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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2514
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 宝塚とディズニープリンセスとプリキュアが好きな還暦+2おかま。
宙組は当分観ないわ。

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1701.  人形霊 《ネタバレ》 
うーん、納得いきません。なんで主人公はあそこまでミナを突き放しまくって最後まで否定し続けますかね? ミナが全く救われない上に、映画そのものもミナの存在を半端な状態でしか捉えてなくて、存在意義がひどく曖昧。主人公を庇いながら、ただ庇った、って表現だけがあって、結局物語の中で重要な役割を果たすまで行ってないですもんね。人形の霊を題材にしていながら、人形の霊そのものをきちんと定義しないままに脚本書いちゃった、って感じがしました。映画は館に訪れる系スタイルのホラーで、「弟切草」とか「ホーンティング」とかを連想しちゃってイヤな予感がする、って感じでしたが、あれらよりは楽しめました。しかし、前半のゆったりとしたテンポから一転して中盤で怒涛の如く集まった人々を処分しまくってしまって、なんでいきなり駆け足やねん!とツッコミ。主人公の頑なな態度のせいで誰にも感情移入できず、気が付いたら人形霊に同情してました、と。ミナの立場から見ちゃうと、主人公の態度、ありゃないよねぇ。それにしても、あんなに大きい目の人が現実に存在しているのだなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-02 01:03:27)
1702.  箪笥 《ネタバレ》 
ああ、ややこしい。つまりはサイコなお話と幽霊なお話とが混合状態な上で構成をバラしているので、こうもぐちゃぐちゃな物語なワケですよね。解体して時系列で並べ替えれば判るんですけど。あの継母って、結局実際は最後の方に登場するワケで、それまでは妹の存在同様、主人公自身と主人公の作り出した妄想の姿である、と。ちょっと仕掛けに凝り過ぎちゃってるかなぁ。仕掛けが沢山あるがゆえに、映画としてはかなり不恰好な状態になってしまってますし。何しろ最初の40分、人物関係がまるっきりハッキリしないの。推測はできるけれど、明確に説明されていないのでとってもまだるっこしいです。そりゃそうだ、説明しちゃうと仕掛けが全部ボロボロと崩れちゃうもの。だけど、妹は存在しない、継母は主人公自身の姿っていう仕掛けは途中で読めてきちゃって、となるとあのシーンのあの映像はどういう意味?って感じでいろんな疑問が湧いてきてしまい、映画の構成、構造に対する考察という、本来正しい映画鑑賞法とは言えない見方になってしまうのがイヤン。どこまでが妄想、幻覚よ?っていうのが曖昧すぎてしまって(主人公が絶対に見ている筈もない叔父夫婦の車中での会話まで含めて)、その上、幽霊も絡んでましたってな状態では、映画そのものが虚像なんじゃ!という元も子もない結論に達してしまうワケで。映画の人称視点を曖昧にしてアレコレやってしまうのは、ちょっとねぇ、と思いました。かなり凝ったホラー、って点ではなかなかに見所ありましたが、イヤ~な気持ちにさせられる映画ではありました。主人公と継母は「Sad movie/サッド・ムービー」でこの映画とは全く違う印象を与えておりますので、イヤ~な気持ちになっちゃった人はそちらを見るとよろしいかと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2006-12-01 01:37:23)
1703.  青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~ 《ネタバレ》 
