101. ゆれる
《ネタバレ》 面白しろかった。最初はグダグダの展開だが、弟が吊り橋に関わるシーンぐらいから、ギヤアップ。兄弟の演技合戦でピーク。ラスト、バス停での希望のもてるシーンを暗示して終了。兄の香川の演技は、少しオーバーアクトだと思えるが、ストーリーの中で吸収されていて、違和感は少ない。大好きな真木洋子が出ているが、1シーンを除いて目立っていないように思える。開花は、まだ先であった。この映画の中で、一番インパクトが強いのは、オダギリと真木の濡れ場でのセリフ。「舌出せよ」である。ある意味衝撃的。特に、女性監督なのでその印象強し。西川監督、見た目は美女だが、心の中は中年のおっさんではないのか。これ以降、西川監督作品は続けて見ている。彼女の代表作。 [映画館(邦画)] 9点(2018-12-23 22:23:48) |
102. めまい(1958)
《ネタバレ》 ヒッチコックの中で一番の傑作。個人的に大好きなマルホランドドライブの元ネタ。ひとりの女が二人。そして金髪。悪夢の様な映画。50年代なので、直接的なエロ描写はありませんが、これはこれで十分。この後、どれほどの映画作品に影響を与えたのか。江戸川乱歩の陰獣の金髪ヴァージョン。 [映画館(字幕)] 9点(2018-12-22 22:51:51) |
103. 哀しみのトリスターナ
《ネタバレ》 変態ブニュエルと悪魔的魅力を放つドヌーブのコラボ作の二本目(一本目は昼顔)。始めは弱い立場の女性が支配者になる「女は怖い」映画の代表作。全編、谷崎潤一郎的なな美学に満ち溢れた映画です。理詰めで映画を解釈する人には、わからん映画でしょう。昼顔よりぶっとんでいます。鐘釣堂の首シーンなど、びっくりするやら唖然とします。脚フェチのタランティーノも足元に及ばない映画。ブラボー!ブニュエル。ドヌーブ万歳。最後も、唐突の終わり方で、見ている人を煙に巻きます。楽しい変態映画。 [映画館(字幕)] 9点(2018-12-21 14:04:35) |
104. ねらわれた学園(1981)
大甘の点数である。でも、見た当初(封切時)、とても個人的に気分が落ち込んでいて、それを救ってくれた映画。 また、映画は楽しいものだと教えてくれた作品。公園での群舞シーン。ヴィラン役(峰岸さん)の腹絵。幼稚すぎる特撮(ラストのバトル?) どれも、?なものですが、全て含めて愛すべき作品(個人的には) [映画館(邦画)] 9点(2018-12-18 17:20:14) |
105. 東京ゴッドファーザーズ
《ネタバレ》 ウエルメイドのドタバタコメディの傑作。今監督の持ち味の悪夢の描写がほとんどないので、今監督の中では、個人的にはNo2の作品(一番はパブリカ) でも、面白い。最後に、ストーリーが収斂していくのは、見てて楽しい。今の目では、作画で落ちるところもあるが、その欠点を補うほどすばらしい作品。 [映画館(邦画)] 8点(2019-05-20 11:42:01) |
106. キャプテン・マーベル
《ネタバレ》 作品レベルはMCUの中では、並レベル。ヒロインの着衣率が高いのもマイナス。(ワンダーウーマンは美脚満開)でも、ファーストシーンのリーのシーンと何度でも立ち上がる(女だから。。に対して)ヒロインの姿に感涙。それだけで、心に響いた。 [映画館(字幕)] 8点(2019-04-25 15:30:55) |
107. スパイダーマン:スパイダーバース
《ネタバレ》 きらめく映像に酔ってしまった。満足。まるで、2001年宇宙の旅のラストを長時間魅せられた感覚。 [映画館(字幕)] 8点(2019-03-14 09:34:18) |
108. バーニング 劇場版
《ネタバレ》 途中まで、単調すぎて眠たかったが(夕陽の中、半裸で踊るヒロインのシーンは別として)、途中から俄然面白くなった。夢と現実の中を進むのは、マルホランドドライブみたいに感じて、興奮した。特に、猫・腕時計のシーンは、監督の周到さに驚かされるとともに、映画に引き込まれた。ただ、原作のもつ現実世界からのデタッチメントからくる飄々さがなく、全体的には重く(監督作)少しヘビーな映画であった。 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-28 14:12:11) |
109. アクアマン
《ネタバレ》 やあ、楽しかった。バーバリ+アーサー王伝説の映画。それに「心の旅路」もある。満足 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-26 10:49:21) |
110. 女王陛下のお気に入り
《ネタバレ》 イギリス風のブラックな香りに満ちた快作。女同士の大奥のような、密な人間関係。嫉妬・名誉欲に満ちた世界をブラックユーモアにまぶせて描いている。3人の女優陣にも喝采。キューブリックのバリーリンドンを見たくなったなあ。 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-18 13:16:51) |
111. 泥の河
《ネタバレ》 関西人だし、なんとなく懐かしい映画。子供が、ランニングシャツで遊び回っているシーンは特に。 [映画館(邦画)] 8点(2019-02-03 19:50:10) |
112. 恋する惑星
《ネタバレ》 前半と後半があるが、断然良いのはレオンが出ている後半。映像はスタイリッシュで綺麗だし、でもそれだけかも。フェイウォンが可愛い。 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-03 19:33:29) |
113. フェリーニのアマルコルド
《ネタバレ》 これは楽しい映画。いつものフェリーニ節で、子供時代、海辺、そして巨尻の女性。子供時代の楽しい思い出。はくびは、教師達の描写。どこから連れてきたのだろう。 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-02 18:23:37) |
114. フレンジー
《ネタバレ》 復活したヒッチコックの佳作。十分サスペンスフルな作品。ネクタイでの絞殺シーンが怖いし、ワンカメラで部屋に侵入していくしーんは圧巻。ヒロインが弱いのが短所。 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-02 17:52:57) |
115. HANA-BI
《ネタバレ》 北野映画の中で一番好き。ストーリーは破城してないし、挿入される画もテンポがあって良い。そして、映像が素敵。 [映画館(邦画)] 8点(2019-02-02 00:30:25) |
116. ウディ・アレンの夢と犯罪
《ネタバレ》 ダークアレンの1作。兄弟の犯罪が起こったあとの心理描写が良い。 [映画館(字幕)] 8点(2019-02-01 16:05:53) |
117. 花様年華
《ネタバレ》 ウォンカーウェイの頂点。全編、スタイリッシュな映像。トニーレオンの倦怠感のある演技。ストーリーは、? [映画館(字幕)] 8点(2019-02-01 15:59:47) |
118. 妻は告白する
《ネタバレ》 「女の小箱」を見るまでは、増田+若尾の個人的最高傑作。若尾さん、綺麗で凄みもあり、最強。小沢栄太郎の演技が懐かしくもあり、良い。 [映画館(邦画)] 8点(2019-02-01 15:52:08) |
119. 野いちご
《ネタバレ》 晩年の男の人生回帰を、夢のように描いた傑作。夢と幻。その映像表現が素晴らしい。歪んだ時計。針のない時計。シュールな映像。 [映画館(字幕)] 8点(2019-01-30 22:26:38) |
120. アフタースクール
《ネタバレ》 どんでん返しの連続の映画。初見は、心地よく騙された。と共に、監督は大変だなあとも思えた。このレベルを続けるのは難しい。でも、期待したい。 [映画館(邦画)] 8点(2019-01-30 22:00:34) |