141. インセプション
《ネタバレ》 現実と夢の世界がミルフィーユ状態に折り重なっていく様が面白くて目が離せなかったです。どんどん込み入った展開になっていって、見ている側の頭が混乱していくようで・・・。ただ、そのミルフィーユな光景を見ていくにつれて、もっと作り込めるんじゃないか?っていう期待が膨らんできちゃいましたw 監督!もっとできるはずでしょ!っていうw まぁ、あんまり作りこみすぎちゃうと本当に視聴側が話についていけなくなっちゃいそうだから、このくらいが妥当だったのかもしれないな~と思いました。時間が経ったら再度見てみたい映画です。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-15 15:52:28) |
142. Dr.パルナサスの鏡
《ネタバレ》 やたらと独創的な映画なので、分析すること自体がナンセンスなんだけど、考えてみました。第一のテーマは「鏡の中の摩訶不思議な世界」。パルナサス博士の鏡の向こう側は、現実とはかけ離れた創造的な世界が広がる。何でもアリな世界。これだけでも十分楽しめます。第二のテーマは「父と娘」。親子愛。これも分かりやすいですね。第三のテーマ、第四のテーマはもっと深いところにあると思いますが・・・特に思いつかないので、考えるの辞めました。思いついたら追記します。不条理オンパレードで楽しめました。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-15 15:35:05) |
143. トロン:レガシー
《ネタバレ》 前作は見ていません。バトルはとても楽しいです。ただストーリー展開が釈然としない。ストーリー説明に入ると、退屈になる。雰囲気はとてもかっこ良かったので、そこで救われている。 [映画館(字幕)] 6点(2011-01-04 23:26:45) |
144. スペル
《ネタバレ》 「死霊のはらわた」好きな人のために作ったんじゃないか?ってくらい、見ててニンマリしちゃうことがいくつかありました。お婆さんの存在自体がまずそうだし、霊媒師の弟子みたいな男性にラミアが乗り移った時の空中浮遊っぷりもまさに!でした。ぶっちぎりの不条理オンパレードで、血肉は控え目だけど、とっても楽しかったです。主役の女優さんの眉毛が太くてブス可愛いかったのも高得点。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-03 23:48:16) |
145. ファインディング・ニモ
《ネタバレ》 ドリーから学ぶことが大きかったです。物忘れが激しいけど、それに勝るポジティブシンキング。それによって、どれだけ運気が回ってきたことか。ニモとマーリンが再開できて、良かった!! [DVD(字幕)] 7点(2010-08-16 19:55:14) |
146. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 小さな村だと、異文化を排除しようとする力は、必然的に生まれてくる。レノ伯爵がバリアとしての象徴となってはいるが、きっとこれは自然現象として発生する仕組みなんだろうと思う。小さな村でなくても、日常的に私達が暮らしてる世界でも、良くあること。学校だったり、職場だったり、家族だったり。村も不完全だったけど、ヴィアンヌも、人間として不完全な部分もある。勿論、見ている私達も同様だ。それを全て踏まえても、ヴィアンヌの人間性から学ぶべきことは、沢山ある。俳優、演出、音楽、脚本、全てが混ざり合い、完璧な状態で仕上がっている。まるでヴィアンヌの作るチョコのようだ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-08-06 19:46:24) |
147. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 自分の後ろの方に歩いていたと思っていた千尋が、いつの間にか自分の前の方で颯爽と歩いていました。千尋の成長っぷりが見事です。唯一無二で強烈な個性、理屈がぶっ飛んだストーリーがとにかく好きです。何度見てるか分かりませんが、見る度に世界に浸ってしまいます。そしてエンディング曲でいつも泣けてしまいます。何で泣いてるのか自分でも分からないんです。寂しい?悲しい?安堵感?不思議な映画です。 [DVD(邦画)] 9点(2010-07-23 20:23:13)(良:1票) |
148. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 戦争が無ければ、二人の人生は繋がっていたはずだったのに、戦争のせいで、お互い別々の人生を歩むことになる。こういうのが運命っていうんでしょうか。何とも辛いですね。今見るとベタな展開としてみえてしまうけど、それなりに設定がしっかりしているので、浮いていません。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-20 23:18:14) |
