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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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1801.  悪いことしましョ!(2000)
魂を売るかどうかは別にして、七つのお願いを聞いてもらえるならどうするか?は、妄想野郎の永遠のテーマだね。自分なら、もっともっとよ~く考えてお願いするぞ!
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-21 06:28:19)
1802.  シューテム・アップ
B級映画の見本。難しいことを言わないのなら、ここまでやるのが映画でしょう! やや肌が疲れ気味のモニカ姉さんの色っぽさもB級テイストに良くマッチしてますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-15 04:26:24)
1803.  奈緒子 《ネタバレ》 
こりゃ、酷くないか? 過去に競技で走っていた経験がある身にとっては、舐めているとしか思えん内容だ。 事故で死んだ親父のことで、幼少の頃は奈緒子を責めた勇介君も「誰も恨んでいない」って言ってるのに、なんでマネージャーをやりに行ったのかが分からない。いや、鶴瓶監督が呼んだんだけど、呼ぶ理由も、行きたいという理由も分からない。下手すりゃお互いに不幸になる。最後は奈緒子の応援で雄介君は速く走ったようだけど、彼女じゃないといけない必然はどこにあったのか…? やっぱり分からない。 周りの奴らが勇介を妬むのもステレオタイプ。陸上競技なんて基本的に個人競技なので、チームメイトに速い奴がいるたびに妬んでたんじゃやってられませんよ。 それが本番になると一転して、一区走者からほぼ全員が、雄介・雄介・雄介と他人を頼る。君たちは何のために練習したんだと聞きたくなった。 もうひとつ。ゴールした後に寝転びすぎ。箱根駅伝の中継を見ていると、走り終えたランナーは倒れて同僚に介抱されることを義務付けられているように見えるが、そんなルールはない。もの凄く見苦しい。これを観たこれからのランナーがあれをカッコイイなんて思わないことを願う。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2009-04-15 03:14:23)
1804.  茶の味 《ネタバレ》 
あの爺さん以外はだいたい普通の人たちで、その日常が描かれている。ちょっと変な感じがするのはCGの効果もあるけど、カメラの視線が覗き見に近いからで、「日常」という言葉で収まるボーダーライン。そのボーダー上をうろうろしながら、面白おかしく暮らしを描写する。狙いは分かります。エッセイになるようなエピソードのさらに一歩手前にある、何でもない暮らしのシーンを切り取って、その何でもない暮らしにも確かに「味」~まさしく茶の味みたいなもの~は存在する、ということだ。人生とは、そんな起伏の積み重ねという見方も確かにある。逆上がりが出来た瞬間などは特上の宇治茶みないなもので、ひまわりの花マルが宇宙空間まで咲き誇る。ちょっと毒のある表現もあったので、これを観て人生って素晴らしい、とは思わなかったけど楽しく観ました。 はじめ君が家まで自転車で全力疾走して、自室でシャドーボクシングするシーンのウキウキ感とか好きです。それと手塚理美が良かった。「ふぞろい…」時代からファンなんだが、がんばり過ぎのハリネズミみたいな役が多く痛々しかったけど、この映画ではマイルドでいい表情してました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-04-14 13:09:24)
1805.  ゴジラ2000 ミレニアム 《ネタバレ》 
