もっと見たい訳です。CGが一瞬、目を引くけれど、どれもこれも一瞬しか目を引かない。 その点、ライトセーバーでのチャンバラは、とことん見せてやろうというこだわりが感じられ、主演二人も見事に演じていますが、チャンバラを長々とやることばかりが能でもないでしょう。日本の時代劇なら、剣を合わせるまでのタメの部分にこそ見せ場があったりするしね。 エピソード8は賛否両論あるらしいですけれど、登場人物たちをバラバラにして並行に物語を進めた点ではエピソード5や6をうまく踏襲した感が、ありました。本作はもはや同様の路線を歩むこともできず、登場人物たちがつかずはなれず微妙な位置関係に終始しており、物語の広がりもあまり感じられません。 とかなんとか文句をいいつつも、エンドクレジットの背景にあのテーマ曲が流れてくると、ああ、これで終わりなんだなあ、としみじみしてしまう。もはや「ゆく年くる年」を見ているような気分ですかね。 それでは、次回、エピソード・ゼロでお会いしましょう。
[映画館(吹替)] 6点(2020-01-03 08:26:23)(良:1票)
868.  スノーピアサー
これは一種のシベリア超特急? 極度の階級社会である未来のディストピアを、走り続ける一本の列車内に設定している、というのが、誇大妄想というか、それとも誇小妄想とでもいうべきか、すでにやや陳腐なニオイを感じてしまうのですけれど、それはともかく。 この列車内という世界に、革命の動きが起こる。しかし、疾走する列車内、という感覚は、音からも揺れからもまるで感じられず、なのにいざ暴動が発生すると、これでもかと義務のようにカメラを揺らしまくり、ここまで律儀に揺らしてくれると、つい笑ってしまいます。 途中、段取り良く登場人物たちが一人また一人と斃れていくのは、『ポセイドン・アドベンチャー』も同じようなシステムでしたけど、あちらはそのシーンすべてが印象的だったのは、人物の描き方のうまさでしょう。本作のこの雑なキャラたちの雑な死に方とは大違い。一方では、死んだのかと思った実はヤツが生きている、どころか、自分がさっき刺されるなり撃たれるなりしたことを憶えてないんじゃないのか、と思えてくる場面もあったりして。 列車映画の楽しみってのは、列車の上を歩くとか・列車の側面にしがみ付いて窓から窓へと伝っていくとか・流線形の機関車前面にへばりつくとか、そういうシーンのヤミクモなカッコよさにあったりする訳で、せめてそういう楽しみが本作にあればもうちょっと見どころもあったのでは、と思うのですが、登場人物たちが車内に居続けて(しかもあまり車内には見えない)、列車の疾走する「勢い」のようなものがまるで感じられない本作、勿体なあとも思うのですが。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-30 10:35:28)
869.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
それなりに結構長いこの作品を見ているうちに、結局はこれが『ブレードランナー』の続編に過ぎなかったんだという(当たり前っちゃあアタリマエの)ことに気づかされる、そのガッカリ感ってのが、正直あるんですよね。もしかして、デッカードさえ登場しなければ、もっといい作品になってたんじゃないかなあ、と。 サイケ調の未来社会のよそよそしさが孤独感と不安感を煽る、あの前作。人間と同じく記憶を持ち、感情を持つ「レプリカント」を殺害しなければならないブレードランナー=デッカードの側から描かれた前作で、彼は、レプリカントの「殺害された仲間に対する記憶」を、苦痛とともに文字通り指折り体に刻み込まれることを通じて、結果的にはひとつの許しを得たのでしょうが、その30年後、今度はレプリカントの側から描かれるのが本作。 主人公のレプリカントも旧型の解任=殺害を命じられたブレードランナー、という設定ながら、その点は本作ではあまり深掘りされる訳ではなくって、むしろレプリカントとしての彼が持つ過去の記憶、木製の馬のオモチャを握りしめた(本来ならレプリカントが持つはずのない偽りの)記憶にスポットが当てられています。 