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サーファローザさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 111
性別 男性
自己紹介 日本映画好きです。以前、Yahooブログに1000本掲載していたのが削除されてしまいました(涙)DVDよりスクリーンで観た作品の方が点が高い傾向にあるようです。月に3・4回は東京にある名画座に通ってます。

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101.  秀子の車掌さん
成瀬=高峰コンビの第一作。成瀬作品には珍しくほのぼのとした作品でバスを舞台にしている点で、なんとなく清水宏作品を思いださせるが、清水宏ほど演出に強い効果を狙っている訳でもなく題名どおり「国民的アイドル高峰秀子」を前面に出した作品なんだと思う。その高峰秀子は純朴な少女を演じている。彼女は17歳。この年は山本嘉次郎作品「馬」でも純朴な少女を演じていて(東北弁の使い方がとても巧いんです)、「恐るべき役者」と思ったのだが、このほのぼの感も計算した演技なんだろうか。この時期の高峰秀子の作品はもっと観たいですね。成瀬監督であればもっと面白く出来たんじゃないかという所でこの点数です。しかし、山梨を舞台にバスが名所「笛吹川」を渡っているのも興味深いです。19年後に老婆役として再びあの川を渡る事になるとは。  
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-10-23 17:21:21)
102.  舞妓Haaaan!!!
期待しないで観たんだけど、なかなか面白かった。日本映画好きとしては「舞妓モノ」と言えば、女性側の苦節を扱った作品ばっかりだったので、舞妓に夢中になる男という設定は新鮮で、内容も現代風スラップステックといった印象で良い。序盤の阿部サダヲの爆走ぶりが楽しい。柴咲コウの舞妓はあまり似合わず、むしろ、小出早織が顔形(おむすび型)がピッタリでチャーミング。ただ不満もあり、途中から落ち着き過ぎたのが非常に残念。コメディとして作っているのであれば、植木等(最後の出演作となりました)のようにドンドン出世し、伊東四郎に取って代わって社長まで上り詰めるようなパワーが欲しかった。前半のナンセンス調に比べて、予定調和となってしまう中盤以降がなんかアカン。最後までナンセンスで持っていくべきだ。これは最近の日本映画の悪い面だと思う。
[映画館(邦画)] 5点(2007-10-11 14:50:29)
103.  浮草
正直な感想になりますが、どうも、大映スターと小津さんが私には違和感を持ってしまう。私の頭が「小津」「小津」と固いまま鑑賞したせいかも知れないですが・・・・中村贋治郎と京マチ子が関西弁でああまで暴言吐いたり、叩くシーンなどは小津らしからぬ印象がありまして、戦前の「浮草物語」は、そのやり取りが「サイレント」だったからこそ味が出ていたのであり、露骨にやられると・・・という感じがありました。若尾文子、京マチ子も小津作品に出演していたという点では貴重ですが、真価を発揮しているとは言い難い。 
[映画館(邦画)] 5点(2007-10-11 14:01:11)
104.  宮本武蔵(1944) 《ネタバレ》 
一乗寺の決闘は途中でカットされ、佐々木小次郎との対決は呆気なくツッコミ入れたくなる。ただ「ショーはいらない」との溝口健二らしくもある。リアリズムを求める彼の事、やるとなったら本当に斬り合いをやりかねないということか・・・剣豪・武蔵というより、兵法家・武蔵として描いているところが溝口健二らしい。ただ、中身はかなりおおざっぱだ。野々宮姉弟が復讐に至る経緯や、武蔵が既に境地に達している前提で撮られているため説明は省略している。進行にも冴えがない。その代わり、美しい光景や縦・横の奥行きのある構図、いつもの長回しなど映像面でオオっとくるんですけど・・・55分の時間からも、少なからず戦時の影響で余裕を持って製作ができなかったのであろう。何れにせよ、「定番時代劇」としては撮らないという監督の意図が感じられました。
[映画館(邦画)] 5点(2007-09-03 12:06:25)
105.  突貫小僧 《ネタバレ》 
斎藤達雄にさらわれた突貫小僧は家に連れられる。でも、ずうずうしい突貫小僧は坂本武に酒・食べ物を勧める。酒・つまみ・酒・つまみと交互に繰り出し、そのテンポもはやくなる。台詞がないだけに余計に滑稽だ。そして、おもちゃを弄りだし、矢を坂本武の頭に撃つが、下かがみになってる坂本武は気づかない。こんな形で逆に親父たちをもてあそぶ。ヒヒヒ、笑わせていただきました。 小津さんの遊び心と俳優さんの芸でもって成立している短編ですね。  斎藤達雄も見た目は堅物の親父という風貌だけど、滑稽な顔をするのが上手いし、色んな役をこなすことができるんでしょうね。なんか、ルビッチ監督が、仮に日本を舞台とした作品を撮っていたら、絶対、斎藤達雄は出演していたと思う。間違いない。  配点は可も不可もなく、よりはちょっと上ですが、短編ということで。 
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-30 14:21:15)
106.  初春狸御殿
