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1081.  シベリア超特急2
暇だから「シベ超2」のレビューでも書いちゃおっかな~。  どうしよっかな~・・・。   やめたーーー!!!  ってのは冗談です。お待たせしました。前作のレビューから約9か月ぶり、ついに2のレビューを書きたいと思います(誰も待ってねーよ)  最近思うのは、日本人はマナーが良いから映画館で物音ひとつ立てないじゃん。笑えるシーンとかでも遠慮がちにクスクスじゃん。一方のアメリカは映画館内がまるでお祭り騒ぎじゃん。何が言いたいかと言うと、この映画は前者のスタンス(日本式)で見た場合全く楽しめないと思うのですよ。アメリカ式に大勢で騒ぎまくって観たほうが楽しいに決まってる。そういう意味では”シベ超祭”という貴重な催しで体験できた私は幸運かもしれない。。。。  さて、今作の見所はなんと言っても「ボルシチ」と並ぶ名言「やめたー」が生み出された所だろう。あの瞬間の場内の熱気は最高潮に達していた。それほどのパワーを秘めている。あと、前作に増して活躍するロープの動きも見逃せない。  ただ、冷静に考えてみるとやはり0点を献上せざるを得ない。いくら女優が豪華だろうが、長回しが凄かろうが、基本的には1作目と何も変わらない。水野晴郎による水野晴郎の為の映画である。私なんぞが真面目に批評する余地などもはや無いのだ。それでも点数は付けなければならない。半端な点数など失礼だ。となると0点しか考えられないのであった。そうそう、上映前にマイク水野監督は長回しについてドヤ顔で得意げに何か語っておりましたが、何を語っていたのか全く思い出せません。全部「やめたー」で消し飛びました。いや~映画(シベ超)ってほんとにいいものですね。ではまた、「シベ超3」のレビューでお会いしましょう。
[映画館(邦画)] 0点(2014-10-16 22:13:25)
1082.  ブエノスアイレス
同性愛の役は出来ないと断ったトニー・レオンを偽の台本で騙し、現地に連れて行ったらやっぱりゲイの役のままで、当然脚本は無し、即興の演技を要求されるという。おまけに相手役のレスリーチャンは本物のゲイだわ、ツアーを組んでたからしょっちゅう香港に帰っちゃうわで、撮影期間が延びる延びる。もはや収拾が付かなくなってチャン・チェンとシャーリー・クワンを呼んで新たなキャラクターとして登場させたが、シャーリークワンの出演シーンは全部カットされるわ、ストーリー的にも主役だったレスリー・チャンが途中でやむなくフェードアウトするわ、監督とトニーの関係は悪化するわ、レスリーは監督の作品には二度と出ないと言うわ、それでも撮影したフィルムだけはどんどん貯まっていって膨大な量になるわ、と非常に難産だった本作。役者泣かせにも程があるだろう。  ゲイのおっさん2人のブエノスアイレス逃避行なんて誰が観たいかと思うかもしれないが、やはりトニーとレスリーなので絵になるし、演技合戦も見応えあって面白い。 ゲイ同士のラブシーンはちょっと・・・と言う方でも、激しいのは冒頭のワンシーンくらいなのでそこさえ我慢すればあとは大丈夫。 とにかく注目して欲しいのはその映像と、音楽の心地良さ。 現地で発見してCDを買い込み、即起用したというフランク・ザッパの選曲チョイスが素晴らしい。 映像も「天使の涙」で香港の路地裏が迷宮と化した人工的な照明もさらに進化してるので注目。 また、ロードムービーとしても面白く、南米を旅してる気分になれるのでいい。 特にイグアスの滝の広大な空撮は迫力満点で、全てを飲み込んでしまう力がある。  
[ビデオ(字幕)] 9点(2014-10-16 21:24:07)
1083.  17歳(2013) 《ネタバレ》 
17歳の少女はゲーム感覚でいとも簡単に売春を繰り返す。 一見真面目そうなごく普通の女の子なのに…。 現代社会が生んだ闇に少女は溺れていき…やがて取り返しのつかない過ちを犯してしまう。  何故突然少女は売春を始めたのか。単に金を稼ぐ為にしていたわけではないだろう。両親が離婚して父親に会えない寂しさから?母親への反抗? 少女は大人になるのを急ぐかのようにその行為に溺れてゆく。  やがて、少女は普通の生活に戻るが…以前と何も変わらない毎日。 最後に残るものは何もない。虚無感だけだ。 そんな少女の見つめる先には何があるのだろうか。  切なさと喪失感がハンパない映画でした。 個人的には義父や精神科医とも寝ちゃう超展開があればさらに救いようがなくて良かったと思ったりなんかして。これがキム・ギドク映画だったら間違いなくやってそう(笑)