149. いまを生きる
《ネタバレ》 「教科書なんて破いちゃえ!」など、型破りな授業で生徒の興味を引き、「自由」を崇拝する思想。 自分のやりたいようにやれと。ワガママに生きろと。枠にはまるなと・・・。 その授業がどこまで影響があったのかは分からないが、結果を見てみると、一人の生徒が自殺するまで追い込まれてしまった。 自殺したニールの父親は、この作中では鬼のような悪者役として映っている。 子供の意思を聞かず、家来のように命令する父親なんて、最低な親だ、っていう設定。 いや、まてよ。何かが引っ掛かります。 こういうシーンって、ドラマでも小説でも良くあるシーンです。 でも、子供が自殺まで追い込まれちゃうってのは、聞いたことがない。 大抵、家を飛び出すとか、暴力で対向するとか、「無理とは分かっているけど抵抗したい!」っていう程度のもの。 何かがおかしい。 ニールの父親や学校全体の思想で共通しているのは、お受験ママと同じように「上流階級のコミュニティに入る為の最短・最適な手法」を重んじている。 そこには、個性や自由を捨てでも、成功者となって欲しいという思いが含まれている。決して子供を殺すまで追い込みたいとは思っていない。 キーティングの思想は、その逆。人間らしさ、自分らしさとか、自由を掲げている。 その2者の思想の根底は、パラダイムが異なるので、どちらが良いとか悪いとかは、杓子定規で測れるものではない。 その時代・その国・その家族などなど、様々な要因が含まれることで、2者の優劣は全く変わってくる。 その異なる2者の狭間で苦しんだニール。 一見、キーティングの思想は、人間らしく見えます。 しかし、「個」を重要視する考え方のみだと、狂気の沙汰となる末路が待っているだけです。 「社会」との関係を踏まえて授業していれば、ニールの自殺は防げたかも知れない気がします。。。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-16 18:30:04) |
150. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 薄っぺらいストーリーに、奇抜で痛快なアクション。いつもだと辛いけど、たまに見るんだったらいいです。鼠が可哀想。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-06 23:10:44) |
151. マディソン郡の橋
《ネタバレ》 人妻のフランチェスカが欲情しちゃって抑えきれなくなっちゃったのが良くも悪くも一番の原因。ロバートは結局振り回されているだけ。短時間しか一緒に過ごしていないのに「これが本当の愛」とか分かるもんかな?詐欺師っぽい台詞に聞こえてしまいました。一つ言えるのは、女性は現実的で、男性は未練たらしいということ。女性の方が男々しく、男性の方が女々しい。中年の不倫愛の燃え上がり方が良く理解できず、後半は鼻くそほじりながら見ました。あと印象的なのはメリル・ストリープの泣き顔が素敵だったこと。あの表情にはめっぽう弱いです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-02 20:07:57) |
152. 荒野の七人
《ネタバレ》 分かりやすいストーリーで、シンプルな展開なのでとても観やすかったです。音楽が際立っていて良いです。味方と敵ははっきりしているが、善と悪の区別で考えると、はたしてどうなるだろう?ラスト10分の目まぐるしい銃撃戦の最中で、善と悪の区別が一旦リセットされたかのように感じました。今までカルベラ達は、収穫物などを農民たちから略奪していました。、農民たちから見ると「奪われている」ことになります。農民たちが自ら奪って欲しくてされているわけではない。逆にラストでは、村長が村を助けてくれたクリス達へ一言、「お礼に収穫が取れたら渡します」と言っていました。これは、農民たちから見ると「自らすすんで与えている」。物の動きはとても似ているのに、それに付随する農民の気持ちは真逆です。カルベラ達と、クリス達の決定的な違い、それは農民からの目線です。仮に、ラスト10分のあの銃撃戦の最中、農民たちがカルベラ派になっていたらどうなるだろう?きっと、クリス達は負けたんじゃないだろうか。そして、カルベラ達は、今回の事を学習する能力があるとするならば、今後農民が反乱を起こさないように、略奪を少なめにしたりして、農民たちとの関係をいい感じに持っていくのではないだろうか(マフィアのように)。善=賢い、悪=頭が悪い、という設定になっているので、必然的に農民達はクリス派にならないと話が拗れてしまうけど、これが善=頭が悪い、悪=賢い、ということだって往々にしてあるはず。もっと考えてみると、カルベラ達が頭が悪かったおかげで、クリス達が善として映ったのかも知れない。七人の侍とはまた別な映画に見えるくらい、オリジナル感がありました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-29 21:09:14) |
