81. ブレイカウェイ
《ネタバレ》 素晴らしい!何気なく見た作品だったけどここまでいいとは思わなかったです。トレスポに通ずるものがあって見ていて爽快というか、「見てよかった」って見終わった後に素直に言える作品だと思いました。本当に今まで見てきた中でも純粋に高得点を取るもので何回でも見たくなるようなそんな映画です。 主人公4人それぞれが持つ過去のエピソードが最後に1つになるところとかよく考えてあると思うし、音楽も、もちろんストーリーも、もっと大勢の人たちに十分受け入れられる映画だと思います。犯罪に足を染めた4人が美しい自然になかで暮らし始めトーキッドに押されるようにレストラン事業に次第に一生懸命になる友情の強さ、また一生懸命とはいってもそこまで真剣じゃないところがまたいい。なんとなく適当にタバコくわえながら料理したり、新しい生活に縛られているようで縛られてない、自由な映画です。マフィアの親分から逃げる前半よりも、人間性が出てる後半がよりいいです。もちろんこの前半、後半のまるっきり対照的な生活の比較も楽しいですけど。 とにかく「自由」です、「かっこいい」の一言。 10点(2003-12-15 23:01:55)(良:1票) |
82. ラウンダーズ
ただのカードゲームに学費も生活費も全てを賭けて挑む姿は落ち着いていた駆け引きの中に激しい感情、迷いが込められていて大人なかっこよさがあっていいと思うけど、なんか足りないような。自分のやりたいことを最後までとことんやるというメッセージを伝えるには少し弱いような気がします。キャストはみんな好きな人ばっかりなんですけどね。 5点(2003-12-07 05:10:33) |
83. 死ぬまでにしたい10のこと
《ネタバレ》 期待していたものとは多少違ったところもあったけどそれでも十分に楽しめるし考えさせられる映画だった。余命2ヶ月を生きる話のわりに淡々としていて、それがアンの心情なのかとも思えたし、そこが逆によかったところでもある。涙をを誘うものではなく私たち若者に訴えるものがあると思う。今自分が死の宣告を受けたらどうだろう?やり残したことはいくつあるだろうと自然に考えてしまう、死を迎える準備を進めることによって人生が潤っていくアン、もちろん浮気なんてものは死ぬ前だからこそできたことだが僕たちもそういう大切な何かをわすれずにいたい。ただその浮気相手リーとの関係を引きずりすぎという印象が残った、あれは10のうちの1つとしてあまりながながと続かせないほうがもっと美しい映画になったのでは。しかしながら本当だったら「世界中のドラッグを試したい気分」と言っていたようにどうしようもないくらい辛かっただろうし、大声で泣きたかっただろう、自分が死ぬことを誰にも言えない苦痛、僕には想像することも怖いくらいだ。自分が死んだあとに仲良くなるであろうもう一人のアンを招いての食事、どういう心情だっただろうか?最愛の夫が別の女性と結婚するという未来の事実はあまりにも大きく重いと思う。娘たちへの夫への、母への、リーへのテープレター、自分が死んでからも普通に流れていく世界を悲しみながらも少しでも自分が生きてるかのように周りの人と関わりたいという無意識の思いが込められているように見えた。また陽気な夫と暗い浮気相手、気難しい母と優しそうな父、ゆきずりの関係で子供を産んでしまったアンと自らの体験から子供を持ちたがらないアン、こういう両極端の登場人物がより映画を際立たせていると思う。 8点(2003-11-26 18:50:50) |
84. ヴァージン・スーサイズ
これを見て命の大切さを訴えているのかと思ったが、そこまでそれについてのテーマは感じられなかった。本当に何が伝えたかったのかは僕にはわからなかったが映像のきれいさ、音楽のよさ、など見やすさはあったと思う。青春ドラマ好きには普通に楽しめるはず、それ以上でも以下でもない。 5点(2003-11-26 10:06:38) |
85. アトランティスのこころ
《ネタバレ》 スタンドバイミーと通ずるものがある気がします、少年の一夏の思い出という点で。とても純粋で、和まされました。ボビーの人懐っこい性格と相反するように心にどこか壁を持ちテッドにも、息子にでさえ冷たく接する母、この二人のコントラストが映画を面白くしていると思います。テッドは人の心がわかるという超能力を持っていたが、それ以上に少年の心を理解できている人だと思った。テッドによって映画の世界に引き込まれるあの力はホプキンスの演技力の良さに尽きると思う。 ボビーがお金を取りに行っている間にテッドが捕まってしまい、別れるとこでは涙しました。超能力を使ってボビーの安否を確かめていれば自分がつかまることはわかっていたはずなのに、それでも少年を思うテッド。そして別れ際に言った「一生わすれない」という言葉。いいですね。キャサリンとの別れの場で「サラダつくるから」と家にはやばやと入ってしまうところなんかも切なくてすきです。いい映画。 8点(2003-11-24 16:23:38)(良:1票) |
86. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 ただケンカで仲たがいしていた兄に会いにいくという本当にあっさりした簡単の話だけど、なんでここまで好きになってしまうんだろう?あのリチャードの名演技(あれが素なのかな?)がとにかく素晴らしいと思う、あの方の他の出演作は見たことないけどあの映画にでるための俳優と言っても決して過言ではないと思う。あの俳優の一つひとつの動き、行動が心を和ませてくれます。基本的に一人なので会話が少なく、アルヴィンの心情をこっちが色々と考えてしまうのもひとつの魅力だと思います。あの映画を通して僕が見出したテーマはもちろん兄を思う弟の、父を思う娘の家族愛であるとも思うんだけど、もうひとつ一期一会というのもあると思う。旅の途中で出会う様々な人たち、そのそれぞれの人たちが持つそれぞれの気持ち、考え、それに向かうアルヴィン、なんとも言えない哀愁を感じます。そして極めつけはラスト!兄との再会後のあの沈黙がたまらなく好きです。もどかしいというかなんというか。きっと、話したいことは山ほどあるだろうし、抱き合っちゃったりなんかもしたいだろうし、素直に謝りたいって気持ちもあったと思う、でもお互いなかなか素直になれない駄々っ子というか、頑固者というか、でもそういうのが好き。お互い探り合って、何から話そうか、どう話そうか心のなかで色々考えてるんでしょうね。 哀愁たっぷり。 [映画館(字幕)] 7点(2003-11-23 23:55:43)(良:1票) |
87. バッドボーイズ2バッド
《ネタバレ》 まさに期待通りの出来というか、あの映画に期待するものが全て詰まった仕上がりになっていて自分としては十分楽しめたです。カーチェイス、銃撃戦、マーティンとウィルのあの絡み合い、いいですよねぇ。でも最後のしめ方が多少手抜きしたかなって印象は残ってしまった、あそこでもうちょっと米軍の人たちがからんできてくれるともっといい映画になったと思います。しかしながら、2時間半という長さをまったく感じさせないスピード感。あのテンポの良さは絶妙です、普段ああいったアクションは頻繁には見ない僕ですが正直見てよかったと思いましたよ。ストレス発散には持って来いの一本、ハリウッドらしさ溢れる痛感アクションですね。 8点(2003-11-23 23:22:21) |