[DVD(字幕)] 9点(2014-10-16 21:21:41)
1084.  美しき冒険旅行 《ネタバレ》 
ふとツタヤにて手に取り、パッケージ裏の解説を読むと"熱狂的なファンの間で密かに語り継がれてきた幻の傑作"みたいな文が踊っていて、何気なくレンタルしてみた好奇心旺盛な私。 そういうのに限って地雷が多いから困る…。  冒頭から映し出される都会の様子に流れる不穏な音楽(これが実に怖い)、やがて何気ない一家の様子が映し出される。そして、旅行に出掛ける一家。 ここからどんな美しい冒険が始まるのかな~とワクワクしている私。だが、この時の私はまさかあんな事になるなんて知る由もないのだった…。  いきなりの超展開。なんじゃこりゃ~!  突如として始まった砂漠で子供2人のサバイバル。 どこが"美しき"旅行なの? たしかに広大な砂漠の映像と少女の美脚だけは美しいけど…。 時おり挿入される動物や虫の映像が怖すぎてヤバい。 そうか、これは少女の美脚だけを観る映画なんだ!と勝手に解釈し、なんとか美脚だけでやり過ごそうとする私。 だが、現実は厳しく、子供達を次々と災難が襲う。 なんとか現地の部族に助けられ生き延びる事が出来たが、今度はその部族の男に気に入られ求愛のダンス(?)を夜通し続けられるという悪夢が繰り広げられ・・・。ぃみゎかんなぃ。。。もぅマヂ無理。。。 何度も心が折れそうになりながらも最後まで鑑賞した自分を褒めたいと思います。
[DVD(字幕)] 2点(2014-10-16 19:04:24)(良:1票)
1085.  ピアノ・レッスン 《ネタバレ》 
彼女の翼を奪っても彼女の心まで奪うことなど出来やしない。 男は暴力でしか自分を正当化できないのだった。  自分の翼を奪われた後のエイダの何とも言い難いあの表情が目に焼き付いて離れない。 彼女は何を思うのか、これでやっと自由になれるという希望と、もうピアノが弾けないのではないかという絶望の入り混じった、複雑な感情を旨く表現していたのではないか。見当違いだったらゴメンなさい…。  官能的でどろどろの愛憎劇が描かれるのだが、それと対比して自然の映像が詩的で美しい。ピアノの旋律もとても心地好い。この作品を初めて観た時はそのピアノの音色があまりに心地好かったのか、エイダが島に着いた所で熟睡し、気づいた時には島から去るシーンだったという…何が起きたのか全く分からない状態でした。あははは。  最後、ピアノを棺桶代わりに身を投げるエイダでしたが、そのまま死ぬか誰か助けに来る2択しかないだろうと思っていたら意外な結末で意表を突かれました。 ああハーベイ・カイテルが飛びこんできてエイダを助け、「ザ・ビーチ」ばりの水中ラブシーンが展開されたりしなくて良かった~。
[DVD(字幕)] 10点(2014-10-16 18:49:37)
1086.  イップ・マン 葉問
1作目に比べると大味な展開が多くイマイチ乗れなかったのが正直な所。 ストーリー的にも完全に蛇足な感が否めない。「序章」ではイップ・マンの半生を追うことで彼の辿った軌跡を目の当たりにし、興味深く観る事が出来たが、今作ではボクシング対拳法というメインイベントがあって、そこに向かって映画全体が動いているので「序章」ような常に生きるか死ぬかというような緊張感があまり感じられない。  サモハン・キンポーとの絡みは確かにファンなら嬉しいだろうが、悪役かと思いきや実はいい人だったというキャラクターが、ファンに媚びているようでダメ。もっと圧倒的な悪役として描いてサモハンをラスボスにした方が個人的には燃える展開だったかなと。  結局、西洋人はバカで野蛮で卑怯で、中国人は誇り高いんだというステレオタイプな描き方にはうんざり。ラストで無理矢理ブルース・リーが出て来たけど、おお!というような驚きはない。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-14 12:05:13)
