101. いつか眠りにつく前に
《ネタバレ》 死を前に朦朧とする老婆と、その娘達。 それに絡ましての回想の物語。 という感じの映画ですが、2つの物語は接点があるようでない。 娘が妊娠してて、恋人に不安で打ち明けられない。 っていう、話が、なんだかよくわからんうちに決心していたり。 部分部分を切り取れば、なかなか文学的な要素もあるのですが、 2つのストーリーを描くのならば、2つを絡ます仕掛け的なものがあればなぁ、というのが率直な感想。 メリル・ストリープの娘をお披露目しただけってだけの印象。 それにしても特殊メイクか、っていうくらい似てる親子だなぁ。 [地上波(吹替)] 5点(2011-05-31 22:25:42) |
102. 地球が静止する日
ん~~~・・・。 正直、つまらんですね。ハイ。 前半は、面白くなりそうな感じでしたが、どんどん失速していきました。 子供もただウザイだけで、物語において重要な役どころでしたが、 まぁ、ただウザイだけでした。 映像だけは皮肉なほどやたら美しかったので、ちょい甘めで4点。といったところでしょう。 [地上波(吹替)] 4点(2011-05-29 22:05:50) |
103. フロム・ヘル
《ネタバレ》 脚本自体は良く出来てるというか。 切り裂きジャックの黒幕はフリーメイソンだとか、なかなか興味深い話ではあるんですが、全体的に物足りない感じ。 あんまり主人公の予知夢の設定も役に立ってないし。 娼婦が次々と殺されていくのであらば、出てくる女優全部ひん剥くくらいの気概が欲しいところ。というのは言い過ぎですが、無意味なヌードシーンは反対派の自分ですが、 この映画にはもっとヌードシーンが必要と思いました。 ヒロインであろうが、多少、歳イっている娼婦の面々であろうが、 虐殺だけを描くより、そっち方面も描かないとなんかパッとしない感が、ず~っと観ててありました。 一言で要約するなら『あ~あ・・・。女の裸が観たい。』 [地上波(吹替)] 6点(2011-05-24 23:28:56) |
104. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
正直、「スリル満載のアドベンチャー!!」を雰囲気だけで作った印象。 これといってドキドキもワクワクもしないし、なんでこんなに受けたのか理解できない。 この手の雰囲気だけの映画が、爆発的なヒットをしてしまうせいで、 「こんな映画、特に面白いとも思わないな。俺って特別な感性の持ち主なのかも」 と勘違いする凡人が増えるんだろうな。 ええ。もちろん自分の話ですよw [地上波(吹替)] 6点(2011-05-24 00:51:50) |
105. 恋の門
《ネタバレ》 なんかゴチャゴチャした話というか展開だなぁ、と思っていたら漫画原作なんですね。 恋の門というタイトルから、なんか普通のラブストーリーかと思っていたら、 どんどんぶっ飛んだ展開というか、恋の話がしたいのか、腐女子の話がしたいのかなんて思っていたら漫画の話に流れていった。なるべくしてなったというより、行き当たりばったりな感じで。 小島聖はこれくらいぶっ飛んだキャラというか世界の方がしっくりくるんだなぁ。 普通の世界を描いた作品ではいつも浮いていたけどね。 [地上波(邦画)] 5点(2011-05-16 11:00:29) |
106. 幸せのちから
実話モノらしいので、あまりとやかく言うのは野暮なんでしょうけど、 それにしても地味な話だった。 実話系を映画にしたとはいえ、教訓も共感もなかったし。 なんか「不幸のどん底まで落ちても未来を信じていこう感」が、ちょっと押し付けがましいです。 [地上波(邦画)] 4点(2011-05-16 07:36:23) |
107. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 後付3部作も、今作で終わり。 結局オリジナルエピソードⅣ~Ⅵの方がパワーがあるというか、 完成したストーリーだったのに、なんかエピソードⅠ~Ⅲって、 構想として最初からあったと言う割りに、補足感も後付感も拭いきれなかった印象。 ダースベーダーも、なんかよくわからんうちにダークサイドへ堕ちて行っちゃうし。 3作費やしたんだから、ここが一番丁寧に描かなきゃいかんのじゃないかなぁ? とはいえ、映像の凄さたるや他の追随を許さない。 なんだかんだいってSFXのパイオニア。つまらんわけがない。 [地上波(吹替)] 7点(2011-05-08 23:17:18) |
