1301. ドーン・オブ・ザ・デッド
どっかで観たことがあるなぁと思っていたら、「ゾンビ」のリメイクだった。 相変わらず、非常に判り易いシチュエーションがいい。 登場人物たちのキャラに魅力があると、誰がやられるか、もっとハラハラするんだろうけど、 さすがにこれだけの人数がいると、「あ、やられちゃった」で終わっちゃう。 走るゾンビはTVゲームでもあったので、びっくりはしなかったけど、多少の緊張感にはなった。 古い映画のリメイクということもあり、全体的にはオーソドックスなB級ホラー。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 03:17:50) |
1302. 赤ちゃんはトップレディがお好き
ダイアンはキャリア志向のヒロイン役をやらせたら、右に出る者はいないほどのハマリ役。 知的で颯爽としており、スーツ姿がよく似合っている。彼女以上に魅力的だったのは、 2歳ぐらいの女の子の赤ちゃん。久々にかわいい子供を見たなぁと思うぐらい、 愛嬌たっぷりでかわいかった。ただ作品の内容は子供とのほのぼの感動ものではなく、 あくまでヒロインのサクセスストーリー的な話なので、 途中から子供は単なるマスコット代わりになってしまったのが残念。 コメディータッチのドラマだけど、シナリオ自体はかなり荒っぽくて、ご都合主義な展開も。 まあ元気を与えてくれる前向きな映画ということで、働くお母さんには特にお薦め。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-09 03:10:16)(良:1票) |
1303. メリーに首ったけ
純情男が主人公ということで、ほっくりしたラブコメかなと思っていたら大間違い。 構成はコメディー7割、ストーリー3割といったところだが、 コメディーパートのほとんどが下ネタばかりで、そのお下劣さは鑑賞してきた映画の中ではNO.1。 下ネタは嫌いじゃないけど、映像で見せられると、とにかく汚い。いくら何でもやり過ぎだろ、 というひどいギャグネタまであり、肝心のストーリー・パートもごくありきたりで今ひとつ。 久々につまらないコメディー映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-09 02:53:00) |
1304. リオ・グランデの砦
西部劇というよりは、やや人間ドラマに近い内容の映画かな。 特別ドラマチックな展開があるというわけではなく、全体的には淡々とした流れの作品で、 設定にちょっと無理があるせいか、今ひとつお話には入っていけなかった。 主人公の家族に対する思いは、何とか伝わってくるんだけどね。 やはりジョン・ウェインという役者さんの魅力を楽しむ、といった印象の強い映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-09 02:34:10) |
1305. 34丁目の奇跡(1994)
47年度版「三十四丁目の奇蹟」のリメイク。 夢を信じることの素晴らしさをテーマにした、アメリカらしいハートフルなクリスマス映画。 内容はオリジナルとほとんど変わらず、CGをふんだんに使うようなシーンもないので、 どちらを鑑賞しても同じかな。ストーリーは旧作の時代背景のほうが合っている気はするけど、 こちらはカラーなのでとても観やすい。両作品とも主役のおじいさんが良くて、 子供から大人まで安心して鑑賞できる映画だと思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-09 02:24:32) |
1306. オーシャンズ11
ラスベガスのカジノ1店でストーリーが展開するので、 あちこち話や画面が飛ばないのはいいが、やっぱり登場人物が多過ぎて散漫という印象も。 とってつけたようなジュリア・ロバーツの役はいらないでしょ。 単なる華役に時間を割く余裕があるなら、その分、お話の方にもうひと捻りの工夫が欲しかった。 有名俳優たちがたくさん出演しており、娯楽大作という雰囲気は味わえる。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 02:20:36)(良:1票) |
1307. マタンゴ
よくあるオーソドックスな設定だが、シチュエーションが個人的に好き。 チープだとはわかっていても、ついワクワクしてしまう。 極限状態の中で、登場人物たちの心理描写をサスペンスタッチで描いており、 ストーリーは予想以上に悪くないと思ったのだが、彼らの各キャラは、 パニック映画などでよく見かけるステレオタイプそのままで、あまり魅力は感じなかった。 "マタンゴ" に関しては、完全子供向けのシーンになってしまい大減点。 古い特撮映画なので仕方のない部分もあるが、もう少しどうにかならなかったものか。 皮肉めいたメッセージを残したラストはポイントが高く、総体的には楽しめる怪奇映画だと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-08 22:25:01) |