新シリーズのゴジラ。とっても面白かった。まず、デザインが変わった。少しハリウッドゴジラを意識した感はあるが、平成シリーズの胴&首が長いゴジラをカッコイイと思ってなかった自分には良い方向性だった。設定は行政にゴジラ対策係(阿部寛)を置いて自衛隊を指揮させるというもので、これは無理なく受け入れられる。大きな変化として、ゴジラは核燃料を欲していないこと。純粋にエネルギーを求めているが核である必要はないようだ。ゴジラの出生も核実験の産物というものでは無くなったようだ。不死身で不死(?)の特異な生命体として、研究される対象になっている。これは現実世界で核兵器が意識されるレベルの変化に比例した結果であろう。ストーリーは好き嫌いが分かれるところだけど、途中から謎の飛行物体に焦点が当たっても、自分はずーっと好奇心を持ち続けた。結局、岩が剥がれてUFOが姿を現したが、それまでは岩の一角がぎょろっと目を開けるのではと、びくびくして観ていた。UFOも不必要な破壊をしなかったおかげで、その目的がハッキリするまでは謎の存在として引っ張ってくれた。ゴジラと最後に闘った異星人(?)はあまり知性を感じなかったけど、そこは怪獣映画だもんね。熱線の飛び道具をロングショットでに収めることが多かった平成シリーズに較べて、肉弾戦や噛み付き技が復活し、アングルも凝っていたと思います。最後にキャスト。まず、不機嫌さをぶちまける西田尚美の小うるさい感じが良かった。これまでのゴジラ映画には無かったキャラです。阿部寛の怪演は許容範囲。戦車に乗っていた西村雅彦が妙な存在感を撒き散らしてました。村田雄浩が主人公っぽくない、という指摘には頷かざるを得ないですね。総体として、このゴジラは昭和や平成のシリーズに対して新しい世界観をきっちり作っていたと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-12 22:22:35)
1806.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
あの原田知世の、かなり個性的な映画をアニメにすると聞いたときは、どんなものになるのか恐ろしかった。でも、タイトルは同じですが、ストーリーもテーマも全く違う作品です。こちらの方が良い作品に仕上がってると思います。 まずなにより、ロボットが出なくても、爆発シーンがなくても、ここまで見応えのあるアニメが作られたことに感心します。絵的な見どころは真琴の表情の豊かさでしょう。アニメならではの誇張とデフォルメを存分に使って、飽きない主人公を作り出しています。アニメとしてはギネスブック級に特筆してあげたい感情表現です。 次に、原田知世版はタイムリープによって喪失する映画でしたが、こちらは獲得する映画になっています。あの軽薄で安直なタイムリープの繰り返し。誰もが勿体ないと思う。でも、その行動の結果として真琴は「私は馬鹿だ」と号泣の反省をします。そして「待ち合わせに遅刻してきた人を走って迎えに行く」という直情行動型の性格に、他者の想いを思案する精神的な成長が加わりました。若さの特権とは、失敗から学ぶのであれば、大目に見てもらえる余地があることです。この映画のストーリーはその理屈のまんまです。そのシンプルで潔い流れがあの格別の爽やかさを生んでいるのだと思います。 最後に「未来で待ってる」の解釈。未来へ戻った千昭は未来時間で歳を重ねます。その千昭が例えば10年後に、真琴時間の10年後を目指してタイムリープすれば、二人の時間は再び重なります。それも「未来で待ってる」と言えますよね…。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2009-04-10 08:31:55)(良:4票)
1807.  ブルース・リー/死亡遊戯
ブルース・リーが生前に撮影を終えていたアクションシーンを公開したかったという言い訳は聞いてあげるけど、もう少し違う見せ方があったんじゃないか…。自分は彼のアクションに対する冒涜と受け取る。
[地上波(吹替)] 0点(2009-04-07 04:14:04)
1808.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》 
自分に関係のある未来を2分だけ見通せると言いながら、もっと先まで見えてたよね? それと、未来が見通せたからといって銃弾を避けられるものなのか? テロリストもFBIも何故にそんなに彼に固執するの? ニコラス・ケイジのぐっと抑えた演技が渋かったけど、それ以外はたくさん?が浮かぶ映画でした。娯楽作品としてなら、あの終わり方は問題ありでしょう。というか、ああいう終わり方をするほど、内容が深かったようには思えない。無理に文芸調にまとめようとして思いっきりコケやがった、って感じです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-04-07 01:55:58)
1809.  モーテル