キム・ハヌルねえさんを見ているだけで幸せ、ってな映画ではありますが、それではレビューにならないので真面目に。クォン・サンウって役者さん、どこがどうイイのかあんまりよく判らなかったんですけど、この映画の彼はイイですね、バカで。おかっぱヘアだとどう見ても今田耕司にしか見えなかったりするんですが、お笑いをちゃんとこなしていてグッド。しかもジャッキー・チェンに憧れている役って事で、肉体もしっかりしてるし体も動くし、なかなかにいい役者さんではありませんか。ハヌルねえさんの表情豊かで、ちょっと野暮った・・・純朴なカンジも相変わらず魅力的ですし。でも物語はさすがにそろそろもう少しなんとかなんない?って思えてきました。韓国映画を数見てくると、あまりにパターン化した部分がハッキリしてきますね。これ、今年の映画なのに10年前の韓国映画って言っても通用しちゃうような、まー普通の毎度の韓国映画です。前半お笑い、後半シリアス&ドラマティック&泣かせ、っていう定型フォーマット。幼なじみの二人の過去のシーンはいい感じですし、夢を抱く事と挫折、っていうテーマもいいんですけど、いかんせんお馴染みのパターンにはめ込まれてしまうと、どうも新鮮味がねぇ。演出やカメラは平凡過ぎますし。それに、お互いがそれぞれ別に付き合ってた二人のフェイドアウト加減は、あれでいいのかなぁ?と。韓国映画って、どんなに色んな問題やメッセージを描いていても、結局最後は主役二人に集約されておしまい、ってパターンが多い気がしますが、これもそんな一編でした。ハヌルねえさんがたっぷり映っているので、私としちゃそれだけで充分に満足なんですけど。
[DVD(字幕)] 6点(2006-11-30 01:28:02)
1704.  連理の枝(2006) 《ネタバレ》 
【激しいネタバレなので、この映画をまっさらな状態で見たい人は決して読まないで下さいね】ポスターとか宣伝とかの悲しい恋物語のイメージと違って、前半はラブコメディで、そちらのノリがずっと続いていた方が良かったかも。先輩の方の恋物語はなかなかアホで楽しいですし、メイン二人のコメディ展開もアリかな、と。きっちり半分を過ぎたところから始まる悲劇は、韓国映画お決まりパターンに突入!って感じで普通な印象になってしまいました。「愛し合う二人に訪れる悲劇」としてはそれまでの描き込みが足らなさ過ぎたかなぁ。笑いを求め過ぎちゃったのが災いした? ラストシーンは結構感動的で泣けるんですけど、でも一方であんな長い音声付きムービーを携帯メールとして送れる韓国のテクノロジーはすさまじいな!と冷静にツッコんでたりして。実は二人とも・・・っていう展開を事前に知ってしまっていたので、知らなければもっと衝撃あったのかな。でも、そうならそうで、いっその事、二人同時に召されたのでした、くらいのウソっぽい設定で盛り上げちゃった方が良かったような気もしないではないです。ちなみに私は二人をずっと「安住紳一郎と浅野温子・・・」と思いながら見てました。それにしても韓国映画は何故いつも雨降りますか? ラーメン食べますか? 携帯が重要アイテムですか? 男が大泣きしますか?
[DVD(字幕)] 6点(2006-11-29 00:59:01)
1705.  デイジー 《ネタバレ》 
物語は「う~ん、どうかなぁ」って感じがしました。そもそも出会った事が悲劇の始まり、という救いのない展開は、それはそれでいいと思うんですけれど、3人それぞれの視点で描かれながら、どれもが気持ちをぐぐっと捉えきれないような。何が足らないのかな、んー、映画として寡黙過ぎるのかな。お互いがそれぞれに気持ちを抑えっ放しな物語ゆえに、こちらに伝わってくる事が限られていて、だったらもっと魅力的な出会いや触れ合いのエピソードを散りばめていて欲しかったなぁ、と。べたべたな甘さ砂糖の10倍みたいなハードボイルドってのもね。もう少しカラッとさせていて欲しかったかな。まあ、オランダを舞台に韓国人3人が出会いのドラマを演じる事の不自然さはどうにもこうにも、ですが。しかし、映像と音楽はとってもいいんですよね。全編色彩も構図も綺麗だし、常にふんわりと動く流麗なカメラワークに酔えるし。3人が初めて1つの場に集ったシーン(厳密にはその前にたまたま出会っていたシーンがありますが)でいきなりパッ!とマルチ画面に転じる、そのタイミング、盛り上げ方の上手さには惚れぼれしました。丁寧に撮られた映画だけに見応えは結構あって、悪くはなかったかな。個人的にはジヒョン姉さんが薄幸、儚げ過ぎな描かれ方で、むしろ「バラ? 殺されたいの? デイジーにしな!」みたいなノリがあった方が良かったんですけど、それじゃ映画のカラーぶち壊しですね。
