1. プラネット・テラー in グラインドハウス
今だこんな映画を撮ってくれるロドリゲスは貴重だし大好きだ。グロに美女にマシンガンこれだけで言うこと無しだっ!キャスティングもすばらしいっ、やっぱり言うこと無しだっ!…と言いたい所ですがそうでもなかった。あまりにも狙いすぎというか何というか、とにかくそればっかりだと、すぐ飽きちゃうし、歳のせいかな~疲れちゃうんですよね。狙って作った場合その辺の加減が難しいと思うんだけど、この映画はちょっとやりすぎかな、と思うのです。やっぱりまじめに作った?のに製作者の意図としないところで評価を得ているバカ映画には敵わないのかな…。とは言いつつもロドリゲスにはどんどん(3本に1本くらい)この手の映画にチャレンジして頂きたい。そして何時か天然のバカ映画を越えるバカ映画を撮ってほしい、と思うのでした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-16 13:50:58) |
2. ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 153分という時間もあまり気にならない、なかなか面白い作品でした。 面白いとは言いつつも女性への暴力や軽蔑がテーマにあるらしく、 そのような不快なシーンが多々あるので、 もとよりそういったものが苦手な方は要注意。 しかしいずれも解決?はしているので問題ないとも言える? まっ、その辺の不快な感じがハリウッドモノとはまた違った感じで個人的には○なわけですが。 事件を解決するコンビのちょっと変わった組み合わせがこれまたなかなか良く、特にリスベットは話が進むにつれて可愛く見えてきてしまったり。 とにかく、このコンビのこの先が気になるので2部3部と期待したいところです。一つ気になったところといえば、連続殺人事件発見の元となった依頼内容が 終盤あっさり解決してしまうのは若干残念なようなそうでないような…。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-13 13:48:27) |
3. ゆれる
《ネタバレ》 ボクにはバカな弟と、それに振り回される大人たち・・・そんな映画にしか感じとれなかった。 正直そういう映画では無いのだろうけど、やっぱり気になる真実。兄の証言のように、彼女が勝手に落ちて、兄は手をつかんで助けようとしたのか。それとも弟が証言したように逆上した兄がわざと突き落としたのか。まあ、震える兄の腕に残った傷後と、タケルが終盤8ミリを見て思い出す映像が兄の無実を物語っているように取ったのですが。 だとしたらタケルは法廷でウソの証言をしたの?それは罪では無いの?それとも親父と川に行ったこと忘れたり、タケルは記憶障害?兄は自ら望んで罰を受けようとしていたとしても、バス停でバスを待つ兄に『兄ちゃん、帰ろうよ!』って・・・、どの面さげてそんな事言えるんですが?兄が思いを寄せる女性を寝取っておいて、ほんと身勝手な野郎だ。ぼくは兄ちゃんがあのままバスに乗って逆方向に行ってしまう事を望んでしまうのでした。役者陣の演技と新井浩文の目に4点。 [DVD(邦画)] 4点(2007-03-15 10:38:00)(良:2票) |
4. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 面白かった、とはとても言えない。なんたってこの後味の悪さは何?やってもいない犯罪で罰を受けなきゃいけないなんて・・・日本の裁判には問題があると、何となく知っていたとしても、それなりのショックを受けるでしょう。もし自分がこの主人公の立場ならこのように戦えるかなぁ・・・その前に耐えられるか?誰か助けてくれるんか?ココにはかけないようなメチャメチャな行動に出ちゃうかも。いや、そんな勇気も無いか・・・。最初に書いたがこの映画、ぼくはとても面白い作品とは言えない。でも見る価値、語る価値は十分ある映画だと思う。今はとにかく出来るだけ多くの方がこの映画を観て、いろいろ考えていただくことを願うばかりである。 [映画館(邦画)] 9点(2007-01-30 01:21:39) |
5. ウィニング・パス