1308. モンスター(2003)
アメリカ初の女性連続殺人犯を演じるシャーリーズ・セロンは 顔も体型もすごいことになっていて、思わず「やるな~」と唸るほどの役者魂を感じる。 ただし内容の方は今ひとつ。ヒロインの心の闇までは踏み込んではおらず、 彼女の育った環境や性格などは、ほんの触りでわかる程度。 この作品で何を訴えたかったのか、テーマもぼんやりしている。 相手役の少女が「バッファロー'66」に出演していた女の子だとは、キャラがまったく違うせいか、 鑑賞後まで全然わからなかった。向こうの役者さんは凄いなぁ、と思わせてくれる作品ではある。 彼女たちのがんばりに敬意を表して、+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-08 22:21:08) |
1309. マーニー
サイコ調のサスペンスで、こういった内容の映画は今でも多く見られるのだが、 本作はキャラ設定もストーリー展開もかなり雑。主人公の行動自体も何考えてるかわからないし、 度々見せるヒロインのフラッシュバック・シーンで、ラストはほとんど読めてしまう。 「ふ~ん」という感想で終わってしまうのは、サスペンスものとしてはちょっとツラいところ。 ヒッチコック作品としては、演出のほうも今ひとつだった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-08 22:11:36) |
1310. ゴーストシップ
全編のほとんどが客船のシーンばかりということで、閉塞感はたっぷり。 主要登場人物も少なく、まるでお化け屋敷を探検しているようで、非常に判り易い。 一応ちゃんとヒネリやオチもあるが、こちらは奇をてらいすぎたか、多少ブッ飛びぎみだった。 冒頭以外はそれほどエグいシーンもなく、暇潰しに鑑賞するには手頃なホラー映画。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-08 22:07:03) |
1311. グッバイガール
この年代だとパニック映画が一段落し、SFやストーリー映画、 ドタバタコメディなどが多かった記憶があるのだが、 ロマンチック・コメディ自体はあまりなかったように思う。 近年のロマコメのような奇抜で凝った設定はなく、比較的オーソドックスな流れ。 リチャード・ドレイファスは安心して見ていられるが、娘役の女の子がおしゃまでかわいい。 今となっては取り立てて目を見張る部分はないし、演出もいいとは思えないけど、 ちょっとハートフルなシーンもあって、全体的にはライトな恋愛映画に近い作品だった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-08 12:36:21) |
1312. バットマン(1966)
懐かしいな。テレビにかぶりつきで観てたっけ。 ジョーカー、キャットウーマン、ペンギン、ナゾラーもやっぱり出てたんだ。 こちらはオリジナル劇場版ということだけど、ストーリーはもうかなりハチャメチャ。 主役二人は異様にテンションが高いし、バットマンの読み的中率はほぼ百パーセント。 まるで世界は彼を中心に回っているようで、とんでもない大失敗でさえ、 「これで良かったんだ」と呆れ返るほどのポジティブシンキングな性格。 小道具の科学兵器も訳わからないし、普通の縄ばしごにまで「バット~」をつけてるのが笑える。 とにかく大いに笑って、大いに楽しませてもらいました。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-08 11:37:49)(笑:1票) |
1313. メジャーリーグ
登場選手たちのキャラが多彩で面白い、ストーリーコメディー。 野球を題材にした作品はスピード感や迫力を出すのが難しいのか、 コケるパターンが多いのだが、こちらの作品は比較的がんばったなぁという印象。 シナリオはもちろん穴だらけなんだけど、コメディーパートのほうにやや重心を置いているので、 十分許容範囲のはず。何も考えずに楽しめるコメディーとしてはお薦め。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-08 11:12:25) |
1314. スプラッシュ
