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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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121.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
子供の心情を生き生きととらえた傑作だった。 ボロい靴には兄妹愛だとかいろんなものが詰まっている。 小さなものに込められた大きなドラマが感動的だった。 物は大切に使わないといけないと思った。そういうメッセージも込められてるのだと思う。 それから妹思いの兄の姿になんとなく感動した。 自然な描写の中にささやかな優しさが感じられてよかったと思う。 癖のある少年の表情が見てると面白くなってきた。 しかし綺麗な足してるなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2013-09-28 18:06:53)(良:1票)
122.  ピッチブラック 《ネタバレ》 
なんか一筋縄ではいかないジャンルが面白かった。 めちゃ「エイリアン」してるんだけど、ぜんぜんホラーじゃないっていうか、 スリルも恐怖も絶望感もない。 さらにチョイワルヒーロー映画の要素がある。 ジュラシックパークのようなアドベンチャーもある。 以前にリディックって映画を観た記憶が微かにあるけど、 本作はその関連作のようだ。 「暗闇に潜むクリーチャー」という設定が生かされていたかどうかは分からないが、 モンスターの擬態を観客に体感させるシーンがモンスターパニック映画としては面白かったと思う。 個人的に面白いと思ったのはメインヒロインを演じるラダ・ミッチェルが「暗闇に潜むクリーチャー」 という似た題材を扱った映画「サイレントヒル」にも主演していること。  この映画は軽くアッラーの神を批判し、イスラム系の子供は3人いれば3人が死ぬけど 白人の子供は一人いれば一人が絶対に助かる。 最後でイスラム教の信者は「何に祈ればいいのか分からない」といい、 白人の子は「私は分かる」という。 これは映画の出来と関係ないけど、 映画の中で宗教や文化の優劣をやるのってフェアじゃないと思う。 とても斬新だったのは冒頭でいきなり乗客全員を切り捨てようとした薄情なメインヒロイン。 いままでにないタイプだ。 こいつはたぶんソウでジグソーに拷問されるタイプだ。 ホラー映画的なものを期待したので、もっとグチャ、ドロ、ギャー!っていうのが欲しかった。 鑑賞中はリディックがオリジナルでこっちがスピンオフだと思ってた。 こっちを先に見ていたら評価も違ったかもしれない。 エイリアンの二番煎じにしては面白かったけど。 
[DVD(吹替)] 6点(2013-09-09 01:51:01)(良:1票)
123.  ターザン(1999) 《ネタバレ》 
ディズニーアニメの良作。 アラジンやライオンキングと同じくらいによく出来ています。 相変わらず絵が綺麗で、キャラクターのデフォルメされた動きが楽しいです。 キャラクターはまた相変わらずな感じで、愉快だけど癖のあるアメリカ的な明るさを強調します。 ディズニー映画を久しぶりに見ましたがディズニー映画でヒロインが可愛く見えたのは初めてです。 ディズニーの悪役ってどれも同一人物に見えてしまうことがあります。 後味がよろしく、ディズニーらしさ全開の作品でした。 なんとなくテンションが上がります。恐るべしディズニーマジック!