なんというのかな、学校の授業なんかで見せられる教材映画?とか、教習所とか免許センターで見せられる映画を見ているような感じでしたね。とても『BE FREE! (1986)』なんかを撮った監督さんの作品とは思えません。しかし内容からして、こういう言い方は変かもしれないけど結構楽しめちゃいました。それにキャストも以外に豪華だしね。 [インターネット(字幕)] 6点(2006-12-01 00:05:08) |
6. 痴漢男
思いっきりバカにして見たせいだろうか、かなり面白かったですよ、これ。そりゃ二番煎じのようなタイトルにつけて低予算で安っぽいときてるけど『電車男』なんかより遥かに面白いですよ。もう年甲斐もなく痴漢男と恋の行方に見入っちゃいましたし、2Chでの会話もいちいち面白いですよ。2Chのまとめなんかを読んでいる人には、省略しすぎとかいろいろ言われているみたいだけど、そんなの知らんという人は結構楽しめると思うですよ。 [インターネット(字幕)] 8点(2006-11-30 00:30:02) |
7. 手紙(2006)
《ネタバレ》 毎日当たり前のように報道される犯罪。それをまた当たり前のように見て読んで受け流していた自分には、感じるところがあり、服役するという事の意味、更生するというのは、どういったことなのか・・・いろいろ考えさせられる映画でした。犯罪者とその家族の苦悩を中心に描いた作品でありますから、主人公であり殺人犯の弟である直貴の苦しみをこれでもか!と見せ付けられるが、正直わたしにはその苦しみの半分も理解できていないだろうなぁ。コレばっかりはどんなに上手く描こうが実際の家族の苦しみなど、その身にならないとわからないのだろうから。(もっとも劇中一番理解できなかったのは、すぐそばに沢尻エリカが居るのに吹石一恵と恋しちゃうことなんですけど・・・。)しかし直貴の素性を知ったとたん、避けたりクビにしたりと途端に厳しい態度をとるまわりの人々。最初は「犯人でもないのに・・・」なんて思って見ていたけど、恋人の朝美の父が直貴に言った「人の子の親になったら・・・わかってもらえると思う」という台詞。ありきたりな台詞ではあるけど、子を持つ親としては、こう身につまされるような感じがして、一気に劇中に引き込まれました。また今回一番驚かされたのは、殺人犯の兄を演じる玉山鉄二の演技でしょうか。特に刑務所内でのほぼ台詞の無い、無言の演技から、とてつもない寂しさが伝わってきた気がしたんです。いやぁ今後の玉鉄にはもっと注目したいと思います。それにしても、すでに書かれておりますが劇中、直貴が組んでるコンビのネタは、ホントつまらないですね。特に序盤の頭角を現すあたりのネタ。あんなネタを目の前で見せられたら、ホントに「気まずいねェ~」になっちゃいます。しかしラスト、刑務所内でのネタはなかなか面白かった上に、感動的でもある、とても良いラストに感じました。 [試写会(邦画)] 8点(2006-10-30 02:47:28)(良:1票) |
8. ウォーターズ
若手から、そうじゃないイケメンまで7人で贈る、まあちょっとしたアイドル映画といった感じでしょうか。なので多くを期待しなかったせいでしょうか、それなりに楽しく見れましたが。クサイエピソードなどがふんだんに盛り込まれており、見ているこっちが恥ずかしくなるという部分も多々ありましたが、歳のせいか、意外に気持ち良く受け止められる部分もあったかな、と。しかし、オチは「このタイプか!」と思わず言ってしまいそうな感じで、だったらだったで、もうちょっと序盤からオチへ向けて考える部分も、もうちょっとあっても良かった気がするのです。まあ、劇中のイケメンたちはプラス思考というか、ノー天気と言うか、彼らがそれでいいなら良いんだが、ぼくなら人間不信になってるもんな。 [インターネット(字幕)] 6点(2006-10-24 10:34:08) |
9. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 なんでしょうね。ブライアン・シンガーの前2作の重み?みたいなものはどっかに吹っ飛んでしまった感じですかね。(エスねこさんの言う(作家性ゼロですが…)というところに妙に納得しております。)しかし、それはけして悪いことばかりではないのです。無いという事には、無限の可能性が秘められておるのです・・・よく言えば。軽くなった分テンコ盛りのVFXとミュータントの数で勝負。さらに思い切りの良い展開など、違った面白さがあると思いますのです。また1作目からのアイスマンとパイロによる因縁の対決。一見勝負にならなそうなキティ・プライドとジャガーノートのおっかけっこ。 「驚異的な再生能力」という主人公としては、とても地味な能力がフルに発揮されるフェニックスとのクライマックスなど、能力の特性を生かした対戦の組み合わせは絶妙ではないでしょうか。ちなみにエンドロール後のシーンはかなり重要でしょう。ココだけでも評価1点分の価値はあるかも(言いすぎ?)。でもここを見ると見ないとでは感想変わってくると思うんですよね。特にエグゼビアに対してとか。なので普段エンドロール中に退席する、せっかちさんは我慢して最後まで見ましょうね。 [映画館(字幕)] 8点(2006-09-22 11:15:23)(良:2票) |
10. サマータイムマシン・ブルース
もう、何も考えずに見て素直に楽しみましょう。そうすると話について行けなくなる可能性もありますが。壮大なのかセコイのかよくわかりませんが、とにかくいろいろ考えられたお話にはかわりはない。細かいギャグ、セリフも良く考えられているし、テンポも良いので時間はあっという間に過ぎました。タイムスリップに関しては結局いろいろ考えちゃうけど面白かったんで良しとしたいです。本広克行監督特有の「やりすぎ感」もちょこっとあったけど、そこを差し引いてもこの映画は行ける。 [DVD(邦画)] 9点(2006-08-14 15:09:22) |
11. 東京ゾンビ
最低にして最高の映画。まあタイトルや予告、チラシやポスターを見れば、どう考えてもシリアスな感動巨編と思う人はいないと思うのですが、その通りです。実にくだらない映画なのです。 だから「くだらない作品が見たいなぁ~」と思っていた、ぼくには最高の映画なのです。 哀川翔アニキと浅野忠信の夢の共演というだけでぼくは涙なのに(しかも二人の息はピッタリです)さらに柔術+ゾンビです。ぼくのログインネームを見ていただければ、納得して頂けると思いますが、コレはもう嗚咽です。 中盤、若干ダレるところもありましたが、もともとダレきった映画なので気にしないようにしましょう。 自己満足度はかなり高いですがオススメは出来ません。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-31 10:38:12) |
12. ゲド戦記
《ネタバレ》 まずキャラクターなどは、パッと見ジブリ作品なのですが、劇中何度かジブリ作品らしからぬクオリティの低い?ところが見受けられるんですけど。細かいことかもしれませんが、アニメって葉っぱ一枚から大空の青さまで、すべてが映画のために作られた作品の一部ですし、気にしないわけにはいきません。まあ、それ以上にジブリらしいワクワクドキドキするようなアニメならではの、見ているだけで楽しくなるシーンがほとんどなかったという方が個人的には問題なんですけど。竜の共食いや親父を刺してまで剣を奪ったこと、人間がおかしくなってきている原因、散々喋らせた意味ありげな台詞、その他もろもろの答えは、いったいどこへ行ったのだろう・・・。メッセージやテーマにイマイチピンとこなかったり、序盤の出来事への答えがわからないのは、ぼくのせいなのかも知れないが、その辺を受け止められなくてもアニメ映画なのだから退屈させない画の面白さは保ってほしいな、と思ってみた。それに細かい所だが、宮崎アニメ特有の、「美味そうにモノ食べるシーン」(「カリオストロ」ならスパゲッティと怪我から目を覚ましたルパンの無茶食い。「ラピュタ」ならトーストに目玉焼きや海賊たちの食事シーン。「ハウル」なら朝食のベーコンエッグ。「トトロ」のキュウリなどなど・・・)が毎回楽しみだったのだが、今回はぜんぜん美味そうに見えなかったのが残念。食事のシーンって大切だと思うんだけどな・・・。 [映画館(邦画)] 5点(2006-07-29 19:45:55)(良:1票) |
13. DEATH NOTE デスノート(2006)
