921. クラウド アトラス
観終わってまず口から出たのが「疲れた~」の一言でした。長い、とにかく長い。途中で寝た「2001年宇宙の旅」より30分も長いとわ。まだDVDだから途中で自由に休めるが、映画館で観るのはかなり勇気がいったに違いない。さて、何から語ればいいのか。とにかく、ペ・ドゥナの魅力が光る映画だったと思います。(ただ、私がファンなだけだろう)あの名作「リンダリンダリンダ」では26歳にして違和感なく女子高生役を演じきった彼女である。初のハリウッド進出作でどんな演技を見せるのか。監督は「空気人形」を見てオファーしたそうだが、確かにドゥナで正解。感情を持ち合わせた人造人間という難しい役どころを巧く演じていたと思います。彼女は顔の演技が素晴らしいですね。最初は無表情だったのに、段々と感情の起伏が激しくなり、やがて愛に目覚めて行くという過程を見事に表現していました。そして、特筆すべきは、大胆な濡れ場を披露している所だろう。これまでの役柄からは全く想像がつかなかっただけに、その衝撃度は・・・・。今後ペ・ドゥナは何処へ向かうのか、益々楽しみでもあります。 と、ここまでダラダラ書いてきて・・・・ほぼ、ペ・ドゥナの魅力についてしか語って居ないじゃないか。これでいいのか?他のレビュワーさんは「火の鳥」や輪廻転生などを交えて鋭い考察を繰り広げているというのに…。 だって、話が複雑すぎてあまり理解できなかったんだもん・・・。すいません。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-29 21:44:34) |
922. モテキ
やたらカラオケのシーンが多くて、カラオケが苦手な私はやや食傷気味だった。しかも、ただ歌うシーンのみならず、物語の途中で急にカラオケのpv風に歌詞が出てきて歌で主人公の気持ちを代弁したりするので油断できない。面白かった所は主人公のヘタレっぷりですね。あんなどうしようもない奴がモテるからこそモテキの魔力なんだと思う。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-10-28 22:03:29) |
923. テルマエ・ロマエ
《ネタバレ》 記念すべき100レビュー目(^^) ここまでの皆さんのレビューをざっくりまとめるとこんな感じですね? ·前半面白いが後半つまらない ·出落ち ·原作と違いすぎる ·顔芸映画 ·タイムスリップのルールが都合良すぎ ·阿部寛は不本意ながらアカデミー賞を受賞 ·上戸彩が邪魔、浮いている…しかし、胸が強調された服を着ているのはポイント高い ·竹内力はどっちかというとローマ人側だろう 私も全くもって同意見でした。この映画の面白さは異文化交流と濃い顔のオンパレードでしょう。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-10-21 03:00:29) |
924. 少女たちの羅針盤
少女達が立ち上げた劇団が、なぜあんなに人気が出たのかイマイチ理解出来なかった。が、本気でプロを目指して頑張る姿は輝いていて良かった。ジャンルでいうと青春もの+ミステリーという感じですが、ミステリー部分にあまり期待をすると肩透かしをくうだろう。見所は4人の少女達の演技。青春ものが好きな人にはお薦めだが、如何せん暗すぎる。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-18 18:49:18) |
925. シャッター アイランド
《ネタバレ》 こういう最初から観客を騙しにかかってきてる映画ってどうなの?せっかく前半はハードボイルドな感じの潜入捜査ものでワクワクしてたのに、真実がわかってからは一気にトーンダウン。主人公の置かれた状況には同情したが、救いが無さすぎて…。壮大なスケールと舞台設定は良かったんだけどなぁ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-15 17:20:02) |
926. 希望の国
外を出る時は必ずマスクをしてたり、洗濯物を外に干さなかったのに、いつの間にか次第にそれらを止めてしまっている。皆が普通にやってるから大丈夫だろうという、いかにも日本人的な考えだ。そこへ宇宙服を身にまとった女の出現である。この非日常的な光景が強烈な印象をもたらしている。当然周りの人々は特異な目で彼女を見る。はたまた怯え蔑んで、しまいにはこの街から出て行けという。この街は安全だから、普通に暮らしても大丈夫なんだと、誰もがそう思いたいからだ。しかし、放射線量は確実に事故の前よりも増えているのだ。この、現実を見ようとしない人々の姿がよく描かれていたと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-10 21:47:38) |
927. 悪の教典
