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おーるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 307
性別
自己紹介 基本的に評価は甘め。
9点は映画としてほぼ文句の付けようの無い映画。
そして10点は多少アラが有ろうと個人的なツボに入り、人生に影響を与えた程の映画。
0点の映画は逆に怒りを通り越し尊敬の念さえ覚える映画。

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81.  20世紀少年
原作既読のため、この複雑な漫画を映画化するのは無理があると、あまり期待をせずに鑑賞。 まぁよくもここまでそっくりさんを沢山集めたもんです。その点だけは笑えて良かったが、いくらハードルを下げて観たとしてもあとはもう悪い点しか見当たらなかった。  原作の全てを再現しようとして、それを映画の2時間程度の短時間の中に無理矢理凝縮させようとするもんだから、ひとつひとつの場面がおざなりになっており、感情移入が出来ないし、原作が持つ怖さや危機感が伝わってこない。 竹中直人など、本当に一瞬しか登場しないキャストも多数おり、明らかに再現する必要の無い、タレントを映したいがために作ったようなシーンがいくつもあった。 その辺を巧く端折って物語の主軸になる部分をもっと丁寧に描いて欲しかった。 そして何より酷いのはCG。大金かけてこの出来は・・。 ラーメンの湯気には思わず失笑しました。  そんな酷い環境の中でも、唐沢をはじめ俳優陣は本当に頑張っていて、ある意味感動的でした。
[地上波(邦画)] 2点(2010-07-13 09:12:23)
82.  銀色の雨 《ネタバレ》 
鈴井監督作品であり、大好きなサンドウィッチマンの2人も出演しているということで、観てみました。  まぁ映画自体は、可も無く不可も無くといったところでしょうか。 中村獅童の演技が目立って素晴らしく、そして彼の悲しすぎる物語にも充分感情移入出来ました。  小説ベースだから仕方ないのだろうけれど、クサい台詞が所々目に付きました。そんなクサい台詞も中村獅童くらいの演技力があれば違和感無く聞こえますが、他主役2人が言うとどうしてもクサく聞こえてしまう・・。  サンドウィッチマンや、ルー大柴も出演してはいますが、出番は本当に前半ちょっとだけ。友情出演だったのでしょうか。もっと彼らの演技も見たかったです。  鑑賞後の何ともいえない清々しい雰囲気は良かったです。
[DVD(邦画)] 5点(2010-07-03 13:13:05)
83.  アウトレイジ(2010)
北野監督が発表前から公言していた通りの「バイオレンス」、「エンターテイメント」。それ以外の何物でもない本作。  だから、本作に過去の作品(ソナチネ、HANA-BIなど)の芸術性を求め、それと比較するような見方は全くの筋違いに思える。  今までのたけし映画の「静」の部分を一切排除し、「動」をとことんまで突き詰めたスタイルは全く迷いが感じられない。潔し。   個人的に北村総一郎、椎名桔平の演技が本当に素晴らしかったと思う。  特に北村総一郎の仕草(手招き、歩き方など)がイチイチ怖かった。優しげに喋ってても目の奥が笑ってないのが・・。役者としての物凄い力量を見せつけられました。   映画はとにかくスピーディにぐいぐい進んで行き、観る側に休む間を与えない。 凄くしっかりしたストーリーと俳優陣の素晴らしい演技があるから、混乱もせず、単純に「誰が生き残るのか」に集中出来たし、自分が予想していた結末を大きく裏切ってくれて、とても楽しめた。  ただ、バイオレンス描写があまりに凄すぎるので(一緒に観に行った女の子が途中退席しそうになった)、その辺覚悟が出来ている人のみ観に行くべし。   前作「アキレスと亀」も賛否あっただろうが、個人的に大好きな作品。 北野監督、次はどんな映画で驚かせてくれるのか。 とりあえず「アウトレイジ」は何だかもう一回観たいかも。    
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-23 19:18:16)
84.  重力ピエロ