[地上波(吹替)] 7点(2013-09-09 01:43:47)
124.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
小さいころ両親と何度も見たインディージョーンズ。 そのインディージョーンズの雰囲気を大きくは裏切らなかった。 有名なテーマ曲だけでワクワクしてしまうところがある。 アクションあり、アドベンチャーあり、考古学ミステリーあり、遺跡アトラクションあり、陰謀あり、神秘あり、グロあり、と、 紛れもないインディージョーンズワールド。 クリスタルスカルの小道具が美しく出来ている。 インディージョーンズ役を演じるハリソンフォードの歳を感じさせるアクションが渋い。  滝越えが3つもあるなんて贅沢な映画だなぁ。 でも凄すぎてよく分かんね。 
[地上波(吹替)] 6点(2013-09-09 01:22:01)
125.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 
冒頭の辺はなんか車の宣伝みたいだった。 このシリーズの好きなところは、 スーツを着たアクションと、 ちょっとハゲていてもカッコいいところです。  ヒロインの肌はソバカスだらけですがそれが逆にいいっていうか、 彼女の瞳の綺麗さがさらに際立ったと思う。 映画によくある”影のある謎の女”っていうのはなんかセクシーだ。  悪のリーダーは頭良さそうでキレてる感じなんだけど、 自分の部下の頭をすぐに撃つリーダーって見切りが早いようでいて実は頭悪いんじゃないかと思う。  ドライバーのフランクは理性的であり、ヒロインの酒や薬はそれとは対照的だったのが印象的だ。 シリーズを通してだと思いますが、 フランクの理性は美女によって少し崩れていくのが面白かったと思います。 痛快なアクションシーンが多くてエンターテイメント映画としてそんなに失敗はしてなかったと思う。 さらにパンキーなソバカス美人が素敵だった。
[地上波(吹替)] 6点(2013-08-27 21:58:43)(良:1票)
126.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
これ実話ですか? エンターテイメントとは思えない真実味があります。 ここまで陰謀の姿を浮き彫りにした映画はなかなかないと思います。 っていうか陰謀ふざけるな。 読解力のない自分に字幕映画は向かないです。 この映画はシリアスで、前半ではけっこう話が長かったので吹き替え版がほしかったです。恥ずかしい話ですが。 宇宙とか政治の話って字幕で読むにはちょっと難しいところがありますし。 お話自体は真実味があっておもしろかったです。 逃亡のサバイバルとか飛行機アクションとか、暴走した車のシーンとか断片的に面白かったです。 てか陰謀こえええ。ほんとに実話じゃないんですか?  「陰謀はこうして起こされる」ということを的確に伝えていると思います。 ま、これがもしホントにあった陰謀を事実のまま映画化したなら この映画は制作の段階で陰謀によって消されていたでしょうけど。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 00:49:43)
127.  異人たちとの夏 《ネタバレ》 
お盆の時期に見るのに良い映画だなと思う。 初めて見たときは正直よく分かんなかった。 でも2回目に見たらけっこう面白かった。 家族の温かさが感動的に描かれていて、別れが近づくころには感涙してしまった。 ただ自分の母親が色っぽい女に見えてしまう気持ち悪さもあって、それがドキドキもするし、なんか微妙というか変な感じだった。 正直、ホラー映画みたいな部分が未だによく分からなかったけど、ただただ怖い場面だった。 たぶん”優しい幽霊”と”怖いお化け”の二つが怪談に含まれる二面性を表してるんだと思う。 あの世に「天国」と「地獄」があるように、異人たちにも「優しい存在」と「怖い存在」がいるのだろう。 異人たちとの交流を描くとき、そのどちらをも欠くことはできなかったのだと思う。 優しい幽霊も怖いお化けも(いろいろあったが)結局は主人公に「生きろ」といったメッセージを残す。 幽霊とは生きている人にとって怖いだけでなくそういうものかもしれない。 不思議な体験をしたような映画だった。 自分がこの映画を観ようとしていた時に憎ったらしい知人がネタばらしをした。 知ったかぶりはいいけど、映画のオチを真っ先に言う人ってどんな神経してんだって思う。 でもそんなオチを聞かなくなって物語の途中でだいたいの想像はついたと思う。 幻想映画に出てくる美女は大体が魔性の存在なのだ。 二人の美女がいればそのうちの一人は必ずそうだ。