《ネタバレ》 原作を読んでから鑑賞。色々端折ってたのが気になったが、あれだけのボリュームの原作を2時間にまとめるのだから何処か削らなければならないのは致し方ない。だが敢えて不満を言うなら原作読んでない人にはわけわからんであろうアメリカパートを入れるより、もうちょいハスミンと女生徒との恋愛シーンをじっくり描いて欲しかったなぁと。屋上でハスミンが遂に女生徒を殺さなければならないというこの映画屈指の名場面となるはずの所があまりにあっさりしていて、全然感情移入する暇もなく終わってしまうので物足りないのである。原作ではあのハスミンが殺すのを躊躇うほどの葛藤があったというのに映画では全く感じられず、むしろ体育教師ともやっちゃってるというアバズレ設定まで付いている始末。そしてこの映画最大の謎は、何故ハスミンが生徒全員を殺さなければならなくなったかという動機が微妙になっている点だろう。1番原作で変えてはならない所を変えてしまったと思う。 [映画館(邦画)] 6点(2012-11-12 22:52:59)(良:2票) |
928. 愛と誠(2012)
《ネタバレ》 原作ファンとしてはキャスティングには大満足。妻夫木はワイルドだし、武井はとにかく可愛い。岩清水役の人も凄いはまってた。あと、花園学園のやりすぎなくらい荒廃しきった様子と、昭和を感じさせるセットはとても良かった。ただ、時間の都合か原作の最後の方がカットされていたのがちょっと残念。裏番とかただの悪役で終わっちゃうし、権太のキャラ設定も中途半端な印象を受けた。ミュージカルにしたのは良いアイデアだが、やや盛り上がりに欠ける。どうせならもっと盛大に!それにしても、原作を全く知らない最近の中高生がこの映画を見たらどう思うんだろう。 [映画館(邦画)] 6点(2012-06-30 20:19:47) |
929. サマーウォーズ
《ネタバレ》 世界観はいいんだけどねぇ~。もっと細部をつき詰めてほしかった。 PCをハイスペックにしただけで強くなったり、ID盗んだだけで衛星や交通網まで操作できたり。ちょっと何でもありすぎるんじゃないの? 全フィールドがバトルモード(?)だかになってるはずなのに、花札対決では律儀にルールを守ってる敵さんが可笑しくてしょうがなかった。 [映画館(邦画)] 6点(2009-09-02 17:11:33)(良:1票) |
930. 山形スクリーム
竹中直人がやりたい放題やってるな~ってかんじの映画。 ストーリーは一応あるけどありきたりなので、随所に散りばめられたゆるーいギャグにどこまで付いていけるかがこの作品を楽しむ鍵となっている。 間違ってもホラーを期待して観に行ってはいけない! 個人的にはラブイズオ-バー薔薇男(だっけ?)のキャラがツボ。 ハーブでトリップトリップ~♪(なんてくだらない!) [映画館(邦画)] 6点(2009-09-02 17:02:12) |
931. 全然大丈夫
爆笑できるほど面白い映画ではないが(人によりますが)、クスリと笑えるネタが10個以上はあるので、全然大丈夫です。自分はエレベーターのボタンのくだりで危うく爆笑しそうになりましたが、なんとかこらえました。 [DVD(邦画)] 6点(2009-07-30 19:18:57)(笑:1票) |
932. スパイダーマン3
《ネタバレ》 うーん、そこそこの面白さだったかな。やはり単なるヒーローものではなく、キャラクターそれぞれの人間性をしっかりと描いているのがこのシリーズの最大の魅力かと。スパイダーマンとして生きることの宿命や、葛藤などが前2作以上に深く描かれていたのが良かった。それと、悪いピーターの暴走ぶりには笑ってしまいました。元が真面目なだけに悪くなってもあの程度なのね(笑)。ただ今回、悪役にあまり魅力を感じられなかったのが残念。いくら娘のためとはいえ派手に暴れすぎかと。どうせならもうちょっとこっそり金を盗めばいいのになんで街中で巨大化するのよ!ベノムに誘われて積極的にスパイディーを倒そうとするのもよくわからんし。 それから、ラストの3つ巴の超人対決はスゴイ迫力で大満足でした。 [映画館(字幕)] 6点(2007-05-20 22:14:03) |
933. 大帝の剣
今どきありえないくらいB級ではちゃめちゃな内容なんだけど、それを大真面目で作っちゃってるところがいいですね(笑) しかもかなりお金が掛かっている!宇宙船同士によるバトルのCGだけで一体どの位かかっているのやら・・・。(っていうかなんで宇宙船自体がしゃべってるんだ?)こういう無駄使いっぷりがたまんねぇ~(by源九朗) その「面白ぇ~」が口癖の主人公万源九郎がいいね。今どきこんなキャラ少年マンガにも居ないぞ(笑)阿部ちゃんの演技が絶妙で最高でした。 ちなみにこの映画には試写会の券をタダでもらったので観に行ったわけで、内容には全く期待してませんでした。そのおかげか結構楽しめたので良かったです。これは軽い暇つぶし程度で見に行くのが最適かもしれません。ってこんなこと言ったら怒られそうですね^^; [試写会(邦画)] 6点(2007-04-14 21:03:44) |
934. ディパーテッド
