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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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101.  殺し屋とセールスマン
元々はフランシス・ヴェベール作の舞台の脚本が元になった作品のようですが 寡黙でクールな殺し屋が天然キャラの一般人につきまとわれ大変迷惑するという、 同じくヴェベールの作品である「ルビー&カンタン」とよく似たフレンチ・バカコメディです。 この人の作品はいつも90分前後でまとめられ、笑いのツボもしっかりとしていてどれも面白いです。 本作も住む世界もタイプも180度違う2人を絡ませ、そのギャップで笑わすという、この人の最も得意とするところ。 多くのフレンチ・ノワールでジャン・ギャバンやアラン・ドロンらと渡り合ってきたリノ・ヴァンチュラ。 1人大真面目な堅い演技。全く笑いを取ろうとしていない、作品の空気と馴染まないその演技が可笑しい。 ホテルの隣室同士になったタイトル通りの「殺し屋」と「セールスマン」ですが、 もう1人の天然野郎であるホテルマンの存在も効いています。 相変わらず途中はストーリーなんてあって無いような状態になるけど、やっぱりヴェベールのお馬鹿コメディは面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2019-03-22 20:30:57)
102.  メリーゴーランド 《ネタバレ》 
早くに母を亡くし父と2人で生きている10歳の少年が主人公。父は超多忙な弁護士。 作品の大半の時間はこの少年の孤独、淋しさを描くことに使われます。 少年と父親と、父親の恋人。登場する誰もが辛い思いを抱えている。 儚げな音楽とこの少年のかわいらしさ。 中盤あたりの父と息子の姿に「クレイマー・クレイマー」を思い出したりもした。 しかし、もっと辛くなる展開が最終盤、突然にやってきます。 見る者を泣かせにきているのは明白。しかしそれでもこのラストは・・・。 夜の遊園地。少し離れた場所から父と息子の様子を見つめる恋人の表情もまた悲しかった。
[DVD(字幕)] 7点(2018-10-30 21:22:00)
103.  ソルジャー・ボーイ 《ネタバレ》 
1978年の「帰郷」「ディア・ハンター」あたりがそのはしりかと思っていたのですが、 まだベトナム戦争が終結していない1972年の段階でベトナム帰還兵を取り上げた、こんな映画が既にあったとは・・・。 同時に除隊しアメリカに帰ってきた4人の戦友がカリフォルニアに行って農場を共同で経営しようと旅に出るロードムービー。 その出だしにはそんな希望もあり、カリフォルニアへ行くために中古車を値切って手に入れるくだりにはほのぼのした空気もある。 しかし途中で立ち寄った町では、朝鮮戦争従軍経験者たちからベトナム帰りであることは馬鹿にされるような描写もあったり、 その旅を通して少しずつアメリカ社会との間に溝を感じ始めていく。そして何とも悲しい結末が。 製作年度を考えると、本作もニューシネマにカテゴライズされる作品であると思いますが、 ベトナム戦争終結後に数多く出現することになるベトナム戦争の戦後を描いた作品の源流に位置する作品と言えるでしょう。 特に動員された州兵と市街戦のようになってしまう終盤の展開には「ランボー」を思い出さずにいられませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 23:12:54)
104.  超高層プロフェッショナル
作品の時間の大半は高層ビルの建築現場。そこで働く男たちがユーモアたっぷりに描かれる。 男臭く汗臭く、今に見ると古臭くもある作品です。でも、それがいい映画もある。 無骨な男たちと鉄骨だらけ。あまりにも華の無い絵ヅラの作品にあって、紅一点のジェニファー・オニールが作品に潤いを与えています。 冒頭から登場する現場の人情親方、ジョージ・ケネディ。彼を中心にした作品かと思いきや、序盤から意外な展開。 完成の期限が迫っている。そこでスカウトされた2代目の男気親方、リー・メジャースがカッコいい。 時折カメラが下界をのぞき込むかのように地上の風景をとらえる。危険と隣り合わせの高層ビルの建築現場。それだけでサスペンス。 最強かと思われた男気親方の思わぬ弱点が露呈したり、作業員が大怪我をしたり、工事への妨害があったり。 様々な困難に直面しながらも、気が荒くケンカもするが力を合わせて働く気のいい連中の描き方が気持ちいい。 終盤の男たちが最上層でヘリと協力し作業を進めるシーンが最高にカッコよく、 ベタでストーリーに意外性はありませんが、見せ場もしっかり挿入されたなかなかの良作です。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2018-04-15 20:25:34)
