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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4683
性別 男性
年齢 41歳

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1781.  CARGO カーゴ 《ネタバレ》 
スイス製SF映画。ハリウッドのSFなんかと比べると、とても地味で緩やか~な作品ではありますが、逆に言えばそういう緩いタイプのB級SFが好きな人には相性がいいと思います。宇宙船外観のCGは若干見劣りするものの、宇宙船の内装はとてもよく出来てますよ。H・R・ギーガーが賞賛したとかパッケージに書いてありましたけど、その気持ちもよくわかるぐらい、この陰湿で淀んだ雰囲気はなかなかのもの。ストーリーは、推理サスペンスをベースにいろんなSF映画の要素をくっつけているというのかな。低温休眠とか、仮想現実といったシステムが登場してくる。製作陣はたぶん、大のSF好きで、色々な作品に影響を受けたんじゃないかしらね。ハリウッドものだけじゃなく、日本語や漢字や「ヨシダ」という名前の人が出てくるあたり、日本のアニメからも影響を受けてるんだと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2012-04-08 14:34:52)
1782.  南極料理人 《ネタバレ》 
なかなか面白かったですね~。終始、ゆる~い笑いをかましてくれて、それが個人的にはツボでした。この映画だけ観たら、越冬隊の人たちは税金で食って遊んでるだけの人に思われそうですね(笑)。彼らの仕事人としての描写はほとんどなく、仕事以外の余暇や食事、生活といったものに焦点当てられている。変に仕事人としての顔を入れるよりも、こういう思いきった構成で結果としては良かったんじゃないかと思います。エビフライの合唱とか、ステーキ肉の火遊びとか見てると、越冬隊の面々がだんだんと子供に見えてきます(笑)。そんで、主人公の西村くんはお母さんに見えてくる。お母さんと7人の子供達による漫談劇みたいな感じ。そして、西村くんが作る料理の旨そうな事旨そうな事。タイチョーの「西村クン、僕の体はラーメンで出来ているんだ」には爆笑しちゃいました。見終わってから僕がまずやったのは、家でインスタントラーメンを作って食べる事でした(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-08 01:14:28)
1783.  火を噴く惑星 《ネタバレ》 
1962年製作、旧ソ連によるSF作品。やっぱりこう、全体的な雰囲気やデザインなどが、米国とは違いますよね。共産圏らしい色といいますか、独特なものがあって。金星に着陸すると、そこには海があり、いろんな生物がいて、という内容ですが、1962年当時は、これでも不思議じゃなかったんですよ。金星というのは、分厚い雲に覆われていてこちらから地表は見れないので、昔の人は金星の雲の下には太古の恐竜世界みたいなのがあるとか、金星人の都市があるんだとか普通に考えていたわけです。1970年のベネラ7号で、初めて金星の地表に着陸し、金星が生命の存在しない不毛な地であることが明らかになったわけで、本作は今ではもう作られることのない、いわばこの時代だからこそ製作しえた、古典としての価値があると言えます。台詞も全体として、情緒的なものがほとんどなく、ロジカルな会話に終始している。最初だって、「我々が描いたこの世界は現実とは違うかもしれないが~」という堅苦しいテロップが入るし、とっても生真面目ですよね。岩から出てきた顔と、ラストの金星人のシルエットと言い、なかなかのロマンです。ソビエトは、NASAを超える数の金星探査を行っていたけれど、彼らを突き動かしていた精神の一端みたいなものが見て取れたような気がします。
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-08 00:55:58)
1784.  くもりときどきミートボール 《ネタバレ》 
