1581. フライトナイト
後半、わりと派手に見せてくれるので、前半のタルさとか、ストーリー的におかしい部分も許せるって感じかな。トータルでは、可もなく不可もなくやけど。よくあるB級青春娯楽映画にバンパイアモノの要素をミックスさせた感じかな。俺はこの頃の特撮そないに嫌いじゃないんで、ちゃちーとは思わへねんな~。いかにも80年代の特撮って感じで。狼男とか、恋人の口裂けとか、よーできてるやん。ただ、やっぱ、微妙やねんな~。ヒネリがないからかな。それとも、やはり時代が進んで、もっと派手な画像になれてもーてるからかな。昔はわりとおもしろく感じたんやけど、再見したら、微妙やった。あと、あの友達のキャラが一番インパクトあった。最初からバンパイアみたいな顔してるし。ノリがハイやし。監督もこのキャラいける!って思てんやろーな~。最後は彼の声でシメてた。 5点(2005-01-05 01:12:19) |
1582. 蛇女の脅怖
《ネタバレ》 この映画の蛇女のメイクは有名で、スチール写真でも、ものすごいインパクトあります。だから観ました。ハマーの映画を、ちゃんと観るのは、これが初めてでして、ハマーのホラーはゴシックな雰囲気がいい!ってよく聞きますが、雰囲気は確かにありました。でも、ごめんなさい。それ(雰囲気)だけでした。まず、全然怖くなかったです。まー小さいとき観てたら印象も違うと思いますけど、今観ると、やはり古臭いし。そしてストーリーがおもしろくなかったです。それなりに、色々あるんですけど、なんか地味で。期待の蛇女も出し惜しみしてるのか、ちゃんと姿見せるのは、かなり最後で、しかもチョロッとしかでません。あんだけしか出ないなら、別にスチール写真観てるだけでも満足って感じでした。せめて蛇女の悲しみを前面に出してくれれば、はまれたかもしれませんが、主役夫婦に焦点をあてすぎてるためか、そこもわりとサラッと描いるし。それに、ラスト、アレはどーなんやろ。蛇女がモロすぎです。蛇って、そんなに簡単に死んだっけ?自分で登録しといてなんなんですけど、雰囲気で、最後までなんとか観れたって感じで三点。誰かフォローしてくれるレビュワー、現れるかな~(後は頼みます) 3点(2005-01-05 00:18:15) |
1583. モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔
え~ 観ました。正月に。新年そうそう、なんちゅーもん観てるねん!って突っ込まれそーですが、すんません。だって久しぶりにトロマの映画観たかったんやも~ん。クローゼットを渡り歩き人を襲うモンスターに新聞記者の主人公が挑むってバカバカしいお話ですが、軍隊がちゃんとでてきたりして、スケール一応でかいです。映画のパロディーが色々あって、一応コメディー・モンスター映画なんですけど、しめるところは、しめてる感じがします。だから全然ダレませんでした。馬鹿映画ってあんまり馬鹿すぎると、観てるのがアホらしくなるときがあるんですけど、テンポがいいのか、演技がいいのか、雰囲気がいいのか、とにかく最後まで楽しく観れました。でもやっぱりバカバカしいですけどね(どないやねん)。特に最後の展開なんて、なるほど、そのためのアノ伏線やったんか!と笑いながら、妙に納得してしまいました。そして最後、キングコングのあの名台詞をパロったあの台詞。アホらしすぎます。でも、やられました。最後の台詞で満点決定。 10点(2005-01-04 23:57:40) |
1584. 海底二万哩
今の感覚で観たら特撮ショボい(特にイカ)って評価が多いですけど、ごめん、俺はむしろ特撮スンゴイ!(特にイカ、口ばしがちゃんとついてて、キショイ)って感じてもーた。あかん、最近、古い映画も結構観てるせーか、感覚おかしなってるんかもしれん。それにしても、さすがディズニー、話はそこそこしっかりしてるし、ユーモラスもわすれてないし、軽快なミュージカルも入れてるし、特撮もビジュアル的に画としてちゃんと見せてくれるし、お金もかけてるし、古くてもクオリティーちゃんとたもってる。学者と一緒にノーチラスに乗り込むよーな感覚で、ワクワク感があって全然観てて退屈ちゃうかった。ただ感動とか、そんなんはあんまなかったけど。自分もノーチラスに乗ってちょっと冒険したよーな気分にさせてくれるそんな映画やった。アシカの演技も城崎マリンワールドなみに楽しいです。 10点(2004-12-31 18:24:21) |
1585. マッハ!!!!!!!!