彼が木の根元から小さな花を拾い上げる、というキッカケからして、何となく詩的なものを感じさせ、VRの女性との交流が描かれたり、荒廃した過去の街が描かれたり、水のイメージが頻出したり、色々と雰囲気作りは凝らされているのですが、結局たどりついたのがこんなデッカード爺さんなのかよ、と。そりゃま、ハリソン・フォードの登場は、ファン・サービスではあるのだけど、こんなコトに満足していいのやら悪いのやら。 いっそデッカードは最後そのまま海に沈んじゃえばよかったんじゃないの。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-30 10:08:10)
870.  地上最大のショウ
某シネコンで「映画、だけじゃない」とか言ってるように、昨今では映画館でコンサートのライブ中継とか、プロレス中継とか、いろいろやってますけれど、本作の発想もきっと同じようなもんなんでしょう。ナマのサーカスをなかなか見る機会のない人たちは、この映画で楽しんでね、と。 ということで、一応、四角関係的なストーリーはあるものの、作品の見どころは、際限なく続くサーカスの演目シーン。ここまでやると、さすが見応えがあります。さらには、俳優たち自身が(チャールトン・ヘストンを除く)体を張っているのも見どころ。圧巻のサーカスシーンをボケーっと観てると、やっぱり客席でボケーっと観てる観客の姿が映し出されて、ふと我に返る、という寸法。 終盤は、「地上最大のショウ」というだけあって、なかなかショウ撃的な事件が勃発しますが(なんのこっちゃ)、これをきっかけにオハナシを一気にかつ強引に纏めきり、「ロクにストーリーらしいものなどなかった」というのをすっかり忘れさせてくれるのは、なかなかの手腕と言えましょう。 映画の中には、サーカスの団員たちが「帰宅する」シーンなどというものはなくって、まさにサーカスが我が家、興行から興行へと、巡業列車に乗って旅を続ける日々。で、人生ツラいことが多いけど、サーカスで夢のひと時を、と、サーカス愛を謳い上げる。セシル・B・デミル調の派手な作品ではあるんですが、一方でこの素朴過ぎるほどの素朴さが、本作の魅力になってます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-29 11:52:40)
871.  ドラフト・デイ
NFLにはさっぱり興味ないし、ましてやそのドラフトなんて、もうまるっきりどうでもいいオハナシ、のはずなんですが、真っ向からその題材で、惹きつけてくれます。 デ・パルマ作品あたりで画面分割が出てきたら、「ああ、またか」ってなもんですが、本作はなかなか新鮮です。ドラフトを迎えるまさにその「運命の日」が舞台、まさに大詰めの一日。だもんで互いに離れた場所同士のやり取りの描写も多くなりますが、そのやり取りする両者の姿を画面分割で描くことで、連続感のある描写になってます。しかも本作の登場人物、分割された画面に収まらず、平気で画面からハミ出てきちゃって、ホント、何て厚かましいんでしょうか。 ドラフト会議(と言うんですかね、NFLでも?)が始まるまでのカウントダウンが挿入されるのも意外に効果的で、会話中心という点ではそれなりに地味なオハナシの映画ですが、時間が迫ってくるのを見るとやっぱり気分は盛り上がってきます。 それにしてもダサさあふれるのがケヴィン・コスナー。オハナシ自体もちょっとクサいところがありますが、それがケヴィン・コスナーにしっかりマッチしてます。カッコ良さの点では、ジェニファー・ガーナーの方が数枚ウワテかな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-22 15:46:31)
872.  マッドボンバー 《ネタバレ》 