108. なま夏
《ネタバレ》 駄目男を描かせたら、この監督の右に出るものなし。 いつか、そんなそんな評価をされる日も、そう遠くは無いと思います。 監督デビュー作の本作ですが、ちょっと気合が入りすぎた印象。 主人公の中年役は本当に、朝、電車で見かけそうな中年で、もう存在が既にリアル。 この俳優を使うんだったら、あまり料理しすぎてしまうと食傷気味になってしまう気がした。 男の持つ変態の部分を目を背けず正面からやりきったといえば、そういうことなんだろうけど、 大なり小なり何歳の親父になっても、朝、電車で可愛い女子高生を見かければ、 誰だって何らかの癒しにはなるでしょう。(僕が変態だからそう思うだけ?) この部分をもっと強調するだけでも良質なコメディになりそうだったけど、 なんか変態の部分を料理(強調)しすぎたせいで、ホラーっぽさが見えてきてしまったのは俺だけでしょうか? [DVD(邦画)] 6点(2011-05-05 04:17:06) |
109. スリーピング・ディクショナリー
《ネタバレ》 スリーピングディクショナリーという風習は今でも普通にありますよね。 島耕作の世界みたいなのは、実は意外と身近にあったりします。 前に務めていた会社は中国やベトナムへ生産工場をガンガン建てていた会社だったんですが(たぶんもう撤退してるんだろうけど)、僕は当時、独身だったので流石に赴任まですることはありませんでしたが、何度も出張に行くと現地の工場長が、見せびらかすように20歳、30歳下なんじゃないだろうかという女の子を食事の席に招いて、横に付けてイチャイチャしたりします。 今でこそ、アジアで工場を展開してる企業は減ってきていますが、奥さん!あなたの旦那も間違いなく若い女か囲ってますよ!!(笑。異国のベイビーがどっかに居るんだよ(どーん。 という経験談があるので、ストーリーに新鮮味も無ければ、 この風習を描くならもっとエロさを強調しないと駄目だと思った。 美談になんてどう頑張ったってなりえないんだから。 [地上波(吹替)] 4点(2011-05-03 23:42:40) |
110. ダージリン急行
正直、笑わしたいんだか、なんだかよくわからん作品。 登場人物である3兄弟は「おバカ」と評されているのが多いようですが、 まぁ、正直僕の周りに居る大人は、それに勝るとも劣らないいい加減な、というか「おバカ」な人達ばかり。 子供の頃、リッパな大人になれないぞと、殴られ蹴られ叩かれ続けた世代の僕らが、 いざ大人にってみれば、周りに立派な大人なんて一人も居なかった。 そんなロストジェネレイションな自分の世代が観ても、なんかピンと来ない。 「団塊」だとか、「ゆとり」だとか、人を振り回す側の人間が観ると可笑しく見えるのかな? まぁ、別に無理してでも観ておく必要の無い作品かなぁ。 [地上波(吹替)] 5点(2011-04-18 22:32:09) |
111. うた魂♪
《ネタバレ》 正直、何の期待もしてませんでしたが、良かったです。 合唱する女子というのは、なんかどことなく気持ち悪い顔して歌う。 けど、それを笑ってはいけない空気みたいなのを、 正面から描いて、そこから「やっぱり歌が好き!」という気持ちで這い上がっていく感もシッカリ描ききっていて、捉え方で嫌いに捉えてしまう人も居そうな感じでしたが、個人的には良かったと思います。 ゴリ率いる合唱部の面々はコントの世界から乱入してきたようなイデタチでしたが、 「15の夜」でガッチリ心を捕まれましたし、 ラストのモンパチでオーディエンスを巻き込んだ大合唱も、良い画だなぁ、と感心。 [地上波(邦画)] 7点(2011-04-08 22:49:31) |
112. ドロップ
《ネタバレ》 クライマックスの大乱闘シーンが湘南の風を流しっぱなしっていうのは、 最初は良かったけど、あれだけずっと流しっぱなし、スローシーンだと流石に手抜き?って思ってしまった。 まぁ、素人初監督だし、OKか。 世界観については、ろくでなしBLUESとかビーバップとかクローズとかリアルタイムに読んでた世代なので、あんまり違和感は感じず。 [地上波(邦画)] 5点(2011-03-29 00:04:56) |
113. 純喫茶磯辺
