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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2514
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 宝塚とディズニープリンセスとプリキュアが好きな還暦+2おかま。
宙組は当分観ないわ。

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1621.  ANNIE/アニー(2014) 《ネタバレ》 
 『アニー』の基本フォーマット部分は楽しめますが、現代版としてアレンジされた部分に魅力が薄く。   まずはミュージカル映画としての基本がつまらなくなっちゃってるのがキツいです。歌をちゃんと聴かせてくれない、踊りをちゃんと見せてくれない、って。  プロモーションビデオの如く映像は編集で細かくコラージュされ、カメラは動きまわり、踊りはなんだかずいぶんとお手軽。歌っている表情がちゃんと捉えられていない部分だらけで、ミュージカルのキモが抜かれているような感じ。ロケで大ロングなんかで歌ってると、ミュージカルである事の不自然さまで醸し出されてしまって、あー撮影大変ねえ、なんて妙に褪めて見ちゃったりして。  お馴染みナンバーの微妙なアレンジ(いや、ハッキリ改悪と言うべきですか)まで含めて、なんとも安っぽい現代語訳されちゃったねぇ、という印象。   ニューヨーク市長選に立候補する携帯会社の社長という設定も映画を安っぽくする要因で。選挙の支持率アップのためにアニーを利用していたけれど、っていう部分はドラマを作るには悪くないと思うのですが、ハイテクに囲まれてハイテク駆使して、みたいなのが必要だったんでしょうかねぇ。映画を構成する要素そのものにハイテクを組み込んでますが、クライマックスでのSNSの脳天気な描写なんか、それでいいの?と疑問に思ったり。製作会社がソニーじゃ仕方ないのかな。   それでも役者は魅力的で、特にジェイミー・フォックスのコミカルな感じが良くて。アニーよりも彼がこの映画の主役になっちゃってましたが。  あと、個人的にはサンディの扱い軽すぎ!って。もっと大切に扱ってよ、サンディ。   広告では『レ・ミゼラブル』『アナと雪の女王』に並べる形で売り込んでいましたが、ミュージカルとしてはかなりキビシい出来。エンドロールの平井堅が更に映画をキビシいものにしちゃってて。  あの~、日本版主題歌って吹替版だけに入れておいてくれませんかね? 字幕版はなるべくオリジナル通りにして欲しいのですが。よくやるソニーやディズニーも含めて各配給会社さん、再考お願いします。正直なところ、あれ、すっげーウザいっす。
[映画館(字幕)] 5点(2015-01-25 21:35:27)
1622.  シン・シティ 復讐の女神 《ネタバレ》 
 タッチは前作と同じノリですが、お話しは前作よりもシンプルになったかな?  あちこちエピソードが飛びまくる前作と違って、今回は1つの話を幾つかの視点から描いてる感じで。  でも、ノワールな素材なワリにコミック原作のせいかなんか、物語は単細胞的であまり面白くないんですよね。薄っぺらいの。   ジョセフ・ゴードン=レヴィットのエピソードなんか、ただのバカのように見えて、と思ったらマジでただのバカで、その上、彼の最期はその後のエピソードに何のフォローもないので、ただの自己完結状態になってしまっていて。彼女を殺されるところまで全くの無能で、ただ不快なだけで終わってしまった感じがします。   ミッキー・ロークは前作と違って殆どドラマを抱えてなくて、もはやキャラものとしての顔になっている状態ですし、ブルース・ウィリスはただのネタみたいな存在ですし。  ミホは前作のデヴォン姐さんの方がヴィジュアルが圧倒的に良かったなぁ。  それでも最近すっかりおっぱい要員と化してるエヴァ・グリーン姐さんの悪女っぷりは楽しませて頂きました。   だけど、私はこの陰鬱な世界を楽しめたりしないので、ここから更に続編が作られたとして、それを積極的に見たいとは思えない感じで。このコントラストきついモノクロに部分的に色付けたタッチも飽きましたしねぇ。デヴォン姐さんのミホの外伝でも作られれば、また話は別ですが・・・
[映画館(字幕)] 5点(2015-01-25 19:59:42)
1623.  バンクーバーの朝日 《ネタバレ》 