原作を読んだうえで鑑賞したのですが、俳優陣の演技に引き込まれ、終わりを知っているにもかかわらず、思いのほか楽しむ事が出来ました。 特に渡部篤郎の演技が素晴らしかったと思います。  原作を読み、心配だったのは、春の台詞が哲学者の引用が多いので、文字として読む分には問題ないのですが、これを実際口に出して喋るとなると相当クサくなってしまうのでは・・ということ。春役の岡田くんはハマっていたと思いますが、やはりその点だけはどうも安っぽくなっちゃいましたね。  端折るところは巧く端折って、映画として、心地よいリズムが感じられました。 設定も色々と変えてあって、だからこそ原作既読の自分も楽しめたのだし、「映画化」した意味は充分にあったと思います。  原作、伊坂幸太郎の独特の浮遊感を感じられる文体と違い、映画版の雰囲気は重めなので、別ものとして2つとも楽しむ価値はあります。  減点要素を挙げるとすれば、夏子さんの中途半端な使い方が凄く気になりました。原作ではもっと活躍してくれます。 
[DVD(邦画)] 7点(2010-06-07 08:18:41)(良:2票)
85.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
予想以上に面白かった。  まず、映画のテンポがとにかく良い。 そして、展開の巧さ。回想→現在と行き来するが、全く混乱する事無く楽しめる。 しかもちょうど忘れかけたころに絶妙なタイミングで伏線が回収される。 物語が繋がる感動。後半にかけて特に素晴らしいものがあった。  子役の演技も素晴らしく全くウソ臭さが感じられない。 スラムの悲惨な現状をリアルに描いているが、この映画が重苦しくならないのは、とにかくセンス溢れる映像とBGMによるところが大きいと思う。  あまりにも都合良くストーリーが展開していくので、そこにばかり気をとられていると、この映画の良さは半減してしまうと思う。  「運命」なのだし、細かい事は気にせず、第一級の娯楽映画として楽しむべき。  ただ個人的には、ラストの問題は正解して欲しくなかったなぁ。
[DVD(字幕)] 9点(2010-05-20 15:24:28)
86.  12モンキーズ
なるほど、そう来たか!!って感じ。でも、あくまで「良く出来た映画」の範疇を超えることは無く、特に感動は覚えなかった。 個人的に一番印象に残ったのは12モンキーズのロゴ。滅茶苦茶かっこいい。  ブラピの演技がちょっと気合入りすぎてたかな・・。 ブルース・ウィリスは相変わらず小汚かった。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-20 14:45:40)
87.  赤ちゃん泥棒
素直に面白かったです。 とにかくめまぐるしく物語が展開していくし、色んな要素盛り込みまくりですが、見ていて全く混乱せず楽しめるのは、やはりコーエン兄弟の巧さでしょう。  俳優陣全員が濃い演技で笑わせてくれますが、中でもホリー・ハンターの演技がとっても若々しくて可愛くて、見ていて惹きつけられました。  一般評価はそこまで高くないみたいで、不思議です。 赤ちゃんのズル過ぎるぐらいの可愛さ抜きにしても、かなりクオリティの高いドタバタ劇と思うのですが・・。  「コーエン作品」ってことで身構えず、素直に楽しむべき作品かと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-20 23:10:15)(良:1票)
88.  オー・ブラザー!
原作・ホメロス「オデュッセイア」は未見ですが、予備知識無く充分楽しめる作品でした 。原作を知っている人ならなお楽しめるでしょうね。  本作はミュージカルではないのですが、音楽の使い方が絶妙で、全体を力強く華やかに演出しています。コーエン兄弟の作品はどの作品も音楽のセンスが素晴らしいです。  ジョージ・クルーニーはこんなお間抜けなキャラクターもしっかりと、全く違和感無く演じています。いつもと違うジョージを観たい方にオススメかもしれません。  しかしコーエン兄弟は本作のような喜劇から「ノーカントリー」のような作品まで、その多才さに驚かされます。
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-13 21:14:06)
89.  バニシング・ポイント(1971)
だだっ広い砂漠にクロスするタイヤの跡、この画のポスターが欲しくなりました。 ラストの主人公の表情もグッド。 映画としてはもう少し短くても良かったかも。  あ~こんな時代に生まれて、毎日スーパーソウルのラジオ聴いて過ごしたら、人生楽しいだろうなぁ。 
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-09 22:35:07)
90.  バートン・フィンク
