81. 仁義なき戦い 広島死闘篇
前作よりはストーリー性はでたけど、はっちゃけた清々しさは薄まった気がする。鉄砲玉の悲哀というのがテーマかなあ。梶芽衣子の薄幸な美しさ光る。 [DVD(邦画)] 7点(2018-05-15 15:54:01) |
82. 仁義なき戦い
なかなか面白かった。今は亡き名優たちの演技が非常に光る。というよりこれを観てないと彼らを語れないので鑑賞したのだけど。筋は荒いもののエネルギッシュな演出はいいなあ。当時に日本アカデミー賞があったら助演男優賞があったら確実に金子信雄が受賞してる。ちょっとグロの中にユーモアを添えているのが彼。 [DVD(邦画)] 7点(2018-05-15 10:39:40) |
83. ブレードランナー 2049
大好きなブレードランナーの後日談的。内容は面白かったし、演出は元作のテイストを保っているが、いかんせん尺が長い。それを丁寧な演出というべきかワンシーンの間が長いというべきか。ブレードランナー最後にみてからもう7年も経ってる。見返してみようかな。 [DVD(字幕)] 6点(2018-05-09 18:08:55) |
84. ゴースト・イン・ザ・シェル
ジャポニズム満載の中に中華テイスト。スカーレット・ヨハンソンは大奮闘なんだけど、どうにもB級テイストが悲しい。原作は知らないけど、ストーリー的にはマトリックスぽい。たけしさんと桃井さんは強引にぶち込んだ印象あり。演出がちょっと独りよがりのどや感もあるし、知らない人にはストーリーも入りづらい。あまり評価できない惜しい作品。 [DVD(字幕)] 5点(2018-05-04 15:26:46) |
85. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 濱田岳君のらしい演技を堪能できる。瑛太の演技も再見したら納得の表現。良作だとは思うが、ちょっと凝ったでしょ作品感が強くて鼻につく気がしないでもない。 [DVD(邦画)] 7点(2018-04-25 15:30:53) |
86. ぼくは明日、昨日のきみとデートする
《ネタバレ》 泣けると妹に聞き、backnumberハッピーエンドのファンという浅い動機もあり、ハードル上げたり下げたりしながら鑑賞。結果、中途から大泣きしながらの鑑賞となった。ベンジャミンバトンと思ったけど、それを日本風にアレンジ。もしベンジャミンバトンが存在ぜずにオリジナルだったら、10点間違いなしの出来と思ったけど、一応リスペクト作品ということで減点はした。なんの基礎知識もなしに題名からのうすうす推測から鑑賞始めたので、前半の恋愛シーンは長い!かったるい!早く謎解きを!と思っていたけど、いざ謎が明かされたら、そっからは涙なしには見れなかった。自分は福士君に感情移入してしまって同じ感情と心理の流れをしたので、福士君が目覚めた時を同じタイミングで涙が始まる。小松菜奈の演技は素晴らしかったなあ。ある程度把握した後は次はやっぱり小松さんに感情移入して号泣。設定としては逆に女の子を現代人の主人公としてのパターンもあり得ると推測したがそっちのが脚本が難しいのも分かった。とにかくあのかったるかった前半を見返したい見返さねばと思った。そして見返してその恋愛シーンこそ泣き所。号泣。ラストのbacknumberのハッピーエンドと京都のロケーションは1点以上加点に相当。 [DVD(邦画)] 9点(2018-04-21 13:20:20) |
87. マジンガーZ対デビルマン
ストーリ的には平坦だったのが物足りない。マジンガーZが主人公のために、デビルマンの活躍が少ないように気がするし、やっぱり超能力よりメカのが強いのかと思う展開も残念ではある。当時は両作が永井豪作品とは知らずに興奮していた子供心が懐かしいなあ。水木一郎の唄がやっぱり興奮をかき立てるというのは今なお実感する。マジンガーZ対バビル二世というのもみたいなあ。ドクターヘル対ヨミとか。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-03-29 22:03:30)(良:1票) |
88. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 なかなか楽しめたけどB級テイスト。犯人捜しも楽しむんだけど、どうにも捜査官の強引さが目につき入り込みにくくなってるなあ。そりゃ単独行動してしまったらテロリストに認定されても仕方ないようなあと感じる泥沼感。一応犯人グループと疑ってた市警ジュリアンCAはいずれもセーフ(笑 このご時世でイスラム犯行では逆に気まずいというのは的中。テンポはいいんであっという間に見れたんだけど、脚本がいかんせん安いように思えるなあ、女の子のくだりも典型的、僕が書いても入れる(笑 。相棒ザムービーとか踊るなんとかのスTVドラマペシャル版映画で感じるテイスト。 [地上波(吹替)] 6点(2018-03-25 08:09:42) |
89. 相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
テイストが一昔前で古いと思うんだよね。映画化されると設定舞台も予算もキャスティングもでかくなるのに、クォリティーや繊細さ追いついていかなくなってしまってる。大味なんだよね。日本の人気ドラマの映画化の悪い面がでてる。 [地上波(邦画)] 4点(2018-03-18 07:05:07) |
90. ナミヤ雑貨店の奇蹟
《ネタバレ》 原作未読だけど、東野圭吾だろうから当たり前に優れているんだろうだから、ストリー的には当然良くできていて面白かった。でもちょっと作為感が強い感も。バベルを連想したかなあ。最後で村上君が「雑貨店と施設は繋がっている」とわかりやすい結論言ってくれたのはダメ押しぽかったなあ。 村上虹郎の声は素敵。 [DVD(邦画)] 6点(2018-03-03 21:53:12) |
91. 関ヶ原
合戦シーンは物量もぶち込まれてリアル感も感じないことはなかったので評価したいが、ストーリーが平坦で人間味も薄い。義に準じる石田光成というのもセリフで何度も繰り返されていたけど、エピソードの演出で描くのが王道ではないだろうか。登場人物が多くて誰かが憶えにくく、しかもセリフが早口で聞き取りづらいのは致命的だった。岡田君も黒田官兵衛だったけ?とか思ってしまうし。平岳大は素晴らしかったです。滝藤賢一も。できれは真田丸のキャストで三谷幸喜脚本でこれだけの予算ぶちこんで見たかったというのが本音。 [DVD(邦画)] 5点(2018-03-01 22:48:14) |
92. LOGAN ローガン
ウルヴァリンシリーズの締めに相応しい内容だった。プロフェッサーローガンの老い、そして子供たちへの希望。だってどんなヒーローだって老いがあり死がある。これこそがリアルティである。長く続いた作品のフィナーレとしてしみじみと鑑賞。ローラ役の子役の演技バトルでの動きも文句なし。子供たちの幼い特殊能力も派手さが無くて良い。ほぼ逃避行のみでサプライズ無しの展開だったけどシンプルさに好感がもてる。最後のXには胸が熱くなる。それこそぼくもローガンと同じようにシリーズ開始から年齢重ねているから。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-02-18 15:32:22) |
93. オリエント急行殺人事件(2017)
オリジナルの内容も忘れかけていて、新鮮にみることができた。車窓から見る雄大な風景にオリエント急行での旅に憧れる。今回はポワロ氏の葛藤の表現が優れていた。ちょっとテンポ悪いところもあったけど、オチに向かうラスト15分のたたみこみは見事だった。 [映画館(字幕)] 6点(2018-01-15 20:48:11) |
94. 僕と世界の方程式
障がいを持った少年の成長譚ではあるんだけど、同じように数学の師匠母親の大人の心の葛藤と成長譚でもある。ぼくには師匠の心のうちに打たれるものもあった。主演の少年の自閉症をもつ子供のこだわりや気難しさの表現は誠に素晴らしいものがあった。だからこそこの作品が成立したともいえる。佳作。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-12 10:06:19) |
95. メッセージ