[DVD(邦画)] 8点(2013-08-16 22:59:30)
128.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
”夏に見たいアニメ”というランキングで1位だったので、 そういやまだ見てないなと思って見てみることにした。 ・・・面白すぎる。 夏っぽい演出は控えめだけど、夏アニメに求めるもののだいたい全部がある。 ジブリアニメが題材にしそうな日常の温かみと、古くからある温もりも描かれているが、 それと同時にネット上のアバターを題材にした現代的な視点でも見事に描かれている。 このネット世界の仮想現実が立体的ですごい(この感じ攻殻機動隊を思い出す)。 そういったものがお婆ちゃんの人間的な温かみとか、大家族の人情とかと同時進行で語られてるところがなんかすごいなと思う。 登場人物だってすごい。 主役級の人が3人以上いる。 脇役だって沢山いるけどみんな性格がちゃんとあって生き生きしている。 そこから生まれてくる人情とか絆とかが凄い。 小さなことが大きなことに発展してく面白さ。それを伝えるテンポもかなりいい。 ある意味で展開のむちゃくちゃさもあって良い。 いろいろなものと絡めて物語が進み、古きものと新しきものとの融合、これはミクスチャー・アニメ。 たぶんこういうのを宮崎駿監督は出来ないんじゃないかと思う。それかやらない。 今や”面白さ”の点では細田守監督アニメは、ここ近年の宮崎駿監督アニメの上を行ってるかもしれない。 ヒロインだって可愛らしいし、恋愛の初心さとか透明感がアニメらしくて最高。 アニメでいう”聖地”が自分の家からけっこう近くて高校野球とか地元ネタですごく親しみを感じたアニメだった。 しかし!エンディング曲が糞。
[DVD(邦画)] 9点(2013-08-13 11:10:04)(良:2票)
129.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
久々に宮崎駿らしいアニメだったと思う。 これを観ると”ハウル”や”ポニョ”は少しファンタジーに傾倒し過ぎていたと思う。 宮崎駿アニメは描写力があるのでファンタジーよりも日常を軸にして描いたほうが表情が生き生きとするかもしれない。 この作品を観ると、近年の彼の作品にあった停滞感は意味があってのことだったなのだと思った。 というのもこの作品は、彼の過去の作品の多くが生かされた力作だったからだ。 宮崎駿の作品というと「大人から子供までが楽しめる」という印象がある。 しかしこの”風立ちぬ”は子供向けな作品ではない。 実際に「面白かった」と言っている子供の声も聞いているので決して断定はできませんが、この作品は子供には難しいんじゃないかなと思う。 今までの彼の作品は少年少女の視点で描かれていたが、 本作では青年の視点で青春が描かれているからかもしれない。 男のロマンや男女の純愛とかいったものは子供向けに属するはずがない。 ところでこの作品では宮崎駿監督の飛行船好きがハンパなく表れている。 彼の作品には空を飛ぶものが多い。その点では”ラピュタ”が最も評価され”もののけ姫”は不評だった。 この”風立ちぬ”ではその点はしっかりしている。  途中でなんか”ハウル”を見ているときのようなダルい疲れを感じてしまった。 これは纏まりに欠けたところが中盤にあるからだと思ったが、 もしかしたら鑑賞者である僕の問題かもしれない。  ヒロインは二人いる。メインヒロインの菜穂子は美しかった。  この作品は宮崎駿の母に対する想いが最も強く出ていると感じる。 ゆえに宮崎駿アニメ史上最も感涙必至な作品だった。 松任谷由実の歌うテーマソングを聴くとまた泣けてくる。 既に述べられていると思うけど宮崎駿の作品のタイトルには「の」が必ず入るがこの作品にはそれがない。ちょっと残念。  宮崎駿のアニメはしばしば予言説がネット上で噂されるので、それも考えると真に迫った地震のシーンなどは少し怖く感じる。  宮崎駿は最後までライバル高畑勲を意識してたんじゃないかと思う。 というのも本作の結婚式での着物姿のヒロインは宮崎アニメにしては異様な場面で、高畑勲監督が制作中の「かぐや姫の物語」からのインスピレーションはあったんじゃないかと思う。 