2回鑑賞しましたが、やはり謎は謎のままです。むしろディテールに目が行った分、2回目鑑賞時の方がさらに謎が深まった感もあります。  これはコーエン兄弟作品の中でも特に賛否分かれる作品かと思います。 個人的には、場面ひとつひとつに意味を見出そうとせず、この独特の雰囲気に身を任せてしまえれば、充分酔える作品だと思います。  それにしても、ジョン・グッドマンを始め、俳優陣の演技の素晴らしいこと! 臭ってきそうなくらいの濃いキャラクター達を、見事に演じきっています。  個人的に一番感動したのは、ラスト、鳥が海に「ポチャッ」と落ちてエンドクレジットが入る絶妙な間です。あれにはハッとさせられた。  カンヌでパルムドールを取ったからには、きっと僕のような平凡な日本人には分からないメッセージがこめられているのでしょう。  日本文学をいくら巧みに英訳しても、微妙な感情表現は決して伝えることが出来ないことと同じように、この映画を完全にかつ自然に理解するのは、平凡な日本人である限り難しいでしょう。  しかし、この映画の持つ独特な展開、雰囲気は僕を充分魅了してくれました。 要は好きか嫌いか、好みの問題だと思います。 
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-07 01:44:19)(良:1票)
91.  シャルロット・フォー・エヴァー
とことん堕ちる人間を描きたかったのだろうが、危険な愛もただチークダンスして終わるくらいじゃ、ただの親父のオナニー映画ですね。 タブーすぎて映像化は出来ないだろうけど、「親子の愛が行くとこまでいっちゃった」的なほのめかしは描けたはず。 この手の映画はそのくらい堕とすなら堕ちてもらわないと。  この映画はシャルロットの可愛さ以外何にも見所が無い。  デブ娼婦、男色家、レズビアン、ゲロ(笑)など、不快極まりない要素をせっかく盛り込んでいるのに、メインテーマの近親愛が中途半端じゃデカダンな雰囲気に浸ることも出来ず。色んな意味で気持ち悪さだけが残る映画でした。
[DVD(字幕)] 1点(2010-04-05 16:07:02)
92.  ブラッド・シンプル ザ・スリラー
コーエン処女作という事で、その後の彼らの作品に比べると、物凄くストレートでシュールな要素は少ない。 コーエン兄弟作品とかそういう意識が無くとも、一級のサスペンス映画として充分に楽しめる作品。 実はなかなか入り組んだ話なのだけれども、小難しさを全く感じず観れるのは、やはり巧妙で綿密なストーリー展開の成せる業。 他のコーエン作品がダメな人にも勧められる映画かもしれない。   
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-02 18:24:54)
93.  宮廷画家ゴヤは見た 《ネタバレ》 
ゴヤは一貫して、その時のありのままを描く人だったのですね。  終盤が非常に印象的でした。 ロレンソが死刑台を前に、悔い改めようと(再び神の道へ戻ろうと)しなかったシーンは、様々な解釈が出来ると思います。  そしてラストシーン。 個人的な解釈としては、イネスはゴヤが天使の顔のモチーフとしているように、このシーンでのイネスは「天使」として、ロレンソを神のもとへ手引いて行ったのだと思っています。  ハビエル・バルデムの演技力は相変わらず素晴らしいですが、本作のナタリー・ポートマンの演技、存在感は本当に凄まじいものがありました。  ありきたりな時代モノ映画では全く無く、宗教問題、革命などから生じる社会全体の混乱をしっかりと分かり易く描きつつ、主軸となるのはあくまで濃密な人間ドラマ。 予備知識が全く無くても楽しめるとても質の高い作品だと思います。  
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-31 19:41:44)(良:2票)
94.  タクシードライバー(1976)
孤独の中で悶々と生活し、それ故に屈折した自意識ばかりが拡大している主人公トラヴィス。周囲の人々をクズ同然と見下し、自分は同類ではないということをどうにか世の中に示そうと企んでいる。  共感出来ない人は最初から最後まで全く共感できないと思うが、自分の中に少しでもトラヴィス的孤独感が思い当たる人にとっては、この作品が描く狂気があまりにもリアルに感じられるはず。 「タクシー運転手」という設定も、孤独のメタファーとしてこれぞ、と言ったところ。  若きジョディ・フォスターは可愛いし、同じく若きハーヴェイ・カイテルも良いが、 見所は何と言ってもヤバすぎるデ・ニーロの演技。いかにも不健康そうな顔色、挙動不審で妙に目だけギラついている。 全体のドロドロした雰囲気といい、本作はまさしく「病める現代っ子の狂気」を見事に映し出していると思う。 