《ネタバレ》 面白く興味深く見れた。異星人との接触があったとしたら、まずぶち当たるのがコミュニケーションであるのは確実なので、そこにフォーカス。どんなオチに向かうのかドキドキしながら鑑賞。自分も言語の謎解きしてた。いろいろ疑問点や細部に粗いとこもあったけど、まず置いといて、素直に見てた。ルイーズの未来への切なさもあったし、良かったんでは。シャン上将との会話の場面の息をのむ感じはクライマックスに相応しい。内心音楽がいいなあと思っていたら、賞獲ってた!というよりこの作自体有名作品だったんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2017-11-29 11:03:16) |
96. パッセンジャー(2016)
船体の中の質感は良かった。ジムが抱えた孤独感も伝わる。僕だったら・・・ 同じことをしてしまう(泣 吟味に吟味重ねてとびきりの女性を選ぶ。念には念で3人くらい(笑。ただいくつかこれはどうなんだろう?とこもあるなあ。船体は光速に近いくらいのスピードで移動しているのだろうから、そこで船外での作業とか、いくらなんでも完全無人化の航行の無謀さとか、うん?というとこもあるけど、お気軽SFとして楽しんだ。ジェニファーローレンスの今旬のぐいぐいの演技が印象深い。面白かったけど、点数は厳しめに6点。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-11-20 13:10:43) |
97. 海月姫
原作未読。うわ、点数低いなあ。僕にはとても面白かったんだけど。原作も良いんだろうなあ。心の中にちょっぴりでも尼~ずの部分がある人にはとても響くところがある作品に思えた。似た者同士皆で楽しい生活とか、自分を引っ張り上げてくれる太陽のような人、とかいかにもの夢あるストーリー。メインのファッションショー関連の演出にはしょぼさはあったが、核心はそれ以外の部分だから仕方なし。能年ちゃんや菅田君のキラキラした演技が見られる。キャラ設定はまんまあまちゃんだったんだけど、それでも、能年ちゃんはとても可愛いのにそのオーラを消す術というのは天性。こんな素晴らしい演技ができるここぞ旬の能年ちゃんが干されているというのは、芸能史の損失。どうかしてる。脇も安定してる。片瀬那奈は安定のセクシー&コミカル。実はフジテレビが芳根ちゃん主演で月9でドラマ制作するらしいという記事読んだのが鑑賞のきっかけになったのが、能年菅田コンビの強烈な印象に太刀打ちできるか。難関。 [インターネット(邦画)] 7点(2017-11-07 21:59:22) |
98. エスター
《ネタバレ》 がっつりホラーだったなあ。メンタルホラー。大ネタは良かったけれども、ちょいちょい伏線が張ってあったんでビッグサプライズということはなかった。ホラーなんで後味が良いわけではないんで、再見したい類の作品ではないけど、よくできている。特に、子役のエスタとマックスの演技は素晴らしかったなあ。それだけでも1点加点。子供エスタの小賢しいふるまいにイライラしてたけど、その障害と哀しみを知った時急に責めれなくなってしまった。 [DVD(吹替)] 7点(2017-11-04 11:42:44) |
99. サボタージュ(2014)
《ネタバレ》 シュワちゃんということで見たけど、やっぱり若い時の方が魅力あるなあ。大ネタは予想可能だったけど、イカレ女の行動とかはちょっと不明だったな。あんまり良い作品とは思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-10-28 16:39:54) |
100. ノーカントリー
《ネタバレ》 いやあ、せつない作品だった。大金を手にしたゆえに追われ命失う者、その妻、何の躊躇いもなく命を奪う者。作品通じて無常観が漂う。とにかく緊張感が半端ではなく、息を飲む場面が延々と続く。なんといってもシガー役バビエルバルデムの得体のしれない不気味さの表現が光る。素晴らしいと思ったら、やっぱり助演男優賞受賞してた。この作品なんの下知識なくレンタルしてたけど、本作品自体が賞取り作品だったんですね。良い出来でした。理詰めということはない、若くて前途洋々の人たちには理解しにくいかも、人生折り返し越えていろいろあった人たちには感じ入るところがあるかも。さんまさんの「人生生きているだけで丸儲け」という言葉が浮かびました。 [DVD(字幕)] 7点(2017-10-25 15:15:20)(良:2票) |