121. 極私的エロス 恋歌1974
うぉぉぉぉぉぉすごいなぁ。ちゃんと赤ちゃんが出てきたよ。いやぁー、全ての人間はここからが出発ですからねぇ、考え深いものがあるよなぁ。でもえらくピンぼけだったのは、わざとなんだろうか? 6点(2004-09-28 20:40:42) |
122. 明日に処刑を・・・
スコセッシの長編デビュー作ということですけど、なるほど、彼らしさが出来上がる前の、いい感じの若々しさがありますね。時期的にニューシネマ旺盛でしたから、これもその一片だと思ってもいいですけど、暴力や荒々しさは彼の作品に一貫してますから、それは初めからあったということですね。主役の女性の演技がとても自然です。 6点(2004-09-11 02:15:11) |
123. ソイレント・グリーン
70年代っていうとちょうどローマ・クラブが「成長の限界」を唱えた時期でしたからね。この頃のSF映画にはそういう環境問題とか人口増加を取り扱ったものが多かった。一番印象的だったのは、ショベルカーで人がゴミみたいに持ち上げられて運ばれてくシーン。いやぁすごいなぁ。食料危機なのに人ばかり増えて、人の行動がすごく動物的に退化しちゃった。人の価値も相対的に低下しちゃった。とんでもない未来です。それから、大いなる自然が、映像でしか見られなくて、それを見て美しさに感動するチャールトン・ヘストン。これも印象深かった。あとはソイレントの原材料はなんと○○だった!というラストもなかなかスリリングでいいですね。前半から中盤にかけてぬるいのが少々残念だけど。 6点(2004-09-11 02:05:55) |
124. ヒトラー
あのやたら汚い声で、オーバーな動きで人々の前で演説するヒトラーを見てると、やはりこの人は人を洗脳させる演出にかけては天才だったんだなという気がする。彼はワーグナーの信奉者で、それで自分自身を楽劇の主人公に見立てていたらしく、ワーグナーの音楽の使用とか、それから軍隊の審美性を見ていると、こういういろんなファクターが洗脳の道具になってるんだなと思う。だけどナチが負けてくると、彼はどんどん表舞台に出てこなくなる。最後は自殺ということになってるが、どんどん拡大していく時のヒトラーと比べると、最期はとても哀れだな。独裁者の最後は、みんなそんなもんなんだなぁ。 6点(2004-09-08 02:09:04)(良:1票) |
125. ビアンカの大冒険
この頃はディズニーも不調でしたからね。なかなか印象のあるキャラをつくれなかった。でもこれはこれで面白かったですよ。前半は多少ぬるいものの、後半の、ワニからの逃走とか、ダイヤをめぐっての劇がなかなかよかった。 6点(2004-09-07 00:24:41) |
126. ジャバウォッキー
こ、これは、、、なんとコメントしたらよいのでしょう。理屈などではありませぬ。ただボケェーと、ヤンの精神世界に浸るだけです。 6点(2004-09-06 01:08:10) |
127. キングコング(1976)
申し訳ありません。僕は33年制作のやつよりこっちの方が好きなんですよ(笑)。霧の中に前人未到の島がある、ていう始まりだけでロマン心をぎゅっと掴まれます。小さい頃に観た記憶では、キングコングが巨大な砦を破壊するシーンにすごくどきどきした覚えがあります。そしてラストはやっぱり切ない。天空の城ラピュタの一場面を思い出しましたね。 7点(2004-09-04 02:39:31) |
128. ホーリー・マウンテン
僕はホドロフスキー作品の中ではこれが一番好きなんです。なんたって見てて面白い!別に無理に裏を読もうとかしなくていいんです、単に何も考えずに見ればそれでいい。ホドロフスキーさんはチリ出身のロシア系ユダヤ人映画監督なんですけど、彼の映画は必ず複数の文化の混合ですよね。それでまったく独特な、リゾームな世界 を作り出してる。その世界がまたとても美しい。 8点(2004-08-26 01:55:27) |
129. エル・トポ
複数混合のホドロフスキー独特の世界と、究極的なものを描いた精神世界。それはそれは鮮烈です。ラストは、胸が詰まる思いと同時に、何かを考えさせられました。 7点(2004-08-26 01:47:26) |
130. ネットワーク
さすがはシドニー・ルメット。やっぱ面白いわ。どんどん落ち目になっていよいよクビになるというキャスターが思いついた起死回生。それは越えてはならない一線を越えてしまうものだった、、、。欲望とモラルとせめぎあい。これはいいよ。 7点(2004-08-24 20:24:04) |
131. 女王陛下の戦士
だいたい、バーホーベンと言ったらエロかグロかのどちらかが必ず入ってるわけで、その両方の要素がないこの作品はとても異色作な気もします。でも、この作品の舞台は第二次大戦時で、その時はバーホーベンさんは少年だった。その時の過激な体験が彼の作風になっている。だから、一見異色に見えても、実はこの作品は他の何よりもバーホーベンらしいものなのかもしれません。 5点(2004-08-24 19:49:11) |