手に汗にぎって観てるこっちも力はいってまう映画やった(ドキドキ感とかとは違う)。でも、ものすごい痛そうやった。特に敵役が。みんな、マジでアクションしてるってのが頭にあるんで、すご!って思う反面、大丈夫なん?ってのもつねに付きまとうねん。だから、なんかちょっとひいて観てしまってたところもあったかな。ストーリーがあんまり引き込まれるほどおもろいって程じゃないってのもひいて観てしまった原因やったかもしれん。アクションだけで最後までしっかり見せてくれる映画やとは思うけど。やっぱり痛そう。けど凄い。あー、もう!勢いで10点。 10点(2004-12-31 18:11:31)(笑:1票) |
1586. フランケンシュタイン(1931)
とりあえずフンガー!(すんません意味はないです)。んで感想やけども、昔のホラー?なんで、えらくあっさり作られてた。テンポがいいとゆーか、ハショリすぎとゆーか、ラストも、これで終わり?ってな感じにサラッっと終わってるねん。ただ一時間そこそこの映画やけど、それでもちょっぴり長く感じてまうのは、最近、初めて観たにもかかわらず、有名すぎるのでストーリーはだいたい知ってるし、音楽もほとんどないからかな~。ただ、この映画観てると、やっぱり、あの怪物に感情移入してまう。ってゆーか、悲しい生き物に思えてしまう。犯罪者の脳で作られた一応悪役?モンスターやろうねんけど。だからラストが妙に釈然とせーへんのかな?悲しい生き物ってニュアンスは狙って作られてるんやろか?多分狙ってると思うけど。でも少女を無造作に投げ込むねんな~。ちょっとびっくりしてもーた。このへんの純粋と怪物のサジかげんは昔に作られたのに、結構すごいって思ってもーた。でも全体的にやっぱり、今の時代に毒されてる俺からしたら、なにも感じることなく、サラッと終わって、フランケンの古典映画観ましたって満足感だけが残っただけやったかな。 5点(2004-12-31 18:06:45) |
1587. 恐竜100万年
「そうや!紀元前百万年(One Million B.C)のリメイク作ろうや」「恐竜の特撮は昔のよーに本物のトカゲを合成で出しとったらえーやろ」ってな具合で撮影が始まって、しばらく撮って、「あかん!これはあかんでええ~!ちょっと時代進んでるねんから、この特撮では観客に怒られるでええ!」「誰か~、ちょっとハリーハウゼンはん呼んでええ~!」って感じでこの映画ができたようーな感じがします(俺の完全な妄想です。すんません)。とにかくこの映画は最初の本物トカゲの合成特撮でいかにテンション下げずに乗りきれるかが重要だと思います(ちょこっとしか出てきませんがインパクト大なんで)。そこを乗りきれば、あとはいつものハリーハウゼンの造詣したカクカク怪物(恐竜)を楽しめるんではないでしょうか。ただストーリーはそないたいしたもんでもないんで、ハリーハウゼンの特撮自体が古臭くてショボって思う人はもう完璧におもろないと思います。後、ラクエル・ウェルチさんにはまれるかどーかも重要なんやと思います(ちなみに俺はあんまりフェロモン感じひんかった。すんません、好みうるさくて)。評価はやはり最初の合成トカゲのテンションダダサガリがラストまで響いたんで、この点数です。でもハリーハウゼンの特撮は無条件で好き。 5点(2004-12-31 17:52:00)(笑:2票) (良:1票) |
1588. 光の雨
