161. マッドマックス
有名なので見てみたけど、あんまり好みではなかった。悪い奴は誅殺されてしかるべき。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2016-06-27 21:04:12) |
162. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 ドキュメンタリーのように感じさせるのがリドリースコットの力量。そして彼らしく、宇宙を描く画はスバ抜けている。だからこその感情移入。そしてマットデイモンの存在感でこの映画の評価が上がる。ストーリー構成としてはだいたいこっちの想定通りに進むまさしくこれぞ予定調和なんだが、また言うけど絵作りの良さで引き込まれてしまう。火星の赤茶や宇宙船やローバーの意匠は良かったなあ。その宇宙的な絵構成で発芽した黄緑はあまりに美しくて愛おしくて心動かされた。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-06-18 14:37:34) |
163. エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
なんか、ダァーヤァーバギューンの連発で清清しささえ感じる演出。ストーリーには毎度のごとくコクなんてないけど、勢いだけは非常に伝わる。ビッグスターが大勢出るけど、個人的に印象に残ったのはジェイソンステイサムとハリソンフォードのかっこよさ。それとハリソンフォードがおじいちゃんみたいに、シュワちゃんの体型がまさしく中年になっていたこと。吹き替え陣も豪華だったこと。見終えると、ランボーとかインディジョーンズとか昔のシュワちゃんシリーズ見たくなるから不思議。 [地上波(吹替)] 5点(2016-05-11 14:55:10) |
164. フィフス・エレメント
10年ぶり以上に3回目の鑑賞。毎回なんの記憶も残さないのだけど、悪い印象も残っていない作品。そこが知りたくて再度の鑑賞。結論的にはブルースウィルスの演技が達者だなというのとミラの可愛さや存在感が良くて心地よかったんだということ。ストーリー仕立てはパーフェクトにコメディ。演出はB級感にフランス流のおしゃれトッピング。リュックベッソンにとっては代表作にはなるんだろうけど、3回観ることはなかったなあ。2回しか観てないレオンを観るべきなんだが力作を前にするとこっちも構えてしまう、気楽に楽しみたいというニーズに合っているんだろうなあ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-08 10:20:50) |
165. セッション
《ネタバレ》 うーん、凄いね。この作品。見てて自分の大好きな野球、特に高校野球にあてはめて考えていた。実際よく聞く指導者タイプでもあるんだよね。これが正しいのか、そこには踏みつけられた何千の才能もあったわけで。吹っ切れて壁を越えたニーマンを見て、ありかとも思ったし、否定してしまう自分もいた。問いかけが凄い。J・Kシモンズの鬼気迫る表現はとても素晴らしく、これは賞もの!と思ったら、やっぱりの助演男優賞だった。当たり前か。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-03-05 17:55:42) |
166. ミッドナイト・イン・パリ
《ネタバレ》 あーん、芸術への教養が低くて登場人物のかなりの数を知らなくて作品をフルに味わうことができなくて残念。おそらくニヤッとするような小ネタも満載だったんだろう。wikiで人物照会しながらの並行鑑賞になったけど、それでも楽しむことはできた。とにかくパリの映像が素晴らしくて、特に夜の街灯、光の描写。こっちまでパリに魅せられてしまう。誰もが陥りがちな懐古趣味へのテーマ性が最後の最後で現れて、巧い!と思ってしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2016-03-05 11:01:02) |
167. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 思い入れ補正がかかっていることもあって、とても面白かった。ハリソンフォードキャリーフィッシャーが画面に出てきた瞬間は感無量。目頭が熱くなった。R2D2が見れたことは嬉しかった。そしてBB8のかわいらしさは驚異。新たに設定された人間関係はどことなく前6作を焼き直した感じがするし、戦闘機の攻撃の画はエピソード4のリスペクトかな。メインキャラに女性がきたのは時代だなあ。このシリーズ、若手の男性俳優の抜擢人選はアナキン役のヘイデンクリステンセンも考えるとあまり上手くない感じがする。今回のレン役のアダムドライバーも力不足の苦悩という表現がいまいち。アナキンが苦悶の末暗黒面に落ちたことの説得力に比べると今作でのレンの暗黒面の転落の過程が描かれておらず物足りない。重要な感情移入ポイントだと思うんだけど。レンはレイヤの息子ということでフォースの力が弱かったということかな。一般人?のフィンと互角にライトセイバーで剣闘してたのは謎。次回作もとても楽しみです。今回は4DXで観ましたが、アトラクションみたいでとても楽しかったです。 [映画館(吹替)] 8点(2016-01-27 21:23:07)(良:1票) |
