1. アメリカン・ビューティー
この映画が「コメディ」とか「ブラックコメディ」と呼ばれるのは納得いかないす。この映画の製作者がコメディの形態を選択したのは、作品の重い重いテーマ(近代の終了とかアメリカ型成熟社会の閉塞感とか人間の弱さとかなんでもいいです)をユーモアで包むことでなんとか商業映画として成立させるための苦肉の策だったとしか思えません。それが成功しちゃったゆえに、単に物語を消費してオシマイって層が出てきちゃうんだろうなあ。某有名映画批評サイトの管理人なんか「すごくよくできてるけどただそれだけ」って書いてたよ、トホホ。 10点(2000-06-01 01:46:48) |