141. ディナーラッシュ
ひとことで言うと、とってもしゃれた映画。なんといってもシェフ役や副シェフ役、評論家の女性など配役のセンスがGOOD!ミュージックビデオ風の映像も嫌味でない。レストラン事情や人間模様、恋愛、ミステリーなどなどが混然一体になって、おいしいひと皿になった作品です。テンポも良いので、あっという間にごちそうさまでした、って感じでした。ラストに用意されたデザートもけっこういけます。 9点(2004-01-07 13:56:10)(良:1票) |
142. しあわせ(1998)
クロード・ルルーシュ監督作品の中ではあまり知られていないようですが、おすすめ!です。誰か見てみて~。元バレリーナのヒロインを演じるのは、ホントにオペラ座かなんかのプリマドンナで(ビデオのパッケージに書いてあった記憶ですが)、ふつうの身のこなしなんかもハッとするぐらいきれい。映画の完成度が上がっていると思います。ネタばれになるので詳しく書けないけど、白くまやアイスホッケー選手なんかをビデオで撮りに行くところが、ちょっとおかしくて、同時にじわっとさせます。 原題の意味は「偶然と必然」らしい。なんで「しあわせ」なんてつけたのかな。 9点(2004-01-02 15:26:26) |
143. ピアノ・レッスン
ハーベイ・カイテル、セクシー。ピアノのレッスン中にせまられるシーン(だっけ)セクシー。でも、あまりに受け身でありながら彼にはまっていく主人公に、共感できず残念。イヤって言っても追っかけてくれるオトコを待ってる女性にはうけるのだろう。 そんな人いないぞ~。悲しいかな私には。 7点(2003-12-27 19:53:58) |
144. 姉のいた夏、いない夏
「死んだ姉のカレと寝る」ってことは、姉に対するある種のコンプレックスから逃れるうえで彼女にとって大きなイベント、とうなずける気もする。けど姉カレとしちゃったとたん、さばさばしちゃってすべて解決!? え~っ、これって女性にとってのもやもやした思春期にサヨナラする物語(ってあんまりないような気がするけど)かも? ということでちょっと問題作ではある。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-12-27 19:23:59) |
145. 橋の上の娘
官能的。フランスの女性って、こういうごつごつっとした農夫っぽい男のひと好きですよね。ワタシも大人になったのか最近うなづけるようになりました。 9点(2003-12-27 19:00:00) |
146. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 TVでイタリアやフランスの紀行モノ番組なんかを見ていると、ものすご~く田舎でチーズ作ったりしてるおじさんが「ウチの村が世界一。」みたいなことを誇らし気に言っていたりすることがある。きっと一生この人は海外旅行なんか行ったりしないんだろうなあと思うけれど、なんだかうらやましくなる。この映画の主人公は貧しい島に生れたことを悲観していたけれど、詩人との出合いによって、詩とともに美しい故郷を愛する気持ちというかけがえのないものを受け取ったような気がする。ラスト近く、詩人に向けて吹き込んだテープに、故郷の美しい自然がかなでる音を録音しているくだりで涙、涙。マッシモ・トロイージが、俳優じゃなくて本当に現地に住んでるしょぼいにいちゃんに見えるのもすごい。 9点(2003-12-27 18:19:24)(良:1票) |
147. マイ・プライベート・アイダホ
キアヌ・リーブスの出演作のなかで一番好き。だいぶ前に見たけれど、今でもこの役が彼にはいちばんしっくりきてると思う。「道」に象徴される自由や孤独のイメージ、とろーんとした音楽の空気感…世の中をなんでもナナメに見てしまうひねくれぎみの青春時代に、ストレートにはまりました。今見たらまた印象が違うかもしれませんが「心のベストテン」にいつもランクインされている作品です。 9点(2003-12-25 20:22:02) |
148. シザーハンズ
《ネタバレ》 いい人が(あたかもストーリーを盛り上げるためのように)みすみす不幸になっていくって映画、見てられないんです。完成度はあると思うのですが。 4点(2003-12-25 19:57:21) |
149. 記憶の扉
えっ、これがトルナトーレ?ってびっくりした。こんな映画撮ってたんですねえ。 静かだけれどテーマがきちんとしていて、潔い映画だと思います。監督作品の中で私はこれが一番好き。ノスタルジックなトルナトーレ作品がちょっと苦手っという方も、いちど見てみてください。 9点(2003-12-25 19:39:56) |
150. ショコラ(2000)
いちばん記憶に残っているのは、チリペッパーの入ったホットチョコレート!どんな味するんだろ。飲んでみた~い。 おとぎ話しのようで、ちゃんとオトナな映画で好きです。 8点(2003-12-25 19:30:22) |
151. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
劇場版はちょっとおセンチすぎ?と思ってましたが「完全版」を見て、評価が上がりました。ラストの試写室のシーンの意味が深くなった気がします。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-12-24 18:34:29)(良:1票) |
152. 抵抗の詩
むかーし2本立てで偶然見た映画ですが、目当ての作品よりも心に残りました。子供たちだけで村の暮らしをしてゆくようすが、ドキドキしました。 すごくよかった気がするのですが残念ながら細かいところをよく覚えていないのでこの点数です。もう一度見たいなあ。 6点(2003-12-24 18:26:01) |
153. ブッチャー・ボーイ
《ネタバレ》 ひとが「狂って」いく過程をバーチャル体験できる貴重な映画。というと乱暴かもしれませんが、だれでも、こんなふうにちょっとずつ何かがずれていったり拡大していったりするだけなのかもしれないと思う。でも全体を通してフシギなほど暗さがなく、あとあじも悪くない。おすすめです。 10点(2003-12-24 18:19:24) |
154. シェルタリング・スカイ
映画館を出てしばらくしてからじわっと涙が出てきました。感動とか悲しいとかじゃないんだけど、「人生ってっこんなもの」って感じがせつない映画。個人的に砂漠の出てくる映画って好きなんですが「砂漠モノ」のなかでもこの映画の映像はピカイチですね。はずかしながら、本作品ではじめてヴィットリオ・ストラーロの名前を知ったんですが、映像というものを前より意識して映画を見るきっかけになった映画なので10点つけました。でも映画館の映像の印象が強すぎてビデオであまり見直す勇気がないんです。 10点(2003-12-24 18:02:07) |