ヒロインのキャラ設定がもろおとぎ話の世界なので、 都会を舞台にした現代にどう絡めてくるかがポイントになるんだろうけど、 やっぱりシナリオ作りの段階で、かなり苦労したんだなという印象。 主人公との間にグッとくるようなエピソードを作れなかったのか、 変な海洋学者がコメディーパートの大部分を担うことになり、 これが完全に浮いているうえにほとんど笑えない。演出もあまりよくないし、 終盤からラストにかけての展開が見えてしまったことも、全体的に今ひとつの要因だったのかも。 ファンタジー好きの人なら、楽しめる範囲の作品だとは思う。 [ビデオ(吹替)] 4点(2011-08-08 11:05:10) |
1315. 桑港(サンフランシスコ)
一番古い映画で大作と言えば「風と共に去りぬ」だと思っていたら、 それ以前にもあったようだ。後半の展開にはちょっとびっくりしたけど、 ロマンス、ミュージカル、パニックもの、人間ドラマの要素が織り込まれていて、 スケールが大きくて金がかかっている(たぶん)。 ストーリーのほうは、一本の軸に沿って進むというわけではないので、 多少テーマが分散されてしまった傾向もあるけど、映画を鑑賞したという満足感は十分受けた。 クラシック映画も奥が深いなぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-08 10:57:51) |
1316. 静かなる男
タイトルの「静かなる男」が虚しく思えてくる、コミカルタッチの妙な作品。 アイルランドの田舎の風景や、ほのぼのとしたシーンはいいんだけど、 勝ち気なヒロインが無骨で不快だし、主人公も男らしそうで実はいい加減。見ていてカッコ悪い。 最後はドタバタに終始していて笑うに笑えなかった。ジョン・ウェイン主演のアイドル映画か? 日本の映画に例えれば、昔の石原裕次郎作品や、加山雄三の若大将シリーズのような・・・。 そんな印象しか残らない映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-08 10:44:54) |
1317. マイ・フレンド・メモリー
一応友情がメインのお話だけど、主人公の成長にも焦点を当てており、 あまりベタな展開がないところは好感が持てる。 ただ主人公の父親絡みのお話は、今ひとついいとは思えなかった。 もう少し少年二人にうまく絡むエピソードが欲しかった気がする。 主役二人の演技は何の問題もなく、全体的には中々の良作だったと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-08 10:15:33) |
1318. シンバッド七回目の航海
ハリー・ハウゼンの特撮もの。 ダイナメーションを使用した冒険ストーリーは、基本的に変わらない。 ただ今回はちょっと合成の技術が今イチで、映像にうまく溶け込んでいないように感じた。 極端な言い方をすれば、アニメを実写に当てこんでいるような印象。 それさえ気にしなければ、他のシリーズ同様、楽しめる作品だとは思う。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-08 10:09:57) |
1319. 楢山節考(1983)
木下監督版に次いで二度目の映画化で、 母親と息子の切ないドラマを味わいたかったのだが、予想に反して内容は全然違った。 なんと貧しさからくる動物的本能がテーマに。とにかくエグいっス。 これはこれで方向性は間違っていないと思うのだが、いささかやり過ぎ感も覚えてしまう。 どうぜここまでやるなら、もう成人指定にしてとことんやってほしかったな。 坂本スミ子はどうかと不安だったけど、こちらも予想以上にいい演技をしててびっくりした。 演出も中々良かったが、二度と観たくはない映画。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-08 10:04:37) |
1320. 百万長者と結婚する方法(1953)
タイトル通りのストーリーコメディー。 この時代の映画としては洒落た雰囲気の作りだけど、 展開はある程度読めてしまうし、中身のない内容のほうはもうしょうがないね。 最大の見所は主役三人の美貌とファッションということになるんだろうけど、 舞台劇を観ているように引きの映像ばかりでアップがほとんどなく、 女優さんたちの魅力が今ひとつ伝わってこない。 マリリンのキャラは変わっていて面白いけど、この作品でも準主役の扱いなので、 あまり出番がないのが残念でした。・・・マリリンだけをもっと見たかったんだけどね。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-08 09:44:55) |