101. アンストッパブル(2010)
余計な人間模様で失速する映画が多い中、主人公を取り巻く環境話がこの程度で抑えられたから映画のスピード感が落ちていない。脚本の勝利だろう。 [DVD(字幕)] 8点(2012-09-19 00:34:09) |
102. のるかそるか
《ネタバレ》 その都度賭けられていくレースが的中か否かで物語の進行を予想させられる部分はおもしろい。個々のギャンブル感の違いで明らかにこの映画の評価は変わるだろう。自分のような小心者には無理な話。ただ、”主人公のその後”が賭けの対象になるのなら、”ろくでもないことになる”という予想に全額賭けてもいい。圧倒的本命予想だろうけど。 [DVD(字幕)] 5点(2012-09-17 02:51:24) |
103. アウトレイジ(2010)
《ネタバレ》 全員悪人だろうが、命がいくらあっても足りないでしょうこの人たち。些細なことの延長で斃れた皆さんが、そこまで生きていたことが驚異、という見方もあるかも。テレビで観てしまったので、終わった瞬間に続編である新作の映像が。ふーん、死んでなかったということなんだ。さてさてどうゆう展開になるかは興味はあるが。 [地上波(邦画)] 5点(2012-09-08 22:06:27) |
104. プロメテウス
《ネタバレ》 確かに映像は堪能できる。ただ、予告などから想像させる、また人に通告したはずの話の核心が置き去りになってないか?恐ろしいくらいストーリーでの高揚感は得られない。勝手ながら、ラストシーンには怒りさえ覚えた。心から続編を作らせたくない。最近、若い監督の低予算映画を観た後だけに・・。 [映画館(吹替)] 3点(2012-09-07 23:26:00)(良:1票) |
105. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 実際に姿が見えずとも、ここではRの文字だけで物語を支配していく展開は見事。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-07 23:11:00) |
106. 駅 STATION
《ネタバレ》 演歌が苦手、その世界観がまったくダメ。ただ二人が居酒屋で「舟唄」を聴くシーン、ここでは演歌でなければ成立しない。悔しいが認める。 [DVD(邦画)] 6点(2012-04-20 01:40:34)(笑:1票) |
107. ラストマン・スタンディング
《ネタバレ》 ハードボイルドに仕上げようとする意図は理解する。しかし、「用心棒」が評価される理由、国民性などではない見解の相違に伴う故のリメークの意味が分からない。言い切るが、三十郎はもっと愛されないと。極端だけどピーターパンとかメリーポピンズのように去られると、とてつもなく寂しくなる存在でなければ。最後の「あばよ」が無いのが致命的なのである。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-20 01:34:24) |
108. 必死剣 鳥刺し
《ネタバレ》 原作未読。しかしながらしっかりと藤沢ワールドにはなっていた。ただ、主君の側室を殺めた立場でありながらそこに居る不可思議さと、正しいはずの別家と切り合うまでの過程をもっと丁寧に描けなかったろうか。とてももったいない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-04-05 01:09:52)(良:2票) |
109. の・ようなもの
《ネタバレ》 昔観たときとはさすがに感じ方も違うが、志ん魚が夜明けの街をひとりつぶやきながら歩き続けるシーンは大好き。ここは脚本も演出も天才的な仕上がりだと今も思う。間違いなく森田監督の最高傑作。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-05 00:57:37) |
110. 眼下の敵
《ネタバレ》 血と汗の積み重ねで「悪」ドイツを打ち負かす。大多数の映画はまさにそれ。そうなるとここでは艦長の機転でギリギリ魚雷をかわさねばならないのだが。これは、勝負を曖昧となる戦略ではなく戦術での知将としてドイツ側を描き、互角に渡り合うことで名作になったのだと思う。ヒトラーに懐疑的な背景が若干冗舌を感じるも名優クルト・ユルゲンスの存在がすべてを成立させた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-04 00:01:03) |
111. タンポポ
《ネタバレ》 よっぽどうがった見方をしなければ、あの数々の脈絡のない挿入話を必要としないのでは。全部そぎ落としてもまったく影響がない。伊丹監督の人脈で出演してもいいという俳優が多すぎて無理矢理出演シーンを作ったようにさえ思えるうがった見方もできるし。また、この後の「女」シリーズへ引きずらなかったことでも判る。これもうがっていますか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-04-03 23:11:55) |