短めのクライムサスペンスだけど、やや尻切れ気味に終わる。ある意味、当たり前に終わる。無理矢理にどんでん返しを設定するようなサービス精神は無く、むしろそんな映画が多い状況に対する警鐘なのではあるまいか。ただ、リアルさを標榜するなら、最後に旦那と復縁するのはいただけない。この映画のケイト・ベッキンセールはちょっと疲れ気味の普通のお姉さんに見えました。まぁそんな役柄なのですが、ファンとしてちょっと残念。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-04-07 01:38:54)
1810.  さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 《ネタバレ》 
前作にとてつもない感銘を受けたがために、とてつもない落胆も味あわせてくれました。細かい突っ込みどころは多々あるが、最も大きな失敗は、旅の目的と結果が宙ぶらりんってことだ。前作は、鉄郎の成長とストーリーの本流とテーマが見事に絡み合い、エンディングには大きな感動と余韻が生まれた。ところが、今作で鉄郎は何をしたのか? 結果から言うと何もしていない。ちょっとスリルのある観光ですな。敵の本拠地を破壊したのは鉄郎でもハーロックでもない。ストーリーと何の関係もなく右の方(笑)から突然現れるサイレンの魔女(なに、それ?)だったりする。鉄郎が999に乗らなくても、機械化人の本拠地は破壊されたのだ。メーテルや車掌さんの素性が少し明らかになったりしたけど、これもストーリーの本筋ではない。親父との一騎打ちにしても、鉄郎にとってはただ敵を倒しただけである。殺し合いは上手になったかもしれないけど、そんなものはこの映画が目指すものじゃない。繰り返すがこの映画で鉄郎は何もしていない。無理に成長したような見せ方をされても困る。 前作で行き着いたテーマを、視点を変えて最後にハーロックが台詞にします。それは説得力があってオイシイところを独り占めしてました。
[映画館(邦画)] 3点(2009-04-06 17:56:14)(良:1票)
1811.  団塊ボーイズ
日常に疲れた中年野郎どもは、たまには旅に出るべきという、まぁ当たり前のメッセージだけでした。こういう「ゆるい」あるいは「ぬるい」笑いは苦手です。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2009-04-03 02:05:19)
1812.  ジェシー・ジェームズの暗殺 《ネタバレ》 
偶像と直接接触することによって幻滅を味わったとき、人はいかに対処するか? 類型するなら①対象がそれらしくなかったことをに怒る ②過度の思い入れを修正する ③崇拝の対象を変更する、という具合だと思う。実際には、いきなり幻滅する訳ではなく、じわーっと違和感が侵食してきてから態度を決めることになるのだろう。ボブは偶像のジェシー・ジェームズと現実とのギャップに、比較的早い段階で整理を付けていたようだ。①もあったようだが、すぐ②に移行したように思えた。さらに、一度自分の中の偶像を壊した後に、現実のジェシー・ジェームズと対等の付き合い方を模索し始めた矢先に官憲との板ばさみで暗殺に至ったように見受けた。その本意ではない殺人がダメージとなり、彼は人生を壊してしまった。結局、心の中に相当なスペースを占めていた対象は、そう簡単には消えてくれない。整理が付かないうちに無理に決着を付けた結果が後のボブの人生で、それは悲劇と言えなくもない。映画としてしっかりテーマをもった作品ではあるが、ジェシー・ジェームズという人物の背景が分からないと思いっきり退屈する作りになっている。許せないほど眠かった。この点数は眠気の復讐。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2009-03-31 18:11:18)
1813.  時をかける少女(1983) 《ネタバレ》 
公開当時は大学生。自分の周囲にバカみたいな原田知世ファンが何人かいて、それに引きずられた感は否めないが、ある時期、いつも仲間内でこの映画のことを話題にしていた。赤いカーディガンがカワイイとか、土曜日のぉ~実験室ぅ~とか…。ホント、みんなバカで若かった。そのことを思い出しただけで、簡単に当時の空気までが脳裏に蘇るから、ある意味貴重な映画でもある。でも、この作品の原田知世は確かに輝いていた。もう超新星レベル。完全なアイドル映画で、芝居もまだまだだけど、それが却って初々しい味わいに思えたのは、大林監督の作家性でしょう。同じ時期の松田聖子の映画とか、酷いものね。この映画はタイムリープ能力を持ってしまった少女の不幸というお話だけど、本当に可哀相なのは尾美としのりのゴローちゃんだ。幼なじみとの美しい思い出を未来から来た表情のない男に乗っ取られ、半永久的なナンバー2を宿命付けられてしまった。本人にその自覚がないことも不憫。ちなみに、尾道は今作でもロケ地に使われているが、黒い瓦屋根が印象に残る町並みは尾道から20キロほど西に位置する竹原という町です。尾道のような坂や海は無いけれど、落ち着いた風情のあるところで、国から町並み保存地区の指定を受けています。
