1481. デッドフォール
シルベスター・スタローンとカーと・ラッセルのコンビが意外に良くてとりあえず楽しんで見ることができる。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:45:43) |
1482. タイムコップ
アイデアは面白いものがあるので所々見応えはある。全く期待せずに観れば意外に満足できるかもしれない。ただテレビ放映を見たせいかもしれないけど、照明が暗いシーンがとことん暗くて見ずらかった。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:44:41) |
1483. 学校Ⅱ
アプローチの仕方が直接的すぎて、感動的な話だということは理解できるけど、感情が揺さぶられることはなかった。続編ということで1の舞台であった夜間中学校から養護学校という分かりやすい設定になっているので、伝え方があまりにダイレクトだったと思う。NHKの教育ドラマという感じがした。 [映画館(邦画)] 4点(2009-06-24 15:44:07) |
1484. エントラップメント
予想よりもまとまりのある娯楽映画に仕上がっていたことは評価できるが、やはり完成度が高いとは言いがたいものがある。ショーン・コネリーの渋さや、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの艶やかさは華があるが、二人のバランスがいまひとつ悪かったように感じた。 [地上波(吹替)] 3点(2009-06-24 15:43:31) |
1485. リーサル・ウェポン2/炎の約束
パート1のアクションの王道的作品に比べると極端にコメディ要素が入りすぎている気がする。ゆえに迫力は落ち、見応えもなくなっている。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:42:42) |
1486. 靴をなくした天使
観た後の印象は悪くはなかったけど、後に残るほどでもなかった。良い人を描いた良い話というのは、世間的にも印象に残らないものかもしれない。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:42:13) |
1487. 山猫は眠らない
続編が近日公開されるみたいですね。B級ではあるけど、緊張感としては秀でた部分があったように思う。「タイタニック」のビリー・ゼインの悪役顔が印象にある。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-06-24 15:41:45) |
1488. スーパーマンIII/電子の要塞
スーパーマン自体の人間性の不安定さはある意味このシリーズの魅力であり、ストーリーの展開的にはなくてはならない要素なんだと思う。今作でもそれは顕著に現れており、クラーク・ケントのバカ男ぶり一喜一憂させられる。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:40:35) |
1489. ホット・ショット2
前作と比べるとストーリー性が薄く、完全なバカ映画になってしまっているのが前作が好きな者にとっては残念だった。まあ暇つぶしに見るくらいなら悪くないけど。 [ビデオ(吹替)] 3点(2009-06-24 15:39:55) |
1490. トゥルー・ロマンス
豪華キャストのわりに(だからか?)ストーリーがまとまりきれておらず、全体的なインパクトが弱かった。キャスト陣のそれぞれは印象的な演技をしていたので、これは監督の責任だというか、脚本を書いたタランティーノが監督をするのがベストだったと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:39:13) |
1491. アカルイミライ
黒沢清作品は非常に気になるのだけれど、実際観てみると自分の趣向に合わない。今作も例に漏れず、衣装や映像による秀逸な映画世界そのものには引き付けられたが、肝心のストーリーと人物描写に魅力を感じることができなかった。どうもそれぞれの登場人物の描き方が中途半端に思えてならない。 [映画館(字幕)] 4点(2009-06-24 15:38:33) |
1492. ボディ・ターゲット
この映画には特に顕著に表れているが、こういうありきたりさがヴァン・ダム映画の持ち味とも言える。面白くないと言えばそれまでであるが、それでも今尚、この人の映画が作られ続けているのは、どこか捨てきれない彼の人気の根強さゆえであろう。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:37:52) |