《ネタバレ》 最初は不安だったが、話が進むにつれてどんどん良くなって来る。クライマックスのオリジナルのエピソードも悪くない。出来れば、このような非現実的な映画は、その他の部分を徹底的にリアルに描いてほしかった。その方が非現実的な部分がより際立って面白くなると思うんですよね。後、気になったのはライト。頭良い割には、街中や地下鉄でデスノート開いたり、ホールのような声が響くところでリュークと会話したり、ちょっと軽率な行動が目立つ。最後にライトがリュークをはじめて見るシーンでこんなセリフを入れてほしかった。ライト『死神って意外に作り物、ってかCGっぽいんだな』リューク『そうか、死神って皆こんな感じだぜ』。こんなセリフが入っていたら1点プラスしていたかも。 [映画館(邦画)] 7点(2006-06-23 21:19:58)(笑:1票) |
14. ポセイドン(2006)
見る前は『いや~ホント、ドラマ部分を省略した薄っぺらい、オリジナルの足元にも及ばない作品だったよ。ヘヘン』と皆に言い回る予定だったんですけど・・・もう、そんなことどうでも良くなりましたね。確かに薄い所はうっすーいんですけど、厚い所はホントそりゃ、もう・・・ねェ。とにかく下から上へ上へと突き上げられちゃって、コレなら居眠りする暇も無いでしょう。居眠りするんだったら、冒頭の10分くらいしかチャンスは無いですよ。あえてそんな事にチャレンジする事もありませんが。とにかく、これだけパニック、パニックの内容ですと、潔いというか、ある意味気持ち良いです。その時の気分によって見分ける2作目の「ポセイドン」が出来たという事で良しとしたいです。 [映画館(字幕)] 7点(2006-06-06 11:15:08)(良:1票) |
15. SPIRIT スピリット(2006)
《ネタバレ》 ジェット・リー本人が「最後のマーシャル・アーツ映画」と言っているだけのことはあって、まさしくジェット・リー、いやリー・リンチェイの集大成的作品と言っていいし、間違いなく彼の代表作の1本となるでしょう。 本当は10点満点と行きたい所なのだが、出来ることならベストコンディションの霍元甲と田中安野の素手対決が見たかったということでこの点数です。 とにかくこのレベルの本格的カンフー映画はこの先そうそう出てこないでしょうよ。 [映画館(字幕)] 9点(2006-03-24 00:26:15)(良:2票) |
16. 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
《ネタバレ》 今時の劇場用アニメにしてはクオリティにムラがあるとか、そういう事は置いといて、と・・・ 。 まず簡単に言いますと、この作品「劇場版 北斗の拳2」といって良いのではないでしょうか。 考えてみれば「北斗の拳」の劇場版アニメ化は、86年に1度作られているのですが、今回の作品ちょうどその続きと言っていいかもしれません。 という事でこの作品、初めての方には、かなり説明不足の作品となっております。 まあ、そんなことはどうでもいいんです。 本当に言いたかったのは聖帝サウザーの扱いかた。 酷い、酷すぎる・・・ 「北斗の拳」の面白さの一つに、魅力ある強敵たちというのがあるのだが、この作品ではソコがぜんぜん描かれていない。 これじゃあ「愛ゆえに・・・」というサウザーの名台詞が ぜんっぜん生きてこないし! ケンシロウがなぜvsサウザーのフィニッシュに「北斗有情猛翔破」使ったのか。その理由も、その意味も、これじゃあ伝わらないし! ちょっと話題になった阿部寛によるケンシロウ。これはまあまあいける。もともとあってて違和感ないし、ブルース・リー調の怪鳥音も、これから続けていけば良くなりそう。しかし、セリフを聞いていると、時たま阿部寛の顔を思い出してしまう。コノ感覚はちょうどクリカンこと栗田貫一がやるルパン三世を見ている時に近い。もう一人ラオウ演じる宇梶さん。こりゃ酷い。もともとの声質はもちろん、メリハリのない(棒読みとも言うかな)喋りはラオウという名キャラクターをダメにしかねない。とにかく「北斗の拳」をぜんぜん知らない人には、 この作品を見に行かないで欲しい。 どうしても見に行きたいというのであれば、 単行本11巻「愛深きゆえに堕つ!」までを読んでからにしてね。 [映画館(邦画)] 6点(2006-03-17 14:29:10) |
17. サイレン FORBIDDEN SIREN
《ネタバレ》 ヒロインたちとその家族を凝視する島民。まさしくあれは商店街を歩く山田奈緒子とそれを指差す通行人。阿部寛が残したメモ帳?そしてその内容。字がデカイ!とても読みやすくて観客に親切!これは明らかに日本科学技術大学教授上田次郎の『どんと来い、超常現象』。 とにかく見ている間、ぼくの頭の中では「ち~ん」とか「ぼ~ん」とか『トリック』の効果音が鳴りっぱなしでした。間違いない!これは明らかに堤幸彦作品である。 [映画館(邦画)] 4点(2006-03-02 12:32:35)(笑:1票) |
