81. マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと
《ネタバレ》 他の人も書いているように、主人公一家の成長物語となっていて、マーリーはただの乱暴者として描かれていることが多い。 それぞれのエピソードがリアルっぽく、エンターテインメントとしては面白くない。 犬好きならぬ、人間大好きっていう人向け? 体色が白いせいか、はじめはゴールデンレトリバーかと思っていたが、ラブだったのね。 わりと従順で頭のいいイメージもあるが、本当にこういうラブもいるのだろうか。 ラストのお見送りシーンはうまく出来ていているものの、どうもイマイチな映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-21 20:23:00) |
82. るろうに剣心 最終章 The Final
《ネタバレ》 なんだか前作までと違ってテンポが悪い。ダラダラしていて展開が遅いのでグダる。 こんなに長くする必要なくて、もっと短く出来たんじゃないだろうか。 しかしアクションシーンは流石の迫力で、スピード感や破壊力とか並大抵の出来ではない。 しかし銃をまともに喰らって死なないんじゃ、もう人間じゃないわな。 敵もダースベーダーみたいなやつも出てくるわで、圧倒的な数を蹴散らす様はもうマトリックスとかと変わらないんじゃないか。 それにしても一作目から10年経過して、みんな老けたよね。ヒロインももう今作が限界だろう。 笑ったのは相良左之助。瀕死の状態で戦闘シーンに出てくんなよと。最後の恵との絡みは良かった。 5点献上。 [地上波(字幕)] 5点(2022-10-18 22:06:36) |
83. るろうに剣心 伝説の最期編
《ネタバレ》 いや面白かったですよ。 尻切れになっていた前作を引き継いで、いきなり福山雅治ですか。かっこいいっす。 アクションが満載で、どれも見応えがあって良かった。 神社で戦う関西人ヤンキーとか脇役もナイスキャラだし、いろいろぶっ飛んでいて楽しい。 最後はちゃんと笑いながら炎に包まれて死んでく志々雄真実も描かれていて納得。 しかし明治政府のやり方には不快感があるし、奥義をどうやって師匠から会得したのか省かれているので(地上波なのでカットされた!?)そこの不満はある。というか、奥義あるんなら最初から使えよってツッコミたい。 [地上波(字幕)] 7点(2022-10-16 21:32:11) |
84. るろうに剣心 京都大火編
うん一気に観ることができて、それなりに楽しかった。 超人離れした登場人物が出てきて盛り上がるし、殺陣もダレるところがなくて良かった。 まあ一部学芸会みたいな雰囲気はあるが、豪華セットで次々に見せ場があって飽きさせない。 前編ということで中途半端に終わるのは仕方がないところ。 [地上波(邦画)] 6点(2022-10-15 22:15:15) |
85. 愛と哀しみの果て
《ネタバレ》 まずもって主人公女性が魅力的でないってのが致命的。デニスとの恋が破綻したのも可愛げのないこの女性ならさもありなんというところか。 原作が女性作家の自伝らしいけど、男性陣もどこか現実離れした存在が感じられて違和感があった。 最後も救いのない展開で面白みはないに等しい。 というか、この内容で160分はキツすぎる。こまめに見ることで何とかモチベーションを保てたが、映画館なら寝ているか途中で出ているだろう。 ただし、ケニアの広大なシーンはリアリティがあってとても素晴らしい。動物たちの息遣い、どこまでも続く平原、地元民の存在などは、まさにアフリカにいるようで見応えがあった。 「死ぬまでに観たい映画1,001本」のうちの一つ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-10-15 19:26:57) |
86. ラッシュアワー
《ネタバレ》 ジャッキーらしいアクション映画がと思ったが、警官役。 しかも口うるさい黒人が相棒で、しっちゃかめっちゃかだ。 派手に銃をぶっ放して人が死んでくシーンが多く、娯楽映画としても笑えない。 大きな花瓶とか文化財を守りながらのジャッキーのアクションとか、NGシーンはさすがに見応えがある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-12 22:11:15) |
87. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 えっこれ面白い?子供が観たら面白いんだろうか。 発想や滑らかな映像はたしかに素晴らしいと思う。 でもドタドタ追いかけっこばかりで落ち着かないし、最後も取ってつけたような涙頂戴シーン。 ランドールとか社長とか、ダークな悪役いるけど、これって子供に良い影響があるとは思えない。 何よりワゾウスキの声があまりに癪に触るので確認したら、やはり田中裕二だった。 お調子者でワーワーテンションが高い上に、親友だとか何とかうるさくて仕方ない。 最後まで見ないと点数がつけられないから、久々に我慢した映画だった。もう観ることはないだろう。 [地上波(吹替)] 3点(2022-10-02 22:27:13) |
88. ベイブ