監督がバート・I・ゴードンだからと言って、いつも必ず何かが巨大化するとは限らない、という一本。 社会に怒りを感じているらしい爆弾魔が連続爆破事件を起こす一方で、その爆弾魔の唯一の目撃者が連続強姦魔である、という、ヒネっているといえばヒネっているし、それだけと言えばそれだけなんですけれども。 見どころは、爆弾魔を演じるチャック・コナーズが、世の中の気に入らないヤツを次々に説教する場面で、「そうだ、もっと言ってやれ」とも思えてくるし、「こういう説教魔にも困ったもんだ」とも思えてくる。ってか、これ以外の見どころとなると、あとは強姦魔のネヴィル・ブランドが女性を襲ったりするハダカシーンばかりなもんで、エロ過ぎて(エロくもないけど)困ってしまいます。 だもんで早朝にこっそり起きて一人で観てたんですけど、こういう時に限って小学生の息子が早々と起きてきて。「あっ、このヒト、昨日見てた映画(=死の追跡)にも出てた」って、また妙なトコロばかり見てるねえ、アンタは。 警察にはもう少ししっかりして欲しいところですが(強姦魔を捕まえるために女性警官を囮として街に立たせると、ゴキブリホイホイのごとく次々に不届き者が逮捕されていく。こんなに簡単なんだったら、もっと早く何とかしとけっての)、運よく、モンタージュにチャック・コナーズ本人の輪郭と目と鼻と口が揃っていたお陰で(苦笑)、容易に犯人を突き止めることができ、終盤は大量の爆薬を積んだ車で犯人が街中に突入して大パニックへ、といきたいところですが、そんな大層な撮影をするまでもなく、静かにクライマックスを迎える、という、何と言いますか、「安さ爆発!」な映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-22 15:07:03)
873.  死の追跡(1973) 《ネタバレ》 
サミュエル・フラーが監督するはずが、バリー・シアーという主にテレビ方面の監督に交代、ということで、もうこれだけでロクな作品にはならないだろうと予想せざるを得ないのですが、確かにちょっとした珍品になっております。そして、こういう時にしばしば、人為的に作ろうと思ってもなかなか作ることのできない妙味が生まれます。 もともと、人を撃たないと言われてきた保安官が、悪党どもに無残に妻子を殺害され、復讐のために彼らをメキシコまで追いかけていく、というオハナシ。マカロニ風味の西部劇ではありますが、保安官をリチャード・ハリスが舞台俳優のごとく熱く熱く演じているので、ふとした時にまるでシェイクスピア悲劇のような雰囲気が漂います。一方、悪党の首領がロッド・テイラー、イマイチ悪そうに見えないんですけどね。それよりも悪党一味のひとりであるネヴィル・ブランド、義手が線路のレールで出来ている、という、強いのやら弱いのやら、どういう発想から生まれるのか想像もつかないキャラで、存在感を示します。 傷だらけになりながらも復讐心を燃やし続けて幽鬼のごとく悪党一味を追う主人公に対し、法を信じ彼の暴走を止めようとするメキシコ側の保安官がアル・レッティエリ、でもこちらは保安官ってよりも、マフィアか何かにしか見えないんですけどね。 という、見た目と役柄がマッチしないのがまず、本作の珍味たる所以のひとつで、この後もやや緩急がチグハグなまま、唐突に主人公が失明したりしつつ(本当に唐突)、物語は悲劇を予感させるクライマックスへと向かって行く。珍品だと思っていたらラストが意外に真っ当で、「意外性が無いのが一番意外でした」ってのもヘンな話ですが、余韻を残すラストです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-22 14:43:33)
874.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 