[映画館(邦画)] 7点(2013-08-06 19:06:21)(良:1票)
130.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
グレイトな面白さ。ラン・ゾンビ映画の超傑作。 走るゾンビだとここまで面白い。 しかしロメロのゾンビのリメイクと聞いていたが全くの別物だった。 キレのいいアクションの数々がかなり面白い。 ゾンビは迫力あるしスリル満点。 ゾンビ映画+カッコ良さ。 これが新しいゾンビ映画の時代の幕開けだったかもしれない。 以降、走るゾンビの映画は量産されたと思うがこの作品は超えないんだと思う。 エンターテイメント性が高い。 登場人物たちの細かい演出がされていて面白い。 エンドロールまで面白い。
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-04 15:51:20)
131.  28日後... 《ネタバレ》 
その当時、走るゾンビは新しかったのかもしれない。 この作品はそのパイオニアなのか。 この作品は何より、いきなり「28日後・・・」と足元を吹っ飛ばされるような時間軸飛ばしが斬新だった。 なんか「いきなりかよ」っていう感じが面白かったと思う。 僕はこの続編である28週後・・・のほうを先に見て、 ”最先端でカッコいい映像”と”ゾンビ映画”との融合になにか感動した記憶があるのですが、 この28日後はB級くさいチープな映像にまずガッカリしました。 その落胆がかなり大きくて、持ち直すには時間がかかった。 しかし走るゾンビの展開が相変わらず面白くて、世界に引き込まれるまでに時間はそうかからなかった。 教会のシーンとか、燃えるゾンビが走るシーンとか、かなり良かったかもしれない。 ショッピングのシーンが面白かった。 物語の脱線にみられるいくつかはロメロのゾンビのオマージュだと感じる。 それから、たぶんテレビゲームのバイオハザードからも少しは影響を受けているみたいだ。 ゾンビと洋館、それからウェスカーみたいなキャラクターもいた。 感情を掻き立てるポストロック(エモーショナルロック?)のようなサウンドと、走るゾンビの映像は結構あっているかも。 黒人の女性の髪形が気に入らない。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-04 15:51:13)
132.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
拍手を送りたいくらいの傑作だった。 クレヨンしんちゃんの劇場版がふいに見たくなったので評価が高いものをレンタルしてみた。 クレしんの劇場版クオリティ高っ! TVアニメの劇場版によくある独特のつまらなさがほぼ皆無。 最近のテレビアニメのクレしんは見なくなってしまったけど、 たぶんアニメのクレしんの良さが生きているし、メッセージ性もある。 20世紀博の世界は僕の知らないノスタルジーな雰囲気だったけど、 それでもどことなく懐かしい気持ちがして、音楽がまた泣ける。 クレしんの劇場版の中では比較的大人向けな作品なのかも。 懐かしさのもつ魔性が見事に描かれる。 アニメクレしんを見なくなってしまった自分にとってもまたこのクレしん一家の姿は懐かしく、 懐かしさとは非常に居心地のいいものだなと思った。 いつまでも変わらぬままあり続ける姿と、年齢的に大人になった自分とで距離感があって、それが儚く感じるのかも。  また久々に「ダメダメのうた」を聴いたが、これがまた面白い名曲だった。 ひろしが自分を取り戻すまでの回想の場面がとても素敵だ。 タワーの階段を駆け上がるしんのすけの場面が名場面だ。 最後のは、しんちゃんの年齢からはとても発せられる言葉ではないとは思うが感動的だった。 しんちゃん映画としてのコメディあり、アクションあり、スリルあり、感動あり、紛れもない傑作だった。