市川雷蔵が、姫御殿で幾人もの姫様と連続して(多分7人までは数えた、若尾のシーンを入れて9人かな)踊り戯れるシーンは、大映名物の特大スタジオを奥行と横をフル活用した豪華絢爛のシーンですね。凄くお金がかかっているんじゃないかと思いました。  若尾文子と市川雷蔵のドアップに流石にうっとり。中村雁治郎の狸姿には笑いつつ、唖然、脚の長い水谷良重。若さがとにかく目立った中村玉緒、勝新太郎。あと、河童ギャルのアレには、昨年の紅白歌合戦の物議を呼んだウェアを想い出しましたよ。とまぁ、新春のかくし芸大会みたいなお祭りモノで、当時は年始に映画館でこういうのを観て楽しんだんですね。  力を抜いて楽しむ映画です。(1月、NFC「ミュージカル映画特集」) 
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-01 13:32:33)
107.  波の塔
原作を読んだ方ならば不満をもたれるとおもいます。『そのまんま撮りました』という印象が強くて、中村監督は現代サスペンスは苦手なのかと思ってしまいます。検事役の津川雅彦の演技もイマイチ。なにか一本調子で、時折見せるはずの陰鬱な部分であったり、有馬への愛といった部分も見えなかった。原作自体がサスペンス的要素が他の松本作品に比べれば弱いだけに、映画として脚色を加えても良かったのでは個人的に思いました。総花的な部分はやはり尺の問題もあるのだろうか。
[DVD(邦画)] 4点(2013-04-01 11:20:02)
108.  夢を召しませ
松竹歌劇団を総動員した豪華レビューもので、少女が夢を見るところからは完全に川島雄三ワールドが展開される。「陰を食べる」というは、陰陽を日常・非日常で揶揄しているのかもしれない。しかし、まぁ、相当ヒネクレテいるのだが、その分、ラストのミュージカルシーンが一層映えて皮肉にも見せ場になっています。  あと、早送りとスローモーションを1950年にやるわ、岡本喜八や市川崑よりも前にアニメーションを導入していたり、時代を先取りしている。それが、作品に活きているかどうかは別にして。  後期川島作品は完成された「変調」なのだが、松竹時代は本当、悪戯心とイマジネーションやリズムのみで持っていっており、そういう意味では川島ファンを釘付ける魅力を持っている。  しかし、まぁ数多くの目茶苦茶なシーンを川島監督はどうやって演出してたのだろうか?想像しただけで笑いが止まらない。
[映画館(邦画)] 4点(2010-04-08 17:53:20)
109.  お遊さま
すんません、私には駄目でした。映画館でもその後、DVDでも鑑賞したのですが、他の作品群に比べると凡作と感じました。乙羽の一途な愛に揺れる心の動きや、田中絹代の凛とした美しさを動きを、圧倒的な映像美や美術で作られる世界に同調して演出しているものと思いますが、私には如何せん動きに欠ける。この奇妙な関係の各々の心の動きは興味深いのですが、3人という限定した人物で持って、人物を描くのが難しいのかも知れない。内面の心情描写が巧いと言われる成瀬監督は、些細な動きを一瞬で捉えたり、狭い空間の中でも動きを見せたりするのですが、溝口監督は動かない。武蔵野夫人にも同様の印象があり、この手の作品は祇園2作品(姉妹・囃子)、「噂の女」のような、動きのある作品・題材の方が得意だったのかと思う。
[映画館(邦画)] 4点(2007-10-11 13:45:06)(良:1票)
110.  錆びたナイフ
私もNFCで鑑賞しました。 目当ての「突貫小僧」の次に観ただけあり、作りの甘さが何か目立ってしまった(突貫より30年も後の作品なのに何故だろう)。 アクションを売りにした作品だと思うが、脚本がとにかく単調だし、無理のある話だった気がする。多くの映画作品は「嘘」を前提としていて、その「嘘」を如何に巧妙に表現するか、良し悪しは大きいと思うのですが、この作品における「嘘」はかなり大雑把というかギコチナイんです。  警察署でのシーンに???が多かった(銃殺・毒殺ってあり得ないでしょ)し、北原がタクシーで逃げるところも待ってたかのようにタクシーが出てきたり、乱闘シーンもトラックをぶつけて小林旭を救出するが、銃持ったやくざがいるのに、旭を連れて退避しない。自分から敵に殴られる。最後も敵のボスが何故か車に轢かれる。  作品自体が石原裕次郎の磁場に引きずり込まれるかのような印象。 あくまで私の印象ですが、「裕次郎が居るんだから、多少、作りが荒くともいいや」みたいなノリを感じてしまった。 
[映画館(邦画)] 3点(2007-08-30 14:27:19)
111.  赤坂の姉妹 夜の肌
淡島がマダムをそこに二人の妹が絡む赤坂のBARが舞台ですが、如何せん本作品はとても暗く、重い。そして、ドラマ性が欠如している。男を騙す、成功するためのバトルといったものがみられない。かといって、ドタバタ調喜劇でもない。途中、淡島千景、新珠三千代の長い長い・・・取っ組み合いドタバタバトルがあるのですが、他作であれば面白く盛り上がるシーンとして観れるのだが、かなり浮いたものとなってます。淡島さん、新珠さんの主張・力が弱く、こういう題材には合わない気がする。京マチ子であったり山本富士子らが出演していれば、もっと、赤坂の街に映えたものとなっているのでは(それじゃ「夜の蝶」そのまんまか)。
[映画館(邦画)] 3点(2007-08-14 18:15:53)
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