921. カプリコン・1
《ネタバレ》 火星着陸偽装プロジェクト―政府による「大いなる陰謀」。その全貌を知る宇宙飛行士たちの逃走劇。大胆な着想を得るきっかけは当時政府の陰謀として世間を賑わせていたヴェトナム戦争やウォーターゲート事件。緊迫の追撃戦、特に終盤のスカイチェイスは映画史に残る名シーン。高揚感ある主題曲。ただ、今この作品を観るとインパクトに欠け物足りないですね。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 00:54:45) |
922. ジャッキー・コーガン
《ネタバレ》 数ヶ月ぶり2度目観賞。ブラピ演じる反社会的な殺し屋ジャッキー・コーガンのモットーは「優しく殺す」―殺している時点で優しくないが。標的は賭場強盗犯。張り詰めた空気の中で語られる会話劇には下ネタ満載。ボコボコにされ泣きじゃくったあげく、結局殺されるイラブ(レイ・リオッタ)、いとあはれなり。今年のワーストは免れました。 [映画館(字幕)] 6点(2014-01-02 00:31:13) |
923. クラウド アトラス
《ネタバレ》 時代、ジャンルの垣根を越えたオムニバス・SFドラマ大作。“紫紺の欠片”のごとく散りばめられつつも同時進行する6つの物語。トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、スーザン・サランドンら豪華キャストが一人で何役もこなします。まるで別の映画に出ているようです。それぞれの物語の印象は薄くつながっていくわけでもなくただ長いだけに感じてしまった。「今までにないハリウッド映画」、「初めての体験」―撮っている側、演じている側はそうかもしれないが観る側としては必ずしもそうではない、ただそれだけのコト。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 02:27:15) |
924. スティーブ・ジョブズ(2013)
《ネタバレ》 二年前に亡くなったアップルコンピュータの創業者、その波乱に満ちた人生の真相が明かされます。世界を変える頭脳と行動力を併せ持つ熱血漢の反面、冷酷非情にしてサイテーヤローと罵られ自ら立ち上げた会社すら追われてしまう孤独な天才を本人によく似せたアシュトン・カッチャーが好演。シリアスなシーンで軽やかな曲を流し爽快感を演出。物語に深みはないですが、ものづくりに人生を懸ける漢たちの意気込みがひしひしと伝わってくる良作。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-01 00:40:03) |
925. ジェイソンX 13日の金曜日
《ネタバレ》 シリーズ第10弾、今作が現時点での最終作。455年後、冷凍封印から解凍されたジェイソンが宇宙船内で暴れ回ります。SF的な舞台ですがやっていることは前作までと同じです。第二形態に変身した不死身のヘンタイ殺人鬼の最期は「ダイの大冒険」にカブります。ようやくシリーズ全11作を観終えました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 00:23:49) |
926. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 脱獄を三たび敢行。胸に蝶の刺青のある脱獄王の、実話に基づいた壮絶な人生をスティーブ・マックィーンが体現。まさに魂揺るがす怪演。その傍らには名脇役のダスティン・ホフマン。無実の罪で孤島の刑務所に収監、厳しいムショ生活、ワクワクの脱獄アドベンチャー、なぜか上半身が生まれたままの姿の民族との安らぎのひととき、捕らえられ再びムショへ。それでもなお、海に飛び込み自由を求め行く。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 00:04:06) |
927. ダイアナ
《ネタバレ》 「世界のプリンセス」の秘められた恋を綴る伝記ラブストーリー。夫との別居から交通事故死までの3年間、孤独ながらも束の間の甘いひととき。英国皇太子妃という地位から脱し、自由を手にする彼女。淡い恋の終わりから「最期の刻」を迎えるまで、緊迫感が差し迫ってきました。ナオミ・ワッツ好演でしたが唯一無二のダイアナ嬢とは似つきません。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-31 23:30:16)(良:1票) |
928. フライト
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。決死の背面走行により航空機墜落事故から多くの命を救った英雄パイロット―実はアル中でヤク中の大ウソつきパイロットだったと最後の最後で大白状。こんな役でデンゼル様が米アカデミー主演男優賞ノミネート、カブを落としてないでしょうか…。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-31 22:08:39) |
929. オリエント急行殺人事件(1974)
《ネタバレ》 アガサ・クリスティの生んだ、小太りでチャーミングな口ひげがトレードマークの名探偵ポワロをアルバート・フィニーが熱演。急行列車の中で起きた殺人事件、曲者揃いの12人の容疑者の前で独壇場となる推理ショーを披露。事件の真相は12人それぞれによる怨念のひと刺し。ポワロは推理小説の概念を突き崩す、もう一つの選択肢を示しました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-29 02:30:16) |
930. 13日の金曜日/ジェイソンの命日
《ネタバレ》 シリーズ第9弾も付け足しには変わりないですが恐怖感・エグさ・エロさ・グロさはシリーズ上MAXか。ジェイソンの心臓にカブりつく男、次々と姿を変えて迫ります。クリスタル・レイク周辺の連続惨殺に変わりはありません。あれでジェイソンが地獄へ落ちるはずがありません。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-26 23:59:39) |
