101. スピード2
すごいお金をかけてせっかく作ったのだから主演スターはもうちょっとカッコいい人にして欲しかったです。何故か悪役のウィレム・デフォーがあんまり悪い人に思えなかった。設定次第でもっと面白い緊迫感のある映画になったはず。なんかマヌケな感じのするアクション映画ですね。 5点(2003-10-03 22:14:54) |
102. 獄門島(1977)
横溝正史の作品のファンとしては、この映画は獄門島の雰囲気を見事に映像化しているにもかかわらず、かなり不満が残る。それはもちろん原作と犯人を変えてしまったところにある。キャストでそれが推理しやすくなっているし、当主嘉右衛門の人間性が威厳のある人物からなんかエロじじい的な人間に変わってしまっているという点。で、結局殺人の動機そのものが少しぼやけてしまってるような気がする。3人娘の狂い咲きの雰囲気とこの物語の焦点でもある異様な死体発見現場は映像的にはかなり良かったとは思うが。(首チョンパは小説にはないが映像的にはショッキングでいいかも)市川監督の作品では何故か警部と金田一は初対面でいつも金田一が馬鹿にされているのも小説のファンとしてはあまり面白くない。 6点(2003-09-30 23:23:36) |
103. クレイマー、クレイマー
初めて見たときの印象は別に可もなく不可もなくという感じでそんなに感動も出来なかったのですが、何度か見るうちに主人公の気持ちの動きや子供(ビリー)の気持ちが伝わってきて、本当に色褪せない名作だな~と思っています。重すぎず軽すぎないこのテーマは家族愛を考える永遠のテーマだと思います。ダスティン・ホフマンの役をジェームズ・カーンが先にオファーされていて「中産階級のブルジョアのクズの役だ」と断ったという話を聞いた事がありますが、ダスティンが演じてくれて本当に良かったです。音楽もピッタリでした。 9点(2003-09-28 12:54:44) |
104. マイ・フェア・レディ
まずこのページの出演者欄がオードリー・ヘプバーンだけっていうのに苦笑。せめてレックス・ハリスンは載せて欲しいです。でもオードリーファンの私としてはこの共演スターはあまり好きではないです。全然ロマンチックじゃないし、どうみても意地悪そうな教授としか見えないので。そんなことより変身後のオードリーの美しさと名曲の数々。それだけで十分名作ではあるのですが。英語の勉強にもなるし。フレディが後のテレビドラマのシャーロック・ホームズっていうのにもちょっとビックリさせられました。 8点(2003-09-25 23:17:34) |
105. ゴッドファーザー PART Ⅲ
やっぱり致命傷はトム・ヘイゲン役のロバート・デュバルが出ていない事のように思う。彼がいないとドラマの重厚性が少し失われるような気がした。ギャラの折り合いがつかず出演を断ったそうだが、オスカーを取った栄光を信じてデュバルには我慢して出てもらいたかったです。ソフィアの出演もなんかコッポラの落ち目な感じを表わしてるようですね。とにかくアル・パチーノが頑張り、このファミリーの壮絶なドラマを完結してくれたのは良かったと思います。 7点(2003-09-24 22:08:22) |
106. 荒野の七人
有名すぎる映画だがちょっとした発見をした。最初のオープニングクレジットで1人の名前で出てくるのは3人。そのうち2人はもちろんユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンだがあとの1人は誰だと思いますか?ユル・ブリンナーの次に2番目に堂々と1人でクレジットされてるのは「荒野の七人」のメンバーではない悪役のイーライ・ウォーラックおじさん。少なくとも私の知人にはこの人の名前を知ってる人はいないのですがアメリカでは相当地位の高かった俳優さんなのかな。今でもご存命のようですが。有名な作品では「荒馬と女」でも渋い演技を披露されてます。この作品ではユル・ブリンナーのカッコ良さに比べ、あまりにも見劣りする中途半端な悪役。命も助けてるし。・・・もちろんこのページでも誰も注目されてないようですね。でも2番目!なのですよ。・・・「おしゃれ泥棒」でビーナスの像に恋してしまう変なおじさんもこの人です。 8点(2003-09-20 20:07:36)(良:1票) |
107. ダメージ
《ネタバレ》 ジュリエット・ビノシュの乾いた可愛げのない女の役はピッタリだった。ストーリーには共感できるものはないけど、キャストはかなりはまっていると思う。車の中でチクっと釘を刺すお母様のレスリー・キャロンの感じも好きでした。やろう!と張り切って家に行ったら前の男が出てきてガーン。多分顔面真っ青であろう仕方なく帰っていくアイアンズの哀愁の後姿のシーンも好きでした。最後の素っ裸で階段を降りていくところはまさにこの題名の象徴のシーンですね。・・・教訓。息子の彼女には決して手を出すな。 6点(2003-09-19 22:41:54) |
108. 麗しのサブリナ
ハンフリー・ボガートはオードリーの事が全然タイプじゃなくて撮影中もかなり冷たかったらしい。逆にホールデンの方は結婚しているにもかかわらずオードリーにベタ惚れ状態だったらしい。なんかそんな雰囲気がこの映画にも現れてるような気がする。結果的にはライナスと結ばれるのだが全然ロマンティックな感じがしない。オードリーはとても魅力的。特にパリから帰ってきた時の変身シーンとかパーティのドレス姿はさすが。ため息が出てしまう。サブリナパンツも可愛いし、見るところは多いけどボギーとの相性が悪いので私的にはあまり好きな映画ではないんです。 7点(2003-09-13 00:06:07) |