1493. デモリションマン
主役のスタローンよりも、悪役のウェズリー・スナイプスの演技が思い切りがよく印象に残った。スナイプスのキャラクターの影響か全体的にアメコミ風な雰囲気でアクション映画としてそれは良い方向に働いているのだけれど、スタローンの演技がいまひとつ乗り切れておらず、トーンダウンさせる。 [ビデオ(字幕)] 3点(2009-06-24 15:37:04) |
1494. ロッキー4/炎の友情
ロッキーシリーズにおいて今作だけがいやにテレビ放映が多いのは、やはり米対ソ連というストーリーの構図が分かりやすいからだろうか。おかげで、同シリーズはこの作品しか観ておらず、「ロッキー」に対してあまり魅力を感じない。そういえば、以前働いていたレンタルビデオ屋で、ロッキーシリーズばかりを一日単位で繰り返し借りる客がいた。やはり映画の嗜好は十人十色だ。 [地上波(吹替)] 4点(2009-06-24 15:36:35) |
1495. ファイナル・プロジェクト
相変わらずの盛りだくさんのアクションは見応えはあるが、全体的にまとまりが悪かった。いまいちジャッキーが乗り切れてないというか、動きにキレがなかった感じがした。いつものことだけど、ラストのあっけなさもマイナス点。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-06-24 15:35:56) |
1496. ホーンテッドマンション(2003)
我ながら地味だとは思うが、“ディズニーランドで好きなアトラクションは?”と聞かれれば僕は「カリブの海賊」と「ホーンテッド・マンション」と答える。「カリブの海賊」の映画版「パイレーツ・オブ・カリビアン」はジョニー・デップという巧者の主演とアトラクションそのままに描き出した世界観に、予想以上の満足感を得られることができた。そしてそのヒットを受けて~!という勢いがモロに感じ取れる今作の製作を聞いた時点で正直あまり良い予感はしていなかった。やはり最大のハンデは、目新しさとブームに巧い具合に乗った“海賊モノ”に対して、散々やり尽くされた感のある“幽霊モノ”というジャンル自体だったと思う。いくら最新CGで仕上げてみても、エディ・マーフィーが職人的にはしゃいでみても、そこに新しさは生まれず、ただただありきたり感が付きまとう。まあそれでも細かな演出まで頑張っていた部分はあったが、大筋のストーリーがチープそのものでは焼け石に水である。 [DVD(吹替)] 3点(2009-06-24 15:35:31) |
1497. エリ・エリ・レマ・サバクタニ
久しぶりに、こういう「言葉」で説明するべきではない映画を観たような気がする。数年前までは、こういう映画ばかり観ていたものだが……。 “人を自殺に追い込む”奇病の世界的蔓延。 人類に残された道は、もはや「滅亡」しかない、という無力感から始まるこの物語。 唯一の“救済”の可能性として、僻地にて隠遁生活を送る二人のミュージシャンが放つ「音楽」を求めて、少女がやってくる。 はっきり言って、そのストーリーには、リアリティもなければ説得力もない。非常に脆弱な物語である。 しかし、この映画の「目的」は、ストーリーを繰り広げるというところにない。 “救い”として取りざたされる「音楽」そのものが、この映画の主題であり、主人公である。 その音楽でさえ、造詣のない者にとっては始めのうちは、ただの「騒音」でしかない。 ただただ“騒がしい”だけの爆音に、思わず耳を塞ぎたくなった。 確実に中だるみも、する。 が、非常に不思議なのだが、映画が展開してゆくにつれ、次第に「騒音」が何かしらの意思を持った「音」へと変わっていき、「音楽」となって脳内に染み渡ってくる。 そして、「音楽」はついに神々しいまでの「振動」となって精神を包み込んでくる。ような気がした。 元来得意なタイプの映画ではなかったが、その奇異な新体感と、絶対的に特異な映画世界の中に、ごく自然に息づいてみせた浅野忠信と宮崎あおいの存在感は、価値の高いものだと思う。 人が「生きる」ということに本来意味などない。生きたいから生きる。ただそれだけのことだ。 ならば同様に、「死ぬ」ということにおいても、意味などないのだろう。 すなわち、もしそれらを促したり、抑止したりする「方法」があるとするならば、そこに「理屈」などある筈もない。と、いうこと。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-24 15:32:34) |
1498. トータル・フィアーズ