132. 第3の選択/米ソ宇宙開発の陰謀~火星移住計画の謎
こりゃひどい、、、、。ドキュメント風ですが、もちろんフィクション。こういう妙な代物を作るから似非科学やオカルトが出てきちゃうんじゃないですか。登場するなんたらかんたらっていう宇宙飛行士も実在しませんからね。 3点(2004-07-28 01:17:58) |
133. ジーザス・クライスト・スーパースター
60年代だったか70年代だったか、アメリカの若者の間で「ちくしょう!」「くそったれ!」ていう汚い言葉を「ジーザスクライスト!」と言って表現するのが流行ってたんですね。反対の言葉で言って相手にショックを与える。この映画はそういうノリに近いですね。キリストの描き方、聖書をロックで料理する。観る者にショックを与える、、、。 6点(2004-07-27 02:39:30) |
134. マラソン マン
風呂に入ってる時に教われるシーンから次の拷問シーン、そして逃走シーンはとても秀逸。サスペンスのいい味が出てます。ラストの、宝石を「飲み込め」と言うシーン。怒りが伝わってきますね。 6点(2004-07-17 18:46:47) |
135. さようならCP
うわぁ、、、、、これは直視できない、、、、、なんかもう周りの視線が気になって、、、、 6点(2004-07-13 01:17:32) |
136. ソドムの市(1975)
原作が、フランスの作家マルキ・ド・サド。あのサディズムのサドです。原作読んでないからわかりませんが、サドっていうのは支配的、権力的なものがあって、そこからナチがつながるって言う事ですかね?うーむ、そこんとこがよくわからないなぁ。映画の台詞に「どんな変態趣味だろうが尊重に値する。それが常人の理解を越え恐ろしく変態的でも分析すればその根源は美の追求にある。いかに洗練された趣味なのかが問題なのだ」ていう倒錯の説明がありますよね。この辺の台詞はどうも現代芸術的な印象を持ちますね。未来派、ダダ、シュールレアリスムってやっぱり倒錯的でしょう。芸術が新たな地平を求めて自問自答し始めた。パゾリーニさんの自問自答する精神世界と作品としての社会的メッセージが複雑に混じってる、そんな感じがします。 6点(2004-07-07 01:23:05)(良:2票) |
137. 人間の証明
邦画でNYカーチェイスをやるとはまためずらしいですね。それにしても、なんだな話も流れも大味な気がするなぁ、、、「ストウハ」と言って死ぬのがいかにも設定くさいし、受賞的の演説もいかにも設定臭い、、、こういうのに違和感を持つともう泣けるどころではなくなってしまいます、、、。 5点(2004-06-12 00:19:31) |
138. スーパーフライ(1972)
アングラな感じの映画ですね。キャラが効いてると思います。この70年代の音楽がしょっちゅうかかるんで、そのへんが好きな人にはオススメかも。 5点(2004-06-08 21:45:53) |
139. 2011年の遭遇/宇宙人は実在する!!
ビデオ屋で見つけたんでとりあえず借りてみたこのあやしげな一本。僕はUFOそのものは信じてないんですが、そもそもなんでこんなに有名で、世界的広がりを見せているのかが気になっていたのです。あのユングもUFOを研究して、そこから元型をみた。それでとりあえず見てみたわけですが、、、、。まず最初に、葉っぱを切っても切る前の形がくっきりと残っているバイオプラズマ。これはキルリアン現象と言われていて、まあ要するにオーラとか霊体とかそういうやつですね。その次にイプシロン星からくる宇宙人の電波をキャッチしたと言う話。いやね、イプシロン星はOZUMA計画で探査されたことはあったんですよ。で、それらしい電波はとらえられたんだけど、それは単なる軍の暗号電波だったはずなんですがね、、、、。その次にはある遺跡は宇宙人が作ったという話。バーミューダトライアングルでの船や飛行機の遭難は宇宙人がさらっていったという話。それから遺伝子から猿の思考実験まで、、、、。一見何のつながりがあるんだろうと思いながら、とりあえずいろんな方面からアプローチしようというのはわかるんですが、結局のところ空想でしかない。UFOというか、宇宙人が出てくる話というのは、昔から世界中にあるわけで、それは僕はユングの解釈の方向でアプローチした方が正当性はあると思う。まぁでも、こういうのが好きな人は、やっぱり反科学的なところがあるんですよね。そりゃあ宇宙人が地球に来てた方が、そっちの方が面白いでしょうし。 5点(2004-04-28 22:42:13) |
140. コールガール(1971)
そうですね、今まで見たドナルド・サザーランドさんの映画では、一番彼がかっこいい映画だった。それにしてもこのクールで渋い画。撮影は誰だろうと思ったら、あのゴードン・ウィリスじゃないですか。納得です。 6点(2004-04-25 23:33:40) |