1087.  イップ・マン 序章
王家衛の「グランド・マスター」を観てイップ・マンという人物に興味が沸いたので鑑賞。 「グランド・マスター」ではイップ・マンが主人公でありながら他の武術家の話がメインとなっていたりして、イップ・マンのファンにとっては消化不良な作品だったと言えるだろう。また、アクションよりもラブストーリーがメインで日本軍の描写等も無く、美しい所だけを切り取ったような内容だった。  それに対してこの作品はイップ・マンの半生をじっくり描いており、日本軍が攻めてきて極貧生活を余儀なくされ、生活の為に肉体労働をする所や、決して日本には屈しないという不屈の精神が描かれる。なので、この作品を観てイップ・マンについて深く知る事が出来たので大変満足だった。 アクションシーンも満載で、古き良き香港映画を思わせる内容だった。  平和な時代が終わり、自分の身は自分で守るしかないという時代になり、イップ・マンが自分の働く工場の工員全員に武術を教える場面がグッときた。中には子供やおばちゃんも多くいて、勿論ちょっと習った位じゃ実戦には通用しないが、皆真剣に武術を習っていて、イップ・マンの信頼の厚さが伺えるいいシーンだった。  タイトルに「序章」とあるが、なんかこれ一本で完結しちゃってる感じ。続編の「葉問」はどうなるんだ?これから観てみようと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2014-10-14 10:00:31)(良:1票)
1088.  ウォーム・ボディーズ
切ないゾンビ映画。 そう、ゾンビ映画なのに切ないんです!  ゾンビだって思考してるし、ゾンビ同士ちゃんとコミュニケーションもとっているという新解釈。傍から見ればただウウ~とか呻いているだけに見えるが、実はちょっと位なら言葉を発する事が出来るというね。 これまでのゾンビ映画ではただ人間を喰ってるだけでしたが、本作ではゾンビが人間の脳を食べるとその人間の人生を体験できるという設定になっており、ここが最大のキーポイントとなっている。  人間の脳を食べた事で、ひょんな事から人間の女の子を助けるという行動に出る主人公(ゾンビです)が、まさかの恋に落ちるというラブストーリー。 それまで誰かと繋がりたいと思ってもゾンビであるが故にその想いは叶う事はなかった。 しかし、運命の時は遂に訪れた。 ゾンビと人間が手を繋ぐという奇跡。その瞬間終末へと向かっていた世界は再生へと導かれる。 「ウォーム・ボディーズ」というタイトルの意味を知った時、なんて温かい物語なのだろうと思いました。  ただ、ゾンビと人間共通の敵として登場するガイコツが都合良すぎる存在だったのがちょっと残念。意外と弱いし。  
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-10-12 20:47:11)(良:2票)
1089.  紀子の食卓 《ネタバレ》 
2時間半かけて壮大な家族ごっこを見せられる映画。 園子温が得意とするひとつの家族の崩壊を描いた映画であるが、後の「愛のむきだし」なんかと比べると粗が多く、何が言いたいのかよくわからない為イマイチ入り込めなかった作品。 まず、紀子の思想、行動、が不可解すぎてついて行けない。  彼女は、今の自分が嫌いで、生きていること自体がリアルに感じないとつぶやく。 自分の周りには自分を理解してくれる人間など居ないとネットにはまっていく。 やがて廃墟ドットコムというサイトに辿り着く。 その結果、新しい自分に生まれ変わる為、家族ごっこにはまっていく。  う~ん、なんという厨二病的思想。 救いようが無いです。  それから、映画全体を通してあまりにクドイ演出が続くので苦痛だった。 とにかくモノローグが多すぎ。あんな1から10まで説明されたらクドイだけ。まるで観客に何か想像させるという事を放棄するかのよう。 やたら繰り返し挿入される「自殺サークル」の集団自殺の映像や、オルゴールみたいな音楽が耳障りだ。 まだ「自殺サークル」の方が気軽に楽しめるバカ映画だったのでマシだった。
