81. 恋空
不幸なファクターをテンコ盛りにして、泣かせよう、泣かせようと試みるケータイ小説の映画化。このケータイ小説、読んでないけど、俺にも書けるよ笑。それが、見た後の感想。2時間テレビドラマとの差がどこにあるのか。それを答えられる人はいないだろうね。とてもとてもわかりやすいって意味ではいいのかな?HeavenlyDaysはいい歌だね。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-12 01:13:12) |
82. ブラッド・ダイヤモンド
アフリカ、シエラレオネのダイヤモンド紛争を背景にした良作アクション。単なるアクション映画にとどまらず、社会的メッセージも強大である。産出されるダイヤモンドに狂わされるかのように、銃で武装する凶悪な反政府組織が生まれ、少年兵までもが生まれる。日本という国に生まれた人間には重過ぎるテーマである。間違いなく我が国はダイヤモンド消費国であり、産出国の悲劇をまざまざと見せ付けられた感がある。ダイヤモンドに希少価値をつけている裏組織があるのであれば、消費国日本も多くを考えなければならないだろう。ダイヤモンドをねだられたらこの映画を見せるべきであろう笑。そういう意味で心に残り続けるだろう作品。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-11 03:22:00) |
83. 世界最速のインディアン
後味がとても清清しく、重苦しさが全くない爽快な映画。ロードムービー的な要素もさることながら、その土地土地で出会う個性あふれる”いい人”たちがとても安心感のあるエッセンスになっている。クライマックスはアッサリした感じもあるが、実話だからこそ、文句はない。実話だからこそ、強大なメッセージ性があるし、年老いて色んな苦難を抱えても自分の夢を追い求める姿には脱帽。「夢を見ない人間は野菜と同じだ」。妙に心に残った一言だった。アンソニー・ホプキンスにも拍手。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-11 00:58:53) |
84. ロード・オブ・ウォー
「武器商人が世界を受け継ぐ」。わからなくはない。頭では理解できる。ただ、残酷な事実。ただ、不合理な事実。それだけが最後に転がってきて頭を離れない。そんな映画。映画としてはドキュメンタリー要素が強く、考えさせられるが、その全てがやはり後味のよいものではない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-10 23:28:51) |
85. ヒストリー・オブ・バイオレンス
扱ってる題材はとても面白いのだが、何とも後味がよくない作品。何気ない事件により、暴かれていく主人公の過去。その過去を消し去っていたかったのであれば、スゴ腕のマフィアだったのであれば、世間に名が知れるような状況を防げたのではないか。逆説的に見ていくと無理やりなストーリー感は否めない。漫画の映画化ということが、その辺で妙に納得させられる。退屈はしないが、大雑把。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-10 19:57:18) |
86. ブラックブック
ここでの点数が高くて期待して鑑賞したが、正直期待はずれ。ここまで点数が高い理由が最後まで理解できず。自らが戦争背景に関する知識が軽薄なことは否定できないが、一つの「映画」として、とても及第点に値するものとは思えない。見所はいっぱいではなくおっぱい! [DVD(字幕)] 5点(2008-01-10 18:45:57)(笑:1票) |
87. 僕はラジオ
キューバ・グッティングJr.は頑張ってましたね。実話を脚色しすぎてダメになることもあるけど、脚色しなさすぎたのかは知る由もないが、物語の抑揚に欠ける感は否めない。最後に映し出された本人の姿を見て、夢から覚めたような、冷めた後味を感じずにはいられなかった。 [試写会(字幕)] 6点(2007-05-22 22:37:48) |
88. シン・シティ
楽しませようと作ってる感は伝わってくるが、見ていて「ムチャクチャやるなぁ」と思わず笑ってしまうような感覚があるのだが、結局は嘲笑である。モノクロベースにも違和感を感じたが、アメコミの映像化と知って、まさに漫画を読んだ感覚が残っている。楽しませようとしすぎて、楽しませられない映画の典型。 [映画館(吹替)] 5点(2007-05-17 14:16:37) |
89. ロスト・イン・トランスレーション
異国の地で見る滑稽な風景や人物。結局何を伝えたいのか、はわからない笑。日本人だから仕方のないことだろうが、東京を舞台とした映画では「まとも」だなという印象が先行。他にこの映画の感想はない。深みもなければ驚きもない。5点。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-17 13:58:31) |
90. ユナイテッド93
あの日のことは今でも鮮明に覚えている。TV中継を見ながらしばらく呆然とする自分がいた。あれから早6年。この映画を借りるにあたって、結果はわかっている。ただ、United-93の目標はホワイトハウスだったのか、キャンプデーヴィッドだったのか、それを知りたかった。と言うといささか語弊があるのかもしれないが、ラストまで完全にのめり込まされてしまうカメラワーク、音楽等は賞賛に値するし、見てよかったとも思えた。しかし真実は「コクピットの操縦桿は乗客が取り戻すことはできずに墜落」が自分の知る限りの事実だったので、ラストは「脚色」なのだろうと冷めた目線で見てしまった反面、自分自身「操縦桿を取り戻せず」ならあんな場所に墜落するだろうか?との疑問が当時はあったので、事実より納得できるような「脚色」でもあった。及第点。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-17 13:50:16) |
91. シンデレラマン