[映画館(邦画)] 7点(2009-03-31 05:08:02)(良:3票)
1814.  あしたのジョー2 《ネタバレ》 
そう、この作品は当時同名のTVシリーズが放送されている最中に公開され、前半は再編集、後半はオリジナルという体裁を取った。おそらく、矢吹丈の生死に関して物議を醸していたラストシーンをTVシリーズより先に劇場で見せることにプロモーション的な意味があったのだろう。 そのラストシーンは、ゴロマキ権藤が帽子を取るカットを見て明快な回答がなされたと解釈した記憶があります。 映画自体は再編集の悪い部分がかなり出ていて、原作に親しんだ人ほど残念に思う作りになっています。未見の方には、自分はテレビシリーズの「あしたのジョー2」を強くオススメしたいです。原作に無かったエピソードが追加されたり、理屈が通らなかった部分を当時の時代に合わせて整合し直したりと、本作のエッセンスを損なわずに筋の通った流れに再構築されています。 この物語のテーマはカーロス戦後に丈が紀子と交わした会話に有ります。↓で【コナンが一番】さんが詳述していただいている台詞です。自分も、特に方向性の定まらない焦燥感に駆られた高校生時代などは、白い灰に燃え尽きるジョーの青春に強い憧れを覚えました。打ち込めることがあるか。そして、そこに全霊を注ぎ切れるか、ということです。でも、年齢とともに視点が微妙に変わってきたことも確かです。残された段平や葉子、西や紀子、ドヤ街の子供たちのことを考えると、白い灰になるまで燃え尽きることを手放しに肯定できなくなった自分がいます。矢吹丈は結局、自分本位に生きただけの奴だったのか? 答は出ていません。自分がいい歳のオヤジになっただけかも知れない。ともあれ、ある時期、矢吹丈の生き方が自分のある部分を支えていたのは紛れもない事実です。そして、今の若い世代が、白い灰になるまで何かに打ち込みたいなんて言ったら、私は手放しで応援してあげたい。 点数はこの再編集映画に対しての評価です。原作やTVシリーズが対象なら、迷わず10点を付けます。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-30 19:40:33)(良:1票)
1815.  リアル鬼ごっこ(2008)
原作には迷いなく0点を付けるけど、この映画は3点くらい。馬鹿らしさは変わらないけれど、設定を変えて1時間半くらいは持たせてくれました。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-03-30 19:14:03)
1816.  28週後... 《ネタバレ》 
旦那が奥さんを見捨てる。これは普通の映画の文法ではありえない行動なので期待感が高まる。感染者たちが餓死した後の街で試験的に生活が始まるのだけど、最初の夫婦が引き金になって再び感染が拡がってしまう。旦那の人としての弱さというか、人間らしさ?が事態を引き起こしているので、救いようがない展開という意味で秀逸。でも自分は想定できる事態に対して、何もシミュレーションしていなかったと思える軍隊の管理体制に気を取られて仕方が無かった。発症はしていなくてもウイルスを持っている奥さんの危険性を考えれば、監禁している部屋を見張る人がいなかったことは大変なご都合主義だ。全員殺しちまえ、という選択もシナリオを練る作業の放棄と思える。そしてお話は軍による大量虐殺から逃げ延びた数名のグループに移行して行くんだけど、こいつらの行動も馬鹿っぽくてストレスが溜まる。なぜわざわざ逃げ道が限られる地下に降りて行くんだ。エスカレーターから滑り落ちたら勝手に居なくなるし…。しかもそこで親子の対面! 面白くなりそうな設定がご都合主義に塗りつぶされ、でどうしていいストーリーに変貌してしましまった。前作や「サンシャイン2057」も中盤からのトーンダウンが同じ軌跡を描いているので、もうダニー・ボイルという人の癖としか思えない。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-03-30 19:09:43)(良:1票)
1817.  自虐の詩