105.  ミスター・ノーボディ
西部劇を愛した巨匠レオーネですが、70年代に入り映画の世界も大きく変わろうとしている。 マカロニウエスタンのブームもまた衰退していく時期と重なります。 映画の中で、ジェームズ・スチュワートと並び「アメリカの良心」であったヘンリー・フォンダ。 彼が演じるのは西部開拓の地をを去ろうとしている、時代遅れになりつつある早撃ちガンマン。 アメリカ映画もニューシネマが台頭し「アメリカの良心」もまた、当時は時代遅れであったのか。 この映画にそんなヘンリー・フォンダを主演に迎えるというのも心憎い。 ペキンパーの名が意外な所で出てきて、フォンダが戦う相手は「ワイルドバンチ」。 作品自体も肩の力がいい意味で抜けていて、意外なほどにユーモラスな作品となっています。 どこかおどけたような、しかしカッコいい所はカッコよく、モリコーネの音楽は本作でもまた素晴らしい。 「時代は変わってしまった。私にとっては居心地が悪くなってしまった。」 マカロニウエスタンへの挽歌のようなラストの手紙は、そのままレオーネの当時の思いが綴られていたように思えます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-10 01:22:13)
106.  刑事コロンボ/殺しの序曲<TVM>
やはりこういう巧妙なトリックを仕掛ける知能犯と警部の対決は面白い。 犯人の高いプライドを巧みに操り墓穴を掘らせる。心理戦の達人コロンボらしい決着も鮮やか。 そして決着がついた後、警部のIQの高さを認め、警部をテストする犯人。 その犯人の期待通りに警部はいとも簡単に正解を導き出す。 実に穏やかなラスト。鑑賞後はこのシリーズらしい味わいのある余韻を残してくれる佳作です。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2017-06-26 19:18:03)
107.  鷲は舞いおりた
原作未読です。原作を読まれた皆さんのレビューを見ると、原作に触れているかどうかで評価が変わる典型的な作品でしょうか。 冒頭の連行されている途中のユダヤ人女性を助けようとするシーンが効いている。 任務遂行にあたり、ポーランド軍に偽装しているが、その下にドイツ軍の軍服を着込んでいる。 ドイツ軍将校である軍人としての誇りと、1人の人間としての高潔さを併せ持つドイツ軍将校を演じるマイケル・ケインがいいんです。 この冒頭のユダヤ人を助けようとする際の部下達のとった行動からも、シュタイナーの人間性がよく分かります。 彼らがドイツ軍であることが発覚するきっかけとなる出来事もまた、シュタイナーと彼の部隊をよく表していました。 人質を解放した時点で彼も覚悟を決めたのだろうし、彼の運命もまた見えてしまうのですが・・・。 ケイン以外のキャストも素晴らしい。IRAの活動家を演じた曲者ドナルド・サザーランドの存在感が際立っている。 出番は少ないですがドナルド・プレザンス。スタージェス監督の代表作「大脱走」では収容所の良心というべき男を演じていた彼が 何とヒムラーを演じているのですが、これが驚くほどヒムラーに似ているではありませんか。 ジェニー・アガターもまた印象的でした。「美しき冒険旅行」から5年経ち、あの少女もすっかり大人になっていました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-05 23:13:27)
108.  10番街の殺人 《ネタバレ》 