[DVD(邦画)] 9点(2013-07-27 00:15:45)(良:1票)
133.  ドランク・モンキー/酔拳 《ネタバレ》 
まず、ジャッキーチェン若い!それで すごく面白かった。 真正のスポコンカンフウ映画だった。 真面目さあり、あっちの映画独特のユーモアあり、 テンポも良く、繰り出される武技の数々も切れがあって美しい。 久々のカンフー映画をみて格闘場面の効果音が効果的に使われていたことを知った。 カンフーも本物だが迫力はこの効果音によるところが大きいと思われる。 技の真髄が深い気もすれば、酒で酔うと強くなるという適当さもあるみたいで そのバランスがまたいいのかなと思った。 どんな映画にしろ、日々の生活や仕事の成功のヒントが僅かに隠されていて 観る者によってはそれが得られるのだと思う。 もしこの映画の奥義「酔八仙」に生活のヒントを無理に探るとすると、 8あればそのうちの7が鍛錬とスキルで、1が独創性とユーモアであると、 こんな風な解釈を勝手にした。 
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-26 23:41:04)
134.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
この作品を観て、 人間が生きていくうえで心に整理をつけていくことは大事なんだと思った。 当時はこの映画一色だったような気がする。それくらい当時は流行った。 とにかく有名な作品なので今更見てみることにした。 数年前に飲み会で先輩がこの作品を熱く語っていたことがこの頃ふと思い出されたことがキッカケだ。 これは多くの人に支持されるべき純愛映画だったと思う。 なかなか感動的だし切なさもある。 当時の記憶と幻想に浸りながら、テープレコーダー越しの彼女の声を聴きながら誰もいない校舎を徘徊する哀愁が何ともいえない。 それからとにかく長澤まさみが若い! 彼女は不思議な美女で、この頃はそうでもないが、美人なのに笑うとおばさん顔だ。 よって自分は長澤まさみがあまり好きではない。 島国?の淡い恋愛物語は儚くどこか懐かしい思いがして、正直なところ観ていてなんか羨ましさ半分、そして切なさ半分といった感じだった。 この島国の恋愛物語は青春映画としてかなりよかったと思う。 当時はこの作品に対してあまり印象が良くなかったのでスルーしていた。 恋人たちがまるで「自分たちが世界の中心である」とでもいうかのようなタイトルが嫌だったが実際はそうじゃなかった。 肉体としてここにあるよりも、心で結ばれることの純愛映画。 こういう映画は、もし自分が学生時代に恋人と映画館で見れば点数も跳ね上がるのですが、 自分はそういうんじゃないからダメだった。 ただ万人向けで万人受けする映画としては傑作なのかもしれない。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-20 21:22:55)
135.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
けっこうドラマがあって面白かった。 幾人かの視点でドラマが描かれていて、その多くが黒人であったが、 なかなか分かりやすかったと思う。 というのも登場人物の多くが黒人の場合、 キャラを混同して物語が分かりづらくなることがあるから。 貧民層のスペクタクル、クライム、クロニクル、バイオレンス、 それらを時間軸いじり?したものであるが、複雑過ぎず単純なわけでもないようで、 上手く貧民街の現状を伝えていると思う。 この作品の中でイイやつと悪人はいるが、善も悪もゴッチャでただただ生きているだけな映画。 善悪感が自分の信じていたものとちょっと違った状況の中での ハイ・アドレナリナブルな展開が面白かった。 エンターテイメントとリアルが両方あるようだ。 あっちの明るい気候のせいだろうか、貧民街で何もすることなければ、 (この映画の)”犯罪”や”戦争”は”暇つぶし”のようにも見えてきた。 ”生きるため”というのよりもそっちの色合いが強いのかもしれない。 いっちゃえばドラッグやセックスといっしょかも。 リトル坊やが限りなく憎ったらしい。 ただ、親友の送別会にいたリトルゼを見たら、 彼はまたとてつもなく孤独な人なんだと思った。 この映画は人脈がまた面白い。