実は赤軍の頃の話って意外と好きなんです。いや別に政治とか考え方とかそんなんはどーでもいーんです。人間の醜い部分ってゆーか、えぐい部分を観るのが好きで。なんてゆーか一種のホラー感覚です。実際にあったからよけ怖く感じてまうってゆうアレです。例の映画「エス」とかと同じような。それとなんで、人間が異常になってまうのか?そん時の人の心理状態ってどんなんやねやろ?ってゆうのにも興味がひかれたりしてまうのです。で、そんなお子様なスリル感覚まるだしでこれを観たので、考え方みたいなものはまったくわかんないんですが、なかなか迫力あってのめりこみました。現代の時代、映画を作るとゆうドキュメンタリーなタッチで見せるとゆう変わった構成もなかなかよかったです。ちなみに同時期の同じ事件を扱った映画「突入せよ!「あさま山荘」事件」は能天気すぎてまったく退屈でした。ところで総括って怖いですね。ポアみたいなもんでしょうか?なんか意味とかどーでもよくて、ただ人を支配したりしばきたいがために使われる言葉「総括」。結局考え方とか関係なしに、人が追い詰められ暴走すると醜くなって怖くなるんでしょーか。ちなみにこれのもっと怖くてエグいバージョンが「鬼畜大宴会」かな。 7点(2004-12-22 15:27:26) |
1589. エレファント・マン
これを観たのがかなり小さい頃で、いわゆる、差別や偏見なんてちっとも考えない残酷なガキの頃やって、その頃の友達が、めっさ怖い映画あるで~、ほんまの話で、ゾウ男の話で、ゾウにふまれた女の人からうまれてくるねん。って感じで聞かされて、もう興味津々、ほんと見世物小屋にいく感覚で観ました。そしてその衝撃たるや、マジで怖くて、でもなぜかすうごっく悲しくなったのを覚えてる。そして、しばらくはこの映画の世界観にしばらくとらわれてちょっと憂鬱になってもーた。白黒なのが変にリアルに見えるんやろね。あれから一度も観てないんやけど今でも目を閉じるとアノ時の感覚は思い出せる。もう一度観たいとはあんまり思わへんけど。とにかく衝撃的な映画やとは思う。 10点(2004-12-22 15:15:20) |
1590. 北京原人の逆襲
皆さんのレビューにつられて観てしまいました。なんてゆーか、ノリノリな映画でした。もう全編ノリノリで、カメラワークもノリノリ、演出もノリノリ、もちろん北京原人もノリノリ、本物の動物もノリノリで演技しております(マジです)。ヒロインはなんか安っぽい感じにみえて(西洋人なのに香港の言葉をしゃべるあたり)、あんまし好きなタイプじゃないんですが、ノリノリなんでヨシとします。恋愛とか三角関係とか弟に恋人寝取られるとか、どーでもいーよーなストーリーもノリノリのテンションに押されて、気になりませんでした。とにかく、特撮とかしょぼいし、グダグダの展開(どっかで観たようなお話を詰め込みすぎ)なのに、なぜかテンションが高くノリノリなんで最後まで楽しめてしまう変な映画でした。特に最後の北京原人大暴れはノリにノリまくりでかなりテンション高いです。ただし、一般人うけするような映画じゃないと思います。みんなで突っ込みながら見ればさらに楽しいかもしれません。 7点(2004-12-22 14:57:27)(笑:2票) (良:2票) |
1591. ヤングガン
これを初めて観たとき、しばらくビリー・ザ・キッドにはまってもーてん。それくらい、エミリオ・エステベス演じるビリーには魅力があった。現代にもいそーな不良(特に大阪の下町)であぶない奴やねんけど、そのあぶなさがかっこよくて。映画自体も、暴走する青春映画って感じで、そこがリアルでよかったんかな~。でも味のある西部劇っぽさもあって、その混ざり具合が絶妙やってん。これを観た当時、イーグルスの「ならず者」ってゆう曲にはまってて、(最近、平井堅がカヴァーした曲です)なんか、その曲の雰囲気が俺の中でこの映画にぴったりあっててんけど、それもはまった要因の一つかな。ちなみにパート2のジョン・ボン・ジョヴィの曲も最高(特に歌詞)でした。 10点(2004-12-14 12:19:05) |
1592. ドッグヴィル