《ネタバレ》 この手の核爆弾をめぐる攻防を描く映画では、結局爆弾は爆発しないというのが常だったと思うけど、今作では明確にアメリカ本土において核爆弾が爆発し主要キャラであるモーガン・フリーマンが死んでしまう。これは意外性があり興味深いと同時に、現状のアメリカ、しいては全世界の危機を物語っていると思う。映画的には、爆発後、主人公の無線伝いの講釈により世界的な危機は回避されるといういまいち盛り上がらない展開で終わってしまうが、観る価値のない映画ではないと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-24 15:32:06) |
1499. 転校生-さよならあなた-
世間は夏休み。何を観ようか迷っていたら「転校生」のタイトルが飛び込んできた。 1982年版「転校生」をビデオで観て、すぐさま尾道へ行きたくなり、炎天下の中を原動機付自転車を駆って松山(愛媛)から尾道まで向かったのは、2年前の真夏だった。 リメイクが公開されていたのは知っていたが、まあオリジナルを上回るようなことはないだろうと興味は薄かったが、このタイミングでは観るしかあるまいと思った。 舞台は尾道から信州へと変わり、時代も現在へと移り変わった。 が、映画世界が描こうとする空気感は、オリジナルと通じるものを感じた。 ただ大林監督が織りなす独特の雰囲気が、現代の空気感に対して違和感があったことは正直否めない。 主人公たちの言動は、現代っ子のそれとはあまりにかけ離れている感じがして、細かい部分で“つくられている”という印象が終始拭えない。 25年前の少年少女たちの「等身大」をそのまま現代に転用しても、やはりそれは「等身大」ではない。 主人公たちに与えられる「運命」も、オリジナルのノスタルジイと切なさに溢れた顛末に対して、あまりに悲しい。 その運命は、15歳の彼らにはあまりに酷ではないか。と思わざるを得ず、設定としてもリアリティが無い。 しかし、新しい「転校生」が、82年版「転校生」と同様に成し得た“価値”がある。 それは、名女優の原石の発掘である。 82年の「転校生」が、小林聡美という名女優を発見したように、今作「転校生」でも、蓮佛美沙子という物凄い可能性を秘めた女優を発見したと思う。 現在16歳の彼女が、新しい世代の女優界を引っ張っていくことは、かなり可能性が高いことではないか。と、思う。 [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2009-06-24 15:31:27)(良:1票) |
1500. バンテージ・ポイント
《ネタバレ》 白昼、大衆の面前で起こった“大統領暗殺”。 その場に居合わせた9人の視点から、導き出される”コトの真相”を描く。 正味数十分間の出来事を、9つの視点から描き出すことによって文字通り多面的に描き出した趣向は、緊迫感に溢れ、辿り着くべき"真相”に向かって非常にスリリングだったと思う。 同じ時間軸を繰り返す描くという一つ間違えば単調になってしまうストリー展開を、卓越したカメラワークで、飽きさせずにテンポ良く映像化しているとも思う。 娯楽映画として滞り無く観れる映画であることは間違いない。 ただ、あと一歩二歩ストーリーに深みと説得力がない。 9人にキャラクターの描写がそれぞれ微妙に軽薄なのことが、その最たる要因ではないかと思う。 デニス・クエイド演じる主人公のシークレットサービスは、心に抱える傷の本質が見えてこないまま、終盤はほとんどアクションヒーロー化してしまう。 アカデミー賞俳優フォレスト・ウィッテカー演じる黒人の観光客は、家族と離れていることに苦悩を感じているのだろうが、それがどれほど深いものなのかイマイチ伝わってこないまま、なんとなく解決してしまう。 ウィリアム・ハート演じる大統領は、思慮深い人格者を醸し出しているが、そもそも彼が行った政策というものが曖昧なので、なぜ彼が賞賛と報復を受けるのかも曖昧なままに終始する。 暗殺の実行犯グループについても、それぞれ人格と目的についてのディティールが弱いので、言動に真実味が出てこない。 テレビクルーのディレクターを演じたシガニー・ウィーバーは、モニターの前で衝撃と疑問を受けたまま放っておかれてしまい、結局報道車から出ることすら許されない始末。 全体的に興味深げな体裁は整えられているのだが、結局のところそこまで勿体ぶる必要はないのではないかという「真相」に辿り着いてしまう。 決して面白くないということはないのだけれど、仰々しいわりには残るものはあまりないということは否めない。 [映画館(字幕)] 5点(2009-06-24 15:30:25)(良:1票) |