[DVD(吹替)] 8点(2013-07-14 14:05:55)
136.  ミートマーケット/人類滅亡の日<OV> 《ネタバレ》 
最初に監督さんが出てくるけどマジでふざけた人だ。 調子にのってるんじゃない! まぁ、僕だってこういうふざけた映画が好きだから別にいいんだけどさ。 それにしたって最低な映画だ。 執拗なまでの性器、虫、死姦、、、監督はアホだ。 吹き替えで観たらある意味で面白かった。 というのも、吹き替えの人が白人をバカにした風にやっているから。 それで施設のリーダーなんて原語ならそれなりのこといってるつもりなんだろうけど、 吹き替えでは鼻水垂らしてるんじゃないかと思うほどに低能だ。 これはたぶん自主映画なんだろうけど、 女優は美人じゃないどころじゃない。 レズヴァンパイアは不快でならない。 そう、この映画はゾンビ映画なのに主役の一人はヴァンパイアなのだ。 なかなかユニークだ。 そして覆面レスラーが最強でなんかイカしてる。 技巧もなにもかもがチープであるが、その中で作られた地獄絵図は (学園祭の出し物のような手作り感があって)少しは面白かった。 ゾンビは個性的でグチャドロ系のゴアメタル風なデスヴォイスをきかせてる。 しかしこいつら絶対に内臓は食う気ないだろうな。
[DVD(吹替)] 3点(2013-07-14 14:04:11)
137.  ヒルズ・ハブ・アイズ 《ネタバレ》 
悪魔のいけにえ直系またはリスペクトなスプラッタホラー。 ウルフクリークのように旅行が怖くなる映画だ。 そしてクライモリのような奇形が沢山出てくる。 さらに北斗の県またはマッドマックスのような世紀末の雰囲気、 これと従来のスプラッタホラーとの組み合わせが面白い。 オープニングの、カントリーな映像と畸形児の写真とを交互に映す場面は効果音も決まっていて素敵だ。 奇形はクライモリもそうだったがSFファンタジーのようなところがある。 それが最もよく表れてるのは奇形の少女だったような気がする。 アクセサリーなどたくさんつけて不思議な存在感だ。 奇形少女とベッドで寝てるぬらりひょんは特殊メイクがよくできてる。 だいたいこういう映画は複数の若者バカップルたちの旅行(なぜか一人だけ童貞が混ざっていることが多い)の場合が多いが この作品の場合は家族旅行なので残酷度はそっちよりも高い。 普通のホラーならとっとと死ぬようなところを、痛そうにしていてなかなか死ねないところがさらに残酷だ。 殺人鬼の何人かはレイプみたいなことしてるけど、それがヴァイオレンスさや不快感を高めるためには効果的だけど、 直系ホラーはそういうことしない。 悪魔のいけにえなどは殺人行為の恐怖や残酷さのみで勝負している。 たとえB級ホラーにエロシーンがあっても殺人鬼はそこには関与しない。 だから個人的に殺人鬼がレイプとかするとなんかガッカリする。 殺人鬼がレイプしていいのはサイコサスペンスでだけだ。 この映画では殺人鬼というよりも悪党なのであるが。 スプラッタホラーの残酷さはあるが暗さは薄く、それよりもヴァイオレンスアクションのワイルドさが上。 しかし本家ホラーをリスペクトするところはして、変化球もしっかりとこなす優秀作だ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-14 14:01:03)(良:1票)
138.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 
ダークで幻想的な雰囲気が支配する映画。 古典怪奇映画の魅力をリバイバルさせ今に伝えるのはさすがハマー。 老舗レーベルならではの本格的な演出が光る。 まさかリアルタイムでハマーホラーが見られるなんて思ってなかった (検索してたった今知ったが「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイクもハマーフィルムだった)。 とにかく村の雰囲気が陰鬱で美しい。 古城(洋館?)、酒場、濃霧、沼地など これぞ怪奇映画といった妖艶な雰囲気が見事。 しかし古惚けてはいるが最近の映画らしいスタイリッシュさはある。 ゴシックホラーではスリーピーホロウ以来の衝撃。  それでこの映画は美しいロリータが沢山出てくる。 