168. ラスト・リベンジ
《ネタバレ》 シュールな作品だった。CIAでの経歴の中での自分の心の傷に決着をつけたいという設定は理解できるのだけど、それに認知症を絡ませるシュールさ。やっぱり決着はフワッとしたオチになってるし。ぼくはニコラスケイジは作品を選ばないという先入観が持ってて観賞前懸念はあったけどその懸念が図らずも当たった感じ。それと大好きなニコラスケイジも老いの域のキャラクターのカテゴリーに入れられてきてるのかなあと寂しさも感じた。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2016-01-13 10:36:32) |
169. ビッグ・アイズ
《ネタバレ》 ティムバートンらしいファンタジーぽさに加えた鮮やかな色彩の画とブラックユーモアもあって、らしい作品だなあと興味深くみれた。エイミーアダムスもやはりの素晴らしい表現だったけど、ウォルター役のクリストフヴァルツも調子のいい男っぷりの描き方も見事だった。実社会だとあんな奴いるんだよね。軽蔑されてはいるがそれでも結構儲ける人。胡散臭い人って万国共通。どうしても直近の佐村河内事件を連想せずにはいられなかった。事実内容よりマーガレットが支配されていく過程が興味深い。現代のDV夫とかが精神支配していくモノ関連として。実話とふってあったけど、ほんまかいなというビックリ事案もあったなあ。画家と言い張っているのに全く描かずに乗り切れるのか、裁判で一人二役とか、この裁判で誰もがこうであって欲しいと考える決着「ほれ、書いてみなはれ」が実際あったこととか。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-11 17:08:47) |
170. ブラック・スネーク・モーン
《ネタバレ》 不純な動機で見始めたんだけど、心に響くタイプの良作だった。サミュエルの演技はさすがだし、そしてクリスティーナリッチの演技は賞取りもんに匹敵するくらいに思える素晴らしさ。レイの心の中の闇の表現が見事なものだったし、それを克服した瞬間の切ない歌声はやっぱり健気な感じがして心動かされた。ラザラス、牧師、ミスローズがちょっといい人過ぎる設定が逆にストーリに入り込むのにハードルになってしまうくらい。鎖のくだりは、人にみつかったら虐待だとしてラザラスだだじゃすまないなとは思ったけど。エロチシズムとまた同時にラストへの伏線でもあるんで、名シーンではある。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-12-30 20:16:49) |
171. キャリー(1976)
《ネタバレ》 初見。ああ、傑作だなあ。ストーリーというより、なによりキャリー役のシシーの表現演技となんといってもデパルマの演出の凄さ。冒頭のエッチなシーンで度肝抜かれてそのあと延々と続くヌルイシーンがクライマックスを際立たせる。エロ目線の画も抜群だしね。善意のかたまりで大好きな先生もよかれと思っているのが大裏目になってるしあっさりやられちゃってるし、一番の大元の腐れ女は生き残って食らわされてるし。面白いなあ。キリスト教に対するメタファーも面白かった。初見だったけど、中谷美紀は間違いなくこのシシーの表現は勉強してたなというのは良く判る。 [DVD(字幕)] 8点(2015-12-20 12:20:28) |
172. タワーリング・インフェルノ
面白かったあ。ハラハラして力入ったし。尺の割りに長さも感じさせない緊張感もあった。古くささがかえってこの現代でみると臨場感を与えてるって感じ。ポールニューマンスティーブマックウィンのヒーローぶりは実にカッコいいし、脇の人間模様も典型的ではあるものの良かった。日本でもタワーマンションが普通の光景になっているんでなんかお手軽な感情移入しちゃったなあ。9点つけます。でもボクはポセイドンには8点という評価が矛盾逆転しているのに大いに自己反省してる。 [ブルーレイ(吹替)] 9点(2015-12-19 18:29:32)(良:1票) |
173. ブラック・スワン
《ネタバレ》 力作だなあ。心を解き放つことが苦手な人が、自分の目の前に存在する障害に真っ向から対峙してダークサイドに解放される。ただ、自分の内面なのかとリアルなのかが今はどっちなんだということでボク的には戸惑ってしまう演出でもあった。サイコ的なのは逆にもったいないくらいだった。ラストの15分は圧巻だったなあ。ミラクニスも良かったし、何よりもナタリーポートマンの演技はとんでもない素晴らしさ。普通の戸惑う女性の表現も素晴らしかったし、完璧な白鳥バレーダンサー、ブラックスワンもビンビンに伝わった。賞獲りは当然!ここ何年かでも抜群の出来ではないかな。 [DVD(字幕)] 8点(2015-12-14 18:06:06) |