何という微塵の明るさも希望も無く、救いの無い映画か・・・。 実話モノであり、実際に殺人が行われた現場でロケを敢行したという実録サスペンス。 エンターテイメント性を排し音楽もほとんど使われず徹底的に地味に撮られた作品ですが、 実際の犯行現場ロケということもあり、その作風がより重さと気味の悪さを感じさせます。 その現場で快楽殺人を重ねた男を演じたのが後に名監督となるリチャード・アッテンボロー。 感情をむき出しにしたり大声を張り上げたりすることあまり無く 地味に演じていますが、それが余計に形容し難い不気味さを醸し出しています。 もう1人、無実の罪で絞首刑となった若者を演じたのがまだ若き日のジョン・ハート。 アッテンボローの静かな怪演とは対照的な終盤の熱演が印象的。 読み書きもほとんど出来ない無学の若者。妻子を養うに十分な収入を得ることができる仕事に就けない。 そこをアッテンボロー演じる真犯人にいいように利用されてしまう。 ずさんな取調べと裁判を経て殺人犯にされ死刑を宣告されてしまう。 本作が製作された頃にはイギリスではもう死刑制度は廃止されていたのでしょうか。 この青年の運命は様々な問題を提起しているように思えました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-03-03 22:12:02)
109.  テナント/恐怖を借りた男
アパートに住む主人公、部屋の中で次第に膨らむ妄想、薄気味悪いアパートの住人・・・。 ポランスキー自身の監督作「反撥」「ローズマリーの赤ちゃん」と共通する部分を多く感じるサイコサスペンス。  とあるアパートに転居してきた1人の男。自分の前の住人の女性は自殺している。 実は彼女はこのアパートの隣人達に自殺に追い詰められたか、あるいは彼らに殺されてしまったのではないのか・・・? そして隣人達は自分のことも自殺に追い込むか殺そうとしているのではないのか・・・? そんな妄想が彼の中で芽生え膨らんでいく様を、少しずつ小出しにじっくりと彼を苦しめ、追い詰めていくかのごとく描いていく。 1つ1つは些細なことを丁寧に積み上げていき、次第に彼の心を狂わせていく様に次第に目が離せなくなっていきます。  この主人公の男を演じるのはポランスキー自身。 久々に俳優ポランスキーを見ましたが、やはり見る者を引き付ける演技を見せてくれます。 このポランスキー演じる男はポーランド系フランス人であり、これはまさにポランスキー自身と重なります。 これは少年時代から隣人の目や迫害から身を隠し緊張を強いられて生きてきた、彼の生い立ちなどと無関係では無いのでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-06 15:12:00)
110.  バンクジャック 《ネタバレ》 
銀行のセキュリティ担当のウォーレン・ベイティが、 その立場を利用し悪党どもの金をまんまと盗み出す痛快サスペンス・コメディ。 相棒役のゴールディ・ホーンがとにかく可愛いです。パワフル・コメディエンヌのゴールディの魅力が全開。 実際に金を盗み出すまでの前半がちょっと長く感じるのですが、 金を盗み出し、悪党どもから執拗に追われる後半はとてもよく出来ています。 台詞をほとんど用いず、追いつ追われつのウォーレン&ゴールディと悪党どもの鬼ごっこをテンポ良く見せていく。 サスペンスとコメディのバランス配分も実にいい。 本作のMVPは勿論ゴールディ。彼女抜きではここまで面白い作品にはならなかったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-02 23:23:14)
111.  ニューヨーク一獲千金
マーク・ライデルがこんなドタバタコメディを撮ってたんですねえ・・・。 全編を通じてジェームズ・カーンとエリオット・グールドのコンビが笑わせてくれますが、 この2人のキャラ設定が絶妙にいいんです。 そしてもう1人、名優マイケル・ケイン。 「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」などでも見せてくれる、 品と胡散臭さを見事なまでに同時に成立させてみせる彼の存在が作品を引き締め、 より面白くしてくれています。 その他のキャストも豪華な顔触れが揃った、なかなか小粋なドタバタ犯罪コメディでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-08 21:00:09)
112.  1941