931. オブリビオン(2013)
《ネタバレ》 4ヵ月半ぶり2度目観賞。斬新な設定と独特な世界観、トム・クルーズ主演の異色SFミステリー。人類の命運を懸けた、己を知るための戦い。徐々に明かされる意外な敵の全貌。紡がれる時空を超えた愛。素材はいいですが、結末において説明不足に感じるのが惜しいです。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-26 23:44:49)(良:1票) |
932. ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
《ネタバレ》 これがためにプレイステーションを購入した大ヒットソフト「FFⅦ」、星を守る戦いのアナザーストーリーを描いたCGアニメ。ゲームクリア後、16年経ちストーリーはほとんど覚えていなかったですが、徐々にその世界観が脳裏によみがえってきました。クラウドにティファ、バレット、ヴィンセント、ユフィ、シド、レッドXⅢ―かつての仲間揃い踏みで躍動感あふれるアクションを繰り広げる中盤から大いに盛り上がりました。そして悩めるヒーロー・クラウドと悪の元凶・セフィロスの死闘再び。フィナーレで今なお忘れられないヒト、亡きエアリスの陰を追うクラウドの姿を強調。熱い魂伝わる主題歌。FFⅦファン必見の傑作。 [DVD(邦画)] 8点(2013-12-22 00:58:53) |
933. そして父になる
《ネタバレ》 血のつながりか共に過ごした時間か、取り違えた子を6年間育てた2つの家族が交差するドラマ。BGMのない静かな空気感の中で物語は紡がれます。初の父親役を好演した福山雅治、エリートイケメンパパはハマっていたようです。切ない展開に引き込まれたのですが、あっさりとしすぎたオチに違和感アリ。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-16 22:58:38) |
934. RED/レッド(2010)
《ネタバレ》 続編公開のため2年半ぶり2度目観賞。年配の豪華キャスト共演、一線を退いて年金生活のジィさんたちが現役と激突するユーモアの効いたドタバタコメディ・アクション。エクスペンダブルスの“男女共学”版。ジョン・マルコヴィッチがいいキャラを演じてました。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 22:53:19) |
935. アイアンマン3
《ネタバレ》 数ヶ月ぶり2度目観賞。飄々として茶目っ気のあるマーベルヒーロー・シリーズ第3弾。「アベンジャーズ」のトラウマに悩まされるナルシスト社長。敵は火男。まるでセイントセイヤのクロスのようにくっついたり離れたりのパワードスーツ着脱トリックは面白いです。グウィネス・パルトロウとドン・チードルにまでくっつき「サイバーアップ」(スーパービックリマンより)。数十体ものアイアンマンがドカドカっと花火に、“アイアンパーティー”。アクションはさすがに見応えありましたが、前作同様ストーリー性に欠け三部作の締めくくりとしてはインパクトが弱いです。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 22:38:48) |
936. 許されざる者(2013)
《ネタバレ》 20年前の米アカデミー最優秀作品を和風にリメイク。銃弾と斬撃、西部劇と時代劇を見事に融合させた良作です。武骨なる元人斬り十兵衛を渡辺謙が好演、漲るオーラ、「漢は背中で語る」。佐藤浩市が悪代官ぶりを熱演。未開の地・北海道を舞台にぶつかり合う魂。原作をも凌ぐ印象です。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-15 22:13:58) |
937. ウルヴァリン:SAMURAI
《ネタバレ》 「X-MEN」のヒーローにして不死身の狼男・ウルヴァリンがニッポン上陸。東京、長崎など各地で大迫力バトルの連続。シリーズ3部作終了後、自ら殺めたジーンの幻に悩まされる孤高のヒーローの復活が主題です。「X-MEN」とニッポンの融合の具合は芳しくないですが、ウルヴァリンがニッポン各地で転戦というだけで充足です。ウルヴァリンVS真田広之はドリーム・レアマッチ。 [映画館(字幕)] 7点(2013-12-15 01:02:03) |
938. ONE PIECE FILM Z
《ネタバレ》 新世界の存亡を賭けて麦わらの一味とNEO海軍が激突。NEO海軍の大ボス・ゼットは海兵たちの“せんせー”である黒腕のゼファー。劇中でルフィが二度も敗れるワンピース映画史上最強の敵。ルフィとゼット、ラストバウトはまるで「あしたのジョー」。青キジのナマ歌「海導」はレア曲。躍動感と原作の魅力がギッシリ詰まった良作。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-15 00:48:50) |
939. リトル・ランボーズ
《ネタバレ》 名作「ランボー」に魅せられた少年たち青春のひととき、“ランボーごっこ”。ランボウの息子としてお手製の映画を撮る少年たちの友情。コメディ風でやや冗長でしたが、フィナーレで固い友情と兄弟の絆を示していました。独特な雰囲気の小品ドラマ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-15 00:37:24) |
940. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 キャスト一新。少し翳のある、悩める「スーパーマン」新シリーズ開幕。明かされるスーパーマン誕生秘話。宇宙や地球市街地での戦闘シーンの映像・音響・迫力は圧巻、旧シリーズとは比較になりません。序盤でスーパーマンの正体を知ってしまうヒロイン、フィナーレでプラネット新聞記者クラーク・ケント誕生。 [映画館(字幕)] 7点(2013-12-14 02:26:26) |