《ネタバレ》 ここのほかの人の評価を観て、いかに自分が想像力のないひねくれた馬鹿な奴だってのを理解しました。だって正直なところ、別になにも感じなかったもん。最後のところは当然のごとく村人やっちまえって思ったし、そーゆうラストを迎えても、あー俺って醜いよね、人間って醜いよね、うん わかってる、いっぱいそんなの観てるから映画でも現実でも。で、おしまい。いたって冷静。どれくらい冷静やったかとゆーと、俺がアノ場にいても村人敵にまわして絶対グレースに味方するって!って自信をもっていえるくらい冷静(美人に弱いってゆーか馬鹿マルだしですんません)。でも、それはこの一種実験みたいな演出のせいかもしれん。だってどーしてもリアルに思われへんねんもん。ドアノブないのにまわしてたり、線だけの体育館みたいなところでドタバタやったり、あと綺麗すぎるレイプとか、グレースの人柄とか、所々の描写がどーもディフォルメチックで現実にひきもどされてまう。これ俺だけ?ねー俺だけなの?他にはいないの?俺は想像力ないの?ただこれを普通の映画でもっとリアルにやられたら、ひょっとしたら冷静ではいられへんかったかもしれん。どっかリアルじゃないところに救われたんかも。俺にとって監督はひょっとしたら慈悲深い人なのか?でも慈悲深さも傲慢なんよねーっていってしまってます。そしたら冷静ぶってる俺も傲慢なんやろね。てゆーかこの世は傲慢だらけなんやろね。章じたてで観やすく、ずっと映画に集中できたけどそんなにくるもんがなかった。けどやっぱり実験的な感じで冷静に観ることすらもあの演出にのせられた感があるので満点。 10点(2004-12-14 09:16:17)(良:1票) |
1593. ミイラ再生
あ、へちょちょ様、どーもです。今から、この映画のレビューを恥ずかしながらさせていただきます。今のところ二人しかいませんので恐縮でありますが、よろしくお願いします。えーっと、この映画自分はちょっぴり眠かったであります。あ・・てゆーか、ねむ・・かったのは多分、自分が寝不足だったためであります。自分にとってはこの映画、包帯巻いたミイラ男が「ウワーッ」ってゆうのを期待したのでありますが、包帯モンスターは前半ちょろっとだけで、後はずーっと外見がおっさんの物語で全然期待はずれでした。でも、でも違うんです。それは違うミイラ男の映画でした。自分の勘違いでした。これはモンスター映画とゆうよりも、一人の女性に思いをはせ何千年もの眠りから蘇った男の悲哀を描いた悲しいラブロマンスだったんですね。だから派手なアクションやドキドキする怖さなんてまったくなくて少々退屈でしたが、あ、てゆーか退屈なんてもってのほか。そんな浅はかな感覚はトッとと遊園地いってジェットコースターのってこい!ってなもんで、この映画の魅力はそんなお子様感覚ムービーではないと思います。とにかく再生した男のなんと不気味な眼光であることか!こんな目はちょっとやそっとではできません。そして煙漂う水面に映し出される過去の映像のなんたる幻想的なことか!そーゆう深い映像を淡々としたリズムとともに描き出される男の執念にあわせて味わえば、そこはもうエジプト。あ、今気づきました。多分、自分が眠かったのは、この映画から発散される呪いによるものだったんです。それくらいのパワーがこの映画にあると思います。だから、ちゃちなモンスターがでてきてウワーッとゆうような馬鹿まるだしの映画をお求めの方にはまったくあわないでしょう。もっと深いと思います。以上が自分のレビューであります。ありがとうございました。あ、点数は・・ごめんなさい。お子様の自分にはちょっとあわなかったみたいです。 3点(2004-12-14 08:59:26) |
1594. 最後の猿の惑星