18. ボア vs.パイソン<TVM>
「アナコンダ」に始まった巨大ヘビモノ作品も、そろそろ出尽くしたかなぁ、と思っていたんですけど・・・そうか、まだこの手がありましたか。1匹、複数の作品があるんなら、こっちはヘビ同士の対決だ!しかも違う種類だぞ!ってか。巨大なヘビが2種類見れて通常より2倍お得な作品と言うわけですね。 しかし、残念なことに面白さまでは「2倍、2倍!」(古ッ!)というわけにはいきませんでした。どうせなら「BOA VS. PYTHON」って銘打ってるんだから、もっとガンガンにヘビ同士を戦わせてほしかったなぁ・・・「キングコング対ゴジラ」並みに。まあ東宝的に言えば、形が形だけに「キングコング対ゴジラ」というよりは「マンダ対大海蛇」ってところになるのかな?・・・ならないですね。個性的な道楽富豪のハンティングチーム(スナイパーやボーガンマニア?)などの登場も面白いんですけど、ちょい生かしきれてないかなぁ、と。 コレで味を占めて、そのうち『アリゲーターvsクロコダイル』もしくは『ホホジロザメvsイタチザメ』なんて映画なんか撮らないかなぁ・・・ [DVD(字幕)] 4点(2005-11-14 11:50:07) |
19. 私の頭の中の消しゴム
《ネタバレ》 物語の半分ほどをスジンとチョルス二人のラブラブの幸せな日々に割いたおかげで、後半の悲しい物語が生きてきてると思うのですが、ちょっと病気が判明してからの展開が早いかなぁ、病気の進行が早いかなぁ、とも思ってしまったりもする。しかし、リメイク元である永作博美、緒方直人主演の『「Pure Soul ~君が僕を忘れても~ 』のような連続ドラマなら時間もあるが、これは劇場作品ですから、こうなるのはしょうがないかなぁ、とも思う。 いや、117分の短い間に良くまとめたと言っていいかもしれない。 それに、何と言っても主演チョン・ウソン(チョルス)とソン・イェジン(スジン)が良かったですね。 ソン・イェジンは、もうとにかく可愛くて可愛くて、そんな可愛い女性が若年性アルツハイマーって・・・これはもう悲しくならない方がおかしいですよ。 そしてまた、チョン・ウソンの泣きが素晴らしい。 抑えようとするんだけど、抑え切れなくて、涙があふれてくる演技は、いや~うまい!この”鬼の鉄心”と呼ばれた私でさえ、釣られて泣きそうになりましたよ。 個人的には、この作品を楽しめた要因として、主演がこの二人だからという事が大きいのではないかと思ってみたりしています。 [映画館(字幕)] 8点(2005-11-07 00:28:15) |
20. 蝋人形の館
劇場で本編が始まった。何秒ほどたった頃だろう・・・わたしは思わず息をのんだ!だってだって、きれ~きれ~な映像で、ちっとも怖くないホラーを提供し続けることで有名なダークキャッスル製作じゃんじゃん!「あーなんで今の今まで気づかなかったのだろう・・・」と心の中でつぶやきながら映画を見続けるのであった・・・。しかーし今回は何かが違う雰囲気。あれ?何だか面白い?うん、面白いんじゃない?とにかくコレだけは言える。ダークキャッスル製作品の中では1番面白い。さらにホラー映画の、怖い映画のなんたるかが、やっと分かってきたとみえるCGを極力抑えた作りには、かな~り好感が持てます。かといって全編そうかと言えば、それだけではなく、ちゃんとクライマックスの戦いには、度派手な劇場で見る価値十分なシーンもちゃんと用意してある。正直、怖い映画というよりは”痛たグロい”映画という感じなので、そっち系が苦手な方は注意を。最後にちょっと言っちゃうけど、まあ、ハリウッド系ホラーじゃ良くやることなんですけど、あの意味もない効果音?で脅かすの止めてくれないかなぁ。たとえばドアを閉める「バタンッ」という音やモノが落ちた時の「ドンッ」とか「ガシャン」などの擬音は良いですけど、ただ振り向いただけなのに「デデーン」とか、背後を誰かが通っただけで「ババーン」とか意味もない音で脅かすのはやめて・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-28 00:41:39)(笑:1票) |