悪くない。主演二人の演技に尽きる感じです。自分には縁がない恋愛のカタチですが、確かにどーしようもないと思える野郎にも良くできた綺麗な嫁さんがいることがある。誰かを愛する理由って色々あるのでしょうが、他人には理解できない接点でも特別な強い絆になるってことですね。いや、理解できない繋がりこそ、実は強く結ばれているってことかな。最後の中谷美紀の台詞。「幸せにも不幸にも同等に価値がある。人生は間違いなく意味がある」ですが、後ろ半分は良いとしても、前半部は人生半ばで断言できるものではないし、少なくとも不幸を乗り越えない限り言えない言葉です。簡単に諦めるな、という意味では賛同しますが、普遍性のある言葉ではないですね。さらに、彼女が不幸に意味があると言えるのなら、それはすでに前向きな意思の現れであり、自虐じゃないですね。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-03-28 01:15:07)(良:1票)
1818.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
最近は「お受験」という言葉があまり聞かれなくなった。すでに一般化したということか…。この映画はサスペンスとしては突っ込みどころがいくつかあったけど「お受験」が抱える問題点に迫っていると思う。 生徒と親と講師が合格という目標に向かって邁進する合宿であるが、全員が心をひとつにしているかというと、そうではない。そのことが死体の隠滅工作をめぐる遣り取りから露見し、疑念が子供たちに向いた段階で、彼らの心の内も闇の中に霞む。 この映画は殺人の動機という踏み絵によって、お受験に関わる人たちの混濁した思惑のすれ違いを見せてくれる。問題は、目標が同じでも方法論や執着度合に格差があることだろう。その結果として殺人が起こる。 関係者が同じ気持ちを持って臨まない限り、お受験とはやはり不健全なトライアルという気がしてならない。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-03-27 16:13:58)
1819.  モスラ(1961) 《ネタバレ》 
東宝が生んだ怪獣の中で、ピンで主役を張れるのはゴジラとモスラだけだろう。ラドンもイイ線まで行くけど、存在意義が中途半端なんだな。ゴジラが破壊の象徴ならモスラは平和の象徴。この対極の設定がお互いの存在を際立てせている。モスラ登場となる本作はさすがにかなり力が入っている。初見は随分と昔。小学校に入る前後にテレビで観て例の東京タワーのシーンが強く印象にのこっていたのだけど、今見直しても納得する出来栄えだった。特にモスラを迎え撃つ軍隊の特撮は大変頑張っていた。ワンカットの中に熱線砲やジープなどのミニチュアを何個も出して違うスピードで動かしているのには驚いた。フランキー堺のちょっとおどけた正義漢も良かったです。今回、新たな感想として浮かんだのは悪役のこと。アメリカとロシアを合わせたような架空の国のおっさんを極悪人にして、最期はモスラがその母国を蹂躙し、小美人を救出し、めでたしめでたし。でも、公開当時の観客たちは力道山がカラテチョップで外国人レスラーを蹴散らすのと同様のカタルシスを感じていたのではないだろうか。うがった見方かなぁ?
[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-03-27 11:43:49)(良:1票)
1820.  ターミネーター 《ネタバレ》 
大学生の時に観賞。実は全く期待せずに観に行った。帰ってきた私はパンフレットを開き「あーのるど・しゅわるつぇねっがー」って名前を10回くらい繰り返し発音して暗記し、友達にコイツが凄いと吹聴しまくったのだった。今でこそシュワちゃんは誰でも知っている人だけど、その当時は「コナン」に出ていたくらいで大した知名度じゃなかった。悪役を凄いと思ったのはキングギドラに次いで二人(?)目だったかな。中味の感想は述べるまでもないけど、自分が感心したのは、徹底的にやるという監督の姿勢でした。これでもかってくらいに銃弾を浴びせるカイル。骨格だけになっても殺意を持ち続けるサイバーダイン。最後にプレス機で潰されて目の光点が消える前に、何度これで終わりと思ったことだろう。もうお腹いっぱい、ってところまで見せる。不満なんて残らない。ジェームズ・キャメロンの名前も、あーのるど…と一緒に覚えたけど、徹底的にやる人という自分の見立てが正しかったことは次作「エイリアン2」で明らかになった。ともあれ、映画全体の“つくり”はB級なんだけど、突き抜けてA級になった珍しい作品でしょう。
[映画館(字幕)] 9点(2009-03-25 05:56:57)
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