[DVD(邦画)] 3点(2014-10-11 20:43:22)(良:1票)
1090.  劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇 《ネタバレ》 
さて、『天』『漸』と散々酷評してきた私ですが、不覚にも感動・・・いや、号泣してしまったのである。嘘です、ちょっとだけホロリときました。最後なので点数も甘めです。  たしかに、今作にも粗はある。スケールが大きくなりすぎてやたら台詞が説明的だったり、舞台もほとんど屋上だけで繰り広げられるので変化に乏しかったり、ラスボスがアレすぎたりetc  でも、エンドクレジットに『special thanks specファンの皆様(はあと)』とあるように、ちゃんとファンサービスも忘れていない点は素晴らしい。 これまでの主要specホルダー勢揃いに加え一発屋だったナンシーやゲッツまで出てくるし、餃子ロボが大活躍するし、果ては『TRICK』のパロディや『ケイゾク』との繋がりまで出てきてもはや何でもあり。そんなはちゃめちゃさを楽しむ作品です。あと、きっぺいが出てればな~  悲しすぎるけど希望に満ち溢れた奇跡とも言えるラストシーンは必見。 ああ、瀬文のspec能力ってこれだったのか。 私の妄想かもしれませんが、きっと2人は別の平行世界でまた楽しくやってるでしょう。  最後まで頑張った当麻と瀬文に一言。「お疲れやま!」    
[DVD(邦画)] 8点(2014-10-11 18:12:44)(良:2票)
1091.  恋する惑星
観る年齢によって見方が変わる映画だと思う。 この映画を初めて観た10代の頃は断然前半パートの方が好きだった。 しみったれた警官のトニー・レオンより金城武演じる刑事の方が格好良かったし、謎めいた金髪の女も魅力的だったからだ。 しかし、アラサーになってしまった今観ると、前半は確かに疾走する映像などスピーディーで面白いとは思うが、刑事と金髪女という如何にも劇画的な組み合わせが嘘臭く、あまり入り込めない。それよりも後半のトニーとフェイ・ウォンのピュアな恋愛にドキドキするのだった。単にトニーの年齢の方に近づいたせいかもしれないが…。フェイ・ウォンの行動はピュアというにはちょっと犯罪めいているが可愛いいので許せてしまうから不思議だ。それにしてもトニーの鈍感ぶりにはあきれを通り越して笑えるものがある。その鈍感ぶりが頂点に達するのがこの映画屈指の名シーン、トニーがフェイの足をマッサージする場面で、昔彼女が好きだった曲だと言って「カリフォルニアドリーミン」のCDを流す所。もう、完全に病気だろう(笑)でも、複雑な表情を見せるフェイはとにかく可愛いいのだった。  あと、ラストシーンはとにかく切なくて希望に溢れていて良い。もう2度と会えないかもしれないと思った相手との偶然の再開。なんという奇跡。今ならネットがあるからすぐに繋がる事ができるが、当時は連絡手段が限られている。今の若い人がこの映画を観ても「パスワードは1万年愛す」なんて何のこっちゃわからんだろう。  純粋なラブストーリーとしては文句無く1番好きな作品である。この映画の影響でTWEMCOのパタパタクロックを購入したし、失恋したら涙が乾くまでとにかくジョギング、ポテトを食べる時は床に座って後ろ手にテーブルの上のポテトをまさぐりながら食べます。
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-10-10 14:45:18)
1092.  ゼイリブ
この映画をB級たらしめているのは基本的に主人公がおバカだからである。 サングラスをgetしてこの世界の秘密に気が付いた主人公だが、もっとじっくり攻めて行けばいいものをやたらと焦りすぎている為、すぐ敵にばれてしまう。 そして、とにかく何でも力で解決しようとする力馬鹿だ。 仲間を説得するにも話し合いより殴り合い。女性を助けるも説明下手な為怪しまれて2階から派手に突き落とされる。それでもこの主人公はめげない。なんというタフさか。そして、いよいよ敵の基地に乗り込むラストでは勿論何も考えずに銃乱射だ。とにかく撃って撃って撃ちまくる!脳筋最高!