《ネタバレ》 観たいと思っていながらなかなか手が届かなかったが、やっと観ることができた! 動物たちの演技は圧巻で、どうやって作ったんだろうと驚くばかり。 しかもボー飼いにはたまらないボーダーコリーが出てくるとあって、動物好きにはたまらない。 一番可愛い時期のボーダーコリーの赤ちゃんがワンさか出てきた日にゃ、ニヤけた顔が止まらないときた。 が、肝心のストーリーは豚が牧羊犬ならぬ牧羊豚になるという突拍子もないもので、これだけ動物を集めたんだからもっとほんわかした感動ストーリーが見たかった。競技会でのシーンも、んん呪文?という感じだし、ラストシーンももう少し考えてほしかったかな。 好きなヤギも端役でしか出てこないし(ヒツジがメインだから仕方ない)、期待が大きすぎただけに残念な気持ちが勝った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-01 20:20:06) |
89. 駅馬車(1939)
《ネタバレ》 えっこれ面白いかなぁというのが正直な感想。やたらと背景の音楽がうるさい古い映画とは、やはり相性が悪いらしい。 馬車内の人間模様が面白いっていうけど、人が多すぎてキャラが分かりづらい。 やたらと大声でキレまくるオッさんをたしなめるおっさんとか、うるさいだけで面白くない。 名作の匂いはするんだけど、カッコの良いリンゴキッドが娼婦に求婚して最後まで筋をたてるところとかはまだ良い。 アパッチ襲撃とか、当時の観客はスクリーンで観て興奮したんだろうけど、無闇に鉄砲を何挺ももった相手に丸腰で向かうところとか意味が分からない。早く到着しないかなとばかり考えてしまった。 決闘シーンも音だけで肝心の場面を映さないとか、最後までモヤモヤした映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-09-27 21:23:18) |
90. アイアンマン
《ネタバレ》 映画好きながら見ていなかったアベンジャーシリーズ、それも第一弾。 2008年当時の技術とは思えない、カッコいいCG満載。アイアンマンがビートに乗っかって敵を倒しにいくのはグイグイしていて気持ちがいい。 反面、妙にリアルな反米勢力を思わせる軍事勢力や、悪人には凄みがあって、ワクワクドキドキは半減。 やっぱり911の前と後では違うんだろうなあ。 個人的には「恋のゆくえ」ファンなので、スキンヘッド極悪人ジェフには衝撃を受けた。 7点に近い6点献上。 [地上波(吹替)] 6点(2022-09-10 21:13:44) |
91. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 なんだか色んな意味ですごい映画。 ご都合主義でめちゃくちゃなんだけど、前半の導入に至る部分なんかは感心できる作りだし、どこから現実でどこからが夢なのかも分からないところなんかは面白い。 ロボットのタクシー運転手が壊れたまましゃべっているところとか、最後らへんのイカレ子持ち黒人なんかもぶっ飛んでいる。 ただし、ミュータントや目玉が飛び出るのはグロいし、銃を撃ちすぎ人殺しすぎで何でもやり放題のハリウッド炸裂が好きな人には良いかもしれんが、個人的には一度見たら充分な作品。 何で「死ぬまでに観たい映画1,001本」の中に入っているのかは分からない。 原作書籍の壮大なアイデアは買うけど、実写化するのは失敗なのかも。 [地上波(吹替)] 5点(2022-09-08 21:59:24) |
92. イージー・ライダー
《ネタバレ》 何だろうね、これ。変わったロードムービーだ。 ストーリーはあるようでないし、台詞は秀逸なんだか良く分からない。 ドラッグシーンがやたらに多くてうんざりすると、いきなり襲撃されるし。最後のほうはインディーズっぽい作りもある。 どこまでが本当の等身大の60年代アメリカなのかはよく分からんが、雰囲気はとても伝わってきた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-06 21:56:25) |
93. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 題名と最後の結末だけは知っていて、しかしなかなか鑑賞する機会に恵まれなかった本作、ついに観ることができた。 さすがに名作だけあってとても出来は良いと思うが、いかんせん異常なテンションとともに銀行強盗を行い、挙げ句の果てに警察官を殺しまくった主人公二人に同情の余地はない。気分が悪くなるのが普通の人の感覚ではないかと思う。またアメリカ人もこういう体質を好む人ばかりではない。 途中から出てくる脇役たちが良いアクセントになっているのは感心した。また撃たれる直前に二人が見つめあって笑顔を浮かべるというシーンは良いが、エンドが唐突すぎる印象。 それにしてもモスの父親像は誰を参考にしているのだろう? [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-07 20:36:35) |
94. 学校の怪談
《ネタバレ》 うーむ、何だろうコレ。 ずいぶん昔に「学校の怪談4」を見てえらく感動したんで見てみたんだが、えらい違いだ。 最初のほうは良い雰囲気だったが、ゴーストバスターズのお化けみたいなのが出てきてから一気にチープになった。 後半はグロテスクなエイリアンもどきのパニック映画と化しており、良い大人が見るべきじゃない。 演出やストーリーがチープすぎて笑ってしまうレベル。 先生が閉じ込めた女の子は結局どうなったの?とかよく分からないし。恋愛絡めるならうまくやってほしいよね。 [地上波(字幕)] 3点(2022-08-04 19:06:44) |
95. ダイヤルMを廻せ!