153. ラストエンペラー
《ネタバレ》 愛新覚羅溥儀という単語、小説だったか、漫画だったか、授業だったのか・・・どこか聞き覚えのある名前でした。こんな数奇な人生を歩んでいたとは知りませんでした。日本も重要な関係性があるのに、私は、満州国や愛新覚羅溥儀について無知です。そう育ってきているから仕方ないのかもしれませんが。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-25 19:44:22) |
154. リトル・ダンサー
《ネタバレ》 前半は淡々と感じたけど、後半は感動の応酬で、事あるごとに涙しながら見ました。父親の設定が凄く良くて。兄ちゃんも良いし、オカマな友達もいい。幼馴染っぽい女の子とはどうなったのかが、心残りです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-06-22 19:07:33) |
155. ブラック・レイン
《ネタバレ》 学生の頃から何度か見ているが、今見直してみて思ったこと。BGMがダサい。一貫して狂った悪者を演技している、松田優作の存在感がデカい。たまに田原俊彦に見えたけどw 笑えるほど若い内田裕也がいる。ニック刑事は破天荒で型破り、日本を小馬鹿にしてる。反面、日本人は外人だアメ公だ部外者だと、アメリカ人を蔑視している。その関係にリアリズムを感じ、好感が持てた。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-18 19:17:03) |
156. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 最初はファンタジー過ぎて頭が付いていかなかったけど、話が進むにつれて、慣れてきました。最後まで、何がどうで、何だったのか、どうなって行くのか、答えは良く分かりません。だけど、何だか心が温まります。たぶん、これでいいんだと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-15 17:40:44) |
157. フィラデルフィア
《ネタバレ》 本作品のテーマであるHIV、同性愛は、私の身近にはありません。受け売りの情報により、異質なもの、特殊なものとしか判断していないので、私の心の中にはそれらの人々に対して、偏見があります。勿論、他の方々と同様に、表面上では普通にしていますが、内の内には偏見がくすぶっています。デンゼル・ワシントン演じる弁護士のミラーと同様に、です。ミラーは、ベケットと接しているうちに、その偏見に対する自分の姿勢、考え方のようなものがミラー自身の中で変化していきます。その過程を見ているうちに、私も考え方が改まってきました。勿論、リアル社会で同様な局面に会った場合に、1%の偏見も無しに接することができるかどうかなんて、少しも自信がありません。でも、ほんの少しだけでも、私の中の何かが変わったような気がしました。トム・ハンクスの壮絶な演技、デンゼル・ワシントンの人間味の有る演技が、とても際立っていました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-11 21:26:34) |
158. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 真の正義こそが、真の悪。保安官は偽りの正義。真の正義は、ウィルにある。真の悪も。。。救いの無い世界観、醍醐味ですね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-08 20:31:14) |
159. デスペラード
《ネタバレ》 7割本気で3割ふざけてる。ラギットな世界を存分に楽しめます。いちいちキザで、ウサン臭い所に好き嫌いが分かれそう。これ以上派手にやっちゃったらクールじゃないし、でももっとぶっ飛んで欲しい気持ちもある。バランス感覚は中々です。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-04 18:45:45) |
160. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
《ネタバレ》 先入観でクソ映画だと思ってたけど、見たらそこまで酷くなかった。むしろインディー・ジョーンズより楽しめました。蘇ったミイラがワシャワシャしてるのが好みです。あと死者の書を読んでミイラが蘇るっていうのが死霊のはらわたっぽくて良いです。エヴリン役の女優が健康的なフェロモンプンプンで、釘付けでした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-01 19:40:48) |