 なんだかボンヤリした印象の映画。何が問題かって、明るい画でアップの多い高畑充希の表情は印象に残るけれど、肝心の主人公を始めとしてチームメンバーの表情がちっとも印象に残らないという。見終わってみて多くがカオナシ状態なんですよ。   引きの画が大半を占めていて(カフェの中で高畑がみんなに語るシーンでチームメンバー全員をシネスコフレームいっぱいに収めているショットなんか、よく撮れてるというよりは作為に過ぎる感じ)、その上暗い画面が多く、ここ一番の表情が存在していない状態。妻夫木聡はリアクションの薄いキャラとして描かれていますから、更に存在が薄く感じられます。   自分を殺して一歩退いたところで生きる事こそが日本人の美徳である、とばかりに受け身な人々の生を一歩退いた視点で描いているような感覚を受けて、あーコレもまた被害者意識の強い過去の日本人映画なんだねぇ、と。それ、昔からなんか少しでも進歩してる?   この監督、『舟を編む』以降、随分とつまんない監督になっちゃった感じがして仕方ないんですけど。優等生的な映画を撮っていたいのかな?  対象から腰が引け過ぎてるんじゃないかなぁ。
[映画館(邦画)] 5点(2015-01-04 00:26:07)(良:2票)
1624.  楽園追放 -Expelled from Paradise- 《ネタバレ》 
 手描きとCGとの境目が判らないくらいのアニメアニメしたCGが良かったです。露出度高いコス着たヒロインがメインの萌えアニメだけどね。   でも、映画としては微妙。物語が転がらなさ過ぎなんですよね。映画全体の7割が「物語」ではなくて「説明」。世界の設定とかキャラ設定とか状況をひたすらキャラに説明させるための会話で埋め尽くされた映画。会話シーンタップリ、物語自体は敵?の正体含めてとても単純。登場人物少な目、水増し感ハンパないです。  クライマックスの戦闘シーンでやっとこさ話が転がってゆく感じがしますが、そこまでの体感時間の長いこと。アニメなら当然絵で世界を語って頂きたいところですが、映像は殆どヒロインのおっぱいやお尻やメカにしか興味がないような感じで。  もっと登場人物を増やして広がりを見せないと、その人類全体レベルの大規模な設定に対して実感できる世界が狭過ぎな感じがしてしまいます。何しろ2人と1台以外はその他大勢でしかありませんでしたからねぇ。   あとヒロイン、幼いのは外観だけのハズですが、実際の行動やメンタリティもかなり幼く思えて、とても優秀なエージェントには思えませんでした。結局はリアリズムよりも萌え優先なんだなぁ、って。   『インターステラー』と結構ネタカブリしてますが、それはつまりどちらの映画もSF設定に新鮮さは無いですよ、って事で。  国産アニメの絵柄を見事に表現したCGと共に、原作無しのオリジナルアニメ映画として出てきた、ってところは評価できる部分なので、あとは設定や脚本に目指すべき高みを見据えて頑張って頂きたいところです。
[映画館(邦画)] 5点(2014-12-14 00:54:20)
1625.  ホビット/決戦のゆくえ 《ネタバレ》 
 劇場試写、IMAX HFR 3Dというかなり最先端な感じのハードで見ましたが、ソフトの方はもうずーっと毎度の例のアレって状態で。   なんで前作があんなハンパなところで終わったかなぁ?と思ったら、今作はなんかカサが無いんですね。物語的に消化すべき部分が大してないの。なので本来は前作のクライマックスになるべきところを今作の頭に持ってきました、みたいな感じ。   それ以降も水増し感がハンパないです。全体で1時間くらいで語れそうな物語をタップリ2時間25分(もっともエンドクレジットがラクラク10分はある感じでしたが)。その時間を主に戦闘シーンで埋めてますという感じ。レゴラス大活躍!・・・だけど本来彼はこの物語には出てこない人なんですよねぇ? お陰でドワーフ達も、そして肝心のタイトルにもなってる筈のビルボも目立たないこと。インフレ状態な戦闘シーンの派手さがドラマを曇らせてしまっている印象で、それでいいんかPJ?  エピソードの取捨選択があまりよろしくない事になっているように思いました。あっちこっち描くところが多過ぎで個々のエピソードが間延びしちゃってます。   戦闘シーンにしても『ロード・オブ~』1作目から延々と見続けているモノから大きく変化を感じさせる事はなく、CGのアラすらも当時からあまり変わらない、みたいな気がしてしまって、シリーズ通じて完全にイメージが統一されてる!って褒めるべきなのかソレ?   シリーズ通して映画のカラーは『ロード・オブ~』の暗い鉛色の「重厚な」まんま。でも『ホビットの冒険』はもっと明るく軽妙なタッチにした方がクライマックスの展開も効いたんじゃないかなぁ。要素を盛り込み過ぎて旅の一行の存在が薄くなって、主題の冒険物語がぼやけちゃった。  普遍的な原作に対して暴力的なテイストが全編を支配しているこのシリーズが正しいあり方であったのか否か、それは後の歴史が決める事になるのでしょうけれど、『ホビットの冒険』の映画化に関してはもっとキャラの個性、面白さこそを重要視すべきだったんじゃないかと思います。   それにしても1作目の冒頭でフロドを出したから、今回はフロドで〆ると思ったんですけどねぇ。    って、ああ、しまった、前2作でどんな感想書いてるのか見直してみたら感想まで全部似たようなモノで。あー。
