81. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
『ハイグレ魔王』以来、約十年ぶりに劇場版を観ました。既に“笑える”年でもなく、かといって主題に“泣ける”世代でもなかったのですが、作品の「相変わらずさ」がひたすら懐かしく自然と微笑んでしまいました。放送開始当初は批判の嵐で、間違っても誉められるなんて事はなかった作品が今や…。製作者の努力を感じます。 6点(2004-01-18 20:02:19) |
82. ジャッカルの日
飽きることなく、そして緊張が緩むことなく最後まで見られた。ジャッカルの素性や内面が一切描かれず、ひたすらに計画を遂行する姿しか映さないのが良い。ホテルの婦人やサウナのゲイなど、途中で事件に巻き込まれていく人たちの人間臭さが、ジャッカルの孤高さをより引き立てていて、ますます彼が何を考えているのかわからなくなった。そうしたジャッカルがとても魅力的に思え、途中からは彼を応援してしまった。 7点(2004-01-18 19:48:01) |
83. WASABI
広末涼子はマスコミのバッシングが非常に多いので、それが多数の人の低評価の原因になっているように感じる。また日本では“ヒロスエ”のイメージがあまりに強すぎるので、海外の作品に出ても日本人の目には浮いて見えるのは仕方のないこと。そういう意味では“宮崎あおい”なんかが適役だと思う。純粋に作品自体を見てみると、ケチが付くほどではない。むしろ明るくスピーディーな展開は、底が浅いながら好感を持って観れた。家屋や小道具なども、実際の都会の家よりよっぽど“日本”が感じられたという点では評価。加えて、銀行のロケ地が近所だったことに驚いたと同時に感動。 6点(2004-01-18 19:31:53) |
84. 少林サッカー
直球バカ映画ながら「まあ香港だから…」で全て許せる。真夜中に『死霊のはらわた』を見た後だったからか、下らない内容にもかかわらず、明るさが嬉しかった。例えるなら周りに何も無い夜道で、やっと家の明かりを見つけたような気持。見る順番が逆だったらどんなことになっていたか…。 5点(2004-01-18 18:48:42) |
85. エディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲
エディが空回り。他の政治家とのからみもあまり楽しめない。どんなにおふざけが好きでも、やはり国政は真面目で誠実な人にやってもらいたいので、違和感を感じた。政界じゃなく財界、マスコミ界あたりならエディでも可。 4点(2004-01-18 12:41:24) |
86. アラモ(1960)
この映画だけではないが、「民主主義」と「共和国」をやたらアピールする作品には、アメリカのプロパガンダを感じてしまい、少し引いてしまう。ジョンウェイン=強い男というイメージなので、負けて全滅する姿に違和感。それ以上に、変わりばえのしない西部劇に倦怠感。 3点(2004-01-18 12:29:12) |
87. アザー・ピープルズ・マネー
グレゴリーペックを90年代の作品で見れただけで感動。多少老いてはいるが背筋も真っすぐで、雰囲気が昔と変わっておらず嬉しい。熱弁も見られ満足。また日本料理屋の場面でのやり取りが良い。戦後急速に復興し経済大国になった日本を尊敬しつつ、一方でアメリカの現状を嘆くダニーデビート。「勝って浮かれて学校を大切にしなかったから、落伍者ばかり生まれた…」という彼の言葉は、昨今の日本の現状と照らし合わせると、ズシンと心に響いた。同じシーンでの二人の拙い日本語も微笑ましい。女性が左箸するところもあったけど…。 6点(2004-01-18 12:04:52) |
88. セックスと嘘とビデオテープ
物語の展開についていけず、置いてけぼりをくわされた。シュールな作りで、バカ映画とも違うが、こういうのはまだ受け付けんのです、体が。それにはもっと豊富な経験をつまなくては…。 2点(2004-01-18 11:07:57) |
89. ボディガード(1992)
初見当時はまだ年端もいかぬ子供だったんですが、「ええわぁこれ…」と素直に感動。テレビで何回も放送されていますが、その度についつい見ていた記憶があります。ケビン(というより吹き替えの津嘉山さんの声)がとても格好いいのが印象的です。個人的には、公開された年も近い『ボディガード』『プリティウーマン』『ゴースト』の三作品は、自分の中の三大直球ラブストーリーです。どうでもいいことですが、テレビ放送の場合、ラストでかかる主題歌が、字幕ロール(通常の作品はこの前でフェイドアウト)に被ってしまうので、日本語版スタッフをスクロール表示させたりして、何とか工夫してサビの部分まで聞かせようとするスタッフの努力に涙。 7点(2004-01-17 12:40:19) |
90. らせん
あまりに、あまりにぶっ飛んだ設定に、開いた口が…。正直、おそろしくつまらなかったのでコメントする気力もありません。そういう意味では、恐ろしい作品でした。 1点(2004-01-17 11:47:05)(笑:1票) |