[DVD(字幕)] 6点(2006-11-28 01:53:32)
1706.  ホワイト・バレンタイン 《ネタバレ》 
んー・・・まず、登場人物めっちゃ少ないのに、男2人がキャラ被りしてて(小鳥屋男とストーカーアレルギー男)、最初同一人物だと思いました。長髪直毛でメガネかけてて。ちゃんとキャラを描き分けてくれないと。それから、小鳥屋男の行動が延々とへにゃへにゃぐでぐでしていてイライラするったらありゃしない。なモンでせっかく丁寧で味わいのある映像も台無し。フィックスの長回し主体でフェイドインとフェイドアウトによって繋がれてゆく映像は、60年代始めの頃の日本映画みたいな画調の世界ですけれど、これはこれで綺麗で味わいがあります。引きの画が多すぎて、役者の表情がちゃんと捉えられていない感じは物足りませんでしたが。映像には味わいがあったけれど、映画として胸に迫ってくるものがなかったのは、やっぱり脚本の弱さでしょうか。小鳥屋男の過去の話は類型的ですし、文通の話は全然膨らませないままに放り出してしまっているので、ドラマとして盛り上がってこないんですよね。ラスト、数年後の物語の部分で、チョン・ジヒョンの顔のアップが1カットもないのは、意図的に表情を見せないためだったのか、それともスタイル優先し過ぎてしまったのか、この出来では判断しかねてしまいます。脚本がもっともっと練られていればねぇ・・・。小犬のチビがめっちゃ可愛かったです。特にチョン・ジヒョンの足にじゃれつく~鳩が飛び込んできて怯えて逃げる~の展開の見事な演技ったら。この映画の最大の見所はチビですな。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-27 01:09:19)
1707.  人生の逆転 《ネタバレ》 
ネタとしては「ん?どこかで聞いたような見たようなハナシですよ」って感じですね。切羽詰ったダメな男があるきっかけで何故か全く違う成功している自分になってた、って。この映画の場合はパラレルワールドの自分と入れ替わっている訳ですが、ただ成功を享受するのでなく、もう一人の自分もまた切羽詰まった状態で、それを修復しなければならない、ってところが面白かったです。人生の選択の相違によって、全く違う生活を手に入れていたけれど、自分という人間はどの世界にいたところで、やはり自分以外の何者でもなかった、という至極真っ当な物語が嫌味なくストレートに描かれえていて、誠実な映画だと思いました(いろんな人の職業や会社が異なっている部分なんかは説明ナシでしたけど)。元の世界に戻ってからのドラマは、忘れかけてた伏線がきっちり活かされて、つい感動させられちゃいました。本編がハッピーエンドで終わって、ああ良かった面白かった、でも、もう一人の方は、あっちの悲惨な世界に行ってしまって、一体どうしてたんだろうなぁ?っていう疑問もエンドクレジットでキッチリと描いてくれて、胸のすく思い。ちょっとした拾い物映画、という感じでした。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-26 00:31:30)
1708.  B型の彼氏 《ネタバレ》 
血液型による性格の分類に根拠ナシ!って説もあるけれど、私としてはワリと信じていたり。何故かB型の友人が多いのですが、みんな一様に勝手で私はいつも振り回されております。そんな私はO型?と訊かれる場合とA型?と訊かれる場合があって、実のところO型なのですが、父のO型の血と母のA型の血が程よくブレンドされている、ってところでしょうか。と、そんな事はともかく映画のハナシ。自分勝手なB型彼氏に何か正当な、そうなってしまう理由、過去のドラマかなんかあるのかな?と思ったらなーんにもないのね。ホントにただのダメなヤツ。いいトコなしな男じゃん・・・。んで、A型ヒロインはひたすら振り回されて、何度もアイソ尽かしながらもヨリを戻す懲りなさ加減。カッテニシロって感じの軽い物語でした。短い映画で登場人物も少ないのですが、男の父親とかヒロインの友達とか、登場する意味があんまりなかったり、ダンス教室や友達の合コンのエピソードなど、存在する意味がなかったりと、小さくまとまった映画なのにあんまり整理されてません。一方でハッキリしない男の職業、ヒロインの大学生活・・・。ヘンなキャラが面白かった従姉も、最後まで救われてないですしねぇ。でもまあ、ミョーにジミなヒロインがリアリティを醸していて、バカなエピソードもそこそこ笑えたので、なーんにも考えずに楽しめはしました。私のB型の友人達も、大体あんなよーなモン。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-24 00:40:40)
