81. ヘル・レイザー
《ネタバレ》 人が吊られて爆発する映画だった・・・。 5点(2004-04-17 12:51:02) |
82. フォーン・ブース
撮影はほぼ一箇所で行われているのにこの臨場感とスケールを感じさせる作りはどうだ。コリン・ファレルの演技力は映画を大きく見せる力がある。動きまくるカメラワークも臨場感を際立たせるのに一役どころか二役も三役も買っている。この映画が10日間で作られたと誰が信じられる?ただ、ラストのthe callerの位置づけがわかりにくく、驚きも少ないので-2点。 8点(2004-04-11 22:18:24) |
83. ルールズ・オブ・アトラクション
彼に彼は知りえないし、彼に彼女は知りえない。そして彼女に彼は知りえない。一つの勘違いから、惹かれあい、お互いに分かり合える事はないというすれ違いがひたすら繰り返されていく。ロジャー・エイバリーは純愛の厳しさ、現実の残酷さを若者たちに焦点を当てて見事に描き出した。ただ、彼が基盤として置いた逆回しという手法は最初のパートにおいて少々しつこい。はじめに退屈があっては物語の質も格段に下がってしまう。ただ、それを差し置いても彼の脚本は光を失わず、輝いた。 7点(2004-04-11 00:09:36) |
84. VERSUS/ヴァーサス
映画を評価するにあたってストーリーの質と役者の演技はとても大切な要素です。が、アクションを基軸に置く映画の印象はストーリーでも演技力でもなく、カメラワークと演出で決まるのか、と考えさせられた映画。タイトルの『VERSUS』は、「ひたすらアクションが繰り返される、アクションにだけ力を入れた映画ですよ」という監督のこだわりのようなものが垣間見える。こういう映画の作り方もアリです。 8点(2004-04-04 09:47:10) |
85. デス・トゥ・スムーチー
何より編集が綿密になされていて、テンポが驚くほど良いことにこの作品の良さが凝縮している。映画はテンポの良さが命だと言う事がよくわかる。そしてそれに彩りを加えるのが色彩の鮮やかさ。目にも脳にも優しい、良心的な作品でした。 8点(2004-03-21 17:19:10) |
86. ノックアラウンド・ガイズ
チビにいじられたり喧嘩したり、ハゲの親父を継いでハゲになったり、信号をいじるハッカーをやるなど紆余曲折な人生を送っていた彼が、ついに殺された。死んだ。 6点(2004-03-20 23:10:06) |
87. 地獄甲子園
最初の漫☆画太郎のシーン以外観るべきところがない、というか観るべきではない映画でした。期待してた自分が泣けてくる。 0点(2004-03-19 02:05:26) |
88. ラブ・アクチュアリー
《ネタバレ》 この映画はゆっくり、徐々に観る側に浸透してゆき、物語が大きく動くときから私たちはこの映画に完全に引き込まれ、その後加速度的にラストまで連れて行ってくれる。その途中には笑いや涙をもたれしてくれるちょっとしたアトラクションが散りばめられている。そしてラストの空港のシーンで全てが一つになり、残るのはほんわかした暖かい気分。この映画は魔法だ。 8点(2004-03-18 01:45:02) |
89. マッチスティック・メン
最後の最後に大きいドンデン返しがある映画は何らかの伏線を数箇所に設けるべきだと思う。伏線らしい伏線は潔癖症の煙草ぐらい?でも「潔癖症は煙草を吸わない」なんてこと決まってないしなー。まあ、この映画はそんな肩肘はって観るんじゃなくて、気軽に観て素直に驚くような映画なんでしょう。そういう意味ではよかった。 6点(2004-03-15 15:19:52) |
90. パンチドランク・ラブ
この作品を受け入れられるかどうかは観る側の感性と、観る時の状況に左右されるんじゃないかと思う。要はこのどぎついシュールさについていけるか(この作品に関しては映像はシュールだけど内容にシュールさは感じませんでしたが)。馬の尻尾に必死にしがみついてる気分で観させていただきました。 5点(2004-03-15 15:14:40) |
91. バトル・ロワイアルⅡ 【鎮魂歌】レクイエム
途中から素人が継ぎ足ししたとはいえ、最後の作品がその監督を表わすとするならば、深作監督はロクでもない監督ということになる。まず全体的なシーン展開は有名ハリウッド映画のパクリ(アメリカバッシングしていることからオマージュとは到底言えない)である。創造性が全く感じられない。次に映画にこめられたメッセージはテロリスト思想の支援によるアメリカ叩き。アメリカ人は誰もこんな映画観ないのは自明であれば、まさに井の中の蛙、愚かな事この上無い。面白い面白くないという以前に観てて痛々しくなる映画と言うものにめぐり合えただけ、いい経験をしたということ、及び竹内力の最後の「トラーイ!」が少し面白かったので+1点。 1点(2004-03-12 16:14:19) |
92. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
たしかに魅力的なキャラクターが揃った。それぞれにとっておきの力がある。まさにわくわくする設定というやつだ。しかし悲しい哉、この魅力的なキャラクターたちを徹底的に暴れまわらせるにはあまりにも時間が足りなさ過ぎた。あるいは前置きが長すぎたのかも知れない。皆のその魅力的な能力が我々の印象に残る前に映画は終わる。とはいえ彼らの活躍をまだまだ見たいという求心力はあったということなので、6点。 6点(2004-03-12 16:07:24) |
93. レボリューション6
単にノリのいいクライムムービーに終わるのではなく必ずしも上手くいかなくなった人間関係の軋轢がしつこいぐらい何度も描かれていたのが逆によかった。 8点(2004-03-12 15:47:49) |
94. 28日後...