やっと猿の惑星シリーズしゅーりょー。最後はこのシリーズで一番派手な戦闘シーンが用意されてました。といってもそないたしたモンでもないけど。なんてゆーか、猿人間を見飽きたです。戦闘シーン以外は別にって感じで。でも、このシリーズもここまでくると、おもろいのかどーかも麻痺してもーてる。今更これを単品で観る人は少ないと思うので、それでもいーんかな。前作まで観たら、たいがい観てまうと思うので、しかも、おもろなくても、ま、えーかって感じになってまう。とにかく猿シリーズに決着がつけたいから観たんやけど、決着ついたから、えーか、これでってのが観終わった感想です。微妙。 5点(2004-12-14 08:24:08) |
1595. 21グラム
愛する人を突然理不尽に失うとほんと息がでけへんし、その後に襲ってくる虚無感や喪失感は、そうとうなもん。どんな力をもってしてもすぐには癒されへん。体験した人ならわかるんちゃう。精神や考え方の問題じゃなくほんとうに肉体的な苦痛。そんなこんなで、この映画にのめりこんでもーた。でも勘違いしててん。俺はてっきり心臓もらったベンに夫の何かが宿り、それによって絶望に囚われた奥さんを救いだす悲しいファンタジーなんやとばっかり思ってた。違うんやろか?レビュー読んでたら違うみたい。ごめん。でもあの時間軸バラバラの演出は俺にはよかった。普通にやってたら俺みたいな淡々とした映画苦手な人はたぶん退屈。淡々としたテンポを短いエピソードをバラバラにして見せる演出でなぜかテンポよく見せられたって感じ。全体像もわりとすぐに理解できるんで「あ、これは、あの場面か~」とか、「次はどんな場面がくるんやろー」って映画に集中できたし。しかもその短いエピソードに緊張感があるんで見入ってしまう。小演劇では結構時間軸を変えるって趣向よくあるんで、そーゆうのに慣れてるからかな。それでも人生は続くって台詞をこの映画の中では誰もが口にする。まるでその言葉に救いを求めるよーに。そんな事は誰もがわかってる。でも言ってしまうんよね。でも人生にも終わりはいつかくるんやから、そう考えるとほんと幻想的な言葉かもしれん。クリスティナは私は続かないって否定してたしね。死んだら21グラム軽くなるってのもどっか幻想的。そして再生するには衝撃的な出来事が必要かも。 10点(2004-12-06 13:20:31)(良:2票) |
1596. CUTIE HONEY キューティーハニー
佐藤江梨子のファンちゃうし。キューティーハニーも観たことあれへん。ただしハニーの歌は大好き。バンドなんかでノリノリで歌うと意外と気持ちいい歌。もちろんカラオケでも。んで映画の方は、さすがに映画館で観るには勇気がいる。ハニーとゆう素材自体、映画館で観るターゲット層はかなりしぼられるんちゃう。でも気にはなってた。ヘンテコな馬鹿映画大好きやから。だから俺は、こっそりレンタルしてきて、一人で部屋にこもって鑑賞したった。十分楽しめるで。楽しめた部分をあげると、ヘンテコな四天王のキャラ(ブラッククローもよいですが、スカーレットクローも意外とツボです)、どこまでも丁寧で不気味な執事、東京タワー、プロモな夜霧のハニー、最初のいかにもな登場シーン→ぶっ飛び対決シーン、テンションの低い日常ドラマ(肩の力を抜いた自然体なノリがツボでした)、パンサークロー登場シーン、いきなりの下着で疾走シーン、巨大な京本政樹など。ただし、この映画を楽しめる人はかぎられるとは思う。てゆーかもうキューティー・ハニーって時点で一般人向けな映画ちゃうと思う。 10点(2004-12-06 13:01:22)(良:2票) |
1597. ブラザーフッド(2004)
戦争場面の映像はプライベートライアン級で、臨場感や迫力があってん。ストーリー部分はリアリティーは低いねんけど、そのかわり兄弟愛の悲しい物語を主軸にした物語性が高いような気がするねん。だからプライベートライアンでは、あまり泣くとがなかったのに、こっちは泣いてもーた。泣くのも一挙にではなく、劇中はほとんど寸止め状態、んで終わってから 抑えられえてたのが噴出する感じ。今のハリウッドなみの迫力で、しかも出てる人が、我々に見た目が近いアジア人で、さらに兄弟愛を前面にだした戦争映画は他にあまり観たことないので、目新しいかもしれへん。国土がそんなにでかくないのに、ハリウッドなみの映像水準の映画が作れるお隣の国には、少し嫉妬します。いや最近、邦画もがんばってると思うんですけどね。とにかく兄弟喧嘩ばかりしてる人は必見ですわ 10点(2004-12-06 12:43:27) |