まさにゴシックロリータというものがこれほどまでに効果的に使われている 映画は希である。 少年の霊よりも少女の霊が多いのはたぶん こういった雰囲気の映画では、少年よりも少女のほうが幻想的な雰囲気を作り出すアイコンとしては役立つからかもしれない。 ウーマンインブラックというタイトルの通り漆黒の黒さが凄い。 因縁の深さと暗さがあり呪いの恐ろしさと伝染性が見事。 ハマーホラーというとモンスターホラーが主流であるという印象だったが この作品のジャンルは幽霊のホラーだ。 正直いって外国の幽霊のホラーは怖くないという印象であったが、この映画の幽霊はマジ怖だ。 ほんとどんだけ怖いんていう後半の恐怖のコンボが観客を恐怖に陥れる。 ゴシックホラーとしては完璧。ハマーホラーリバイバル。  (主役はハリーポッターのダニエルラドクリフ君であるが無精髭まで生やして大きくなったものだ。 しかしハリーポッターのころから賢そうなイギリス顔してるなと思っていたので、 こういった雰囲気の映画には結構あっている。 もしかしたらそのうちに彼はティムバートン監督にも見初められるかもしれない。 彼は妻を失った主人公の喪失感を見事に演じている。)
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-14 13:59:15)
139.  ディセント 《ネタバレ》 
ほんとどんだけ怖いんだよっていうホラー映画だ。 特に点数の高いホラーを狙って見ている訳ではない自分には、 こんな怖いホラーに出会えるのは年に2度あるかないかだ。 まずこの映画をほめるとすると女性ばかりな点だ。 年齢は20代前半から後半の女性ばかりなので、ある意味で楽しい。 ロケーションは山小屋から洞窟内部だ。 その洞窟が怖い。 まず何が怖いって閉所恐怖症的な怖さだ。 狭い通路で天井が崩れそうになった時の圧迫感というか息苦しさといったらない。 それから暗いところの恐怖。暗いから何がいるかが分からない。 暗いところから心霊映像のように浮き上がる存在の不気味さ。 また正体の分からない存在に対する不気味さ。 ネタバレをいってしまえば地底人なんですが、正体が分かってしまうとそれほど怖くはない。 ただし急に出てきてビックリする怖さがある。 先は読めるけどビックリする。 久しぶりに心臓に悪いホラー映画を見た。 幽霊みたいのも怖いし、この映画どんだけ怖いん。 totalfilm誌が寄せたコメントにある「途中怖くて映画館を出たくなった」というのはあながち嘘ではない。 この映画の恐怖は、スペインのレック並みに成功しているかも。 子供のころにエイリアンを見たときに味わったような怖さだった。 個性豊かな女性たち。トゥームレイダーみたいな女が好き。 主人公の女は血を浴びた瞬間から人格変わった風だったけど、どうりでなと思った。 喉笛を事故で掻っ切られた女はかなり残酷だった。 それから「待て」って大声で何度もいってるのに突っ走るかよ。せっかちな女だな。 このように女たちのキャラクター性が濃くて面白いです。 終わり方は結構ダウナーだ。
[DVD(吹替)] 7点(2013-07-07 15:23:23)(良:1票)
140.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT 《ネタバレ》 
ワイルドスピード3でも軽く見とっか。。 ん?なんか東京来た!何も知らなかったからこれビックリした。 ハリウッド映画からいきなり学ラン着て日本の高校へ。 そして日本の古い民家へ。このギャップは大きい。 しかし、あんな学食はない! ヤクザのお坊ちゃんだかなんだか知らないけど、なんだあの北京原人は! ムカつく。 妻夫木聡を始めとするこいつらみんなレースの時だけカッコつけやがって。 リア充気取ってんじゃねぇ! ・・・たぶんこの映画つくった人の誰かは頭文字Dを見ているんだと思う。 峠、ドリフト、高校、父親、、、共通するものがある。 昔スカパーでちょっとだけ観たイニシャルD。その時のエキサイトと似た感じは味わえたと思う。 観客に憎しみを売って後でスッキリさせるってのがこういった映画の典型だ。
[地上波(吹替)] 5点(2013-07-03 22:58:34)
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