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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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121.  宮本武蔵(1954)
三國連太郎と八千草薫が共演する某CMで本作の映像が使われていて、そういえばまだこの三船敏郎の「宮本武蔵」三部作は見ていなかったなと思って一応見てみることに。稲垣浩監督が戦前に片岡千恵蔵主演で映画化したもののセルフリメイクで、稲垣監督にとってはこれが初のカラー映画となる。吉川英治の「宮本武蔵」映画化作品は内田吐夢監督の東映五部作と加藤泰監督の松竹版を既に見ているのでストーリー的には既に目新しいものはないのだが、東映版と松竹版が武蔵と又八の二人が関が原の合戦で敗残兵となったところから始まっているのに対し、この映画では二人が関が原に参加する以前から始まっているのが面白い。三船演じる武蔵はどんな感じだろうと思っていたが、野性味と豪快さはあるものの錦之助の武蔵と比べると何か物足りないし、何より泣く演技にかなりの違和感を感じた。それでも悪くはないのだが、やはり、三船には「七人の侍」の菊千代や「用心棒」、「椿三十郎」の三十郎などのほうが合ってる気がする。又八役が東映版で沢庵和尚を演じていた三國連太郎というのは面白いが、ちょっと濃すぎか。沢庵和尚を演じている役者も威厳や貫禄がなく、これでは加藤泰監督の松竹版でこの役を演じていた笠智衆のほうがまだ良かったと思える。全体的に見て思ったほどつまらなくはなかったが、これがアカデミー外国語映画賞を受賞した映画と聞くとちょっと疑問がわくのも事実。同時期に作られた時代劇ならば溝口健二監督の「近松物語」、「山椒大夫」のほうがよっぽど受賞してもおかしくない映画のような気がする。(もちろん黒澤明監督の「七人の侍」も。)まあ、続編となるあとの2本も一応見てみよう。
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-25 13:28:00)
122.  眼の壁 《ネタバレ》 
松本清張初期の小説を映画化したサスペンス。監督は大庭秀雄、主演は佐田啓二という「君の名は」のコンビ作。佐田啓二の単独主演作を見るのはこれが初めてのような気がするが、いかにも正統派二枚目という感じでカッコイイし、演技にも安定感があるので安心して見ていられる。鳳八千代、朝丘雪路(若い!)ら女優陣も魅力的で、映画自体も松本清張原作らしい作品に仕上がっていて面白かったものの、難点を言うと会計課長を自殺に追いやった詐欺組織に挑む一介のサラリーマンに過ぎない主人公を何がそこまで駆り立てるのかイマイチ最後までよく分からなかった。自殺した課長の無念を晴らしたい一心で行動してるようだが、それでは少し動機が弱いというか。この課長と主人公の関係をもっと描いていれば主人公にも感情移入しやすかっただろうし、ドラマとしてももう少し広がりが出来たのではないかと思うとちょっと残念で1点マイナス。
[DVD(邦画)] 5点(2009-07-07 11:22:53)
123.  楊貴妃
溝口健二監督のカラー映画は本作と「新・平家物語」の二本。「新・平家物語」がイマイチだったのであまり期待はしていなかったが、話が壮大なわりに上映時間は90分と短く、ドラマに深みを感じることができない上に後半はえらく駆け足になってしまっているのでかなり物足りなく感じる。楊貴妃(京マチ子)と皇帝(森雅之)がお忍びで出かける祭りのシーンが印象に残るのだが、それ以外は溝口監督の演出も精彩を欠いている感じで、いままで見た溝口監督のほかの作品と比べても平凡な印象しか残らず、はっきり言ってあまり気乗りしないまま引き受けてしまったのではないかとも思えるような凡作で、ちょっと言い過ぎになるかもしれないが、この前の大映のカラー映画「地獄門」がカンヌでグランプリを受賞したことで調子に乗った永田雅一社長(溝口監督に絶大な信頼を寄せていたという。)に溝口監督がいいように使われただけという気もしてきて、そう考えると残念としか言いようがない。「新・平家物語」と同じく5点という評価だけど、この映画は今まで見た溝口監督の映画の中ではいちばんつまらないと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2009-05-26 13:34:17)(良:2票)
124.  新・平家物語
僕も今まで溝口健二監督の映画は白黒作品しか見ていなく、カラーの溝口作品を見るのは今回が初めての体験だった。(溝口作品見るのもかなり久しぶり。)撮影はいつも通り宮川一夫で、やはりこのコンビの作り出す映像は最高に美しいと思うものの、「雨月物語」や「近松物語」、「山椒大夫」といった白黒作品の圧倒的な美しさとは何か違う気がするし、確かに完成度は高い映画なんだけど、これら後世に残るような名作と比べると平凡な印象が残ってしまうのがちょっと残念だし、黒澤明監督と同じく、溝口監督もカラー作品よりは白黒作品のほうがいいと感じるし好きだ。前年デビューしたばかりの雷蔵が主演で、見る前は初々しさが目立ってあまりうまくないのではと思っていたが、(失礼。)デビュー2年目とは思えぬ演技でそれほど違和感もなくなかなか良かったと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-05-07 12:12:06)(良:1票)