[試写会(字幕)] 5点(2014-12-09 23:04:14)(笑:1票) (良:1票)
1626.  宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 《ネタバレ》 
 現代風にクリーンナップされたガトランティスの艦船とか、斉藤始やサーベラー登場とか、ここで『新銀河誕生』か!とか、そういう古びたヤマト世代をときめかす数々の小ネタはいいんですけど、でも映画としては志が低すぎてしまって。   『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話を見ていてナンボです。いきなりこの作品から見て面白いか、或いは旧『ヤマト』を知っているなら面白いか、と問われればNO。完全に一見さんお断り。  今回の映画で描かれるエピソードは新シリーズの設定、エピソードから派生しているものばかりで「あのキャラと関連がある」「あのエピソードとシンクロしてる」というのが判らないままに見ると意味不明な箇所だらけです。  物語自体が全26話で完結している、その途中に起きた話となっているので単なるサイドストーリーの域を出ません。   で、ならばせめて密度のある、濃厚な物語を期待したいところなのですが、今回のキーとなる桐生美影がガミラスのバーガーの恋人に酷似しているという設定は単に謎解きのための都合のいい、それ以上には意味のない設定だったり、美影の父の死や斉藤始との関係が結局放置されたり、沢村とメルヒの関係が別にそんなに近いものには思えなかったり、色々と雑です。  特に大和ホテルに閉じ込められてからの停滞感は結構見ていてシンドく。「そういうミステリー的なモノは別に『ヤマト』で見たいとは思わないし」というのは14話でも思ったのですが、それを受け継ぐような形で映画でやられてしまうとキツいです。そこは好みの問題でしょうけれど、でもやっぱり『ヤマト』なら戦いの中でのドラマが見たいです。   こうしてまた『ヤマト』の新作が見られるというのはとても嬉しいのですが、いかんせん「映画」を見ている感覚に乏しく、その「知っていて当たり前」ばかりで構成された作品はテレビスペシャルの如き世界。  広い層を楽しませようという意識がとても薄い作りになっているという点では、今までの全ての『ヤマト映画』の中で最低だと思います。もう少し高い志を持って「映画」という表現に臨んで欲しかったと思いました。
[映画館(邦画)] 5点(2014-12-07 00:30:03)(良:1票)
1627.  トワイライト ささらさや 《ネタバレ》 
 画はキレイなカットがいっぱいあって、あのミニチュア風の風景(実景の中央部分だけピントをハッキリさせて周囲をボカすとああ見えるという、iPhoneアプリでもカンタンに撮れる技法です)も味があって。でも、あのエフェクトに大して意味は無かった気が。   で、問題は音痴な脚本や演出。  感動させたいのならば、話がブレてしまうのはいけません。   大泉洋のモノローグで始まり、終わる映画ではあるのですが、映画本体はほぼガッキーの映画です。ガッキーが義父の目を逃れてささらでの生活を送ってゆくっていう。それがクライマックスに突如として大泉の映画になっちゃう。あのね、そこまでは観客の視点はガッキーに寄り添ってたと思うの。そこでいきなり大泉の方にシフトしたところで、じゃあ素直に感動できますか?ってハナシで。  常に大泉がガッキーに寄り添っているっていう、そこが感じられないの。大泉視点から外れちゃうの。中途半端な群像劇に突入する事で更にブレが生じて、その上、義父の素っ頓狂な行動で殆ど意味不明ワールドに突入して。  クライマックスの突如として大泉が父ちゃんの過去を見るあたりの強引さ、そしてそれ以上にその見せ方の下手さ(あの一連の映像から、何故父ちゃんが母ちゃんの死に向き合わなかったのかが理解できます?)、感動してくださーい!って叫んでるばかりで中身が見えてきませんよ?   ガッキーの成長、大泉の愛、父ちゃんの愛、ささらの人々の暮らし、一体何をいちばん描きたかった、何がいちばん大切だったの? それ、もう少し初期段階で明確化しとかないと。結果的にベテランキャストも勿体ない使い方になっちゃってますし。   ガッキーと赤ちゃんは魅力的でしたけどね。