どうせ誰も見てないと思って自堕落でヤサぐれた生活送ってたら、誰も見てないどころか、地球の裏側では自分の行動が、怪獣によって完全コピーされており、衆人環視の中で大々的に披露&大勢の人々に迷惑にかけちゃってる、というワケですが。 このアイデアだけ見れば、よくこんなコト思いつくねえ、と感心もするのですが、映画自体はそこから伸び悩んだ印象。 主人公がアン・ハサウェイで、本来ならアルコールでグダグダになってるダメダメ女性の役柄のハズなんですが、まあ、美人過ぎですね(笑)。こういうタイプの役柄は、男性には割と受けがイイので、その分、女性からどれだけ反発を買うことか、想像するだにオソロシイ・・・。いずれにしても、題材にしては腐女子・汚ギャル指数はかなり低くって、「そんな指数が高かったら見る気が失せる」という声もあるでしょうが、タメが無ければ飛距離も出ない、という話もあります。 怪獣や巨大ロボは一応、それなりのCG描写でそれなりに楽しませてくれはしますが、怪獣映画としての本気度は(遠い異国の出来事として描いている点を差し引いても)あまり高いと言えず、少々踏み込み不足。では一種の女性映画として見ればどうかというと、さらに踏み込み不足で、いったい何が描きたかったんだ、と言いたくもなります。過去を「投げ飛ばして」オシマイ、って、そんなんでいいんですかね??? 怪獣が現れるのがソウル、ってのも何だか胡散臭くって、単に「日本=怪獣映画」のイメージにちゃっかりタダ乗りしてるだけの印象。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-22 13:56:18)
875.  三度目の殺人 《ネタバレ》 
三度目の殺人、って何がどう三度目なんでしょうか。Ⅾ・フィンチャーの『セブン』みたいなシステムですかね、これは。 顔のアップが多い、顔面映画です。表情だけで画面の緊張感を持続させなきゃいけない、ってのは、俳優さんにとっても大変だったんじゃないかと思われる、のですが、こういう時に役所広司というヒトは妙にノリノリな感じに見えてきて、ホントにこれでいいのかな、とも。それに比べると、広瀬すずは、時に表情を揺らがせつつも、相手に内心へ入り込ませない意志を表情に漂わせて、強い印象を残します。 実際、人間の表情から内面を完全に読み取ることなどできないワケで、「演技」というものはしばしばその読めないはずの内面を読み取らせんがために誇張気味に行われたりもするのですが、この映画の場合は逆に、事件の当事者たちの表情は様々な形で、内面を読み取られることを拒絶しています。だから事件の真相も、モヤモヤしたものになっています。一応は、「役所広司と広瀬すずは実は知り合い」であり、「父親に虐待されていた彼女を守ろうとした」のが一連の事件の真相、であろうという体裁にはなっていますが、では彼女の母親である斉藤由貴の、存在なり、役所広司との関係なりは、どう考えたらよいのか。役所広司と広瀬すずとは、(設定上の矛盾があろうがなかろうが)「雪のケーキ」のエピソードによる繋がりが示すように、実の父と娘の関係なのではないのか。とか・・・。雪合戦の幻想シーンや、役所広司との写真の中で示される、彼女の笑顔。 物語に登場する殺人シーンもまた、本当にそこにいたのは誰だったのか、描写が揺らいで、真相をはっきりとは示しません。ただ、血の付いた「頬を拭う」という動作が、犯罪への加担の有無にとどまらない広義の共犯関係のようなものも示していて。 ラスト近くで、福山雅治の顔と役所広司の顔とが、両者を隔てていたはずの仕切りへの映り込みによって重なるのですが、ここも、両者が重なっているようでもあれば、福山雅治が重ねようと顔を近づけるたびに役所広司の顔が離れていき「重なること」を拒絶しているようもであり。 役所広司の内面に繋がっているのであろう「十字架」のモチーフが、福山雅治の頭上でクロスする電線として示され、しかしそれを見上げる彼もまた「十字路」のど真ん中に立っている・・・。
[地上波(邦画)] 7点(2019-12-17 21:42:06)
876.  ロスト・バケーション