125.  ゴジラの逆襲 《ネタバレ》 
ゴジラシリーズ第2作。見たのは今回が初めてだったのだが、名作だった前作「ゴジラ」とは比べ物にならないほどのB級テイスト満載の映画になっていて前作との落差にビックリ。まず冒頭にいきなりなんの伏線もなくゴジラとアンギラスが戦っているところに二人のパイロットが遭遇するのはかなり強引。(「ゴジラ」や「空の大怪獣ラドン」では怪獣出現にいたるまでの伏線がちゃんと張られているのに。)その後も囚人が乗ったタンクローリーが事故を起こすシーンなど映画の内容云々よりはまずゴジラありきというご都合主義的な展開が目立ち、映画としての完成度は低いと言わざるを得ない。それでもゴジラとアンギラスの対決シーンはこれから幾度となく描かれる「怪獣同士の対決」の中でももっともスピーディーな戦いで見ていて印象に残る。それに東宝の「次郎長三国志」シリーズを見終えたばかりなので、小泉博、若山セツ子、山本廉、志村喬といった同シリーズの出演者がたくさん出てるのは嬉しい。これでちょっとおまけして5点。千秋実も出ているが、後年、息子の佐々木勝彦もゴジラ映画に何本か出ている。親子二代でゴジラシリーズに出てるのって高島忠夫ファミリーだけじゃないんだね。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-23 18:47:12)
126.  次郎長三国志 第九部 荒神山
東宝「次郎長三国志」シリーズ最後の作品となる第9作。当初、二部構成予定の前編として作られ、その後後編が制作中止になったというのを見る前から知ってたので、まったく期待せずに見たのだが、最後の回なのにシリーズすべて見終わったという達成感よりも、もどかしさのほうが先に来てしまってかなり物足りない。これまでの回で石松と三五郎の掛け合いが好きだったのだが、やはり石松がいないこともその物足りなさに拍車をかけているような気がして、マキノ雅弘監督の演出も何かモチベーションが落ちている感じで残念だ。やはり僕もこのシリーズは前回が最後に相応しかったと思う。東宝のシリーズには劣るかも知れないが、東映の「次郎長三国志」シリーズもいつか見てみたい。(マキノ雅彦版が先になるかもしれないが。)
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-15 03:01:13)
127.  源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流
錦之助の主演映画を見るのもかなり久しぶりなのだが、まだ子供たちにアイドル的人気を誇っていたと言われる初期の作品ゆえか、同じ加藤泰監督とののちのコンビ作である「瞼の母」や「沓掛時次郎 遊侠一匹」のようなアウトロー役ではなく、全身白ずくめのヒーロー剣士を演じている。こういう役もさすがの存在感を発揮していてうまいと思うものの自分の中で思い浮かべる錦之助のイメージとはかなり違うので見ていてなんだか違和感を感じる。シリーズ作品みたいなので続編を見ていくと慣れてくるかもしれないが、内容的にもなんか退屈であまり面白くなかったのがどうもなあ。それに加藤監督の作品としても何やらイマイチな気がするが、一応続編も見てみよう。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-12-11 14:25:59)
128.  こころ(1955)
先ごろ亡くなった市川崑監督が夏目漱石の名作を映画化した作品。原作は知らないのだが、全体的に重く暗い内容で居心地が悪く、見終わった時にはどんよりと気分が沈んでしまった。ひと月半ほど前に川島雄三監督作「風船」を見ていたせいだろうか、森雅之と新珠三千代が夫婦という設定や、回想シーンで森雅之、新珠三千代、三橋達也の三人が三角関係の間柄というのに少しだけ違和感を感じた。とはいえ、やはり三人ともなかなかの好演で、とくに森雅之は「風船」のような老け役からこの映画の学生時代の先生役まで自然に演じていてうまいなあと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2008-03-11 12:08:26)
129.  風速40米 《ネタバレ》 