《ネタバレ》 麻生久美子とは、一体どれだけ俺の心を鷲掴みすれば気が済むのだろう。 そんなことを考えながら観ていた時に、突然の「やりまん発言」。 宮迫と同じくらい動揺した。 やられた。 やられたけど、心にポッカリ空いた穴を一体誰が埋めてくれるというのだろう? [地上波(邦画)] 6点(2011-03-28 18:31:35) |
114. ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
かなり良かったですね。 今までどれだけの漫画が映画化されたかわかりませんが、 その大多数がダイジェスト仕上がりか、世界観すら崩壊させている内容の作品が多い中、よくぞここまで映画オリジナル脚本で、原作の世界観を壊さずストーリーを盛り上げた。 映画単体では、さすがに楽しめないかもしれないけど、漫画の映画化というジャンルでは新たな可能性を見出したように思います。 [地上波(邦画)] 9点(2011-03-28 13:10:54) |
115. ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜
ワンピースを知らない人にとっては、2時間弱で観られるコッチの方がお手軽なんですかね? でも人に勧めるなら、やっぱり原作の方で、原作を超えられなかったので、あんまり高評価はしません。 まぁ、原作から大きく悪く崩してるわけではないので低評価もしませんがw ロビンは一応ビビの代わりとしてとりあえず意味を成してましたが、 フランキーの無理矢理出演してきた感じも否めないし、 人に勧めるなら読むのが面倒くさかろうが原作を勧めることは譲れない。 [地上波(邦画)] 6点(2011-03-20 22:36:36) |
116. ゼロの焦点(2009)
細部にまでこだわった作品としての勝利なのか、 それともサスペンスの原点とも言える展開力のある脚本の勝利なのか、 鬼気迫る女優陣の演技の勝利なのか。 良いところはたくさんあるし、 悪いところも思い浮かばない。 でも、なんか高得点をつけるほどの面白さも感動さもなかった。 ここまで完成度が高いと、普通は多少の感動もあるのだが、正直、後に何の余韻も残らなかったのはなんなんだろう? [地上波(邦画)] 6点(2011-03-13 09:18:49) |
117. コール
蓋を開けてみればなんてことない誘拐事件を描いた映画。 まぁ、解決の仕方をアメリカ映画らしく派手にドカーンとやっちゃいましたって所ですが、あまりそういうのも好きな展開じゃないしなぁ。 やたらゲームだのルールだの主張するケビン・ベーコンですが、次から次へとハプニングが起きて終始テンヤワンヤ。とても過去4回完璧に誘拐を完遂したとは思えないほどの小物っぷりだったと思います。 もっと、頭脳戦になると思いきや、とんでもなく頭の悪い映画だった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-03-10 02:00:29) |
118. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
《ネタバレ》 ラストは、泣かすためなら、なんだってやるぜ的な問答無用な手口。 でも、泣いてしまったんだから負けを認める(なんの??)しかない。 [地上波(邦画)] 8点(2011-03-10 01:53:19) |
119. ハルフウェイ
撮りたい画を撮れるだけ撮って、とりあえずくっつけてみました的な。 別にいいんだけど、脚本家出身がやっちゃうとアザトさを感じるし、 それを支える岩井俊二であり、小林武史といったビッグネームが関わったとなると、 実験的とか狙いとか、どうでもよくアザトさだけが鼻についてしまう。 セリフ等を演者のアドリブにまかせた分、演者の良さみたいなのは出てましたが、 これは映画と呼んで良いものか・・・。 まぁ、でも最後までちゃんと観れるレベルに収まってるのは、テクニックなのかもしれない。 [地上波(邦画)] 4点(2011-02-24 23:22:03) |
120. 猟奇的な彼女
前半の印象は音楽の使い方といい男優の顔の演技といい、かなりヤバイ雰囲気が漂っていましたが、徐々にチャン・ジヒョンに魅せられてしまいましたね。 そこが狙いの映画だとわかっててフィルターをかけてても、嵌ってしまった自分が悔しくも恥ずかしくもありますが、それくらいのパワーがある映画でした。 終わらせ方も綺麗に終わらせやがって・・・。 [地上波(吹替)] 8点(2011-02-20 13:11:32) |