これは単なるゾンビ映画ではなく、人間性そのものを深く掘り下げた映画だ。テーマは”凶暴性”。誰しもが持つ凶暴性がちょっとしたことで爆発状態になったゾンビも、利己欲で突っ走る兵士たちも、怒りが爆発した主人公も、結局のところ皆一緒。皆が心のうちに秘める凶暴性により、この事態が起こるよりずっと前から人々は殺し合いをしてきた、というメッセージが確認できる。それを実証するかのようなストーリーが美しい映像に乗せて進んでゆく。そして、最後のシーン、HELLOの文字は最初映ったときHELLだった。地獄からこんにちわ。まさに現実だ。 8点(2004-03-07 14:25:43) |
95. ジョニー・イングリッシュ
サアサア、またまたあのローワン・アトキンソンがやってくれるぞ!と、息んで観てみると・・・アレ・・・?狙いすぎでしょその笑い、ってシーンが多くて笑えない笑えない。いや、違う、笑えない理由、それはさんざん予告、CMで笑いどころのシーンを繰り返し繰り返し見てしまっていたからなのです!これは最早映画がどうこう言うよりもマスコミの弊害であります!かくして英国が誇るコメディアン、アトキンソンはマスコミの前に沈没したのでした。 5点(2004-03-06 23:56:17)(良:1票) |
96. 閉ざされた森
《ネタバレ》 観る前と観た後で完全に印象が違ってくる作品だと思います。観る前は「サミュエルとトラボルタの本格サスペンスか、ホラー要素もあるのかな、スリラーだったりして・・・。」なんて期待を抱いていて、観終わってみると「とんでもないおバカ映画でした。」なんてものである。何でも良いけど最後の回想シーンでL・ジャクソンが撃たれた時に「ウワー!」ってあんたそれはないでしょ・・・。 7点(2004-03-06 23:52:19)(笑:1票) |
97. ウェルカム トゥ コリンウッド
同じ監督がクールで何をやってもうまくいく『オーシャンズ11』と、ダサくて何をやってもうまくいかない今作を撮っているのが興味深い。対比して観るとなかなか面白い。そして今作にジョージ・クルーニーがインストラクターとして登場している趣向も結構なもの。遊び心だけで作られたような作品。お間抜け度満載の今作のほうが何となく共感が持てました。 6点(2004-03-06 23:49:28) |
98. 恋愛小説家
最初、この映画の登場人物は何かしらの歪みを抱えている。潔癖症で厭世的なオッサン、息子にベタベタのイライラ女、犬狂いのゲイ・・・。それらが触れ合い、交じり合い、溶け合うことで歪みが少しずつ(スピードはホントに遅いが)矯正されていくのである。その過程はイライラするほど緩慢で、じれったくなるけれど、最後には必ず安心して微笑むことができるはず。 7点(2004-02-29 04:47:49) |
99. フォー・ウェディング
一回目の結婚式で結婚した二人が四人目の結婚式で子供を抱いている・・・など、人々が一人一人細かいところまでよく作りこまれている。四つの結婚式と一つの葬式で成長してゆく主人公という設定も秀逸である。それにしてもヒュー・グラントは年が流れても顔が変らないなーと、再確認。 7点(2004-02-29 01:08:43) |
100. 偶然の恋人
これは現実ではなくあくまで映画なのだから・・・と、「ここまでうまくいくわけがない」という点には目を瞑って、ベン・アフレックが大根なのはわかってるので目を瞑ってみても、主人公二人と子供以外の人物の役割や行動の中途半端さには目を見開いた。 5点(2004-02-27 19:32:43) |