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ロイ・ニアリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 681
性別 男性
年齢 58歳
自己紹介 点数基準
芸術点、技術点、俳優点、個人的感情移入度の4要素の比重で決めています。
芸術点とは、主に脚本、演出が映画の各要素、美術、音楽、などをどれだけ高次元でまとめ上げたか
技術点とは、撮影技術、特殊効果、音響効果など、技術的な部分のレベル、完成度。
俳優点とは、出演俳優の演技、存在感、作品とのマッチングなど。
個人的感情移入度とは、作品テーマや登場人物などが自分自身の価値観や好みに対してどの程度影響するか。
これらの比重を勘案して点数を出しています。
有る項目が0点に近くても、別の項目が突出して良ければ点数は上がります。
映画としての及第ラインは6点です。それ以下は落第点、マイナス評価です。

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121.  アイ,ロボット
まったく期待しないで観たのだが、そこそこ面白かった。さりげなく見せる未来都市もSF好きには興味深く面白い。ただ、あと30年ではあそこまでは進歩しないと思うけど。100年経ったらあのくらいいくかも。ところで「ロボット三原則」遵守は人と関わるロボットの基本中の基本だと思うのだが、それを声高に宣伝するロボットというのもおかしな話ではないだろうか。
[DVD(吹替)] 7点(2006-04-15 15:11:31)
122.  アウトサイダー(1983)
高校生の時、学校をサボって地元の映画館に観に行った事を思い出します。S・ワンダーのテーマ曲が素晴らしく、印象に残った。しかし地獄の黙示録を撮った巨匠がなぜこの映画を?
[映画館(字幕)] 5点(2006-04-15 04:06:01)
123.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 
第1作「CUBE」は秀作だったのに、いやはや落ちぶれたもんですな・・・。 もはやショッキングな殺し方も謎解きもインパクト無し。そして何より興醒めなのがシステムを操る人間を出してしまったこと。ネタバレしてしまったら、あの不条理と閉じ込められた悪夢のような恐怖が全くなくなってしまう。それもなんだあの片目の男と二人の取り巻きは。安っぽいことこの上ない。
[DVD(吹替)] 3点(2006-04-14 19:57:33)
124.  リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
サム・ビックは自分が純粋で正義であるように言っているが、実は自分をまっすぐ見詰めることから逃げ、全て周りや世の中が悪いのだと責任転嫁をしている。当然彼の思うように物事は進まず、益々追い詰められていく。実に哀れで虚弱な男というほかは無い。ということで僕はこの男に感情移入することも共感することも出来なかった。しかし映画としては物語りの紡ぎ方が巧みで、デビュー作とは思えない監督の力量を感じる。また主演のショーン・ペン。彼の苦悩する表情は実に素晴らしい。95分の短い作品なのだが2時間以上の大作を観ているような重厚さがあった。
[DVD(吹替)] 8点(2006-04-14 13:24:51)
125.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
はっきり言ってこのイギリス映画独特のひねくれたユーモアのセンスにはクスリとも笑えませんでした。ただ、なんとも馬鹿らしいネタに素晴らしい美術とVFXを駆使して美しい映像を作り上げている。もうこの映像に見とれて最後まで鑑賞できたという感じです。きっと本国の映画館では爆笑の渦だったりするんだろうなあ・・・。
[DVD(吹替)] 7点(2006-04-13 21:00:12)(良:1票)
126.  イントゥ・ザ・サン
セガール氏はどんどん日本語が下手糞になっていくなあ。昔見たときはもっと喋れてたんだけど。思うのだが、彼はアクションスターとしては素晴らしいが、製作まで手を出さないほうがいいのでは。折角長年住んだ日本を舞台にしたのに、もうトホホな出来で、最後まで見るのがかなり苦痛でした。日本の一流どころの俳優も出演しているのにもう気の毒なくらい。皆さん仰るようにVシネマに毛が生えた程度のものですね。唯一救いといえば、あまりに頓珍漢な日本描写は少なかったという所かな。
[DVD(字幕)] 2点(2006-04-13 20:56:01)
127.  愛についてのキンゼイ・レポート
当時の保守的な社会の中で、これだけ大胆にタブーとされていた分野に切り込んだキンゼイ氏はやはりただ者ではなかったのでしょう。しかし論理や学術的な視点だけではこの世界を全て単純化し、公式化してしまうことは出来なかった。人間とはもっと深くてはかりしれないものなのだということなんですね。
[DVD(吹替)] 7点(2006-04-13 20:47:27)
128.  ドミノ(2005)
時間軸を交錯させる流行の手法だが、果たしてどれだけの意味があったのか。それから無駄に振り回す手持ちカメラと迫力の無いアクション、そして主人公の下品な言葉の数々と暴力に継ぐ暴力。実話ということだが、この主人公と物語がどれだけの価値があるのか、僕にはサッパリ共感できませんでした。