1598. シルミド/SILMIDO
ブラザーフッドみたいなド派手な戦争映画かなって思って観たら、全然テイストが違っててんな。こっちはドンパチな戦争映画ではないねん。戦争シーンも全然ないし。いや戦うシーンとかは後半ちょろっとあるけど、本格的な戦争じゃないしな。でも本当にあった話やし(映画やから脚色はしてるやろうけど)、えげつない話なんで、感情移入とか泣いたりはなかったけど、最後まで集中して観てた。二時間以上もあるのにあんまりダレルこともなかったし。でも人によったら、部隊が途中ちょっとダラダラ日々を過ごすシーンがあって、そこは同じようにダラダラするかもしれん。しかし、こんな事件がほんまにお隣であったなんてな。全然知らんかった。役者陣はみんないい味だしてました。 10点(2004-12-06 12:35:18) |
1599. CASSHERN
最初にゆーておきます。キャシャーンはアニメ再放送で小さい頃観たことあってなんか好きでした。んでこれはレンタルして観ました。色々酷評もあったんで、かなりの覚悟を持って観たんですが、俺はどーやら感動しました。てゆーか泣きました。特に最後の皆がなんとなーく幸せそうにしてる映像に(こーゆう演出弱いです)。特撮も、もっとしょぼいんかと思ってましたが、邦画としてはかなりがんばってると思います。ただ酷評されてる部分も理解できます。多分、これのターゲット層はかなり狭いと思います。つまり、荒唐無稽なSF好きで、めまぐるしいデジタル映像も嫌いじゃなくて、邦画もハリウッド娯楽も好きで、単純で直接的なメッセージも嫌いじゃなくて、好きなアニメの設定が大幅に変えられてもそれを大胆なアレンジとして受け入れられて、雰囲気で泣けて、それでいて淡々とした展開で長くてもCG画像なら観ててもあきなくて、悲惨な物語も好きで、出てる俳優さん皆好きで、多少わけわかんなくても、なんか勢いで楽しめて、説明台詞も気にしなくて、この映画の予告映像観て、めっちゃ観てみた~いって感覚が最高潮に達してる状態な人向けです。俺がそれでした。自分のツボがよくわかんないですが、これはデビルマンも実際観てみなわからんかもしれんな~。 10点(2004-12-05 01:09:26)(笑:2票) (良:5票) |
1600. 狼男(1941)
これがガンスじゃなくて元祖、狼男の映画らしい。でも第二弾らしい。これより前にもう一本あったらしいけど、今の狼男像の源はこれらしい。やっと観ました。感想は、うーん、なんていったらいーのか、狼男の映画そのものでした。みなさんが想像する狼男の映画、そのままです。だから展開とかはお約束。特撮は古い映画なんで期待しないでください。狼男が毛むくじゃらの眉毛の濃いおっさんに観えても、そこは突っ込まないでください。悲しい、ほんま踏んだり蹴ったりな男の悲惨な人生を観てあげてください。ほれた女性に婚約者がいて、自分は狼にかまれて、その好きな人を襲ってしまう犯罪者になりはててしまうなんて、せつなすぎる。そーいえば、冒頭から、その女性の部屋を望遠鏡で覗き見するストーカー的な兆候がありましたけど。本当の息子のことを理解してない強気なオヤジがこれまたせつなく、ジプシーの魔よけの呪文が妙に耳に残る映画でした。一時間ちょっとなんで、ゴシックでアンティークな白黒の狼男の映画をサラッと観たければ、どぞ。 5点(2004-11-26 10:52:44) |