ストーリー自体は本家「インファナル・アフェア」の通りだが、中身は完全にスコセッシ流のギャング映画にすり替わっている。今作の見所は圧倒的存在感のジャック・ニコルソンと、彼の間で揺れる主演2人の緊迫感溢れる演技対決だろう。ディカプリオの悲壮感に満ちた演技もいいが、彼に対して全くひけのとらないデイモンの自身に溢れた演技も見事だった。これはオリジナルを知らないほうが意外に楽しめるかも。 [映画館(字幕)] 6点(2007-02-04 23:22:19) |
935. 幸福のスイッチ
電器屋の娘が時代遅れで儲け度外視の父親に反発しつつも、店の仕事を手伝うことで段々と父親を理解していくという過程が描かれた作品。この手の映画にしてはストーリーはよくありがちだし、先の展開も読めるし、少々盛り上がりに欠けるし、感動を誘うにはややパンチが弱いなどの欠点があるが、娘の父を思う気持ちや仕事に対する情熱などが非常に丁寧に描かれていて彼女の心情がありありと伝わってきたので、その点は良かった。また、俳優陣の演技も素晴らしく、特に上野樹里の終始不機嫌な演技が良かった。その不機嫌な表情は、見ていて途中でむかっ腹が立ってくるほど(笑)だったが、その不機嫌な顔がふっとスイッチが入ったかのように満面の笑顔に変わった瞬間が何より素敵だったのです。 [映画館(邦画)] 6点(2006-11-30 00:13:06)(良:1票) |
936. 手紙(2006)
《ネタバレ》 【未見の方へネタバレ注意】原作は既読。配役が良かったので見てきました。演技に関しては皆合格点ですね。漫才のところだけはちょっと頂けませんが(あんなんでよくプロにスカウトされたな・・・)。ストーリーはほぼ原作通りでしたが、時間内に無理やり全てを詰め込もうとしたのか、全体的に駆け足な展開だったのが気になりました。主人公に恋人ができたと思ったらもう父に紹介されて断られて・・・・就職先が決まったと思ったらすぐ兄のことがばれて・・・と言った具合で、原作を未読の人にはちょっと感情移入しずらいところもあるなと思いました。また、原作と違う所では主人公が友人と漫才をやっていたという設定にしたのは良かったと思います。原作通りバンドにするとそこでまたかなり時間を取られそうだし、何より大きいのはラストの兄をネタにした漫才という感動的な場面が生まれたことだろう。 [映画館(邦画)] 6点(2006-11-03 21:45:31)(良:1票) |
937. ぼくを葬る(おくる)
《ネタバレ》 もし、突然医者からあと3ヶ月の命だと告げられたら?私なら自暴自棄になって希望も何も失って呆然として何もできなくなってしまうに違いない。しかし、この物語の主人公は違う。これまでの自分を見つめ直し、家族と和解するために努力したり、赤の他人の為子供を授けたりして、束の間人生に希望を見出すのである。そして、最後は全てに満足したかのように、一人でひっそりと旅立つのだ。なんて切なく、哀しい最後なんだろう。フランソワ・オゾンらしい透き通った映像が、主人公の心情を映し出したようによく合っていた。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-27 00:12:08) |
938. かもめ食堂
小林聡美演じる主人公の、ああいう奔放かつ適当な生き方にはちょっと共感しました。ファンタジーかといえばそうかもしれないけど、地球上のあちこちにはこんな素敵なお店が無数にあって、そこではちょっとへんな人たちが働いてて、だけどとても温かくて心地よくて、ついつい何度でも足を運んでしまう。そんな不思議な魅力がありました。 [映画館(邦画)] 6点(2006-06-18 21:30:16) |
939. 間宮兄弟
惜しい作品。男兄弟の2人暮らしというコンセプトは良かったんだけど、ところどころで挿入されるギャグが全部滑ってる。MDネタとかエンドロール後のやつとか。 兄弟がオタクすぎて気持ち悪いという意見が多いが、たしかにそれは否めない。特に弟の方。やたら音楽を編集したがるし、独り言が多すぎて引く。それでも、私はこの2人の兄弟に凄く共感できたし、終始応援して観ていたのも事実。 ただ、この内容でこの時間は長すぎて飽きるので、無駄なシーンを削ってもう少し短くならなかったものかと思う。 あと、兄弟が何故あんなにベランダの向かいの住人をことあるごとに監視しているのか、さっぱり理解できなかった。 [地上波(邦画)] 6点(2006-06-18 21:20:51) |
940. 運命を分けたザイル
まさに「よくあんな状況から帰ってこれたよなぁ~」と思わされる映画でした。ってそのまんまかい(笑) まあ、最初から助かることは分かっているわけですから、この映画の肝はいかにして助かることができたのかということをリアルに描くことだと思います。そういう意味では凄い説得力がありました。見ていて何度も「絶対そこで死ぬだろ」と思ってしまいましたから。映像も迫力がありよかったです。彼の最後まであきらめない精神力はほんとに素晴らしいと思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-26 13:52:47) |