空から、たくさんの食べ物が降ってきたら、、、街が一面にお菓子で埋め尽くされたら、という子供が一度は考えそうな願望をそのままアニメで表現し、なおかつそれなりのテーマ性を兼ね備えた作品となっています。肥満体国アメリカらしい、食い過ぎ文化への警鐘と見て取れるし、あるいはもっと包括的な、欲望のエスカレートに対する皮肉とか、環境破壊の問題とか、そういうものにまで思いをはせることの出来そうな内容です。ただ、ストーリー構成それ自体はもの凄く月並みです。映像的にはそうだなぁ、巨大な食べ物が雪崩のように街を襲い、そこから逃げて海へ出る一連のシーンがなかなかのものでした。個人的には、お猿の大好物だったくまさんグミ(ハリボー)が僕自身も大好物なので、ハリボーのカメオ出演には思わずニンマリとしてしまった。
[DVD(吹替)] 5点(2012-04-07 03:08:47)
1785.  悪夢探偵 《ネタバレ》 
「ああああ、、いやだぁ。うぁぁ、やだぁぁ」本当にそんな気持ちになりました(笑)。hitomiさんの大根ぶりとか、終盤のシュールっぷりとかよりも、なにより音響が凄く不満です。登場人物がみんなボソボソとした喋り方で、もの凄く聞き取りにくいんですよ。それでいて効果音とかはやたら音が大きいから、テレビのリモコンを上げたり下げたりしながら観る羽目になってしまいました。もうちょっとなんとかならなかったのでしょうか、、、。
[DVD(邦画)] 3点(2012-04-06 03:13:40)
1786.  ホステル2 《ネタバレ》 
前作は、良くも悪くも意外性があってそれが作品の持ち味となっていましたが、本作は殺戮を行う側の視点も織り交ぜられており、しかもその立場は「金があるかないか」で入れ替わっちゃうというオチ。現代に対する皮肉を込めているのでしょうか。復讐心に燃える主人公の女性が、キャラが180度変わって恐ろしかったです。ただ、さらわれて監禁されて復讐する、ただそれだけなので内容的には薄いです。血のシャワーとか、局部切断とか、頭部サッカーとか、ある意味ブラックユーモアな殺戮シーンが印象深い。
[DVD(字幕)] 5点(2012-04-05 23:14:38)
1787.  ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 
キーファーの演技が、驚き方や泣き方、おばあちゃんを連れ去る時に銃で脅す強引さなど、「24」のジャック・バウアーそのままで、まるでジャックが超常現象に巻き込まれたかのようでファンとしては面白かったです(笑)。廃墟となったメイフラワー・デパートの雰囲気や、聖病院の陰湿な雰囲気など、セットがなかなか凝っていると思うし、妹さんの死に際の恐ろしい表情や、終盤の悪魔?のおぞましい顔などメイクも頑張ってて映像はかなり頑張っています。ストーリーはそれほど目新しさはなく、よくあるパターンだとは思うのですが、ラストの悲しい終わり方は「鏡」という設定を活かした独創性のあるもので良かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-04-05 17:28:31)(良:1票)
1788.  ベロニカは死ぬことにした(2009) 《ネタバレ》 
なにもかも揃って順調な生活を送っている主人公が自殺を選び、 病院で余命7日と宣告されそこから一人の男性を愛し生に目覚めると言う内容。 人間ていうのは無い物ねだりと言いましょうか、わがままな生き物ですからね。普段満たされて当たり前になっちゃうと、そこから喜びを感じられず、制限され限られた状況になると一つ一つの喜びに気づきだす。 それを端的に描き切ると言うお話で、それ自体共感出来る。 相当地味で一般受けはしそうにないが、佳作の部類かなと個人的には思う。
[DVD(字幕)] 5点(2012-04-05 02:27:02)
1789.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
ブルーレイソフトが当たったので、およそ10年ぶりぐらいに見返してみましたが、やはり素晴らしい作品でしたね。なんというか、映像に全くぬかりがないんですよね。デヴィッド・フィンチャーはほんと凄いやって、心の底から思いましたよ。最初の、脳内シナプスのオープニングから始まって、全編に渡るナレーションとか、フィルムの「煙草の焦げ跡」のやつとか、強烈なバイオレンスシーンとか、映像的にも、シナリオ的にも、構成においても、全てがまさに革命的だなと感じました。公開されてからだいぶ年月経ちましたけど、未だこれ以上に虚無主義な映画に出会っていません。もちろん、大好きだという人もいれば、大嫌いな人もいるわけで、もの凄く人を選ぶ作品ではあるわけだけど、そういう好き嫌い抜きにしても、この映画の突き抜けた力と冒険心は、色あせる事なく、むしろ名作として輝きを増しているように思います。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-04-04 22:01:51)(良:1票)
