101. オーシャンズ13
豪華なキャストが楽しみながら演じている感じが伝わってきたけれど、なぜか見ていて面白くなかったです。ハラハラドキドキのスリルがない。あまり意味のなさない分割画面など映像も空回り、作り手だけが楽しんでいる感じ。アル・パチーノひとりをやっつけるために他の関係ない人まで迷惑をかけすぎ。エンターテイメントな映画は観客を楽しませてくれます。この映画は一見エンターティメントぽいけどそうじゃない映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-09-05 03:07:40) |
102. イタリア的、恋愛マニュアル
《ネタバレ》 4組のカップルの話がオムニバス方式でつながっていきますが、どんどんシビアに興味深くなっていきます。出会いの話は平凡ですが、カップルが年を重ねて倦怠期になるにつれ考えさせられます。倦怠期も恋愛のエスプリだと思わないとと思わせる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-02 23:12:36) |
103. シザーハンズ
このサイトで好みが近いレビュワー検索ができて、楽しみながらお勧め映画をチェックしたら、ほとんど見てしまったけど好きでもないので点数を入れてない映画でした。その中で唯一好きだったのがシザーハンズ。ジョニー・デップの中でも1,2を争うくらい夢があり、美しい映画だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-31 22:22:18) |
104. アルカトラズからの脱出
何十年も前に見ましたが手に汗握るという感じではなく頑張っているなあという感想でした。その後の「ミッドナイトエクスプレス」の方が緊張感もあり、「プリズンブレイク」の方が娯楽性があります。 [映画館(字幕)] 5点(2008-08-31 22:17:58) |
105. 素晴らしき哉、人生!(1946)
「オペラハット」以降のキャプラらしい映画だと思いました。加えてジェームズ・スチュワートらしい役柄。残念なのはこの映画をみて素晴らしき哉、人生とは思えなかったこと。天使が見せるジョージのいない世界が、そんなになってしまうのか?と思えるくらいひどいものというのもありきたり。蝶を踏んでしまったので世界が変わってしまうと言う方がよっぽどリアルな気がする。素直に見られませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-31 22:12:17) |
106. ゾディアック(2007)
過去にドラマ化されたのを見たときにイマイチだったので映画版はどうかなと思って見ていましたが、似たような感じでした。興味深い事件だったのですがスリリングさや緊張感が感じられないままラストまで行ってしまいました。かといって出演者の私生活にも興味が持てず、犯罪者の心理描写も中途半端でした。事件のサイトの方がスリリングです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-25 18:06:29) |
107. エコール
《ネタバレ》 自分とは感覚が違うのでしょう。映像美も面白さも分かりませんでした。幼女の局部が写っていましたが、何歳からはアウトなんでしょう。映画に入れなかった分、いろいろと関係ないことを考えてしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-08-20 00:54:40) |
108. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 いやー面白かったです。それまでの3本も面白かったのですが、今回は定番ハードボイルドの王道という感じでした。情けないハッカーとふたりで立ち向かっていくところも、親子関係がしっくりいかなかった娘が人質にとられたけれど、しっかり父親譲りのハードボイルドさを身につけているのも気に入りました。ほとんどカンフーアクションのような敵もすごかったです。目新しさはまったくなかったけれど楽しめました。楽しさで言えばこのシリーズで一番かも知れない。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-08-12 05:26:52) |
109. 生活の設計
《ネタバレ》 これだけセックスの話をあからさまにだすのは当時としては、すごいことだったんじゃないかとびっくり。話は面白いのだけど今見るといささかお粗末で堅苦しい展開。ミリアム・ホプキンスが、もっとはじけておとぼけだったら、かなり面白くなったような気がする。表情によっては戸川純に見えることがあって、すごくかわいかった。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2008-08-12 00:38:54) |
110. あるスキャンダルの覚え書き
《ネタバレ》 フィリップ・グラスが音楽を担当すると、どんな映画でも不安と恐れが漂ってきます。身近に、この映画のジュディ・デンチのように自分は人を幸せにしてあげるという思いこみから、目をつけた人をどんどん孤立させ、自分だけしか仲間はいないというように追い込む人がいました。その人のせいで職場や友人を失った私でさえも、彼女のような人がかわいそうだと思えるくらい良い演技だと思いました。一報のケイト・ブランシェットも、一応は幸せな結婚生活を送っているのに、どこか空虚感を憶えて、一途に愛情表現を仕掛けてくる平凡な少年に惹かれていくのも理解できてしまうような名演技でした。どちらの女性も年をとっていくことの淋しさがにじみ出ていました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-11 04:21:41) |
111. 長江哀歌
《ネタバレ》 三峡ダムのために水の中に沈む村を写した写真展を見たのですが衝撃的でした。長江哀歌は、その沈む街に帰ってしまった妻を呼び戻しに行く夫と、帰ってこない夫を待っている間に他に好きな人ができて結婚すると告げに行く妻の、別々の話を2つ描いていますが、あまり意味がない気がしました。おまけに妻を呼び戻しに行く夫は妻を愛している感じがしなくて(メイドのように)必要としている気がしました。もともとお金で買った妻なので、そうなのかもしれないけれど、妻も夫との暮しが嫌で逃げただけということだし、感情が見えない映画でした。三狭ダムで消えゆく土地を描くのなら別の方法があり、お金で買った妻を探しに行く映画なら、日本の田舎にフィリピンなどから嫁いできて、子供ができてさえも、お金がたまった途端に国に帰る妻の話を描いた方がリアルだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-11 04:06:13) |
