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1.  宇宙戦争(1953) 《ネタバレ》 
メッセージ性としては、リメイク版よりも遥かに強い。というか、1946年にはマーシャル・プランが打ち出され、米ソの核開発競争が加熱していくことを思えば、この作品、当時のアメリカで、どういう位置づけで、どういう評価だったのだろうか? 純粋に喝采を浴びた作品だったのだろうか? 熱戦で焼かれた人々の影など、原爆の脅威にしか見えないと思うのは、私が日本人だからだろうか? 確かに宇宙船や火星人の在り方など、今見ればショボイが、車の取り合いのシーンなども、人間は自分で自分の首を絞める=核開発競争の行き着く先を、痛烈に批判しているようだ。一部の人間が、どんなに救う手立てを考案しても、潰すのも同じ人間で、あの時こうしていればでは、もう遅い。もっと根源的なものを見据えないと、やがては人類も動物も植物も死に絶えると、最後の自然のシーンに込められているように思えたし、とても意味深い一作だと思う。 それにしても、本作では、最後、人々は教会に逃げ込み、助かったが、リメイク版では、先ず、その教会から破壊されていたのが興味深い。
[ビデオ(吹替)] 8点(2006-02-06 23:00:01)(良:1票)
2.  七人の侍
本作のどこが凄いといえば、やたらと人間性を掘り下げようとするあまり、却ってバタ臭くなりがちな当時の邦画の中で、「食わせてやる。だから奴等をやっつけてくれ」という頼みに、「敵」の人格など考えもせずに、やっつけていくところ。今でいうなら、シュワルツネッガーのアクション映画に通じるところでもあって、そんな描写がアメリカ人受けして、それが「荒野の七人」に繋がったのだろう。黒沢明監督が逝去した折り、幾つもの追悼本が出たが、その中の一冊に塩野七生氏の寄稿文が掲載されていて、塩野七生氏の著書「コンスタンティノープルの陥落」も、本作「七人の侍」をモチーフに使ったと書かれていて、結構、あっちにこっちに影響を与えた作品だったんだなぁと、今更ながらに驚いたのを覚えている。
8点(2003-01-12 23:37:19)
3.  ローマの休日
映画は夢を売り、憧れを誘い、秘密を共有し、切なさに胸を痛め、人の欲としがらみに揺れ、悪役をやっつける快感に溜飲を下げ、ほろ苦く、しみじみとした晴れやかさで終わる。その全てがパーフェクトに詰まっている。オードリー・ヘプバーンが残してくれた作品は驚くほど少ないが、オードリーの原点であり、サラサラのロング・ヘアの彼女を見られる貴重な作品でもある。主演二人の他の共演者達も、いい味を出していて、本作を引き立て、引き締めている。個人的には、行方不明になった王女を探すために人を寄越して欲しいと頼んだ結果、黒服の男達が大挙してやってくる様に、侍従等が「目立たないようにと言ったのに」と、頭を抱えるシーンが、好き。王女様の他愛のない我が侭で始まる物語だが、自分の知らない世の中に触れ、人間性に目覚め、それでもラストで自らの義務に帰っていく姿が、ほろ苦くて、いい。このモチーフは、男女を逆転して作られたものもあり、「法王の旅」や「ジョー・ブラックをよろしく」は、その範疇に入る。
10点(2002-12-03 00:55:04)(良:2票)
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