[DVD(字幕)] 9点(2010-03-29 14:00:12)(良:1票)
95.  バーバー
雰囲気はとても良いです。映像と音楽のマッチングが素晴らしく、随所随所にセンスの良さが滲み出ています。 本作も、乾いた視点で人間の滑稽さを描く、コーエン兄弟お得意の物語なのですが、個人的にはもう少しスパイスが欲しかったかなという感じです。  それにしても、床屋を本職としている人には失礼な映画ですね。
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-25 17:52:06)
96.  ビッグ・リボウスキ
出てくる人物、台詞含め、世界観全てがジョークのような、でも観終わった後はなんだか勇気づけられる。この感覚はこの映画でしか味わえないのでは。  噛みあわなすぎるやりとりや、雰囲気だけで充分楽しめる作品であるが、初見時は少し話が入り組み過ぎていて分かりづらかった。でもこの映画の実際重要なところはそんな入り組んだストーリーではなく、どこまでも滑稽でダメダメな人間達を楽しむところにあると思う。イチイチ癖のあるキャラクターたちの言動はある意味かなり洗練されており、乾いていて突き抜けている。  個人的には夢のシーンと、「ジーザス」、ラストがツボでした。 人生に行き詰って心が重くなった時は、この映画観てホワイトロシアン呑んだら、少し心が軽くなるかも。 「適当」って最高なのかも。 そんな風に思わせてくれる映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-16 19:44:31)
97.  まあだだよ
黒澤監督が、自分の遺作になると自覚して作っていたことは明らかでしょうね。 何だか、監督が「先生」に自分を重ね合わせている気がします。  作品としては、少し大袈裟過ぎる台詞がどうも馴染めませんでした。  黒澤映画は、映像だけで充分過ぎるほどの力がある(本作では個人的に、掘っ立て小屋で四季が巡るシーン、猫が怒りを表すシーンが印象的でした)ので、教訓じみた過剰に美しい台詞が多くて、感情移入を妨げられた気がします。  所ジョージ、井川比佐志などは凄く良かったと思います。  しかし、先生の酒豪っぷりは圧巻ですね(笑)  
[DVD(邦画)] 4点(2010-03-14 06:33:56)
98.  荒野の用心棒
ツッコミどころ満載ですが、若きクリントがかっこよすぎるので良しです。 同じ「用心棒」でも、こっちは少し緊迫感が薄い。 やっぱり刀なんですよ。銃じゃなく。 
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-08 01:31:16)
99.  白痴(1951)
原作が名作であればあるほど、それの実写化は大抵失敗に終わるものだが、 この映画を観ると、黒澤明が原作「白痴」をどれだけ深く理解し、 確信をもって制作に臨んだかが分かる。 前半を文章で紹介してしまうのは映画の長さ上しょうがないのだろうが、少し残念な部分。 キャストはもう全員が適役といっていいほどだったが、中でもナスターシャを完全に演じ切った原節子に感動。 原作の荘厳な雰囲気を見事に映像化し、なおかつ黒澤ならではのエネルギーが全体に満ちている。 数ある黒澤映画のなかでも、本作の映像の力強さ、美しさは本当に素晴らしい。 札幌がロシアに見えました。  個人的に一番お気に入りのシーンは、階段を上ってくる亀田と綾子の後ろで、待ち構えていた赤間がオルゴールをパタッと閉じるところ。 三船が放つ凄まじい負のエネルギーに息をのみました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-07 02:08:39)
100.  夢(1990)
退屈だと感じる人にはとことん退屈な映画でしょうね。 でも、ツボにはまる人(タルコフスキーとかが好きな人)にはとことんツボでしょう。  画家黒澤明が作る最高の美術映画だと思いました。  ただ映像だけで充分「生」や「死」などへの感情を表現できているのに、少し語らせ過ぎな気がしてならない。黒澤映画では「水爆」「戦争」や「近代化」などの話になるとどうしても説教臭くなっちゃいますね。  タルコフスキーの映像美がとことん静かであるのに比べて、黒澤の映像美はもっとギラついているというか、力強い命のエネルギーを感じます。  ツボでした。
[DVD(邦画)] 9点(2010-02-28 22:16:23)
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