1790.  HAZE ヘイズ 《ネタバレ》 
わずか50分くらいしかない映画で、起承転結のうちの起だけで終わったみたいな感じでしたね(笑)。わけのわからないコンクリート空間に閉じ込められ、あちこちケガしながら這いずり回り、一人の女性と出会う。そしてバラバラ死体が浮かぶ水中を進みながら、、、と、その不条理感やブラックユーモアは凄く好きなんですけど、それだけなんですよね。意味不明なラストで締めくくられちゃって、「へ?なんじゃそりゃ?」という感じ。塚本さんの作品はだいたいみんなそんな締め方だけど、この作品は尺が短いせいか特にそういう印象でした。
[DVD(邦画)] 4点(2012-04-04 21:47:32)
1791.  テトロ 過去を殺した男 《ネタバレ》 
「ゴッド・ファーザー」の原点だとか宣伝されてるけど、 ああいうタイプと違い、こちらは小粒な印象。 確かに、一つの家族の葛藤の話という点では似てるかもしれないけど、 なによりもヴィジュアルが違う。 デジタル撮影らしいけど、そのせいか画が鮮明過ぎて レトロな雰囲気が出てこないのよね。 劇のCGもあまりいい出来とは言いがたいし。 でもストーリーは嫌いじゃない。 ヴィンセント・ギャロ、アルデン・エーレンライク、この二人は本当に良い演技してると思う。 衝撃の告白も、確かに衝撃的ではあるのだけど、でもずっと「この二人、兄弟にしては兄ちゃん老け過ぎやろ、、、」て思いながら鑑賞してたんですよ(笑)。 だから、告白を聞かさせて、驚くと同時に「あ、やっぱりそうだったのかぁ」って。
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-04 14:59:48)
1792.  御用金 《ネタバレ》 
常に瞳孔開きっぱなしみたいな力のこもった仲代達矢と、いつも涼しげな顔の丹波哲郎が印象的。それに加え、男勝りキャラのおりは、既婚女性なので、眉毛全剃り&お歯黒のホラー顔を魅せてくれるしのなど、脇を彩る女性陣もこれまた印象深い。ストーリー自体は取り立てて面白いわけでもないが、チャンバラシーンが気合入ってて、静と動の使い分けや血しぶきなど見応えがある。終盤は雪の中での殺陣。「寒くて指が開かねえんだ」みたいな台詞がありましたけど、本当に見るからに寒そうで、役者さん達の頑張りが見て取れる。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-04-04 02:39:04)
1793.  天国の門 《ネタバレ》 
映像的には本当に凄い、力作だなとつくづく感じます。最初の卒業式の壮麗さもそうだし、家の窓とか、隙間から溢れる光の筋や室内の明かりなんかがとても美しい。ところどころ絵画を思わせるような優美なショットもあり、とても魅せられます。ただね、やっぱり長過ぎるんですよ。一つ一つのシーンがもうやたらと長い。気持ちはわかるんですが、さすがにダレてしまう。移民を守ろうとするエイブラルの気持ちには心揺さぶられるものがあるんですが、三角関係の恋愛模様に関してはどうも感情移入しにくい。それも相まって中盤が余計かったるく感じてしまう。ドンパチシーンはやたら激しく、それ自体も一つの見せ場なのかもしれないが、それよりも闘いが終わった後のやるせない光景、ギターで演奏される美しく青きドナウが流れるシーンがとても印象的。そんなわけで、個人的にはすごくいいなと思う部分とダメだなぁと思う部分が混在しているような作品で、当時は批評的にも興行的にも散々だったそうだが、そこまで酷くはないんじゃないのというのが正直な感想。あまりに凝り過ぎて制作費が膨れ上がり、ビジネスの観点がまるきりなかったのが原因じゃないかと。その代わり、画的には凄く芸術的なのだけど。
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-04 00:29:27)
