101. マシニスト
《ネタバレ》 クリスチャン・ベールがいったいどうやってあんなにまで痩せることができたのか?それがこの映画の最大の謎ですね~一度観てしまうと二度は観れないタイプの映画(シックスセンス、エンゼルハート、などなど)ではあるけれども、暗いというだけでは説明のできない映像が素晴らしくて、わたしはまた観ちゃうかもと思いました。ストーリーは今ひとつではあるけれど、クリスチャン・ベールの演技には本当に鬼気迫るものがあり一気に観てしまった。ただあの冷蔵庫をなんで開けないの?いったいいつになったら開けるの?とそればかりが気になってイライラしました。それも演出なんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-11 09:38:00) |
102. 彼女を信じないでください
《ネタバレ》 「猟奇的な彼女」に続きまたまた韓国映画。個人的なことなんですが、主人公の女の子がわたしの友人と松嶋奈々子を足して2で割ったような顔をしているので、それがすごく気になってなかなか映画に集中できなかった。でもなかなかすっきりしたいい映画だと思う。それにしても人はなぜ沢山の嘘のなかのひとつの真実に感動するんだろう?いつも誠実でいて、ひとつだけついた嘘にあんなに怒るのにね。唐辛子の売上金は、お義父さんが「金庫はからだ、ヨンジュが銀行に預けろって言ったから」って言ってたから被害はなかったと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-11 09:24:25) |
103. 東京タワー
《ネタバレ》 若く美しい男と年のわりに綺麗な人妻の恋愛。でもなぜに透にとって詩史でなくてはならなかったか、なぜ詩史にとって透でなくてはならなかったかという理由がわからない。「空気で惹かれあう」なんて安易な説明でごまかさないでほしいものです。俳優陣は皆一定の水準を保っていたと思う。特に余貴美子さんはいい味だしてたし。映像もいい。岡田准一は10代のころはおっさんくさかったけどすごくいい感じに発酵しはじめてます。にもかかわらず…「葉山の別荘」ってとこでもうひいちゃいました。なんか発想が古いというか。これだけ皆ががんばっていいなと思えないのは、やはり原作か(未読)脚本が悪いとしか思えない。これは40代の女性たちへのおとぎ話なんでしょうか?だとしたらちょっと見くびりすぎ。だいたい40にもなっておとぎ話が必要な人間てどうなんだ?深窓の令嬢がそのままおおきくなったらこんな妄想しかないのか。うーん、とにかくもったいないっていうのが本音です。しかしこれが男女逆転していたらふつうの話ですよね。若いときに不倫していて、年をとったら今度は自分が男の役をやってみたいってことでしょうかね。 [地上波(邦画)] 2点(2006-06-03 22:44:45) |
104. ファーゴ
最初はバイオレンス映画だと思って観ていたのですが、マージ(フランシス・マクドーマンド)が出てきたところから映画の雰囲気ががらっと変わりました。瞬きひとつでこんなふうに映画の趣きを変えてしまう彼女の演技に魅了され、アカデミー賞も当然と納得。シリアスな映画であるにもかかわらず不思議に乾いた印象の映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-22 20:39:45) |
105. 電車男
《ネタバレ》 こっちがだめならあっちというようなポジティブな?恋愛観の持ち主には理解できない映画だろうなぁと思いました。「電車男」は映画・TVドラマ・舞台と形を変えて演じられたけれど、わたしは映画が一番いいと思う。山田孝之は人を好きになることへの恐れをはっきりと感じさせてくれたし、ひ弱でおどおどした役があっていた。中谷美紀さんは儚げでやさしい女性をうまく演じてさすがに芸達者な感じがしました。ただの美人のいいひとというだけでは、電車男のよさをわかってはあげられないわけで、彼女自身も孤独と向き合うひとでなければこの物語は成立しない。「自分を助けてくれたから」という理由だけでひとを好きになることなんて絶対にないもの。ただキスシーンはしつこすぎます。連ドラじゃないんだから花火まであげるのはいきすぎ。これで☆マイナス1です。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-20 14:10:53) |
106. クローサー(2004)
《ネタバレ》 ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマンが出ていて、しかも監督がマイク・ニコルズ。これは絶対観なくちゃと思ったのですが、もうとにかく疲れました。こんなに疲れた恋愛映画も滅多にないです。鑑賞後寝込んでしまったくらい。ということはやはり意味ある作品なのかもしれないけれども。演技の点ではノーマークだったクライヴ・オーウェンがダントツにいやらしい男を演じていて抜きん出ていた。アンナ(ジュリア・ロパーツ)が離婚届をもらうために夫(クライヴ・オーウェン)とSEXするというのは、わたしには全く理解できなかった。そういうことを言う男って確かにいそうだけれども、それに応じる女って…そういうことをして自分が損なわれないと思う気持ちがわからない。この映画の評価は多分時間がたつにつれ、変わりそうです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-09 21:28:11) |
107. コンスタンティン
キアヌのファンなのでどうしても点が甘くなってしまうのですが、それにしてもレイチェル・ワイズとキアヌが出ていて、他の出演者もけっこうすごくて、その上この映像美…いうことないんじゃないでしょうか? わたしは「西洋悪魔図鑑」など読んだりもするので結構楽しめました。キリスト教の基礎知識はある程度必要だと思います。でも宗教としてではなく、あくまでも神話としてとらえて観た方が楽しめますよ。映画なんだしそれでいいと思う。別にメッセージとか求めてないし。それからエンドロールのあとにちょっといいシーンがあります。見逃さないで。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-08 11:01:06) |
108. 恋人までの距離(ディスタンス)
《ネタバレ》 なんでまたこんな邦題をつけちゃったのかわかりませんが、原題は「Before Sunrise」。9年後に「Before Sunset」という続編をつくっていて、それはそのまま「ビフォア・サンセット」となっている。これじゃ題名を見ただけじゃ続編とはわからないじゃないか~なんと不親切な!たまたまこっちを先に観たからよかったようなものの、先に「ビフォア・サンセット」を観てしまったらどうしてくれるんだ~という憤りは別として、わたしはこの映画、すごくすきです。イーサン・ホーク、ジュリー・デルビー(この女優さんはこの映画が初見)のふたりがたまたま列車のなかで知り合い、飛行機を待つ朝までふたりきりでウィーンの街を散策するというお話。とにかく会話会話の連続でここまで気持ちをそらさず、一気にみせてしまうリンクレイター監督の手腕に脱帽。ジュリー・デルビーさんは「トリコロール・白の愛」にもでているひとで、男を狂わす魔性の女を演じていたけれど、独特の美しさをもつ女優さんです。というか、まぁはっきりいうとわたし好みなのだ。繊細でさりげなくて、それでいて確固とした自我を感じさせる。続編はもちろん観ます。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-04-29 09:54:28)(良:1票) |
109. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 あまり韓国映画を観ることはないのですが、この映画だけは結局3回も観てしまった…韓国映画にちょっとした敗北感を感じてしまいました。これ以外では今のところないのですが。ストーリーはわりとベタなんだけれども、やはり主演のチョン・ジヒョンの魅力にひっぱっられてついつい観てしまう。一番好きなシーンは駅の構内放送で彼女が何度も「キョヌゥ」と呼びかけるところ。その後のお決まりのビンタもやっぱりかわいい。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-24 11:01:20) |