1441. エンドレス・ラブ
《ネタバレ》 地方では「キャノンボール」と同時上映で、満員の映画館の通路で座って観た。子供心にも主役の男の短絡さというか幼稚な行動 に腹立ちまくり。何故家に火をつける?何故娘の母親と関係を 持つ?何故家族が上で寝てる客間でマッパになる?なぜ???の嵐(古い)が怒涛の如く押し寄せた。 80年代初頭時点での「世界最高の美女」ブルック・シールズが美しく撮られた最後の映画という歴史的(?)価値と、主題歌がこの映画にはふさわしくないほどの出来栄えだったので。 3点(2004-01-19 23:40:03) |
1442. 最後の恋、初めての恋
《ネタバレ》 合作映画とは今までことごとく相性が悪かったけど、うん、これは拾い物の佳作!渡部篤郎の「のめりこみ深刻演技」が今回は嫌味じゃないし、(中国の女優さんの淡白な演技と程よく中和したせいかと)オール上海ロケっていうのもプラスになってます。惜しむらくはラスト、「あそこで終わっておけば心地よい余韻に浸れたのに!!」 減点1。 「藍色夏恋」のチェン・ポーリン君は残念ながら今回見せ場なし。 7点(2004-01-15 20:01:51) |
1443. 永遠のマリア・カラス
オープニングシーンが何故かすごく安っぽい。70年代を背景に した映画だからか?って思ってたらすぐにゼフィレッリらしい映像に。とにかくこの映画の見所は、ここまでやれば女優冥利に尽きると思われるアルダンの演技。余すところなく晩年のカラスの苦悩を表現し非常な好演。ゼフィレッリの分身ともいうべきゲイ のプロデューサーを演じたアイアンズも影が薄い。 7点(2004-01-15 19:33:43)(良:1票) |
1444. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 この作品は「もうひとつのスタンド・バイ・ミー」などという売り方をしてはいけないのでは・・・?イーストウッドの演出は手堅いし、演技陣(特にティム・ロビンス)も揃って好演しているにもかかわらず、後味が悪いので心を打つところまではいかない。自分はこの映画について「よく出来たサスペンス人間ドラマ」以上の評価は出来ない。ちょうど二年前に見た、同じくアカデミー賞の最有力候補と言われた「イン・ザ・ベッド・ルーム」 を見終わった時と同じような印象を持ちました。これも「眼には眼を」的で、アメリカっていう国はやっぱこういう結末のほうが受け入れられるんだろうか・・・。少し哀しくなった。 6点(2004-01-14 23:04:44) |
1445. ふたりのトスカーナ
血は争えず!イザベラ・ロッセリーニって年取るにつれ、バーグマンに演技も堂々とした体格もどんどん似てきましたよね。 ナチスものには少々食傷気味だったけど、これは北イタリア、トスカーナ地方を舞台にした佳作です。 ラストは辛かったな~。あの二人の少女はどうやって成長したんだろう・・・。 8点(2004-01-14 20:39:31) |
1446. ニューオーリンズ・トライアル
邦題はイマイチだけど、これは傑作です! 陪審員制度、銃社会アメリカが抱える問題点とエンターテイメント性をうまく両立させていて見ごたえ十分。 こういう厄介な問題も、肩ひじ張らずにきちんと娯楽作にしてしまうアメリカ映画の底力を感じさせられるはず。 ホフマンとハックマンの1シーンだけの対決シーン、両名優(盟友?)が楽しんで演技してんなーって感じが画面から伝わってきて、嬉しくなってしまいます。 若手二人も健闘してるし。ジョン・キューザックは最近すごいっすね。 9点(2004-01-14 20:23:27) |