1709.  オー!マイDJ
あ、そうか、自殺してしまったのは彼女だったのね・・・。イ・ウンジュさん。「永遠の片想い」やこの映画でのクールだけど親しみやすい笑顔を思い返すと、切ないな、悲しいな・・・。さて映画の方はタイトルから受けるイメージと実際の中身とのギャップが凄いです。DJ話と言っていいのかどうかも甚だ疑問。冴えないバス運転手と盲目の女性の物語。半端に田舎な世界に生きる人達が楽しいです。柔道着男とかフラフープ女とか、ヘンな人達が作り出す街が楽しく、そんな中に仲間入りしてゆく感じがいいな、って。でもそこをあんまり大事にしてない事、そして物語が後半に入るとグダグダになってしまう事が惜しいです。運転手の苦悩が全然伝わってこなくて、何をそんなにウジウジしてんの?としか映らなくて。お互いの気持ちが見ている側を置いて勝手に暴走しちゃってるみたいで、なんか醒めちゃいました。UFOの存在も半端だしね。放り出したままで回収してないエピソードも色々ありましたし。ウンジュさんがいいだけに、運転手の役者にあまりに華がなさ過ぎで、見ていてつらいばかりなのが最大の欠点だったかな。それにしても何故韓国映画は雨がよく降るんでしょう? この映画も含めて、雨がモチーフになっている映画が沢山。あと、「アメノナカノ青空」のタイトルの元ネタにもなった内側が青空な傘がこの映画にも出てきましたが、あれって韓国で流行ったのかな?
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-22 01:04:07)
1710.  サマリア 《ネタバレ》 
重く、痛く、そして切ない映画でした。っていうかこの監督の映画はいっつもどこへ物語が向かうのか見当がつかなくて、見ている間ずーっと心がざわざわ。ヨジンにとってのチェヨン、私としては別の存在だと思って見てましたが、同化していたがゆえにチェヨンの死後のヨジンの行為は喪失した部分を埋め合わせていってるのだと思いました。対する父の行動は北野映画の如く寡黙な暴力が爆発しておりまして、見ていて非常に痛いのですが、そこに同情はありません。ひとつの家族を破壊させ、一人の人間を殺害し、自己完結への道へ進む、それは正義ではなくて、娘が離れてゆく、家族の姿を維持できなくなる事に対する足掻きのような感じ。夢のシーンは願望を象徴しつつ、実際には娘の一人歩きのための道を作る。父を追う娘を車という形で俯瞰したラストがとても印象的でした。この監督の作品を見るのはこれで3作目ですが、どうも描かれている事そのものは実際の事象として明確に捉えるべきではないようですね。死、殺人すらも象徴的なものでしかなく、世界を描くためのピースのひとつに過ぎないような感じ。状況や背景を深く追求するよりも、感覚を以って接する映画という感じでしょうか。まあ、平たく言っちゃうと娘のセックスに対する不安と諦めの映画、とゆー元も子もない説明が付けらんない事もないですが。韓国映画は美と醜とが同体として描かれている映画が多いのが特徴的ですね。美しさとおぞましさが同時に心にこびり付きました。
[DVD(字幕)] 8点(2006-11-21 02:05:18)
1711.  TUBE/チューブ 《ネタバレ》 