174. シグナル
えぇ~~。最後のネタばらしに期待してずっと我慢してたのに、これではつらいよ。結末として。長々と、?を引っ張る演出だったのはまだ我慢できるにしろ、楽しみにしてた最終解釈は観客に投げ放しという感じで、こっちには「そうだったのか!」感が全くゼロ。男性主人公たちの思慮の浅い行動には疑問符がつきイライラし続けるし、女の子はあっさり状況受け入れていて切迫感ないし。途中でCUBEぽいサイコホラーぽい感じに。いっそそれで押し切った方が良かったかも。ローレンスフィッシュバーンはSF向きだなあと思ったのと、女優オリヴィアクックがとても可愛らしくて今後期待できそうな印象が残りました。 [DVD(字幕)] 3点(2015-12-11 13:38:51) |
175. アルゴ
ものすごい緊張感があった。見事な演出。実話に基づいてなので、ハッピーエンドは判っていたにしても。少し盛ってあるとこもあるんじゃないのとは思ったけど、この際言いっこなし。でも見事なミッションだよなあ。機会あったらもう一度じっくりと見たい作品。どっちかいうとエンターテイメントというよりドキュメンタリーで評価できる。 [DVD(字幕)] 9点(2015-12-08 17:18:08) |
176. パシフィック・リム
もう涙がでちゃう。感激で。日本の怪獣映画がハリウッドによって昇華された!陳腐な感じではなくて、正真正銘の傑作B級として。もちろん褒め言葉。イェーガーや怪獣の意匠も日本へのリスペクトが感じられて嬉しい。子供の頃、いや今でもあんな風なロボットの操縦法はぼくはいつもイメージしていたし、きっと他も人も多いはず。嬉しいんだよね。ストーリー仕立ては斬新ではなくよくある平凡な王道路線だけども、そんなのはどうでもいい、なんか夢が実現してるみたいでほんとこの映画見てよかった。映画館でみるべきだったなあ。菊池さんは少し物足りないとこもあったけど、芦田愛菜ちゃんはそれを取り返してくれた。日本の天才子役として。ハリウッドの日本怪獣映画のリスペクトびんびんに感じられたんで高評価の上に1点加点。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-12-05 14:46:32) |
177. ジュピター
《ネタバレ》 映像はもうあまりに素晴らしいし、人間が資源だという設定も良し。でも、他はなんか見たことあるような設定、キャラクター。オリジナリティにも乏しいし、ジュピターの行動ががあまりに痛過ぎてイライラしぱなし。あまりに簡単に状況を受け入れたり騙されたり葛藤感も表現されてないし。人間もどきに人間が資源だと言われてもなあ。映像や設定で俺たちってオタクだろぽさをアピールと力んでいるのは解るんだけど、でも製作者の考えるオタク的なモノを表層をなぞっているだけで、俺の世界観を見れくれ!というディープな気概を感じないんだよね。ドモホルンリンクルぽいのを作るには、あまりに大規模過ぎて、しかも未来感のない旧世代風の工場の絵も製作者の独りよがりを感じてしまいました。世界観や脚本は全く評価できません。本作品はぼくは好みではありませんでした。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-11-30 17:19:19) |
178. トレマーズ
《ネタバレ》 B級テイストがプンプン。なんか観たことある作品風も。ケビンベーコンが必死なのが可笑しい。地面はまずいけど岩ならいいとかなどの基本設定というかルールが面白いね。その縛りの中でどう逃げ切れるかみたいな。 [DVD(字幕)] 6点(2015-11-28 14:13:03) |
179. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 賞が多くて選んだけど最初見始めた時は眠くなったけど、どんどん引き込まれた。エネルギッシュなんだよね。ぐいぐい押してくるっていうか。イタい人たちの集まりなんだけど、ぼくもイタい方なんで感情移入した。こんなハッピーな結末は十分予測できたんだけどジェニファーローレンスの演技が良くって心暖かくなった。どことなくリトルミスサンシャインのテイスト思い出した。元気になりたい時にみるといい作品。 [DVD(字幕)] 7点(2015-11-27 19:08:40) |
180. ジャッジ 裁かれる判事
《ネタバレ》 ロバート・ダウニー・Jr主役となると、お手軽テイストなのかなという先入観で思ったけど、結構重厚感。法廷モノとしてもドキドキ感緊張感が保たれてるし、妻に先立たれた老親の問題にも直視。病も抱えた頑固な父親をロバートデュバルが見事に表現した。彼の演技で作品に重みが加わった。ロバート・ダウニー・Jrがどうみてもアイアンマンのトニースタークに見えてしまうのが逆に難点。はまり役とも言えるのだろうけど。ハンクのその後も見たかったなあ。これも余韻ともいえるが。演者陣、全員が全員見事な表現でした。良作! [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-11-27 15:34:01) |