91. リング(1998)
小学生のときに放送したTV版はドキドキしながら見ました。映画は、大きくなったからか、散々パロディ化された後だったからか、一歩引いて見てしまいました。それはさて置き、大島の夜の港のシーン、真っ先に『七人のオタク』(同じロケ地)が浮かんだ自分は変ですか? 6点(2004-01-17 11:33:05) |
92. ミクロの決死圏
画期的アイデアを初めて映画化したという点で、SFの記念碑的作品。CGのない時代にも関わらずの見事な特撮、一時間というタイムリミットも実際の時間と同じ長さであるなど、完成度はかなり高いです。外の将軍がコーヒーばかり飲んで、仕舞いに砂糖を切らしてしまうのも、息抜きとしての効果大です。小さいときに見ておきたかった、と思いました。 5点(2004-01-17 10:48:40)(良:1票) |
93. ミクロキッズ
子供たちがギャーギャー言いながら必死になっているのに、それは庭の中、しかもほんの一部での出来事。これって戦争だ貧困だ環境汚染だなどと騒いでいる地球が、全宇宙としてみればほんのちっぽけな存在でしかないことを暗に意味してるのでは。…と一昨年亡くなった著名な消しゴム版画家が記しているのを拝見し、そこまで想像できるのかとショックを感じました。自分としては、いなくなって初めて子供を心配し始める親たちの描写が気に入ってます。特に隣家の親父、いい味。 6点(2004-01-17 10:26:03) |
94. ジャイアント・ベビー
前作良かっただけに落差激しすぎます。隣家の人たちが出てないのも不満でした。相変わらず日本人はカメラ持ってるし…。ただ、いきなり巨大化せずに、徐々に大きくなる設定は良かったと思います。後にジャイアントベビー~ミクロキッズ2~と改題してしまい、なんだかよく分からないタイトルに。 2点(2004-01-17 10:19:24) |
95. ローマの休日
小さい頃に見て今でも忘れられない思い出の名画。その後も何度か見ましたが、見る度にどきどきしました。個人的には編集長がお気に入りです。DVDを買ってしまうと好きが故に何度も見てしまい、結果飽きてしまうのではないか、と購入を躊躇しています。 10点(2004-01-16 22:56:38) |
96. シン・レッド・ライン
日本兵がキチ○イみたいなのばっかりだったのがちょっと…。本当にあんな奴ばかりかよ!とつっこんでしまいました。それ以外は戦争映画としてはいい出来だと思います。“物語”としては『ライアン』のほうがすっきりしてる(ハリウッドぽい)と思いますが。豪華キャストらしいですが、イマイチ知らない人だらけだったので、俳優に詳しくなったらもう一度見直してみたいと思います。 3点(2004-01-16 22:51:10) |
97. レインディア・ゲーム
「いきなり捕まってしもてこの先どうなるんやろ…強盗なんて無理やないの?…でも絶対主人公が助かるんやろなー…うわっ釣小屋のオッサンかわいそ…え、何?そんなんで真相わかるん?…こんなヤバイ金配ってもご近所に迷惑やろ…」等、色々つぶやきながら結果的に楽しめました。親友の愛する人に恋し友の死に乗じて奪ってしまうも、実は親友は生きていた…というのは、同じくベンアフレック主演の“お笑い戦争映画”でも出てきますね。 5点(2004-01-16 22:42:13) |
98. プリティ・ウーマン
初めて見たとき、新聞の作品解説か何かに「街で春を売るビビアンは…」と書いてあって、「何屋さん?」と不思議に思った記憶があります。まだ小さくて、この映画で初めて売春という商売があるのを知りました。作品自体には憧れ・軽蔑どちらも感じませんでしたが、彼女自身と周りの見る目が変わっていく過程にワクワクしながら楽しめました。ただ、ラストで彼女が旅立たずに結局男と結ばれてしまうのが不満。あそこは旅立たせて“自立していく女性”を描くべきだったと思います。 7点(2004-01-16 22:23:21)(良:2票) |
99. 情婦
文字通りの秀作。最後の場面、眼鏡の反射光にまで細工が行き届いているのに感心しました。ナースの『待って、ブランデーを忘れましたよ』のセリフの所が特に好きです。感動させて涙を出させるような作品だけが名作ではないと、感じさせられました。関係ないですが、自動で動く椅子を見て『グレムリン』を思い出しました。 9点(2004-01-16 16:21:25) |
100. アメリカン・グラフィティ
当時の文化を知らない自分にとって、懐かしさも憧れも全く感じませんでした。部活一筋だった自分の高校時代の青春とはあまりに違いすぎる…と、とても彼らが高校生には見えませんでした。逆に感じたことは「さすがヤンキーの国」「アメリカの文化って粗野で低俗」など。…一人でも共感できる人物がいればよかったのですが。ただラストの「その後…」の演出方法がこの後、様々な媒体で広く使われているのはすごいと思います。 3点(2004-01-16 15:19:37) |