電車の屋根に降りられた時点でね、電源停められるじゃん、って思ったですよ。パンタグラフ、着てる服を利用して絶縁した状態でメキョ!って壊しちゃえばそれでいいんでないの?と。ずーっとそれをツッコミ続けてて、クライマックスで電源供給が停止すると察知して爆弾が爆発するって、おいおい、それを先に説明してくんないからずっとツッコミ入れっ放しになっちゃったじゃないかぁ、と。『新幹線大爆破』で『カサンドラ・クロス』で『スピード』でついでに『大陸横断超特急』な映画でした。もうどっかで見たようなエピソードたっぷり。一方でドラマはメタメタ。なんで刑事の彼女は撃たれて死んでしまうような状況にいたの? なんでペ・ドゥナは刑事を愛したの? なんで空港の銃撃戦に至ったの? なんか全部説明なしなので思い入れのしようもありません。見せ場史上主義のアクションシーンばかりいっぱい盛り込んでもねぇ。最後の自爆しないといけないシチュエーションもよー判らんし。蓄電池の電源供給が止まった時点で爆発しちゃうんだから、それ以前に飛び降りればいいのにね。あのスピードで飛び降りるのは不可能、って思えるかもしれないけど、生存者27人いたんだから、その27人の服をね、思いっきり重ね着してモコモコな状態にして飛び降りればなんとかなったかもしれないじゃん。タバコくわえてカッコつけたり「行かないで!」とかね、そんな時にそんな事してる場合かパターンをこってりやってるヒマあったら、もっと前向きに生き残る事考えなさいな。まあペ・ドゥナがかわいかったので、この映画の価値はゼロではなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2006-11-20 02:28:49)
1712.  誰にでも秘密がある 《ネタバレ》 
時間軸をずらして描いてる事に最初気付かず、れれ?なんで同じイベントをまた組んでいるの?なんて思ってしまいました。同じ事を違う立場から何度も描いているので、もう一度見直すのがいちばん映画の楽しみ方としては正しいんでしょうけれど、もう一度見たいほど面白くは感じませんでしたねぇ。イ・ビョンホンがそもそも出てきたことの意味がいまいち不明で、ああいうオチに持って行くための存在であったのだとしても、全部が結果オーライでたまたまな最後でしかないんでないの?と。下手すりゃ愛と憎悪の家族間流血惨劇ワールドに突入しないとも限らないワケで。最後の解釈を真剣にしようとすると、ゴージャスな家だのベンツだのの存在からして一体?ってな事になってしまうので、細かいコトは一切気にしちゃいけないんでしょうね。どうせなら多面的に描く事から生まれる笑い、っていうのをもっと盛り込んで欲しかったです。ビョンホンの元へミニーちゃんTシャツ着て行っちゃうチェ・ジウねえさんのキャラは面白かったですけど。ちなみに3人以外の誰か、って弟だと思いますな。彼、目覚めかけちゃってたしね。
[DVD(字幕)] 4点(2006-11-19 01:01:13)
1713.  ハチミツとクローバー 《ネタバレ》 
この映画は原作を知らないせいか、かなり退屈してしまいました。そもそも誰が主役なんでしょう? 群像劇として構成されているようで、けれど複数の人間のモノローグが入るという状態は映画としてはマズいんでないの?と。誰にも心を置いておけずに、あっち見、こっち見で、一体どこがどう重要なのかが全く見えてこない映画。登場人物的にドラマとして見られたのは関めぐみ一人だけで、だけど彼女はポジションとしてはサブみたいな状態ですし。元々物語は、芸術と恋愛、というのが主軸になっていると思うんですよ。ところがその2つの要素がそれぞれにとても半端に描かれていて、学芸会レベルの状態に映ってしまいます。芸術家としての苦悩の世界を描くのであるならば、その個性によって生み出される作品の主張というのがもっとハッキリ描出されていいと思うのですが、ええと、そんなモンですか?みたいな、芸術という名の上に立つレベルのところまで到達していない状態しかスクリーンに投影されません。それじゃ説得力ないんですって。蒼井優があれだけ画面上に登場しながらちっとも生かせていないような状態の勿体ないこと。伊勢谷友介に至っては、ただのヘンな人以外の何者でもない、っていう、どこにみんなに慕われるだけの人格、持ち上げられるだけの才能があるのやら全く不明、みたいな感じ。マンガはただペンで描かれた絵だけで一発で説得力を与えてしまったりしますが、実写となるとそうはいかない、それに代わるだけの説得力ある描写とドラマが必要、この映画はそこを描く努力が全然足らない気がしました。それにしても一番気になったのは、映画が終わって結局何もちゃんとケリ付いてない、ドラマが進展していないとしか思えない事。原作が未完結?