[映画館(邦画)] 5点(2014-12-04 22:04:16)
1628.  サボタージュ(2014) 《ネタバレ》 
 「復讐アクション映画の間に血まみれ猟奇殺人映画が挟まってます」みたいな状態で、でもさすがに2本分楽しめてお得!ってわけにはいかず、ヘンな映画だなぁ(苦笑)って感じ。真相が明らかになると更にヘンさが増しちゃいますし。   シュワちゃん、『エクスペンダブルズ3』に比べても更に老け込んだような印象で、その老けたじいちゃんが殺人鬼に翻弄される様は痛々しさすら感じさせる状態。  それにしてもこの色気排除っぷりはどうなってるんだ?ってくらいにメンバーの一人も殺人の捜査に乗り出す捜査官もオバちゃん。嘘っぽくていいからピチピチしたの出してくれてもいいのに。空気が血と肉と内臓でグチャグチャと湿っぽい分、登場人物は渋いというか枯れてるというか乾燥してるというか。   嘘映像まで挿入したかなり無茶なミスリード、「お前さん、そこにいると撃たれると思うよ」と心の中で画面にツッコミ入れてるそばから撃たれるような判りやすい展開、クライマックスの突如のカーチェイス、なんだかなぁな真相、面白いというよりも失笑気味な部分の多い映画で。    それでも突如としてウエスタンとなるラストに滅びの美学を感じない事もない、ってところで、シュワちゃんが満足ならそれでいいんじゃない?みたいな、ちょっと投げ槍な肯定をしたところでこの映画の感想おしまい。
[映画館(字幕)] 5点(2014-12-02 22:40:44)
1629.  神さまの言うとおり 《ネタバレ》 
 『悪の教典』みたいに殺されてゆく者にちっともキャラクターが与えられていない、という訳ではなくて、多くの登場人物にそれなりの特徴なり感情表現なりが存在しているのでまだ興味を持って見る事ができました。   でも、不条理な出来事に対して中途半端に理屈・理由付けをしている、論理性を求めているような気がして、それが必要なのかどうかという点で疑問。  非現実的な事件が起きている、その外側の世界の描写がどうしても冷めてしまうんですよね。巨大なキューブが空に覆いかぶさるとか、中継されているとか、「神の子」として崇められてゆくとか、ひきこもりを動かすとか、しまいには神様の登場だとか、それ、要りますか?  それらの要素が酷く映画を安っぽいものにしてしまっている気がします。そういう外側の視点を入れるのならば、もっと綿密に構成されているべきですし、中で起きている事に対する説得力のある考察が必要だと思います。  それが単なるエッセンス程度の半端なものであるがゆえに、中と外との不条理の対比が明確化されず、全体が絵空事と化してテーマがボヤけてしまう、という感じ。   主演の福士蒼汰くんが弱いかな。『フォーゼ』でのコミカルな演技は面白かったのですが、映画では演技がいつも一緒みたいな感じで。つーか、キャラが『僕が処刑される未来』と同じじゃない?みたいな。どちらも「生」を見失ってるし。  ヒロインの山崎紘菜ちゃんは「このコ大丈夫ですかいな?」って思っちゃうTOHOシネマズの予告前のアレに比べるとちゃんと生きてたので良かったです。アレはスタイリストさんとかメイクさんとか照明に問題があるのかな・・・   半端な描写で余計な事を考えてしまう映画で(世界中で起こった事だとすると、他の国でもだるまさんや招き猫だったのか否か、とか)、冒頭からいきなり事件が起きて否応なく巻き込まれてゆく簡潔な展開に比べ、映画が進むにつれてどんどん雑音が多くなってしまう感じが残念でした。不条理なままじゃダメ?
[映画館(邦画)] 5点(2014-11-21 22:53:01)
1630.  ヘラクレス(2014) 《ネタバレ》 
 神話としての、神の子としてのヘラクレスではなくて、人間ヘラクレスの映画となっています。その時点でスーパーヒーローの話ではなくなっているので、その超人っぷりを期待していくとかなりズレたモノを見せられちゃう、っていう。   神話を創造した人々の話とでもいうのでしょうか、ここにはファンタジー的な要素は出てきません。ヘラクレスは実はただのマッチョな人? ゼウスの子や12の難行というのは作り話? ケルベロスは3匹の大きな犬、ケンタウルスは馬に乗った人々、一人で戦ったのではなくて仲間に支えられていた・・・それはそれで解釈としてはアリなのでしょうけれど、でも、ハーフゴッドの圧倒的パワー!みたいな世界ではないという状態にどうしても失望感を抱いてしまいます。   映画は噂によって神格化された傭兵ヘラクレスが、一国の騒乱に巻き込まれて苦闘する物語。知略と鍛錬こそが勝利への道、という流れは平凡です。大きな戦闘シーンの間にある悲劇や謀略のドラマは魅力に欠けて退屈です。