台風災害を描いたパニック映画のようなタイトルだが、実際は小規模な建設会社に勤める父(宇野重吉)を騙して、会社を乗っ取ろうと企むライバルの大規模な建設会社の陰謀に立ち向かう息子の裕次郎の姿を描いた作品。全体的な出来はまあまあという感じだが、アクション映画としてはストーリーがかなりありがちであまり面白くない。タイトルになっている台風もクライマックスの乱闘シーンの背景としてとってつけたように登場するだけなので、なにか物足りなさが残る。裕次郎が劇中歌う「山から来た男」の歌詞が面白すぎ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-17 12:16:42)
130.  どん底(1957)
期待しぎたのかあまり面白いとは言えなかった。最初のボーン、ボーンという寺の鐘のような音が印象的。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2005-08-08 23:10:48)
131.  泥棒成金 《ネタバレ》 
昔見た時はなんかイマイチだなと思った映画だが、やはり今見てもあまり面白味は感じられず、見ていて少し退屈に感じてしまった。サスペンス色は薄くコメディタッチで見やすいのは確かなのだけど、ストーリーとしては偽物の宝石泥棒は誰なのかというミステリーや、主人公(ケーリー・クラント)が犯人として追われるサスペンスが盛り込まれているため、もっと緊迫感が欲しかった。コメディとしても「ハリーの災難」がブラックユーモア全開なのに対し、本作は正統派ラブコメ路線のためか比べてしまうとやや物足りなさを感じる。しかし、舞台となるフランスの風景は美しく、ヒロインのグレース・ケリーも思ったほど前面に出ているという感じではないのだが美しかった。でも、今になって見ると、本作のグレース・ケリーはそんなイーディス・ヘッドの衣装を華麗に着こなしている美しい姿よりも、追手から逃れるために猛スピードで車を走らせる姿のほうが印象に残ってしまい、モナコ大公妃となった後年車の事故で他界してしまった(それも本作のロケ地の近くで。)ことを思うとかなり複雑な気持ちにさせられてしまい、いたたまれない。(2013年12月10日更新)
[DVD(字幕)] 5点(2005-08-05 18:16:12)
132.  地獄門 《ネタバレ》 
カンヌ国際映画祭グランプリやアカデミー賞を受賞した名作とされている映画だが、確かに映像や衣装の美しさなどは大映の中でもとくに気合いが入っており、素晴らしいの一言。でも、いかんせん人妻に惚れた男が今でいうストーカー行為に走るというどこかの昼メロにありそうな展開であまり面白くないし、長谷川一夫と京マチ子のキャラクターが二人とも濃すぎてイマイチ入っていけない。ただ、執拗に袈裟(京マチ子)につきまとう盛遠(長谷川一夫)の姿はどこか滑稽であり、傍から見ているとつい笑えてしまう。今回、この映画を見るのは二度目で、昔見たときには退屈で早く終わらないかと思ったものだが、今回も実際の上映時間よりも長く感じたものの、前回よりも退屈しなかったのはこれをけっこう楽しんでいたからかも知れない。でも、好きな映画かと言われればやっぱりそうではないなあ。(2013年6月6日更新)
[CS・衛星(邦画)] 5点(2005-05-21 10:09:25)
133.  俺は待ってるぜ
蔵原惟繕監督のデビュー作で石原慎太郎が弟・裕次郎のために脚本を書いた作品らしいのだが、冒頭から妙な違和感があり、内容が暗く、正直最後まであまり楽しめずにおわったという感じ。また内容のみならず映像までが暗めに感じられるのもちょっとと思ってしまう。裕次郎(島木譲次って役名が笑える。)の演技はいつも通りだし、ヒロイン役北原三枝もなんかぶっきらぼうな印象しか残らないのが残念。この二人のコンビ作はほとんど見てないのだが、少なくとも北原三枝に関しては川島雄三監督の「愛のお荷物」での三橋達也の恋人役が今まで見た中でいちばん良かったと思うし、裕次郎も芦川いづみとのコンビ作である「乳母車」が個人的にはベストだと思う。ちなみにこの映画の主題歌自体はそんなに嫌いではない。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-06-12 18:36:08)
134.  大怪獣バラン 《ネタバレ》 
つまんないとは聞いてたけど、まさかこの時代の本多猪四郎と円谷英二という黄金コンビの組んだ特撮怪獣映画でこんなにしょぼい作品があるとは思っていなかったってくらいつまんない映画だった。「ゴジラ」での重厚な人間ドラマや「空の大怪獣ラドン」でのサスペンスタッチのストーリーなどといった物語性がこの映画では非常に薄く、映画の後半に至っては自衛隊とバランとの攻防がひたすら描かれてるだけなので途中で飽きてしまう。またクライマックスあたりに「ゴジラ」の映像が何度も使いまわされていたり、この2年前には既に「空の大怪獣ラドン」をカラーで作っているのに本作は白黒とひょっとしてあんまり制作費が出なかったのではと思えてくる。どう見ても脇役顔の主演の二人にも魅力を全く感じることができなかったのもマイナスだ。本多円谷コンビの本格怪獣映画を見るのが久しぶりだっただけにかなり残念。
[DVD(邦画)] 4点(2007-07-03 03:03:32)
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