109. イングリッシュ・ペイシェント
「心」の目でこの映画を見れば、きっと感動すると思う。 9点(2003-09-07 22:04:59) |
110. いとこのビニー
マリサ・トメイがアカデミー賞の助演女優賞をとっているのがなんか嬉しくなってくる作品です。正直この作品を見る前にオスカーの授賞式を見たので彼女がとったのはかなり意外でした。でもあの魅力的な演技を見れば投票したくなる気持ちもわかります。 奇抜なファッションの彼女ですが、細かいところで多分いいお嫁さんになるんじゃないかな~という部分が表現されているところも可愛かったです。そしてなんと言ってもあの裁判での逆転ホームランの証言のセリフ回し。爽快! ジョー・ペシの根はとってもいい人。っていう人物像も大好きです。 (あのドモリの弁護士はかなりめざわりでした。) 8点(2003-09-07 21:53:37) |
111. いつも2人で
オードリーがジバンシーから脱皮して60年代の(その頃は)新しいファッションにチャレンジしている感じがする。個人的にはジバンシーの感じの方が好きですがこの映画もとってもおしゃれ。過去の旅行のシーンを交錯させながら夫婦の心の移り変わりをうまく描いている。アルバート・フィニー演じる旦那(マーク)がなんか憎めないキャラなので見ていて楽しい。(パスポートをすぐにどこかへやってしまうところとか。)セリフのひとつひとつもしゃれていて間を置いて何度でも見たくなってくるような作品です。 9点(2003-09-07 21:40:30) |
112. イギリスから来た男
テレンス・スタンプはなかなか役にはまっていて本当「シブイ親父」を熱演していた。娘が可愛いのはわかるが敵の子分をどんどん殺していくのはやりすぎかな。面白かったけど。ピーター・フォンダは貫禄がなさすぎ。昔の映画を若い頃の回想シーンに使っているのがなかなかしゃれていると思いました。60年代の雰囲気の映画ですね。 6点(2003-09-07 21:24:43) |
113. アンブレイカブル
つまらない!っていう声をよく聞く作品ですが、私は「サイン」よりこっちの方が好きですよ。「シックス・センス」にはやはり及ばないと思いますが。「シックス・センス」のアイディアに驚いた人ほど酷評するんじゃないかな。ハゲとアフロの対比をはじめとした「対比」を楽しむ映画なのではないでしょうか。ストーリーがつまらないから何度も見る気にはなれないのですが。シャマラン監督自身が青いジャンパーで出てるのは絶対赤い服を着た凶悪犯の対比として自分を善人に描いてるんだ。・・と思ったらなんかおかしかったです。 6点(2003-08-30 20:44:53) |
114. アダムス・ファミリー(1991)
何回見ても面白い作品の一つ。続編も面白い。キャラクターがピッタリで素晴らしい。 8点(2003-08-30 20:36:54) |
115. 愛がこわれるとき
なんで指輪をトイレに流したのよ~。海に捨てればよかったのにぃと思いました。なかなかハラハラするシーンもあるし、本当に可もなく不可もなく1回見れば十分。っていう作品ですね。 5点(2003-08-30 20:30:58) |
116. アンドリューNDR114
題材はいいと思うのですがちょっとやりすぎだと思う。よく考えるとおかしな内容なのに感動的に無理やり描いているという感じがしました。 5点(2003-08-30 20:25:58) |
117. ある貴婦人の肖像
美人で才能もあってお金持ちでも男を間違えると不幸になる。ということを言いたかったのでしょうか。・・・ラストもなんか中途半端でした。 4点(2003-08-30 20:21:17) |
118. 愛と哀しみの果て
音楽も素晴らしいし、とにかく映像がきれい。あとはレッドフォード。素敵。シャンプーされたい。一緒にセスナに乗りたい。一緒にライオン狩りしたい。大晦日にキスしたい。そしてテントで。・・・結婚したい!っていう気持ちわかる。他のシーンはちょっと退屈だよね。 7点(2003-08-30 20:12:39) |
119. ダイヤルMを廻せ!
ほとんどが同じ室内の撮影なのに、全然飽きさせない。この映画の感想は良質のミステリーを読み終わったあとの感じに似ていました。犯人の心理もよく描けているし、セリフのひとつひとつや小物の使い方にさすが!と思いました。ロマンスの部分が物足りなかったような気がしますが、ミステリーなので仕方ないのかな。あの警部さんの種あかしには私も一緒に「教えて!」と画面に向かって言ってしまいました。・・・ 9点(2003-08-21 20:39:18)(良:1票) |
120. カイロの紫のバラ
スクリーンからヒーローが飛び出してくるっていうのはもちろんありえないのですが、俳優ではなく、その映画のヒーロー、ヒロインに恋してしまうことは誰にでもあると思います。そんな映画ファンの気持ちを料理してくれたような甘くてしょっぱいような映画のように感じています。 7点(2003-08-18 01:11:19) |