辛うじて傭兵仲間に与えられたユーモラスな個性を楽しめますが、それもごくエッセンス程度のもの。  アクションシーンにしても地理、位置関係の表現がメチャクチャで、それ、ちゃんと地図作って撮った?ってツッコミ入れたくなる感じ。   結局はドウェインに尽きるのですね。彼の肉体がスクリーン上で躍動してナンボ。でも、だったらもっともっと彼が動いて良かったんじゃないかな。彼が苦悩する演技なんて見たところで、それ、そんなに重要か?って感じですし。   その短い尺も手伝って映像はともかく話にスケール感がないのが肩透かしな感じ。『300』などよりも小ぢんまりしちゃってて、それでもエンドロールだけは『300』っぽかったです(笑)
[試写会(字幕)] 5点(2014-10-20 21:19:15)(良:1票)
1631.  イン・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 
 スーツアクターに対する愛、終わってみると、そこだけな映画って気がしてしまって。   まず紋切型な展開の序盤、湿った感じで火が付くまでにやたら時間がかかります。日陰の身であるスーツアクターの悲哀と魅力とが描かれている、のはいいのですが、判りやすい悪役を設定する事で良い人々を描くのはかえってノッてゆかないんですよね。ダサさを冷めて見ちゃう。   中盤、悪役が改心して群像劇になってゆくと俄然面白くなってゆきます。それぞれのキャラが立って一人一人が魅力的な存在になって。で、このままクライマックスに向って一気に突っ走ってくれると良かったのですが・・・   結婚式の夜のシーンが終わるとそこまでの流れがパタッと止まって主人公のパーソナルな映画になります。ここからがクライマックスという事なのですが、まータメるタメる。二度も延々スローモーションでタメるシーン入って映画のテンポめためた。  で、そこまでして勿体つけてタメた末のクライマックスが「それはネタか?」という。「ワンカット長回しでCG使わずに撮るアクションシーン」という設定を、カット割りまくりのCG使いまくりで描いてくれます。「そんな拘りは重要ではないんだよ」って言いたいのならば、それだけ説得力のある画が必要だと思うのですが、そこまでのものは、いや、それ以前の戦隊モノのアクションシーンのキメポーズまで含めて、無かったように思えるんですよね。   第一「ハリウッド映画」の描写がめちゃくちゃ。死亡する危険性の高いスタントを無理矢理やらせるようなハリウッド映画がどこにありますか? アクションシーンのワンカット長回しに固執するハリウッド監督がどこにいますか? アクションシーンを長回ししたって『幕末高校生』のクライマックスみたいなアレな事になるだけですがな。「ハリウッドに日本のアクションの意地を見せてやる」って言ったって、そのハリウッドがニセモノ丸出しじゃあ情けなくないっすか?   登場人物はみんな魅力的だったのですから(いや、及川ミッチーに与えられたあまりに愛のない悪役っぷりは酷かったですが)、あまり無理をして虚勢張ってデカいホラ話にするんじゃなくて、もう少し身近な親しみのある範囲での話でまとめた方が良かったんじゃないかなぁ。
[映画館(邦画)] 5点(2014-09-30 22:51:39)
1632.  イントゥ・ザ・ストーム 《ネタバレ》 
 ディザスター映画ってのは悪い人、間違った判断をした人、利己的な人が罰を食らってこそなんですよね。その点でまずダメ。  あのバカ二人はさっさと消えて欲しいと思ってたら、ラストに「がくーん」って状態だし、卒業式を強行したり避難に反対した校長だって、あれ、普通は「ぎゃあああああ」とか悲鳴を残して消えていいハズですよ。どうも最近はセオリーを破っちゃう映画が多くていけねえ。   さて、竜巻映画ってのは怪獣映画と似ていて、登場人物がソレと延々対面し続ける事に無理があるんですよね。なので追いかける立場の人間を登場させる。このあたりは『ツイスター』と一緒。で、追いかける以上は危機に陥っても自業自得、サスペンスにも限界がある。『ゴジラ2014』同様、脚本にそこら辺のジレンマがよく表れてるなぁ、と苦笑。家族を取材連中に絡ませる事でドラマを多層的に描いてはおりますが、その家族パートはやっぱり無理矢理になっちゃってる感じで。  コレにしろ『ゴジラ2014』にしろ、VFXこそそれなりに立派だけどドラマ部分は『シャークトパス』だの『エアポート20〇〇』だの『アルマゲドン20〇〇』みたいなビデオスルー映画みたいな安っぽさですねえ。   で、そのVFXも予算のせいか、起承転結が無い画が多いのが残念なんですよね。「ジャンボ機が舞ってまーす」って画はクドく見せても、じゃあ、それがどう舞い上げられて、そしてどう落ちるか、なんてのはちょっと見せるの無理なのね、みたいな。   なんか予告編はジミな印象でしたが、本編見ても「ああ、やっぱりこの程度なのね」って感じの映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2014-08-31 20:05:01)
