141. ペイ・フォワード/可能の王国
善いお話だとは思うけれど,それほど心には残らなかった。ただ,「個人」がドンドンと拡散して行って収拾がつかなくなった社会に向けて,なかなか良いメッセージを発しているようにも思う(ちょっとクサイけど)。 6点(2003-11-27 14:01:48) |
142. JM
何を間違ったか,映画館で観てしまった(-_-;) 一緒に観た姉と,予告編でやっていた『ショーシャンクの空に』を「絶対観よう!」と誓って退場。このころキアヌだから,まさか… と思った自分が甘かった。この作品では「映画館で観るものは必ず事前にチェックすべき」という教訓を得た。 2点(2003-11-27 13:56:18) |
143. スライディング・ドア
「ものすごく普通の映画だな~」と思ったので点数はこれが限度。しかし,大多数の人が人生で何度も直面する忘れがたい「選択」のシーンと,それに伴う「後悔」や「開き直り」や「確信」を,無難ながらも上手に表現できていると思う。 8点(2003-11-27 13:48:16) |
144. エデンの東(1955)
本作『エデンの東』を,そしてジェームズ・ディーンをこんなにも愛している方々が居ることを知ってものすごくうれしい。豆の苗を植えた畑を走り回るキャル,誕生祝を受け取られずに荒れ狂うキャル… 目に焼きついて離れないよ。 [ビデオ(字幕)] 9点(2003-11-27 13:42:44) |
145. アポロ13
映画館で観た時は激しく感動した。前段のゲイリー・シニーズの降板あたり。ケビン・ベーコンはこの作品から好きになった。ノン・フィクションゆえの障壁は多々あっただろうが,全体としては程よい加減で調和が取れているように私は思う。 7点(2003-11-27 13:29:56) |
146. 北京の55日
投稿数,もう少しあるかと思ったら少ないですね~。父のコレクション『世界映画音楽』というレコードにあった「北京の55日」を,小さい時によく聞いていたので,ストーリーを早く理解できるようになりたいと願っていた思いで深い作品。英語も知らないのに「♪fifty five days at peking!」なんて唄っていたな~。内容的には,時代背景を押さえていないと理解できないと思うが,ラストは切なくてカッコいい(と思ってしまった)。 6点(2003-11-27 01:42:17) |
147. ピアノ・レッスン
ピアノって湿気を嫌うから,「海岸のピアノ」が冒頭から不憫に思えて仕方なかった。でも最後にはザブーンしちゃうんだったら,そんなに気にすることもなかった。指詰めシーン,迫力あって◎。 8点(2003-11-27 01:16:52) |
148. 赤ちゃん泥棒
「赤ちゃん」や「小さい子」があまり好きではないのでタイトルで引いていたが,内容は意外と面白かった。ホリー・ハンター,こういう役ピッタリだな。 5点(2003-11-26 13:13:29) |
149. グリーンマイル
かなりズレた感想になってしまうけれど「人間って,こういうやり方だとなかなか死に切れないんだな…」ということが最も印象的だった。毎日自分が普通に生きていることを「奇跡」に感じていた私だが,この作品の死刑シーンを観ることによって「生命の尊厳」をリアルに認識した。そして自分自身は… 戦闘シーンなどでの大量殺戮をはじめ,バーチャル・リアリティの世界を見慣れてしまっている世代の一員であることを実感した。 6点(2003-11-26 13:09:56) |
150. ジュラシック・パーク
こういう作品こそ,映画館で観るべきだった。。。 6点(2003-11-26 12:59:35) |
151. セブン
怖い話だと聞いていたので長い間観るのを避けていたが,もっと早く観れば良かったと後悔した。こんな素晴らしい作品だったとは!こういうサスペンスを思い付く頭が羨ましい。ケビン・スペイシーはすごいな~。犯人役での役得ってこういうことかと思った。 9点(2003-11-26 12:55:50) |
152. 二十日鼠と人間(1992)
平均点が高くてホっとした(^^)学生の頃,小説を読んだ時点でジンワリきていたため,映像化されたらどうなるのかとやや観るのが怖かったが,読後のイメージを壊されることなく安心した。それどころか,映画は映画で一味違った深みのある作品になっているとさえ感じた。大恐慌時代の不安定労働者,強烈だな。今の下層労働者は違ったたたかいをしているけれど。 [ビデオ(字幕)] 8点(2003-11-26 12:40:53) |
153. 日の名残り
「切なさ」の極みを感じるものの,「職」に殉じるお話はあまり好きではない。「職」が人間を侵食してしまうという捉え方では,観方が甘いのかもしれないけれど。青臭いこと言ってますかね。。。アンソニー・ホプキンスは素晴らしかった。 5点(2003-11-25 19:23:11) |
154. ネル
ネル独特の言語を作り出したり,(ネルのような生命体が)人間社会と初めて触れ合う場面をリアリティをもたせて想定したり… ジョディ・フォスターを筆頭に,この作品の製作陣の熱意が伝わってくる秀作ではないかと思う。昨年,ヴィゴツキーの「言語習得(獲得)過程」の勉強をした時に,真っ先に本作を思い出した。ストーリー展開を細かく追いながら,ネルの表情の変化をもう一度よく見てみたい。 8点(2003-11-25 19:00:41) |
155. ユー・ガット・メール
映画館に観に行ってしまってガッカリした作品。メグ・ライアンはけっこう好きだが,これはナイでしょ~。トム・ハンクスはもっとヤなヤツ役だと思ったけど,あっさりハッピィ・エンドですか。へぇ~。 3点(2003-11-25 18:34:46) |
156. ノッティングヒルの恋人
雰囲気もストーリーも「予告編」どおりで,全部を観なくてもいい… なんて失礼なことを思ってしまった。しかし,「予告編」しか知らない段階では「コーヒーをかけてしまったのが出会いのきっかけ」と勘違いしていた(ホットだったら熱いだろうから,アイスだろうな… と)ので,実際観て「ジュース」と確認できて良かった。 4点(2003-11-25 18:24:59) |
157. 遥かなる山の呼び声
「この頃イヤな世の中になってきたな~」と感じている方々に観ていただきたい作品。倍賞千恵子のはかなげな農婦姿が痛々しくて,最後はグっとくる。 7点(2003-11-25 18:05:57) |
158. クイズ・ショウ
「一般人」というのは,何かとコケにされてしまうのが悲しい。それが嫌で「脱一般人」を試みても,けっきょく満足できない結末が待っていたりする。上質を目指してもがいているその努力が美しかった,なんて振り返ってしまうのが「一般人」。切ないな~。「一般人」のひとりとしての感想… 暴かれた不正を「一般人」としてどう受け止めるかが,「倫理」という言葉を口にする社会にとって大事なことだと思った。 5点(2003-11-25 17:57:14) |
159. ムーラン(1998)
ディズニー映画は動きが独特で,ちょっと怖い(気味が悪い)感じがして落ち着いて観られないのが常なのだが,この作品はその「動き」が気にならず,ストーリー展開に惹きつけられた。色使いはちょっと好きでなかったので,その分は減点。。。 6点(2003-11-25 17:19:41) |
160. ギルバート・グレイプ
レオがはしごを登っていくシーンで,こいつはただ者ではない!と度肝を抜かれた。ジョニー・デップもさすがの存在感。母亡き後の決断は,すべてを再生させたかったかのように思えた。こういうヒューマン・ドラマを観ると,瑣末なことに支配されている浮世の生活が,急に愛しく感じられてくるから不思議。 7点(2003-11-25 17:09:22) |