1. 嵐を呼ぶ男(1957)
《ネタバレ》 ベタベタですね。お母さんとの確執、兄弟愛、恋愛、そしてドラム対決。一言でいえば、「トウシューズに画鋲」みたいな映画でした。裕次郎ファンの方には申し訳ないのですが、太陽にほえろ世代の私には、この裕次郎さん恥ずかしくて直視するのがつらかったです。若いとき、超かっこよかったんだあ!とも思えないし…。岡田真澄の方がビジュアル的にはかなり素敵だと思ってしまった。1度くらいは観てもいいけど、もうお腹一杯です。もたれた…。なんにせよ、フックだ!ボディだ!チンだ!ええい面倒だい、この辺でノックアウトだい!とか言ってる人にはついていけな~い。 5点(2005-01-19 17:03:46) |
2. 彼岸花
嫁入り前の娘と父親の姿をユーモラスに描いた作品です。私は最近初めて観たのですが、今観ても普通に面白い映画でした。なんの知識もなく観ても、さすがは「小津監督」素晴らしいセンスですね。余談ですが、友人(日本人)がフランスでこの映画を字幕で放映しているのを観たそうです。最初、日本語が上手く聞き取れなくてフランス語の字幕を見てしまったとのこと。昭和30年代の日常会話ってこんな感じだったんでしょうか?今とまるで違うのは確かですね。もしかして、今の中学生にみせようと思ったら現代語訳の字幕が必要なのかな…?? 8点(2004-03-18 20:16:16) |
3. アフリカの女王
《ネタバレ》 キャサリン・ヘプバーンが「アフリカの女王」なのかと思いきや(いや、そういう意味も込められているのでしょうが…)ボロ舟の名前だったのですね~。意表をつかれました。とにかく主演二人の演技がすごいですね。なんだかんだ言って最後まで飽きることなく面白く観られました。特にボギーのくだけた役どころが最高!カバとかゴリラ(チンパンジー?)の真似してるとこ、かなり笑っちゃいました。DVDのレンタルで観たのですが、かなり画像が悪くて、途中画像合成の背景部分のみ白黒になってしまっていたり、ノイズが入ったりしていたのでそれが残念。もう良いフィルムが現存していないのでしょうか…。名作なのだから修正された美しい画像で観たいな~。 8点(2004-01-28 13:33:35) |
4. 蝿男の恐怖
《ネタバレ》 小学生の頃、テレビでやっていたのをたまたま観ました。本当に怖くて怖くて相当ビビりました。この旦那、余計な研究しなきゃいいのに…とか思いながら。蝿男をなにかの機械で潰しちゃうシーン(ちょっとうろ覚えなんですが)とか、怖さのあまり涙目に…^^;で、さんざん怖がらせられた挙句、最後に蜘蛛の巣にひっかかった人面蝿になっちゃった旦那が、「たすけてくれ~たすけてくれ~」って(日本語吹き替えだったんです)、妙にキーキーした甲高い声でしゃべってるのには子供ながら笑ってしまいました。でも、その後がまた怖い…。この映画がきっかけで怖い映画はあまり観たくないと思うようになったので、その影響力に8点献上します。 8点(2003-12-09 14:29:10) |
5. 野菊の如き君なりき(1955)
野菊の墓(松田聖子の…)⇒原作本⇒本作品の順番でみました。以外にも印象は全部同じかもしれません。最初にみた野菊の墓で、松田聖子の棒読みが割と民の役柄にあってたので、原作読んだときに民の台詞を松田聖子の口調で読んでいたみたいです。で、本作を観たらやっぱりなんか棒読みなんですよね。棒読みっぽい方が、原作のもつ淡々とした雰囲気をだせるのかな?まあ、野菊の墓よりはさすがに日本の風景画的な「いい感じ」は出ていますけどね。アイドル映画を最初に観てしまったので、どうしても「民」中心の観方しかできなくなってしまっていたようです。名作のリメイクは最後に観ろってことですか。 6点(2003-06-18 15:09:59) |