1633.  テルマエ・ロマエⅡ 《ネタバレ》 
 前作と同じ。焼き直しみたいなもの。   後半のダラダラっぷりが多少は改善されたかな?くらいのモノで(前作がダメ過ぎた感じですけど)。なので前作を楽しめれば今作も楽しく、前作をこんなモンか、って思ったら今作もまたそんなモンで。  水の中に吸い込まれる映像も挿入されるオペラもそのまま、ネタ的にもあまり代わり映えはせず、登場人物もそのまま引っ張り。   よくぞこれだけの画を作れた、ってスケールの大きな映像は今回も健在。コロシアムのモブなんか見事な物量っぷりで。でもまあ、中身そのものは前作と一緒です。  後半はまた大規模な施設作りと立場危うしって話ですしね。つーか、温泉を掘り当てる事が映画の最終的な目的って、それがちゃんと設定された描写が足らなかった気がするんですが。   気になったのは安易にナショナリズムを刺激してる感じ。日本人、外国人から褒められるのが大好きですからねぇ。実際にそういうテレビ番組も色々と存在しておりますし。  で、この映画はそんな平たい顔族の文化を無条件に肯定してみせるワケですけれども、じゃあたとえば混浴とかって、その解釈は理想論に過ぎるんじゃないか?って。これって日本人の本音と建前の、その建前部分のみを濾過してるようなシロモノなわけですよね。そこで安易に日本文化、日本人サイコーって持ち上げると、それは盲目的なナショナリズムを煽る行為に繋がるんでないの?とか思っちゃう訳で。   古代ローマ人を日本人が演じる、この国の中だけで閉じた映画、それが単なるお笑いで済ませられればいいのですけれども、その奥に偏った閉塞性があるとしたら、ちょっとイヤかな。
[映画館(邦画)] 5点(2014-04-29 22:09:28)(笑:1票)
1634.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
 展開読めまくりの古臭いSF設定をどう『クレしん』に編み込んでゆくのか?というのがポイントだったのですが、かなりスベり気味なプロット、ギャグの数々で隙間の多い作品になっちゃったなぁ、って感じで。   冒頭からしばしは快調。ひろしがロボとーちゃんになってしまう、それを家族が受け入れてゆくっていう、極端な非日常が日常との調和を取ろうとする流れは面白く。   でも、具体的な陰謀の姿が見え始めると、ここから設定の説明です、みたいな描写になってしまって「あーまたこのパターンか」と。敵キャラも毎度のスベり系で長々と寒い見せ場を取ってしまってますし。  っていうか、五木ひろしの『契り』の真似をするコロッケのロボがラスボスです、って、そんな古くてサブいもん延々引っ張られたらヒくわ。   また、段々原ちゃんは『暗黒タマタマ』のよねさん的ポジションですが、よねさんはいらないコに見えつつ物語に推進力を与えてたのに対して、段々原ちゃんは本当にいらなかったんじゃ?みたいな存在で残念。   評価ポイントとしては真の父権とは?という問いをロボットからの視点で描いてみせた点。だけど、そこに女性専用車両とか映画館のレディスデーとかいった生々しいモノを出してしまうと、素直に楽しめなくなってしまいます。   みさえが事あるごとにペソペソ泣き出して感動方向に持ってゆこうとしているのが見え見えだったり、『がきデカ』とか「コマネチ!」とか古いネタがやたら多かったり、ああ、やっぱり『オトナ帝国』の呪縛がいまだにベットリと染みついてるんだなぁ、ってところにイラっときてしまったのが正直なところ。   幾つかのSF作品から引用された物語と、後期『クレしん』映画にありがちな寒い敵キャラ設定部分を除くと意外と残るものは少ない映画って気がしました。
[映画館(邦画)] 5点(2014-04-24 21:06:00)
1635.  ザ・コール [緊急通報指令室] 《ネタバレ》 