[DVD(吹替)] 8点(2014-10-10 14:33:11)
1093.  運命じゃない人
普通に恋愛ドラマが展開されるが、この監督の映画なので、絶対、"もう始まっているぞ"と目を凝らして観てしまう。この時点で、何の知識も無く観た人とは観るスタンスが違う。なので、ネタばらしが始まってもああそういうことだったのかと驚き事すれ全ては予想の範囲内。しかも先に「アフタースクール」を観ていた為、ちょっと物足りなさを覚えたのも確か。 ストーリー自体は面白いのだが、登場人物にあまり感情移入できず、もう一度見直したくなるほどの魅力は感じられなかった。
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-09 22:07:56)(良:1票)
1094.  SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 《ネタバレ》 
YOYO!近所のビデオ屋に無いと思ったけどYO!よくよく探したら準新作の棚の最上段にあったぜYO!もう旧作なのにYO!SAY!WOOH!   前作「SR2」を番外編的作品とするなら、本作は紛れもなく1作目の正統な続編と言えるだろう。1作目でイックとトムを見捨てたマイティが東京で頑張る姿を描いているのだが、いきなり殺人、強盗、人身売買と、これまでの作品では考えられないほどの犯罪てんこ盛りな展開に少々ビビってしまった。  しかし、「SR2」では重要そうに見えて実はどうでもいい立ち位置だったイックとトムが現れてからはコメディ全開の展開で終始ニヤニヤ。安心して見れました。そんな彼らも今作では栃木の将軍と手を組み遂にステージデビューを果たしたりと大活躍。それにしても伝説のTKD先輩はどこまで神格化されているのか。TKD先輩キラカードには笑ってしまった。   てっきり栃木で再び出会ったSHO-GUNG3人が再結成するのかという夢が膨らんだが、しかしこのシリーズの鉄則としてこれまでそんなに甘い展開を許しては居ない。現実はとことん厳しいのだ。結局マイティは夢やぶれたまま、再びラップをやることなく去って行くのみだ。フェスでの長回しによる逃亡シーンは圧巻。   しかし、それでも最後の最後。ちょっとだけご褒美が用意されていた。偶然車が故障しフェスに戻るマイティ。そこで彼は観た。自分が捨ててしまった夢や情熱を今まさにステージの上で炸裂させ、輝いているかつての仲間を…。完結編と呼ぶに相応しいラストシーンは涙無くしては観られなかった。
[DVD(邦画)] 8点(2014-10-08 06:40:02)
1095.  それでも夜は明ける
様々な音が心に響いてくる映画だった。 奴隷を拘束する鎖の音。奴隷達が乗せられた船のモーター音。暖炉の音。馬車の音。斧で木を切る音。  そして、奴隷を打つ鞭の音・・・  奴隷を木に縛り付けて散々鞭で痛め付けた後、白人は言う。「所有物で遊んでいるんだ、これほど気の晴れる遊びはない」と。 そこに居るのは罪を罪と思っていない人達なのだからどんなに正義を振りかざしても意味がない。 奴隷=所有物としか思っていないのだから。彼らとしては当たり前の行為なのだろう。 それを現代社会に生きる我々観客が目の当たりにした時、「酷すぎる」「可哀相だ」とか思っても、どこか別世界の事のように感じてしまうのは至極当然の事だ。  最後に登場し、奴隷制度に異議を唱え、正義を振りかざしていたブラピもいざ主人公から助けを求められると、助ける事には慎重だ。結局自分がかわいいのだと正直に吐露する。ただ単に救世主として描いていない所がリアルで良かったと思う。  虐げる者、虐げられる者、様々な人間が描かれるが、人間の本質とは結局愚かで、弱くて、何かに寄り掛かって居ないと生きられない生き物なんだと思った。
[DVD(字幕)] 8点(2014-10-07 21:15:14)
1096.  プリズナーズ 《ネタバレ》 
ヒュー・ジャックマン演じる父親が遂に一線を越えてしまう。その行為は果たして正義か悪か。人によって色んな受け止め方が出来ると思う。もし、自分なら・・・あんな恐ろしい行動をとれるだろうか。それは実際にその立場になってみないと分からないけど、深く考えさせられたし、登場人物それぞれの思惑、立場がリアルに描かれていて凄く引き込まれた。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-10-07 15:51:41)