さすがにサメに襲われる役は、リーアム・ニーソンじゃないんですね~。 ジャウム・コレット=セラ作品に出てくるリーアム・ニーソンみたいに、この映画の主人公も周りから「孤立」しているのですが、周りに人が大勢いるのに孤立するのとは違って、本作では、海上に突き出た岩礁に、物理的に孤立しています。確かに、遠くにいる人なり船なりと「思うように意思疎通が取れない」という問題、ではありますけれども。 海中にはサメがいて、こいつが敵だから、わかりやすい。わかりやすい分、物語に盛り込むネタがあまりなくって、前半はパニック映画というより(そもそも、登場人物がほぼ一人で「パニック」というのかどうか)、外科手術映画として見せ場を提供します。痛そうです。見てて心細くもなります。が、主人公に医学の心得がある、ってのが若干、言い訳っぽくって、出来レース的でもあります。 このまま盛り上がらずに終わったらどうしよう、と思ってたら、終盤はどんどんサメがアタマ悪くなってきて大暴れ。こうでなくては。 というワケで、最終的には期待に応えてくれるのですが、ちょっとネタ不足ですかねえ。 主人公が岩から岩へと移って場面、なんてのは、ちょっとトレマーズみたいで、ジョーズ映画が海から陸に上がって、また海に戻ってきた、みたいなパニック映画の歴史っぽいものを感じさせますが。
[DVD(字幕)] 6点(2019-12-15 12:20:06)(良:1票)
877.  居酒屋兆治
どういうオハナシかというと、健さんが居酒屋のオヤジをやっている、という、それだけなんですけどね。 居酒屋の客がなかなかに豪華メンバーで、田中邦衛がこういう場面にいるのは当然だとしても、ひとり静かに飲む池部良がいて、言動がヘンなら髪型もヘンな伊丹十三がいて、お笑い芸人にしか見えない細野晴臣がいて、誰も呼んでないのに気がついたらこういう場所にはきっと出没する武田鉄矢がいて。おや、山藤章二さんもいるじゃないですか、ではもう一人のいかにも原作者ですと言わんばかりの顔をした人は誰だろう、と思ったら、原作の山口瞳さんなのでした。 居酒屋のおかみさん、よく見かける女優さんのような気がするけど、アレ、このヒト誰だっけ、と思ってたら、本職の女優さんではなくって加藤登紀子さん。目立つことなく目立ってしまう、見事な存在感です。 で、とりとめなく様々なエピソードが綴られるのですが、映画の軸にあるのが、健さんと大原麗子、結ばれることなく別々の道を歩いてきてしまった二人の男女。映画の軸といいながら、実際にはもう終わってしまった、過去の話でもあるんですね。だから二人の人生は直接に交わることはなく、最後の残り香が消え去っていく姿がこの映画で描かれる。 人生とは様々なものを失っていく過程であって、健さんも含めてここに集う人々は、おそらくはすでに多くの物を失ってきたであろう人々(ただし、大滝秀治は除くことにしよう)。そしてまた、人々は日々、新たに何かを失っていく。そんな映画。 ユーモラスに哀しみを演じてみせる小松政夫が、絶妙のキャスティングでした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-12-15 11:45:25)
878.  荒野のみな殺し
マカロニウェスタンもピンキリありますけれども、本作は、おそらくは底辺に近いところに位置するであろう、愛すべきポンコツ作品です。とにかく全体的に素人臭い演出で、緊張感もヘッタクレもなく、銃を構える姿などもまるでサマになってません。何でしょうね、この映画全体に横溢する手持ち無沙汰感は。唐突に泣き叫ぶ女性が登場した瞬間など、見ててつい笑ってしまいました。 映画冒頭において、主人公の父親が殺害され、要するに復讐譚のハズなんですが、そこにはあまり重きが置かれておらず、仇の手がかりを探すうちに、悪党どもに苦しめられている町のために戦うことに相成るという、七人の侍の手っ取り早い版、みたいな展開になります。一応、物語は仇討ちへと(これも手っ取り早く)軌道修正されるし、それなりに紆余曲折もあるのですが、なにせこの、すべてにおける、サマになってなさ加減。微苦笑抜きには、見られません。 ちょっと変わったところでは、威勢のいいシーンで威勢よく流れる音楽が、なぜかドボルザーク「新世界より」のスケルツォのテーマ(っぽい。引用?パクリ?)なんですけど、なんででしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-15 11:11:40)