 誘拐された少女との通話だけで物語が進行する前半はとても面白かったのに、後半になるとあまりに凡庸で思いきり腰砕けになってしまうという残念な映画。   通報を受ける主人公が対応でミスを犯して被害者が殺されてしまうという導入部が秀逸で、そのトラウマの影響を受けながら少女の命をいかに守れるか、そのプロットがヒリヒリとしたサスペンスを生んで近年稀に見る面白さ!と思ったのですが、それだけで映画一本作るだけの力は無かったようで。   後半は有名映画の安直な焼き直しです。途絶えてしまった少女の消息を追って単身調査に乗り出し犯人の隠れ家に入り込んじゃって、って。主人公、現場の人間をあまり頼りにしてないようで。  携帯で連絡しようとしたら隠れ家の地下入口に落としちゃって、なんて、孤立状態に持っていこうと必死な脚本に幻滅。  その上、与えられたオチは幾らなんでもそれはないだろう、って。そこだけ不自然過ぎちゃって。あれ、さすがにすぐに見つかりますよね。そうしたら罪に問われるのは・・・ねぇ。   途中、次々と犠牲者が出ちゃう展開も含めて、気持ちの良いサスペンスという訳にはいかず、最初はあんなに面白かったのに、ってモヤモヤしたしたモノを抱えて映画館を後にするハメになったのでした。
[映画館(字幕)] 5点(2014-03-31 23:22:23)
1636.  Wake Up, Girls! 七人のアイドル 《ネタバレ》 
 色々とかなりダメ、なのだけれども枯れちゃってる『アイマス』なんかよりよっぽどイキが良くて面白いっていう。   作画が「劇場にかけるレベルじゃないよ」って状態ですし、脚本も、映像の繋ぎも悪く。キャラの顔はみんな似ていて髪型で見分けるような感じで。そもそも上映時間が短いので内容はごくごく浅く。   「ご当地アイドルグループが結成されたのはいいけれど、弱小プロダクションの社長が夜逃げしてグループ解散の危機!」っていう物語で、メンバー一人一人にドラマがあって、主人公的存在は元人気アイドルグループのセンターを競ったほどの存在だったものの、訳ありで退団して、って、1時間足らずの「映画」としてまとめるにはかなり無理があります。  それって本来はテレビシリーズの第一話、第二話で描くべき事なんじゃ?みたいな感じで、実際、テレビシリーズの第一話は、この映画を見ていないと判らないところが多いっていう。そういう作品の成立のしかたを、私はあまり好ましいとは思いません。   社長の夜逃げエピソードなど、ドラマとして真面目に見られるレベルではありませんし。   ところが、その作品的な未熟さのあまりに、見ている側が行間を埋める作業をしないとならなくなり、結果、思わぬ感動を生むという。  それぞれの「設定はちゃんとしてあるけれどちっとも描ききれていない人物背景」をその短い間にどんどんと脳内で補完してゆく事で生まれるドラマ、それがラストのライブシーンに結実して、って。いや、それってちっとも好ましい状態じゃないのですが。   結果的に「ダメだけど面白かったけどやっぱりダメ」って。やっぱりこういうのってあんまり褒めちゃいけない気がします。
[映画館(邦画)] 5点(2014-03-31 22:57:25)
1637.  偉大なる、しゅららぼん 《ネタバレ》 
 この原作者の『鴨川ホルモー』『プリンセス トヨトミ』に続いて、またしても「奇抜な設定をただひたすら説明するだけの映画」が登場しました。   物語はほぼ無いようなもので、映画の殆どは古くから反目する琵琶湖畔の2つの名家の対立と備わった特殊能力についての解説。そのファンタジーな設定を楽しめないと映画自体が楽しめないという点も前2作と全く同じと言えます。   で、それが今回もあまり楽しめないって感じで。  登場人物のあり得なさっぷりを、そういうものだと納得して楽しむというところに行かないんですね。作品の中だけで閉じ過ぎちゃってるようで、生きた、血の通った人々になかなか見えてきません。  延々とお殿様言葉で話し、感情を表に出さない濱田岳を、それでも面白い人と思うためにはその背景描写が欠落し過ぎていると思うのですね。設定の説明には費やしても、人や社会との関わりについては殆ど語られないので、ただ設定の中だけに閉じ込められた存在で。キャラ設定的には因習から抜け出そうとしていた訳ですから、皮肉な話です。   全編、そういう絵空事っぷりがハンパなく、しかも画面に登場するキャラを絞り過ぎてしまっている上(お城に居を構える名家でありながら、そこに住んでいるように思える人間はほんの数人)、人となりすらも多くがセリフで説明されるため、世界全体が薄っぺらい感じ。  クライマックスは湖が割れたり龍が出たりと、それこそ奇想天外な話になりますし。   あと、この原作者の映画でいつも気になる事なのですが、関西から全国に発信するのでなく、関西で閉じてる感じ、何か閉鎖的な感じがしてしまうんですね。土地に縛られる、他所とは線を引く、それがどうも東京モンな私からすると「なんだかなぁ」って思えて。   現代を舞台にした和なファンタジー、っていうのはとってもアリだと思うのですが、それが色々と縛り(物語や設定だけでなくもっと外側の部分まで含めて)を与えた上に成り立っているのはどうなんでしょうねぇ?