112. ポーラX
面倒くさい映画が好き。破滅に向かう主人公も好き。それは、どこかに興味をそそる謎が隠されているから。「ポーラX」にはそれを感じられなかった。興味を持てなかった。どことなく居心地の悪さが付きまとい、自分勝手なだけの甘ったれた主人公と、そんな奴、放っておけばいいのに、やはり自分勝手で主人公を追いかける人たちばかりが印象的だった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-10 22:41:28) |
113. エドtv
《ネタバレ》 映画は所詮は作り物。なのに気がつくと、そんなことも忘れて喜んだり涙したり。この映画は映画の中でリアルを演じるというストーリーなのですが、リアルを強調している作り物なので、逆に偽物感が目立ってしまいました。映画を見ながら役者が演じているなあと思うことはマイナスです。トム・ハンクスの「ターミナル」を見たときに英語を話せるのに話せない役を演じているなあと思って入れなかったのと同様の感じ方をして、最後まで楽しめませんでした。面白味のある俳優さんが主役だったら違ったのかも知れませんがマシュー・マコノヒーに感情移入できず、不自然なにやけ顔にいらだつことさえありました。 [DVD(字幕)] 3点(2008-08-08 03:18:39) |
114. ボルベール/帰郷
《ネタバレ》 ペネロペをはじめとする女優陣がすごく良かったです。母親は父親を殺し、娘も父親を殺し、ともに証拠隠滅で罪にはなりませんが、それで当然と思わせてしまうところはアモドバルならではだと思います。姉妹と母親の関係がとても良かったです。男は添え物みたいなところも、この映画では良い感じです。映画の中に出てくる食べ物や飲み物も興味のあるものばかり。そう思えた映画につまらない映画はありません。面白い映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-04 19:42:10) |
115. 浮き雲(1996)
《ネタバレ》 表情の変化が乏しい役が多いカティ・オウティネンにしては変化の多い映画でした。夫婦ともに失業してしまったあと、夫は諦め半分に、妻は精力的に仕事探しをしますが、どこでも何時の時代でも同じだなあと感心しました。相変らず淡々と進みますが気がつくと元気をもらっているような映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-04 19:36:57) |
116. 街のあかり
《ネタバレ》 カウリスマキらしい間の取り方が楽しいけれど映画自体はいまひとつでした。カウリスマキの映画の登場人物は問題は山積みだけど憎めないタイプが多いのですが、この主人公は優柔不断で下手すると、これじゃ友人がいないのも恋人ができないのも当然な気持ち悪いだけの男で終わってしまう気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-04 19:32:13) |
117. 今宵、フィッツジェラルド劇場で
《ネタバレ》 アルトマンの遺作と言うことを思いながら見ていたせいか優しく淋しい気持ちになりました。長年、人々を楽しませてきた劇場のラストステージに集う面々。ジョークに思い出話を交えながら淡々とエンディングまで進んでいきます。劇場の終わりと人生の終わりを重ねて、たとえひとつの劇場が無くなっても、ひとりの人生が終わっても、時代は流れていくんだという諦めにも似た不思議な安らぎを感じました。「ナッシュビル」の場合は大団円でフェードアウトだったのですが、こちらは劇場の終わったあとのメンバーの話で終わります。哀惜の思いで+1を加えました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-25 00:44:22) |
118. バード(1988)
イーストウッドの映画とは相性が悪いので、この映画も最初のうちは時代設定と音楽以外は面白くなかった。フォレスト・ウィッテカーの迫真の演技とともに途中からは、どんどん引き込まれていった。映画が終わってからチャーリー・パーカーのCDを引っ張り出して映画で見た背景を思い浮かべながら聴き続けてしまった。また見ようと思った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-18 07:42:13) |
119. ハプニング
《ネタバレ》 激しくネタバレです。実際の時間より映画が長く感じた。植物が細菌?を風でまき散らし、その風に当った人が自殺衝動に駆られていくという話だけど、いかんせん怖くない。スティーブン・キングの「ミザリー」でキャシー・ベイツが「崖っぷちで鷲が飛んできて助けられるような都合よく危機から逃れる話なんて面白くない」と言ってナタを振り下ろしたけど、あまりにストーリー展開が都合よすぎる。主人公以外の風に当った人たちがバタバタ死んでいくのだが、主人公たちはなんらかの理由で毎回助かる。ただひとつ非常に怖かったのは試写会を出るところで後ろから「楽しかった。あっと言う間に終わったなあ。もっと色々な方法での自殺を見せればいいのに。人が死ぬのを見るのって楽しい」と話している声が聞こえたんで、チラリと見たら若い男性がニヤニヤ笑いながら話していた。映画より、ずっと怖かった。 [試写会(字幕)] 2点(2008-07-18 07:37:35)(笑:3票) |
120. パパにさよならできるまで
《ネタバレ》 生意気な子供というのはむかつきもしますがかわいいものです。この映画の主人公は何故か生意気なだけでかわいくはありません。監督は「星の王子さま」のような子供と大絶賛しているそうです。たしかに顔立ちは「星の王子さま」みたいでかわいいのですが、やっぱりかわいくない。そのせいか父親が死んだのを理解できないで意地をはっている子供に同情できませんでした。もしかしたら、この子供は、大人目線で描いたかわいそうな子供かも知れないと思いました。こしゃまっくれて大人みたいな子供じゃなくて、ある種の大人が描くであろう子供なんです。いたずらして怒られたあげく「ライカ犬よりまし」とつぶやく「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」のしょうもない悪ガキでさえあれだけかわいいのに。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-07-10 16:44:36) |