1097.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
出だしは良かったんだけどね。開始15分で魔女の家系に生まれたことの説明→旅立ち→いい人に出会う→部屋を貸してくれて宅配屋開業  とんとん拍子に事が進み、テンポが良すぎて飽きない。映像も飛ぶシーンの合成は微妙だが、何処か異国的な田舎の風景や自然が美しく、その後の展開に期待が高まる。  しかーし、ここから物語は段々と失速。全てが予定調和の中、ベタな展開が続く。もっと、目を見張るような飛翔シーンとか、心揺さぶられるドラマとか、そんなのを期待していた私の期待は尽く打ち砕かれる。トンボとの心温まる交流シーン位しか心に残らず、クライマックスに至っては何か凄い事が起こっているんだろうが全然入り込めず、歌手が出てきて突然唄いだしたりして完全に目が点点になった。監督が清水嵩だからいつホラーになるか、とも思ったけどそんなの全然無いし、凡作としかいいようがない出来。
[DVD(邦画)] 4点(2014-10-06 12:20:09)
1098.  ファイ 悪魔に育てられた少年 《ネタバレ》 
まさに悪魔に育てられた少年。あんな恐ろしい犯罪劇に子供を巻き込むなんて酷いと思う。 韓国映画独特の緊迫感のあるサスペンスが展開されて行きますが、犯行の動機や犯人の行動に疑問が多く色々と粗が多い。最後はやはり親子の愛が描かれるのだが、リアリティを感じられず全然感動も無いまま終わっていた。 少年には真っ当な道を行って欲しかったなぁ。ほんの一瞬だけ描かれる同級生の女の子との交流の場面が清々しく、束の間ホッとさせてくれた。 最後、少年は一体どこへ向かうのか。険しい道しか見えないが、頑張れ!と思わず叫んでいた。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-06 02:06:25)
1099.  きっと、うまくいく
いやぁインド映画ってわかりやすいからいいですねぇ。 クドい演出、大袈裟な演技、突然始まる全員集合のダンスタイム。 もうね、踊りのシーンになると急にボルテージがマックスになるわけですよ。 絢爛豪華。これぞまさしくインド映画。 もうね、ミステリー要素が中途半端だっていいんです。 赤ん坊がどう見ても人形だけどいいんです。 インド映画に良く出てくる悪者は大抵権力者で、それを打ち負かす爽快さ。ベタな恋愛要素。くだらないギャグ。そして壮大なスケール感。それらを十分に堪能させてもらったので満足です。 色々不幸に見舞われても決して落ち込まない彼らから元気をもらいました。 
[DVD(字幕)] 8点(2014-10-05 16:29:15)(良:1票)
1100.  スタンリーのお弁当箱
ジリリリリリリ…とベルがなったらさあお待ちかねのBREAK(昼休み)だ! しかし、いつも弁当の無いスタンリーは皆から少しずつごはんを分けてもらうのだった。 おっと、ヒゲもじゃの太った先生には気をつけろ!たかっているのが見つかったら怒るクセに自分も子供達の弁当にたかるのが生きがいという外道だぞ!ああっ、奴は早くもスチール製のデカイ4段弁当箱に目を付けたぞ!大変だ!完全にロックオンしてやがる!   という感じでお弁当を巡るドラマが展開されて行きます。実はスタンリーは訳ありで…。だけど、先生には言えないから皆で協力するという温かい友情が描かれます。音楽の使い方がいかにもインド的で、軽快なリズムに乗せてテンポ良く話が進んで行くので、シンプルなストーリーながら飽きさせません。しかし、子供達は素直なものです。急に汗を拭いたり、身だしなみを整えたりしてどうしたのかと思ったら、美人の先生が来るからなんですねぇ(笑)でも怖い先生だと急に皆緊張したりして実にわかりやすい。そんな純粋な子供達のありのままが描かれているので、もうそれだけで満足。最後はやっぱり皆でダンスだ!インド映画はこうでなくっちゃ!
[DVD(字幕)] 8点(2014-10-04 19:26:51)
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