[映画館(邦画)] 5点(2014-03-16 19:37:56)(良:1票)
1638.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 
 すいません、完全に飽きました。『指輪』時代からもうずーっと同じ事を繰り返してるみたいな感じで。やたら勿体つけた描写~ドーンとアクション!ってパターンが延々と続いてるようで、シリーズを重ねれば重ねるほど単調なイメージになってゆくっていう。   御一行様が「全米川下り選手権に出場する」ウハウハザブーンな展開は、そのフレーズを思い出してウケましたが、それは映画の面白さとは全然別で。  ドラゴンが「親指を立てながら溶鉱炉に沈んで・・・」な展開もウケましたが、それも勿論・・・つーかキングギドラみたいだな。  いや、川下りのところのピタゴラ風展開は画的にも面白かったと思いますけど。   前作の事を思い出すのにひと苦労(実はあんまり思い出せなかったんですが)、でもどうせそこから展開する新たな物語もこれまでと似たようなもので、いやもうタメるなタメるな、ちゃちゃっと先に進もうよ、って感じで。  『指輪』より過去の話ですからどうせメインは死なないって判ってるわけですし。   で、これからやっと面白くなるんでしょ?これから活躍するんでしょ?って思ったら終わっちゃうし。ええ~、そこで終わらせるかぁ?って。結局延々と捕まったり逃げたりを繰り返すだけの話。  アクションの見せ場はレゴラスとエルフ姐さん頼り。そことてワンパターンですが。   見ていて、何か新しい展開とか映像とかにワクワクする、っていうのが無くなっちゃった。心は動かずひたすら頭で映画という名の時間を消化するばかり。  指輪はめた時の病的なエフェクトとか、もう見てて苦痛なんですよね。あーまたコレかぁ、って。   完全に固まったままの世界観の中でお馴染みの面々が更なる冒険を繰り広げます、ってところに喜びを見いだせるのならばいいのですが、私はここから刺激を受ける事がすっかり無くなってしまいました。
[映画館(字幕)] 5点(2014-03-13 21:11:32)(良:2票)
1639.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
 飛行シーンのデジタル合成映像が軒並みダメで、今時こんなモンしか作れないのか?ってくらいに酷いのですが、それ以外のビジュアルは良好です。特にロケーションを活かした美術デザインがとても雰囲気良くて。ああ、こういう和と洋とがキレイに混じった世界っていいなぁ、って。   問題は物語の方。そんなステキな世界でかなりギスギスとした、暗い話が多くを占めていて。ドラマを「作る」ために嫌な性格の人間を散りばめてあるんですね。  嫌がらせにキキを利用する女の子や、キキに延々と怒鳴り散らす動物園の職員、荷物を届ける先の人間等、ひたすらキキにとって負の作用をもたらす存在として設定してあって。トンボですら、延々とキキに冷たい状態ですし。   で、その連中が改心する、態度を改める、優しくなる、そういう「大きな振れ幅」を与える事で「ドラマを作る」「感動させる」って、それ、簡単なんですよ。安易なの。その振れ幅が大きい連中ばかりでストーリーライン埋めてるの。  一人の女の子の成長物語であるならば、もう少し繊細に、丁寧にエピソードを重ねるべきなんじゃないかな、って思うんですよね。  あと、ジジの扱いが後半雑になったまま、っていうのが個人的にイヤ。   せっかく美術設定も役者もいいのに、なんか素材を大切にしていない脚本だと思いました。   あと、タイトルバックの画がアニメ版とほぼ一緒(飛んでる方向が逆ですが)、エンディングの構成もアニメ版に準拠と、なんかココ!ってところでアニメ版に寄っちゃってるのが疑問でした。私だったら意地でも全く別のモノにしちゃうのに。
[映画館(邦画)] 5点(2014-03-09 15:07:01)(良:1票)
1640.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》 
 アレコレと予告編的映画が公開された上でやっと『アベンジャーズ』が登場したわけですが、今度は『アベンジャーズ2』のための予告編的映画が出てきた状態で。それでも楽しみどころの1つや2つあるでしょう、って。  んー、今回も見どころはダーシーくらいでしたかねぇ。キャラ的に面白いの、彼女だけ。つーか、前作よりは見せ場が多かったので良かったかな。ダーシー限定で。   なんで「たまたま」あんな大変な事になるのがソーのお知り合いのナタリー・ポートマンなの? こういう映画ではそういうのってツッコんじゃダメなの? コレにしろ『マン・オブ・スティール』にしろ『スパイダーマン』にしろ、物語を運ぶのが元からのお知り合いばかりだったりするのですが、それってアメコミもののお約束だったりするのでしょうか?   クライマックスで違う世界が開いてあちこち行ったり来たり、ハンマー迷いまくりっていうのは面白かったですが、物語自体はアメコミものの定型フォーマットを踏んでゆくばかり。エンディング後にオマケ付き、なんていうのまで含めてマンネリ感がハンパないです。   もうすぐもう一本の予告編的映画『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』が登場しますが、アチラにはスカヨハのブラック・ウィドウが登場するので、少なくともそこはお楽しみどころですね。うん。
[映画館(字幕)] 5点(2014-03-04 21:34:19)(良:1票)
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