1794.  幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 
なかなか面白かったですねぇ。似た様な作品に「プレステージ」がありますけど、あちらよりもストーリーがわかりやすくて楽しめます。奇術を披露するシーンはどれもCGで、その点に賛否両論あるみたいですが、あくまでもファンタジー映画ですからね。この主人公が15年間行方知れずで、その間にどういう経緯があったのかは謎になっているので、彼の存在として奇術師かそれとも超能力者なのか、そのどちらとも言えないような感覚がなかなか良いんですよ。オチに関しては、正直に言うとソフィが刺され、馬に横たわって出てくるシーンで、「あ、これは殺されたことを演じて脱出する計画なんだな」って察しがついたんですけど、その後に「犯人が捕まった。だがアイゼンハイムは納得しなかった」みたいに、警部のナレーションが入ってくるわけですよ。だから、そういうどんでん返しではなかったのかぁと思いながら最後まで観るとやっぱりそのどんでん返しなわけです。警部のナレーションは、逮捕直後の語り口だったということなんですね。個人的には落ちそのものよりも、アイゼンハイムを捕まえようとした手がするっと体を通り抜ける、あの鮮やかさが良かったですね。さすがにそれは予想出来なかった。ソフィが死んだように見せかけられたところは少しできすぎの気もするけど、まぁ、、娯楽作品として本当に楽しめるし、よく出来ているので人にはお勧めしやすいです。
[DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 18:33:23)(良:1票)
1795.  乱気流/グランドコントロール 《ネタバレ》 
紹介には「航空パニックアクション大作! 」なんて書いてありますけど、少なくともそういうハリウッド的な娯楽作品ではありません。不手際でショートして無線が使えなくなったり、飛行機が機能不全になったりするシーンも、普通の娯楽作なら音楽をジャンジャン流してサスペンスフルにやるところですが、本作はそういうことには全然興味がなく、航空管たちのリアルな仕事ぶりをそのまま描き切ることに終始しています。つまりは、彼らの仕事の重圧さとか、苦悩する気持ちとかそういうものに焦点が当てられているので、パニックアクションだと思って観ると確実に面食らうことでしょう。前半は、主人公のトラウマやら葛藤がメインなのでちょっとかったるいのですが、後半からはそれなりに面白くなります。専門用語が飛び交う管制塔。観客としてはわかりやすさに欠けるきらいもありますが、作りは硬派なので一応5点ということで。
[DVD(字幕)] 5点(2012-04-03 01:11:45)
1796.  蝿の王 《ネタバレ》 
原作はまだ読んだ事ありませんが、尺が90分しかなく、ちょっと駆け足すぎるのではないかな、という雰囲気が見て取れます。最初にヘリがやってくるシーンも、爆発して突然ブツ切れで一体なんなのっていう風に思ったし、サイモンが殺されるシーンも、野生派たちの恐怖心が原因とはいえさすがにあれを怪物と間違えるってどうなのよ、ていう気もするし。尺を倍の長さにして、もっと丹念にきっちり描けば、さらにぐんと良くなったのではないかと思います。映像的にはかなり頑張っているわけですし。豚の頭を切り取るシーンも、本物の豚さんを使っているし、ピギーやサイモンが殺される画もけっこう生々しい。そういう本気度が伝わってきて、他に類を見ない、かなり特異な作品だなと感じたので多少点数は甘めです。文明から外れ、世間帯も常識も法律もなくなると、眠っていた本能が目を覚ましてしまう。その恐ろしさみたいなものを描いているんだと思うけど、個人的にはそういう個人の本能うんぬんよりも、「集団の怖さ」を強く感じた次第です。野生派のリーダーも、ああやって暴走するのはたくさんの仲間を従える事が出来たからですよ。そして行動を共にする彼らも、単に肉が食べたいからとか、逆らうと怖そうだからとか、あっちのほうが面白そうだからとか、そんな感じで野生派になっていくわけでしょう。そんで野生派が多数になると、少数派になった文明支持派をうわ~って突撃して、せせら笑って攻撃する。その「集団の怖さ」がなにより恐ろしい。人間というのは社会的な生き物で、それ故に人間らしさ、繋がりや絆、友情、思いやりというものを生み出してこれたんだけど、そういう「組織」というものは、当然ながら負の側面もあるわけですよ。それが端的に描かれたのが、あの野生派だと思うんです。ラストで兵士と遭遇した少年たちの唖然とした表情が印象的。