112. SP 革命篇
《ネタバレ》 SPだとか革命だとか必要ないじゃないか。特に、賛同したテロリスト達に説得力を感じさせない、いっそ人質救出物と観た方が楽しめると思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-02-23 00:28:52) |
113. 交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦
《ネタバレ》 TVを観ていないので。「交渉人」って? 頭脳戦って? いろんな物を詰め込んではいるが、すべてベタな演出で中途半端な仕上がり。かなり酷い。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-02-12 18:44:37) |
114. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
《ネタバレ》 宇宙嵐で超能力を持つ身になったのはいい、コミックだし。岩男が普通の人間に戻れたのもいい、コミックだし。せっかく戻ったのにまた岩男に戻ってしまう心情も恐ろしく安直だけどいいさ。でもどうやって戻ったか、電力不足の克服方法が納得いかない。コミックでもね。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-02-12 18:39:21) |
115. 恋するトマト
重たいテーマを含め完成度はかなり高いように思う。こういう映画が評価されなきゃ悲しい。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-01-25 02:01:17) |
116. アルカトラズからの脱出
《ネタバレ》 おそらくこれを元にした作品は多いだろう。脱出方法をふくらませても、囚人達をふくらませてもいいだろう。はたまた所長をふくらませてもいい。監獄の生活、多くの表情を必要としない映画にゃ強いねイーストウッド。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-21 00:06:17) |
117. 宇宙戦争(1953)
子供の頃テレビで観た。特撮は当時人気のあったウルトラマンシリーズの方がずっと優れていたが、終わり方がお約束であるものよりも、ずっと本作の方が不気味だった。歳とともに自分の持つ映画への物差しは変わるのは当たり前で、今観て、昔の記憶をなぞるだけで感想らしいものが何も生まれはしない程度の作品。ただ、リメイク版が出来たとき「スピルバーグならそれくらいは・・」というゆう又是もお約束感を以て観てしまったせいか満足できる物ではなかった。幼い頃の記憶は強いもんだ、大昔に観たオリジナルの方が面白かったとそのときは思えた。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-20 22:36:17) |
118. 桜田門外ノ変
《ネタバレ》 歴史に興味が無い人は出演者のファン以外題名だけで観ないだろう。それは置いておいて、自分は「幕末」好きだからついては行く、しかし、時系列をいじくると、より説得力が必要になると思うのだが果たして如何。井伊大老を暗殺する場面がクライマックスではないならば、単なる逃亡劇と並行して水戸が維新後長州・薩摩等のように花形藩になれなかった状況をもっと丁寧に描いてもよかったのでは。佐藤監督と相性が悪いだけかな。 [DVD(邦画)] 4点(2012-01-08 22:21:01) |
119. 落語娘
《ネタバレ》 呪われた噺「檜扇長屋」を映像で見せる。あくまで本職の噺家が演じているのではなく、ここが素人芸では台無しになるわけで失点を防ぐためとはいえあたりまえ。若干地味なミムラ起用が成功。破天荒な師匠の位置関係など無理筋を感じるも、彼女の好演で救われて後味悪くない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-08 22:06:19) |
120. 石内尋常高等小学校 花は散れども
題材が面白いわけではない。達者な役者を揃えているのに皆どうしちゃったんだと思うくらい大上段に構えた大げさな演技の連続。さすがに新藤監督も老いた。しかしだ、自伝的な映画を自分で演出しているんだ、それならすべて見たままのそういうことなんだろう。ただ、ミスキャストというのではなく、役の配置には違和感が大きく無理がありすぎる。 [地上波(邦画)] 5点(2012-01-05 02:03:39) |