《ネタバレ》 上級ミステリーなのかもしれませんが、個人的にはダメでした。 密室を舞台にセリフが行き交い、外のシーンがほとんど描かれません。 ずっとこの展開に早くも飽きが来てイヤになってしまいそう。 妻の殺害シーンからは警察が来て一気に進んでいきそうですが、なかなか進まない。 主人公の男性がまあしたたかで、賢い。その才能を殺しじゃないほうへ向ければ良いのにね。 種明かしやラストなどは感心する部分もありましたが、吹き替えではなく字幕だったのも良くなかったのかも。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-08-03 21:41:47) |
96. ちょっと今から仕事やめてくる
《ネタバレ》 後半30分がまるで違う映画になっていて、なおかつ冗長だという意見に賛成。 「ヤマモト」が主人公になってどうする。小池栄子は今や北条政子にしか見えない。バヌアツの良い面だけ取り上げすぎ。 そもそも会社を辞めるまでが長く、明らかにブラック企業なのに居続けるのが理解できない、現実的に上司があんな奴ならもっと上に部下の不満が届くだろうし、もしワンマン会社なら部下が萎縮して業績悪化し続けていくのは確実なので、やりすぎ。 妻帯者だったり借金があったり若くなかったり、という理由で仕事を辞めたくても辞められない多くの人にとって「ヤマモト」は現実にはいないし、次が安定した雇用かどうかは分からないのが現実。ファンタジーじゃなくて、きちんと辞めてきちんと次の企業で再生していくプロセスを描いてほしかった。 あと個人的に好きな黒木華さんが悪女として使われているのも嫌。屈託のない微笑をくれる癒し系で出してあげれば良いのにね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-27 06:53:15) |
97. 地球の静止する日
《ネタバレ》 これはSFの古典であり、名作と言ってもいい。白黒の昔の映画だからと期待しないぶん、かなり良かった。 アイデアや世界観も良いが、主人公のセリフやたたずまいからして「品格」を感じるのだ。 この前テレビでやってた「アルマゲドン」を観ちゃったあとということもあるが、シンプルで重厚な作りは悪くない。 結局、説教かよというツッコミもあるが、この期に及んで滅亡への道を進みかねない地球人の頭を冷やしに来るんなら大歓迎だ。 終わり方もシンプルで良い。 当然ながら「死ぬまでに観たい映画1001本」のうちの一本。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-26 19:13:15) |
98. 小さな恋のメロディ
《ネタバレ》 英国版「ぼくらの七日間戦争」ですかね。抑圧的な親や教師に反発する子供たちの生々しい姿を、音楽にのせて瑞々しく描く・・・というと魅力的な作品かと思いますが、個人的にはつまらなかった。 「オンザマユゲ」みたいなクスッとさせるシーンもなければカタルシスもない。気弱な主人公が可愛い女の子とうまく恋に落ちていろいろ悪さをするんですが、ユーモアというか面白さに欠けるんですよね。 これが欧米ではなくて日本で受けたのも、管理社会からの抑圧にモヤモヤ悩んでいる人が多いからなんでしょう。 ただ、イギリスでも人の真剣な恋をからかう奴とかリアルに描いていて、学園のシーンがなかなか本物っぽく撮れていたのは感心しました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-25 15:38:25) |
99. 見知らぬ乗客
《ネタバレ》 これはサスペンス映画として、とにかくジリジリ怖い作品ですね。 随所に仕掛けをしておいて、心理的に怖さを感じさせるところがすごいです。 楽しいはず(と信じている)遊園地のメリーゴーランドでパニックになるシーンなど、巧みな脚本と演出に一気に引き込まれました。 高度に知的なストーカー役だった俳優は、さぞかし役作りが大変だったでしょうね。 ただまあ白黒で昔の映画なので、評価はこんなもんかと。 ちなみに「死ぬまでに観たい映画1001本」に収録されています。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-16 18:07:15)(良:1票) |
100. ブラック・レイン
《ネタバレ》 とにかくこの映画、カッコイイ。 幻想的な映像、痺れる音楽(サントラ買った)、登場人物たちの存在感。 日本が撮影場所となっていることを忘れるほど光や影、さまざまな色を楽しめるし、松田優作のキレるシーンなどとにかく痺れる名場面が多い。 ストーリーが陳腐だという意見も垣間見れられるが、個人的には飽きずに楽しめる作品だった。 日本の規制が多すぎて監督が激怒したことや、ラストの佐藤についての別ストーリーなど、Wikipediaに詳しく書かれすぎているのも、カルト的な人気があるからこそだろう。 あと、日本語のセリフに一部聞き取れない箇所もあったので、英語だけじゃなくて日本語字幕もつけてほしかった(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-14 21:20:44) |