[DVD(字幕)] 7点(2012-04-02 22:51:39)
1797.  わんわん物語(1955) 《ネタバレ》 
それまでの作品は元となる童話があったのですが、本作では初めてオリジナルに挑戦したそうな。ディズニーファンの中でもこの作品が一番のお気に入りだと言う人は多く、実際に鑑賞してみてファンが多いのも頷けました。なんといっても、主役のレディが可愛いのなんのって。おめめぱっちりでまつげが長く、その愛くるしい動きといったらない。犬たちのお話ではありますが、内容的には人間のラブストーリーそのもので、お互いに住む世界が違う者同士が、その壁を乗り越えて結ばれるというストーリー構成。特典映像を見ると、犬の動きというものをよく観察して、アニメーターたちが忠実に再現しようとしているのが伺える。その犬らしい動きと、人間的な要素とのミックスがすごく巧いんですよね。表情と動作で、これでもかというぐらい感情を訴える。一番お気に入りのシーンは、やっぱりスパゲティを食べあって、一本の麺を食べあったら思いもよらずキスしちゃうところかな。あそこで愛が芽生えるんですよね。その後、亀裂が走っちゃうけど、そのシーンのレディのツンデレっぷりがいかにも箱入り娘という感じで微笑ましい(笑)。ディズニー古典の素晴らしい名作だと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-04-01 15:38:42)
1798.  霊視(1999) 《ネタバレ》 
キーファー・サザーランド目当てで観てみました。ホラーの要素はほとんどなく、トーリー的には古典的な推理もの。男の犯人はなんとなく察しがついたけど、女の犯人は予想出来ませんでした。なんというか、推理サスペンスとしても、オカルトものとしても、今ひとつ踏み込めていないという感じがします。霊視の力が宿るシーンは単に穴に落ちるだけでぱっとしないし、終盤、男に地下室へ追いやられるシーンでは、壁を崩すとなにか白い煙が吹き出して助かるシーンもいまいちよくわからない。霊視とかナシでバリバリの推理サスペンスにするか、霊視を出すならもっとオカルトチックな展開や映像にするほうが良かったのではと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-31 20:05:31)
1799.  悪魔の植物人間 《ネタバレ》 
ごく一部でカルト的な人気があるそうですが、確かにカルト光線をおもいっきり放ってる作品でしたね。DVDで観たのですが、びっくりするぐらい画質が悪い(笑)。そしてなんといっても、植物人間のチープさ、手作り感がハンパない。ストーリーもほとんどあってないような感じだし、、、。本筋よりも、途中のクリーチャーショーが面白く、印象深い。目玉飛び出しおじさんは、テレビの衝撃映像とかで何回か見かけたような気がする(笑)。
[DVD(字幕)] 3点(2012-03-31 13:23:17)
1800.  レストストップ デッドアヘッド 《ネタバレ》 
たぶん、狙いとしては不条理な世界をシュールに描こうとした、いわばデヴィッド・リンチ的なものを作りたかったんじゃないかと思う。ところが実際には、とっちらかったまとまりのないB級アホホラームービーになってしまっている。意味不明なカルト一家、幽霊となって出てきた?過去の被害者、あまりにも馬鹿すぎる警官と、つっこみどころ満載である。グロシーンはそれなりに痛感に訴える力を備えてはいたものの、全くといっていいほど怖さはなく、全てにおいて中途半端感が残る。特典映像には、なんと別エンディングが3つと、カルト一家のへんてこムービーまで収録されている。この映画の製作陣、一体なにを考えているのやら、、、と、映画それ自体よりも作る人たちのほうに思いをはせてしまうなんとも不思議な作品です(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-31 03:56:30)
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