141. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 実際に姿が見えずとも、ここではRの文字だけで物語を支配していく展開は見事。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-07 23:11:00) |
142. 三つ数えろ
成行きに任せる。これだけ面倒な話の展開、普通なら酷評してオシマイ。だが、これは監督の技量、テンポが良く見てしまう。成行きに任せる、この場合とても凄いこと。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-10 02:11:40) |
143. モンタナの風に抱かれて
《ネタバレ》 長い、でもこの尺が必要な作品。ラストの去りゆくクリスティン・スコット・トーマスの顔が印象深い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-15 01:44:55) |
144. イルカの日
少ない小遣いからサントラを買って帰るほど感動して25年程。湾岸戦争のとき、軍用イルカの話を知りまっさきにこの映画を思い出した。それからまた暫く経ち、アカデミー賞で日本のイルカ漁を描いた映画が話題をまいて再び思い出していた。そして偶然、いきなり鑑賞の機会を得た。他文化に土足で踏み込む独善的な輩は論外として、こういった題材は、それが持つ是非、価値観等すべてが時代とともに勝手に移りゆく観る側の目線の位置で明らかに変わる。今、きっと自分は消化不良を起こしている。別にそれはそれでいいんだろうな。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-02 00:28:22) |
145. 天使と悪魔
客観的に物語を浅く辿るような感覚。謎解きを中心に据えない構成のためもあるが、本質的な背景を共有しないで進んでいくわけで、カトリック信者ではないからという以上に、自分を含めた多くの日本人の宗教感ではキリストが仏陀であっても効果的な興奮は起こり得まい。ただ映画としては前作より楽しめた。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 00:49:20) |
146. 秒速5センチメートル
訳ありで鑑賞。それが無ければ間違いなく見なかっただろう。オタク系の方を別にして、ある程度の年齢になってからこの手の作品を鑑賞することの意義を感じた。きっとやつれた心が背負った過去への免罪符をそこに探し求めているというのは言い過ぎか。 [DVD(邦画)] 7点(2008-10-26 00:53:53) |
147. やじきた道中 てれすこ
こういう映画が興行的に成立して欲しい、ととても思うのだが、この続編が出来たとして映画館に走るか、と思うと、それはそれで疑問なのである。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-03 19:13:27) |
148. 大災難P.T.A.
《ネタバレ》 このイライラ感、はまり役に生き生きとしているスティーヴ・マーチンと同化している証拠であり、映画として見事に狙いが成功していると思う。ただ、自分なら最後に駅には戻らないだろうな。どうせ小物なのである。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-23 23:27:14) |
149. キサラギ
かなり面白い話。だが、映画は映画の演出、演じ方があるはず。舞台の芝居は舞台でやるべきと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-06 03:01:16)(良:3票) |
150. ハンティング・パーティ
《ネタバレ》 フリーチベット!と現実社会で叫んでいたリチャード・ギアを見た後では、もっと骨太な展開であろうと勝手に予想していた。ところがこの不幸な民族紛争を恋人の死に集約しすぎた余り、虚無感、怒り、絶望感などすべて浅薄に思える。この主人公の報道姿勢が、いかに上っ面の怖い者見たさに答えるためだけのジャーナリズムであるかということに、上司のそれとのコントラストが生まれず、更に深みが出ない訳だ。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-15 21:22:39) |
151. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 愛犬との別れまでは、切なさに感情移入させられ素晴らしい出来。ただ、ゾンビが出てくる映画とは知らなかった。チョット残念。そして生存親子との出会い方がひどく安直な展開で、それからが更に残念。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-03 01:41:05) |
152. 武士道残酷物語
構成はもちろん、一話一話良く練られた見事な出来映え。しかし、元々面白い話では無いし、この残酷の積み重ねには疲労感を蓄積させられる。たぶん人には勧めない。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-29 23:36:04) |
153. ボーン・スプレマシー
起承転結の「承」部分を担い、3作目を観たあとに感じたのだが、この2作目を包み込む悲しいトーンが、いかに重要な薬味であったかがよく分かった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-19 01:24:10) |
154. しゃべれども しゃべれども
売れない落語家なんて、もっと悲惨に違いない。とても環境に恵まれた主人公なのだが、話としては好感。偶然志ん朝の火焔太鼓を聴いた後だったので、劇中の落語の出来など比べようもないが、太一君好演。 [DVD(邦画)] 7点(2008-01-30 01:39:10) |
155. 武士の一分
《ネタバレ》 木村君、やはり君はちょっと他とは違うのかもしれない。ただ、笹野さんが素晴らしい。この人が居なけりゃテレビで十分な話になってしまわないか。一人の脇役が全体に奥行きを与える。演出力の凄さか。 [地上波(邦画)] 7点(2007-12-31 02:14:18) |
156. ボーン・アイデンティティー
続編が出来るとは思っていなかったが、それはともかく面白かった。 [地上波(吹替)] 7点(2007-12-31 02:01:28) |
157. 髪結いの亭主
《ネタバレ》 求婚と身投げ、この最重要項目を、唐突にまさしく不意打ち的に描く、ここに目を瞑って見入ってしまうほどの力がこの映画にはある。でも自分には消化不良なのかも。 [インターネット(字幕)] 7点(2007-12-30 21:06:41) |
158. 題名のない子守唄
おそらく、ほとんどの人がトルナトーレに求める内容の映画ではないだろう。しかし、良い意味でほとんどの人が裏切られることになるだろう。個人的には、どこか突き放したような主人公の設定が、意図的に感情移入させまいとする演出に思える。そのせいかラストが今ひとつしっくり来ない。ただ、深入りさせない分ミステリーとしては成功しているのではないか。この女優の使い分けた演技は見事。 [映画館(字幕)] 7点(2007-12-12 00:10:07) |
159. 県庁の星
何となく体が予定調和を求めている、そんなときは織田裕二かマイケル・J・フォックスの映画が良い。普通に暇つぶしが出来るって、ある面貴重だ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-20 00:58:54)(良:1票) |
160. アルティメット
中身の無さは相当なもんだ。でも「ストーリーを追っても無意味よ」と開き直ったかのような作りはある面貴重。こき下ろされても弁護しようもないが、自分にはこの手の作品は必要だなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-19 02:16:56) |