[映画館(邦画)] 4点(2006-11-18 20:11:17)(良:1票)
1714.  笑う大天使 《ネタバレ》 
原作はもっとドライなんですよね。川原泉の、悲劇すらも笑ってみせる感覚を、この映画は全然描いちゃいません。ベタなウェットさを出してしまっていて、それはちょっと違うんでないかなぁ、と。で、映画としてはかなりダメダメ。もっとお嬢様世界での学園生活に対する3人の違和感やマイペースさ加減、そして3人それぞれにまつわる男達をしっかりと描いてくれないと、さっさと誘拐事件に到達してさっさと終わるって感じで印象薄~い状態。ガチャガチャなCGも見づらいアクションシーンも安っぽさを醸し出しておりますし。クライマックスの巨大化なんて、もう少しやり様はなかったの?と。演技のタイミングにしても、それでいいの?みたいなぎこちなさ全開になってますし、音楽はまるっきり画面に合ってなくて浮きまくりでやかましいし。でもなぁ、なんか私はこの映画を否定できない、むしろ庇ってあげたい、いやむしろ好き、みたいな。樹里っぺのお仕事ぶりは、近作の「亀は意外と速く泳ぐ」や「虹の女神」、ドラマ「のだめカンタービレ」に比べても弱いんですよ。役者として半端に映ってるなぁ、って。関めぐみだって「恋は五・七・五」や「8月のクリスマス」なんかに比べてもキャラが薄いし。でも、このヘンな世界を上野樹里、関めぐみ、平愛梨という3人の個性で実体化させた、ってところだけでも私としては嬉しいし楽しいし。半端に安く、半端に脱力系状態になってしまっているのは残念ですけれど(脚本に3倍、撮影に2倍、編集に3倍の時間をかけて下さい、みたいな雑さ加減)、全く箸にも棒にもかからないダメ映画という訳でもなくって、愛すべきところは沢山あって、だから私としては、ダメなコだけどかわいい、という評価を下させてくださいませ。
[映画館(邦画)] 6点(2006-11-18 19:52:32)(良:1票)
1715.  永遠の片想い 《ネタバレ》 
【注!:激しくネタバレ】韓国ベタをこれでもか!とぶつけてくる映画です。でもダブルで来られちゃうと、さすがにそれはないよ、もう少し希望を残しておいてよ、と。一人が死んでしまった時点で、ああ、やっぱりとそう来たか思いつつ、タイトルにイヤな予感がして、もしかして、と思ったらやっぱり・・・。タイトルでネタバレしてますね。前半のジファン、ギョンヒ、スインの関係がとても楽しく(ジファン、羨ましいぞ!みたいな)あったかく、それゆえ後半の展開がつらく。見終わった後に、屋台でジファンと別れた後のギョンヒの気持ちを思い返すと、ああ、切ない、切ないねぇ、って。見てる間よりも、見終わった後に来ますねぇ。クライマックスの仕掛けのためのムチャな設定はツッコミ対象ではありますが、ここは素直に楽しくあったかく悲しく切ない韓国ベタの要素として割り切って楽しむべきなんでしょう。それにしてもチャ・テヒョンはいつもどうしてああも嫌味のない、全面的に受け入れられてしまうキャラクターを演じられるんでしょうね? 男1対女2なんて構図、彼以外が演じたら絶対嫌らしくてたまらんわ。韓国映画界の「いい人」のイコンですね、彼は。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-18 01:03:09)
1716.  ピアノを弾く大統領 《ネタバレ》 