「ジョーズ」→「未知との遭遇」と飛ぶ鳥を落とす勢いだったスピルバーグが放った会心の?迷作です。 全く本作の予備知識無く、「これはジョン・ランディス監督作です」って言われれば納得!なのですが、 スピルバーグ監督作と言われると、???となってしまうような、結構なバカ映画です。 ジョン・ランディスと言えば、「ブルース・ブラザース」の2人も顔を出しています。 特にジョン・ベルーシ登場シーンはやっぱり面白かったな。 開始早々の、お姉ちゃんと潜水艦の「ジョーズ」のセルフパロディ。 これはスピルバーグの「本作はちょっと悪ふざけますけど許してね!」というメッセージのようにも思えたりして。 僕はこういうアメリカン・バカコメディのノリは好きなので結構楽しませてもらいましたが、完全に好き嫌い分かれる映画でしょうね。 今や偉人。もう今のスピルバーグには撮れないような映画。 そういう意味では今となっては貴重な映画なのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-20 19:57:22)
113.  白い家の少女
まだ少女の頃のジョディ・フォスター。 作品としては「タクシードライバー」が有名ですが、ジョディの演技ということでは本作も負けてはいません。 終始無表情で冷めたような表情。しかし時折見せる無邪気な表情・・・。見る者を引きつけるこの存在感。 どうしてもジョディに注目が集まる作品ですが、彼女の前に現れる2人の男を演じた、 まだ若いマーティン・シーンとスコット・ジャコビーも好演しています。 特に嫌な男をねちっこく演じたマーティン・シーンが印象に残る。  中で何か恐ろしいことが起こっているかのような屋敷。 本当に屋敷の中にいるのかいないのか?その存在が謎の親。 どうにかして始末しなければならない、被害者が乗って来たクルマ・・・。 どこかヒッチコックの「サイコ」とも共通する、作品に漂う不安げな空気もいい。 ショパンの調べと、背後で燃えさかる暖炉の炎と、ジョディの表情。このラストも秀逸。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-13 22:11:22)
114.  ブラジルから来た少年
オリヴィエとペック、2人の名優が顔を揃えながらも未公開に終わっている作品です。 やはり製作当時、その内容が問題視されたのでしょうか。 敢えて地味な作風となっていますが、 その分ナチ・ハンターと元ナチスの狂気の科学者を演じるオリヴィエとペック、 名優2人の存在感が引き立っており見応えのある作品となっています。 中でも見どころは大熱演を見せる、悪役が似合わないペックの怪演でしょう。 一方オリヴィエは「マラソンマン」では本作とは逆の元ナチスの博士という役で実に不気味な雰囲気を醸し出していました。 オリヴィエとペック、このキャストが入れ替わっていたらどんな作品になっていたでしょうか? それも見てみたかった気がします。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-18 15:36:33)
115.  ザ・ドライバー
序盤のカーチェイス。顔色一つ変えずにクルマを滑らせ警察の追跡をかわすライアン・オニール。 夜の街にクラクションとタイヤの音が響く。そしてクラッシュ。 繰り広げられる熱いカーチェイスの中、1人クールなライアン・オニールがカッコイイ。 以降は終盤まで派手なカーアクションを抑え気味ですが、 中盤も熱いブルース・ダーンとクールなライアン・オニールが心理戦の火花を散らす。 そして美しいイザベル・アジャーニの存在が効いています。 1つ1つの台詞が短い。誰もベラベラ喋らない。ほとんど音楽も使われず、登場人物には名前さえ無い。 熱くもありそれでいてクール。独特の世界観もまたカッコいい作品。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 01:25:35)
116.  テキサス魂
映画史にその名を残すミュージカルの大スター、ジーン・ケリー。 監督としてもいくつもミュージカル映画を残していますが、こんなウエスタンも撮っていたんですねえ…。 もう、冒頭のジェームズ・スチュワートとヘンリー・フォンダの旅の道中の掛け合いから可笑しくって仕方がない。 ジェームズ・スチュワートの生真面目さと、ちょっとおとぼけキャラのヘンリー・フォンダ。 この2人を見ているだけでも飽きが来ない楽しさがある。 “シャイアン・ソーシャル・クラブ”の女主人を演じるシャーリー・ジョーンズも2人ととても楽しい絡みを見せてくれます。 監督ジーン・ケリーにジェームズ・スチュワートとヘンリー・フォンダ。 みんな既に全盛期を過ぎていますが、だからこその肩の力を抜いたような余裕シャクシャクという感じの、 のんびりとした味わいがあるハートウォーミングなコメディ・ウエスタンです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-05 21:30:26)