879.  パリの恋人
これ、ホントいいですよね~。 ストーリーなんてほとんど無いようなもんですけれども、楽しくて楽しくて。楽しいんだけど、アステアももう60歳近くって、どうしても哀愁みたいなものが漂うんですけれど、でも楽しい。しっかり踊って、しっかり歌って。何だか、背景の風に揺れる木の枝すら、まるでアステアの歌声に合わせて揺れているかのような。 白眉はあの、アステアの投げた傘が見事にゴミ箱(?)に収まるシーン。どのくらい練習したのか、どのくらいNG出したのか、わかりませんけれど、仮に99回失敗したとしても、成功した1回がフィルムに収められ映画に取り込まれることで、それは「必然」という奇蹟になる。 相手役のヒロインはオードリー・ヘプバーン。彼女もしっかり踊って、しっかり歌って。バレリーナとしての素地がしっかりしてるだけに、ダンスが上手いんです。最近の映画でこのくらい見事なダンスを披露してくれた作品といったら、正確なタイトルは忘れましたが、『IT/イット “あれ”が見えたら放送事故』でしたっけか(多分違う)、あのピエロくらいのもんでしょうか。 オードリーのミュージカルの才能が花開き、一方でアステアはミュージカル・スターとしての最後の一花といった感じ。これだけでも充分に奇蹟を感じさせる邂逅、ではあるのですが、そんな勿体ぶった話なんかどうでもいいとばかり、あのオシャレの本場みたいなパリに負けじと、「これがハリウッドの“オシャレ”ってもんだぜ」と歌い踊りまくる。 カラフルに誇張された調度に衣装も映画に花を添え、終盤には夜だったはずなのにラストの舞台は昼の小川に様変わりするという、この何でもアリアリ感。 アステアとオードリーが川を下って去り行くラストシーンを見ていると、ああ楽しい作品だったなあ、と思う一方で、何となくこの二人の、俳優としての引き際の良さ、みたいなものも思い起こしたりして。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2019-12-08 21:33:30)(良:2票)
880.  デトロイト 《ネタバレ》 
デトロイトの暴動事件を描いた作品だと思いきや、物語の中心となっているのは、暴動の最中に発生した警官によるリンチ殺害事件。その恐怖の一夜が、これでもかとジワジワ描かれる、なかなかホラーな作品でした。 ただやっぱり、この、「ヘタクソ風に撮影された映像は、リアルなのである」という考え方は、ちょっと馴染めないものがあって。 まあ実際、確かに臨場感みたいなものはあって、しかもこの理不尽極まりない状況、目が離せないと言えば目が離せないのですが、でもこれって、「リンチにあっている人たちがどうなっちゃうのか、この先、心配だなあ」という意味の“目が離せない”であって、映画のシーン自体が我々の目を“離さない”ってのとは、ちょいと違う気がします。だから、最後まで観終わって顛末を把握しさえすれば、(その顛末がさらに理不尽なものであったとしても)ひとまずは、ある種の安心感に落ち着いてしまう。 後半の裁判シーンなんかも、「作品を観てる伝えておかないといけない事実なので、一応描いておかないと」といった感じで、何となく蛇足気味。せっかくの感動的なラストなのに、そこに至るまでが、ちょっと間延びしてしまう 結局、警官役のヒトがとてつもなく憎たらしくて、腹立つなあ、というその一点に収束してしまうのですが(笑)、その意味では、警官役を演じたウィル・ポールターさんに座布団一枚、いや、彼のこのあまりにもスバラシイ顔立ちに、座布団三枚を差し上げたいところです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-08 18:48:23)
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