あれれれ? 借りてきたDVD、思いっきりカットされてるヴァージョン? ちゃんとしたのはどこで見られるの? 担任になったクラスの問題児の父親は大統領だった、って設定は面白いですし、役者はみんないいんですよね。キャラクターも演技も。それだけに、このメチャクチャな展開はどうなっちゃってるの?と。最初にクラスに赴任して来た時点で描かれる転校生や、先生のことを既に知っている女子生徒達、番長や使いっ走りの存在が描かれる意味が全く不明。彼女達の設定は一体なんなんでしょう? 娘に振り回される男子生徒の存在も全然意味ないですし。その上、大統領と先生はそれぞれに自分の職務をきちんとこなしているようには全く見えず、支持層の問題や支持率の低下、地方選挙の事なんか放っぽりっぱなし。結局先生は半年単位で赴任先を変えつつ、舞台の高校は数週間で辞めて、田舎の小学校の先生になり、でもそれも数週間で辞めちゃった、ってコトですよね。なんかいい加減だなぁ。物語に穴があり過ぎでしまって素直に楽しむのはムリでした。せめて娘の心の変化の描写だけはちゃんとしていて欲しかったなぁ。素材はいいのに、なんて勿体ない映画。「冬ソナ」見てないんでこれが初めてなチェ・ジウさんは魅力的でございました。
[DVD(字幕)] 4点(2006-11-17 00:21:23)
1717.  ラブストーリー 《ネタバレ》 
あぶねーっ!なんてキケン!ってヒヤヒヤしながら見てました。だってミスリードいっぱいで脚本がいつ破綻するか心配させっ放しなんだもん。回想シーンに更に回想シーンを重ねるのは、日記という具体的なブツがあるので良しとしましょう。しかし、そもそもその回想自体が途中からアヤシくなっていって、ああ、やっぱりあっちがとーちゃんじゃん、となると回想全体の存在があってはならないモノって事になっちまう、一体どういう事・・・ってそうきたか、ああ、全部繋がった、良かったぁ、って。中盤で息子の件まで含めて読めてたんですけど、矛盾してそうなピースがいっぱい散りばめてあって、ラストで全部繋ぎました、っていう描き方に見事に翻弄されました。だから途中で感動的なシーン、泣かせシーンがあっても、こちらは構成と格闘状態でそれどころじゃないよ、って。最後のピースがはまってペンダントを出した時点でどわーっと感動しちゃいましたけどね。二代に渡って結ばれる運命のおはなしは、ベタとか古臭いとかで片付けられなくもないけれど、やっぱりこういうのを、心のフィルターなしで味わうのもまたいいんでないかな、と。映画を見終わってもまだ「ん?」と心にひっかかってる部分がなきにしもあらずですが(次代の出会いは結局「運命のめぐり合わせ」という名の偶然だよね?)、丁寧に作られているので好感の持てる映画でした。韓国映画はいつも画面作りが丁寧なのがいいです。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 01:34:29)
1718.  英語完全征服 《ネタバレ》 
げ。『嫌われ松子の一生』よりも『下妻物語』よりも先にアニメ&画面に花咲かせる&文字が乱舞&CM画面風をやってる。中島カントク、これ見た? これだから韓国映画は侮れません。さて、物語はベタっちゅーか、今時「あれはオレの妹だよ」っておいおい、いつの時代の少女漫画やってんだよって状態(いや、実際には私は30年ほど少女漫画を読んでますが、パロディ以外にそんなパターンがあった記憶はありませんけど)。でも、そのくっさいベタ物語の見せ方が上手いと言うか、前記の通りの技法を駆使して見せるので、ああ、クサさを笑えばいいのね、って判ります。メガネを取ったらカワイイ、ってベタなパターンかと思うと「エイリアンみたい」って言われて王道をハズすあたりにベタを笑う姿勢が現われてますね。イ・ナヨン嬢演じる「平凡な公務員・キャンディー」が、ともすればスッゲーイヤなオンナ!になるところをぐぐっと抑えて、彼女の魅力のお陰で、オロカだけど憎めない可愛らしさを醸しております。ラストの地下鉄車内での必死の抵抗がかわいいこと。一方「エルビス」はどこがどうそんなに魅力的なのか、ちょいと理解に苦しんだりしますが(なんか始終首すくめっぱなしみたいな姿勢してるし)。英語に苦しむのは日本人も韓国人も似たようなものみたいですが(やっぱり辞書の覚えたページを食べるのね)、さすがにこの映画の人達の英語の発音は誇張してますよねぇ。あれじゃ学校の英語教育が全く役に立ってませんでしたってレベルだもん。韓国の受験のための教育ってものに対するアンチテーゼだったりするのかな? 違うか。ともあれ、お気楽にほんわりと楽しめる映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-15 01:29:27)