117.  オルカ 《ネタバレ》 
先に製作された「ジョーズ」を感じる部分は確かにあります。 オルカと対決するあの船も、ロバート・ショウ演じるクイントの船とよく似ている気がする。 しかし本作と「ジョーズ」と決定的に違う所は、無表情、無感情に人を襲うジョーズとは異なり、 本作ではオルカの表情や感情をとらえているところだと思います。 度々アップでとらえられる目が恐ろしくもあり哀しくもあります。 その勝敗は早い段階で想像はつきますが、ラストのシャチ対人間の一騎打ちは見応え充分。 モリコーネの愁いを帯びた音楽やこれも愁いを帯びたシャチの鳴き声も実に効果的に挿入されています。 海洋パニックものとして、映画の面白さは「ジョーズ」に軍配が上がるかもしれません。 「ジョーズ」と比較されることは十分承知の上での本作だと思いますが、 本作はシャチをただの悪としなかったところが良かったのではないかと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-10 22:07:18)(良:3票)
118.  抱きしめたい(1978) 《ネタバレ》 
1964年、ビートルズ、アメリカ上陸。あっという間にアメリカを制覇し、世界制覇を果たしたビートルズ。 今なお語り継がれる彼らのアメリカ上陸と熱狂するファンの姿を描いたロバート・ゼメキスの監督デビュー作。 ホテル内でのビートルズを探せ!、そして警官との鬼ごっこも楽しく、映画のテイストとしては、典型的青春ドタバタコメディですが、 音楽は全て初期のビートルズナンバー。そして見えそうで見えない、すぐそばにいるビートルズ。 あそこまでホテルに潜入は出来ないにしても、何とかしてビートルズに近づこうとした女の子、当時は一杯いたんでしょうね。 当時のビートルマニアの熱狂ぶりをうまくコメディタッチで描いた作品です。 ビートルズが好きな方にはまず楽しんでいただける映画だと思います。 何でDVD、ブルーレイ化されないんだろう?という映画は結構沢山ありますが、僕にとっては本作もそんな1本です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-09 21:03:16)
119.  料理長(シェフ)殿、ご用心 《ネタバレ》 
高カロリーで決して体に良くないグルメや美食を皮肉たっぷりに描いたグルメ・ミステリー・サスペンス・コメディ。世界有数の一流シェフが次々と、それぞれが得意とする料理方法で殺されていく。その動機は?犯人は?ミステリとしては、いかにも怪しい登場人物がシロなのはお約束。その上で、一流シェフ連続殺人の動機は十分に読めてしまうのですが、ラストに登場する真犯人は意外な人物でした。お話としては、笑える話ではないのに可笑しい。個性派が顔を揃えたキャストのコミカルな演技も、作品に品をもたらせている巨匠マンシーニの音楽も素晴らしく、片肘張らず楽しめる作品になっています。そのキャストの中でもダントツに魅力的なジャクリーン・ビセット。見えそうで見えない入浴シーン、バスタブの中で一緒に戯れるジョージ・シーガルにもうひと頑張りして欲しかったところです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-24 22:39:46)
120.  激走!5000キロ
公道激走モノって面白い映画多いですね。特にこの頃は面白い映画結構ありました。このジャンルで有名なのは豪華キャスト競演の「キャノンボール」ですが、こっちも面白い映画ですよ!  本作で僕のツボにはまったキャラは不死身のバイク野郎と、の~んびり優雅な爺さまコンビですが、ちょっとキャストが地味でしたかね。同じ頃の同じ系統の映画では「トランザム7000」シリーズのバート・レイノルズ(キャノンボールにも出てましたね)のようなスターが1人入っていてくれたら良かったのですけどね。  古くは60年代の「グレートレース」(これも面白い!)なんかも同じですが、バカやってるけど、クルマに魅せられた連中がどいつもこいつも妙に清々しい。大したストーリーはありませんが、この手の映画はそれでいいんだと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-20 22:11:29)
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