[DVD(吹替)] 3点(2006-04-13 20:37:41)
129.  ソウ2
ホラー映画としては一定の水準に達していると思うが、犯人の動機が僕には引っかかりました。末期ガンを宣告されたというだけではこのような猟奇犯罪を犯すには弱すぎないだろうか。だって同じ宣告されて、それでも前向きに頑張っている人たちが沢山いるのにねえ。彼がこのような猟奇犯罪に走る最後の「スイッチ」にはなっただろうけれど、それ以前に彼の人生にはもっと深い闇があった筈。それが悲惨で哀しくて救いようが無ければないほど、この物語の異常性が際立ってきて、もっと絶望的な気持ちでエンドロールを迎える事が出来るのではないだろうか。
[DVD(吹替)] 7点(2006-04-04 03:47:07)
130.  THE 有頂天ホテル
楽しい映画でした。役者の皆さんがこの映画に出ることが出来て本当に嬉しい、楽しい、という気持ちが画面からにじみ出てくるような、それでいて内輪受けや楽屋落ちに走らずにきっちり仕事をしているという雰囲気に好感が持てました。しかしよく練られた脚本ですね。ちょっと技巧を凝らしすぎてごちゃごちゃしたような印象もありますが、これだけの脚本を書ける人はなかなかいないんじゃないでしょうか。それからこの映画、本当は年末に公開したかったんじゃないかと思います。大晦日に劇場で観れたら最高だったでしょう。とても幸せな、うきうきした気持ちでお正月を迎えられたと思います。 そう、この映画も登場人物のその後の幸せを願ってしまう数少ない作品です。皆人生色々あっても幸せになって欲しいです。
[映画館(字幕)] 8点(2006-01-18 00:04:32)
131.  ヒトラー 最期の12日間
悪の象徴、非人間、悪魔と糾弾されるヒトラーだが、描かれていたのは極限状態に置かれ混乱し、憔悴し、部下に八つ当たりをしながらも、一方で秘書や少年兵に優しい言葉をかけるそれこそ何処にでもいそうな初老の男だった。それだけに彼の招いたあまりにも大きな混乱や悲劇が際立って見えてくる。20世紀は人類史上最も多くの血が流れた世紀だと言われるが、その嵐の目にいた者は、しっぽの生えた悪魔でも妖怪でもなく、ただの人間だったのだ。何か暗澹たる気持ちにさせられた。
[DVD(吹替)] 9点(2006-01-13 21:39:58)
132.  ミニミニ大作戦(2003)
オリジナル未見。盗人グループの駆け引きや物語の展開など、水準以上の出来だと思います。しかし最近のハリウッドカーアクションはどの映画も良く出来てはいるが、見せ方がどれも似たり寄ったりだな。アイデアが出尽くしたのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-10 09:48:12)
133.  チーム★アメリカ ワールドポリス
「サウス・パーク」のスタッフが製作したそうですが、「サウス~」を観たことは無いです。予告編を観た時には、アメリカの独善的な「正義面」を皮肉るリベラル(マイケル・ムーアとかね)寄りの作品かと思っていたのだが、そのムーアがテロリストになって自爆してしまった・・・。要は上っ面だけの権威や正義面する輩を片っ端からコケにしてやろうっていうことなんでしょう。とにかく毒気たっぷりで途中でげっぷが出そうになりましたが、楽しめました。それから美術はすごいですね。手間もお金もかかっている。まあここまで強烈な作品も飲み込んで許容してしまうアメリカという国はなんだかんだいってすごい国です。
[DVD(吹替)] 8点(2006-01-08 10:49:13)
134.  奥さまは魔女(2005)
あちゃー。これはどうしちゃったことでしょう。絶対決まると思っていたニコール・キッドマン、どうも冴えないですよ。何か表情が乏しい。コメディなんだからもっと生き生きとした表情が見れると思ったんだがなあ。それに加えてウィル・フェレルは劇中の「奥様は魔女」だけでなくてもミスキャストじゃないですかね。ちょっと間抜けすぎて感情移入できないです。何よりもこんなに絶好の題材なのに脚本がダラダラして盛り上がりに欠けるし演出のテンポも悪い。最後まで観るのが辛い映画でした。
[DVD(吹替)] 4点(2006-01-07 19:35:53)
135.  ランド・オブ・ザ・デッド
いやーこれは正直面白くなかったですね。ゾンビ映画特有の絶望感、終末感が感じられませんでした。まずゾンビが進化して道具を使うようになってしまうところで本来のゾンビの恐ろしさがなくなってしまった、それから秩序が崩壊した世界で都市を支配するボスや彼に反旗を翻すアウトロー、なにか安っぽいんだよなあ。あのトレーラーの装甲車からしてそうだけど、世界を広げた割にはディティールがありきたりだからリアリティが無い。リアリティが無いから彼らが哲学風の臭いセリフを吐いてもどこか薄っぺらで気恥ずかしい。初代ゾンビは偉大なB級映画だと思うけど、B級なのに超A級の世界観があった。今作は世界観までB級になってしまった。巨匠ロメロ作品だけに残念ですね。
[DVD(吹替)] 4点(2006-01-07 14:26:01)(良:1票)
136.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