実話モノに弱い自分としては実話でなければ6点である。映画としては6点。それが全てかもしれないが、脚色をあえて濃くしすぎないようにしたのであれば、納得の出来である。ボクサーを支える家族愛、特に妻の存在はもっと生々しく、もっと悲惨なものでもあると思うが、レニーゼルウィガーの好演とともにわざとらしくなく、うまく描かれていると思う。実話であるがために、抑揚に欠けるストーリー展開だと感じてしまったのかもしれないが、実話であることに強大なメッセージ性があることも確か。おとぎ話ではない、真実のストーリーがここにはある。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-28 01:40:34) |
92. ふたりにクギづけ
結合双生児というやや重たくなりそうな題材だが、楽しく、微笑ましく、清々しく描かれてると思う。気になったのは"ふたりにクギづけ"という邦題。やや納得がいかない。見た感想から推測すれば、原題"StuckOnYou"の方がしっくりくる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-23 11:03:17) |
93. オーロラの彼方へ
ありえないおとぎ話としては最高ランク。ラストはちょっと鳥肌が立つぐらいうまくできすぎてるが、たまにはこういうできすぎたお話もいいのでは?「映画」だしね。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-23 10:54:06) |
94. フラガール
ちょっと軽い出来になってしまってる気がしたのは気のせいだろうか?炭鉱を舞台とした映画、人間の成長を描いた映画、実話を元にした映画・・・。もっと重厚で考えさせられる内容だと(勝手に)思っていただけにやや肩透かしをくらった感はある。楽しめたが、やや物足りなさが残った。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-19 01:57:13) |
95. “アイデンティティー”
導入から飽きさせない展開は秀逸。すぐに引き込まれ、目が離せない展開だった。大量殺人が進んで行く中、誰が犯人かという答えを導き出させようとするが如く、ストーリーは加速していく。オチの部分も鳥肌が立つような感覚に捉われ、好感がもてる。映画というモノの楽しさを再認識させてもらった。また見てみても面白いかもしれない。期待以上だったし、後味も悪くない。よく練られた脚本であると思うし、楽しい。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-02 01:46:46) |
96. それでもボクはやってない
後味は良くないが、嫌いではない。ただ、万人とはやや解釈が違うかもしれない。日本の裁判制度における問題点が描かれていて、観た人は冤罪に対して、「ひどい」とか「そんなのおかしい」と思うかもしれない。でも実情は映画そのままであるべきであると自分は思った。主人公の目線からのみ本作を見れば、ひどいと思うだろう。おかしいと思うだろう。でも、客観的に観たらどうか?裁判官が主人公なら?被害者が主人公なら?法廷の中だけで立証されたことだけが全てなのである。加えて自分はそんな裁判制度にだけ焦点を充てた脚本に心動かされはしない。メスを入れるだけでなく、人間の心を揺さぶりたいのであれば、(裁判制度を問う映画であり、監督がそうしたいと思わなかったのかもしれないが)ラストで主人公が「ホントはオレ、やったんだけどね」と嘲笑でもしてほしかった。そのへんが良くも悪くも「日本映画」なんだろう・・・。もちろんそんな期待をする自分はひねくれているのかもしれない。ただ、映画として飽きさせない展開であり、強大なメッセージ性も持っているので、及第点。でも、重ね重ね、ラストにドンデン返しがあったら鳥肌モンだったのにナァ・・・。 趣旨が変わっちゃうかもしれないけど、ドキュメンタリー番組が観たいんじゃないし、映画ってそういうものなんじゃ?これじゃマジメすぎる! [映画館(邦画)] 7点(2007-02-15 22:00:48)(良:1票) |
97. 天国へのシュート
初めてかもしれないオランダ映画。出来がとてもよかったとは思わないし、無理矢理なストーリー展開でもあるが、サッカーファンとして、ガリンシャ、クライフ、ファンバステン他、名前が出てくるだけで鳥肌が立つって状況は、映画ではあまりないので楽しめた。逆に言えばガリンシャ及びサッカーを知らない人には単なる苦痛かも?笑。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-08 20:12:29) |
98. キング・コング(2005)
野獣か動物か。普遍的に描かれる人間とキングコングの心の触れ合いを軸に持っているが、近代SF超大作として、CG技術を初めとした映像は迫力満点。ただ、個人的には無理矢理だなぁと、ちょっと嘲笑せざるを得ない展開だった感は否めない。もちろん、映画とはそういうものであり、物語とはそういうものであるので、これを見ようと思った段階で、最高の得点は7点あたりだったのだろう。必要なかった中途半端なラブストーリー的要素に-1点。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-05 05:39:24)(良:1票) |
99. いらっしゃいませ、患者さま。
病院が舞台のドタバタコメディ。TVの2時間ドラマでよい。こんな豪華なキャスト組むなら何かもっと違うことをしたいと渇望する人はいなかったのかと不思議になる。原沙知絵はかわいい。梨花が演技してんのを見たのは初めてかも?ま、それぐらいしか、見所がなかったってことかも?楽しげではあったけど、4点ぐらいかなぁ。。 [DVD(邦画)] 4点(2007-02-04 12:13:51) |
100. プレッジ
何ともせつない終わり方。導入部からの一連の流れで、一筋縄では終わらないことは大凡予想がついていたが、いい意味で裏切られたのかもしれない。しかし、どんなすごいドンデン返しが待っているのだろうと思ってしまった自己責任でもあるが、やや後味が悪いため、映画をみた達成感と言ったらおかしいかもしれないが、満足度もやや裏切られた。ただ、影に潜む幻影を主人公とともに追尾していくストーリー展開、実に忠実で(自分はそう感じた)安定感のある映像、音楽に及第点。綺麗すぎるハッピーエンドに倦怠感を持ってる人にはおすすめ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-01 07:52:39) |