1719.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 
『彼女を信じないでください』『僕の彼女を紹介します』『非日常的な彼女』と見てきて、肝心な元祖を見てないでないの、という状態でしたが、実はテレビ放映の時に最初の方だけ見てギャース!とやめてしまったのです。何しろ映画に出てくるゲ○に弱いので。もらいゲ○しそーになるので。今回はコンディションを整え、不用意にナニか食べたりしないようにしつつ再挑戦。最初をクリアしてしまえば大丈夫でしたね。さて、映画を見ていて「ラブストーリーにやたらお金をかけたSFアクションだの時代劇だの脱走兵に軍隊出動だののエピソードは必要なのかえ?」と思いましたが、もしかすると愛というものは戦いだ、っていう象徴なのかもしれませんね。創作において彼女がいちいち未来からやって来た、というところにこだわっていたのは、未来は違う自分になっている、っていう願望を投影していたからに他ならないのでしょうし。男を「救う」「斬り捨てる」の二つの結末が、彼女の内面をどう象徴していたのか考えてみると面白いかも。ラストのオチに気付かず、「ああ、そうだったのか!」って単純に感動してるあたり、完全に映画にのめり込んでたんでしょうねぇ。いい女だけど猟奇的、素直だけどいい男とは言えない、このコントラストが嫌味なく爽やかでした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-11-14 01:00:42)
1720.  おばあちゃんの家 《ネタバレ》 
うーん、韓国映画はどうしてマジメな映画を撮ると教育映画風、なんでしょうねぇ。これまた学校の体育館で見せられる系シネマ。それにしても凄まじいクソガキさ加減。段々と素直な良い子になってゆくと思うじゃないですか。ところが、ちょっと良い子になった?と思うそばからクソガキリターンズ。そんな状態が1時間半弱の映画で延々と1時間10分ほど。見てる間あばあちゃんが可哀想でクソガキにイライラして、そして気が付けば終わってしまうという、私にとっては癒しも涙もない、イライラ映画になってしまったのでした。靴におしっこかけちゃうとか、靴隠しちゃうとか、新しい靴をダサイって言って履かないとか、多くのエピソードを投げ出しただけで回収していない状態なのも気になれば、シーンとシーンの間が飛んで、今はどういう状態?って考えさせられるのも不親切だなぁ、と。そういう、散文調な方がリアルなのかもしれませんが、やっぱり映画としてのドラマティックな展開は欲しかったな、と思いました。ちなみに私のおばあちゃんは二人とも既にこの世の人ではありませんが、二人ともごく近所に住んでいました。父方のおばあちゃんは孫多すぎで(11人かな?)、兄弟の中では放任気味、愛情薄めだった父の子だったのであんまり相手にされず(孫に対しても贔屓ってあるのね)、母方のおばあちゃんは更に孫多すぎで(こちらは孫12人かな?)、毒舌パワフルおばあちゃんで叱られてばっかりと、おばあちゃんってステキ、って世界にゃ生きてませんでしたなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-13 01:31:28)
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