大満足の3時間でした。確かにキングコングが登場するまでの1時間はじれったいですが、その後はエンドロールまであっという間の凄まじい映像の洪水。しかし1930年代のNY、髑髏島、恐竜や巨大昆虫達、どんな些細なシーンでも全く隙が無い豪華絢爛な映像です。映画だから、きっと予算が・・・などと想像させるカットがただのひとつも無い。完璧に世界を作り上げています。監督が痩せるのもわかる。大変な労力だったでしょう。しかしこの映画はそれだけのCGアトラクション映画では終わらない。この物語の肝であるアンとコングの「愛」も大変美しく描かれていました。ナオミ・ワッツはこの映画で本物のスーパースターになったと思いました。
[映画館(字幕)] 9点(2005-12-28 08:34:41)(良:1票)
137.  男たちの大和 YAMATO
原作未読。予告編を観て、ちょっと過剰かなと思われた中村獅童はじめ役者の演技は素晴らしく、この映画のパワーを感じさせるものでした。それだけに残念なのが、ひとつひとつのエピソードがブツ切れで、総集編を見ているような感覚に陥ったこと。これだけ多くの登場人物の人間模様を描くのなら、2時間半では足りないでしょう。おそらく「バンド・オブ・ブラザース」や「U・ボート」のTV放映版のように時間がたっぷりあればもっと時代背景から太平洋戦争における大和の位置、そして彼らの生き様を見せられたと思います。結局上映時間に詰め込むためにナレーションや図解を多用して説明を加えなければならなくなり、熱い人間ドラマとのバランスがちぐはぐになってしまったように感じます。DVD化にあたって、ディレクターズカット版をつくてもらってそのあたりを補って欲しいですね。 あまり瑣末なディティールにけちをつけたくは無いのですが、製作費20億円という邦画では破格の製作予算、しかしそれでも予算が足りなかったのか、最大の見せ場、大和と、最期の戦闘シーンはもうひとつでした。大和を捉える画はいつも左舷からばかり。海面を切り裂いて進んでいく大和の重量感や巨大さが伝わって来ませんでした。また、飛行機の機動があまりにもちゃちですよね。雷撃機がどのような動きで大和に攻撃を仕掛けたのか、資料なら沢山残っている筈。それなのに昔懐かしいUコンの如くくるりくるりと玩具のように旋回するだけ。30年前の糸釣り特撮レベルから全く進歩が無い。なんとか編集で誤魔化しているようでしたが、今の観客はハリウッド映画の最新VFXで目が肥えている。もうすこし頑張って欲しかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-27 00:33:52)(良:2票)
138.  ポーラー・エクスプレス
「不気味の谷(壁)」という言葉があります。CGや人形などを生身の人間に似せれば似せるほどかえってその微妙な違いが際立ってしまい、人はそれを不気味に感じてしまうという現象です。この映画の最大の失敗はまさに「不気味の谷」に嵌ってしまったことにあると思います。とにかくキャラクターが皆表情に乏しく気持ち悪い。動きはモーションキャプチャーしているのだが、それでもぎこちない。CG技術的には髪の毛や衣服の表現など、画期的なものもあるのですが、いかんせん、蝋人形のような子供たちには感情移入出来ませんでした。実写でやるか、もっとデフォルメしたキャラクターで映像化した方が良かったと思いますね。物語はそこそこ面白かったのに残念です。
[DVD(吹替)] 5点(2005-12-19 19:43:22)
139.  アイランド(2005)
ここでの評価が低かったので全く期待せずに観たら、期待以上に面白かった。クローンというテーマはSFでは手垢がついているが、物語の運びがテンポ良く飽きさせない。贅沢な美術セットと美しい色彩、派手なアクション。スカーレット・ヨハンソンも美しい。ただ、やはりそこはマイケル・ベイ、中盤のカーアクションから暴走気味になり、別の映画を観ているような気持ちに。主人公達が奇跡のように生き残っていくところでは思わず笑ってしまった。おそらくガタカの監督がこの映画を撮ったら全く違う色彩の映画になったと思うが、これはこれでいいのではないかと思った。
[DVD(吹替)] 7点(2005-12-19 10:27:36)
140.  SAYURI
原作未読。物語は時間軸は長いが、想像していたよりこじんまりとしていた。チャン・ツィイーは主役に抜擢されたのも納得の素晴らしい存在感と演技だった。本来は日本人が演じるべきなのだとは思うが、彼女ほどの女優が日本にいるだろうか。他の何人かのキャストも中国系だが、この不思議な世界では違和感が無かった。 芸者をはじめとする日本の風俗文化に詳しければ詳しいほど違和感を感じる作品だと思うが、ロブ・マーシャルは確信犯的に考証を無視したのだろう。彼なりの美意識に乗っ取ってニホン、ゲイシャ、を映像にした。それはそれで大変美しく、その世界の中ではブレが無い。撮影、照明、編集、音楽、全てが素晴らしくレベルが高い。 本物の日本の文化を世界に知らしめたかったら邦画が頑張るしかないのだ。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-16 00:31:22)
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