1. ダブル・ジョパディー
ダブル・ジョバティーの意味を知った時、「それ有り?」って言うのが正直な感想で、ホントに処罰されないの~?という疑問がずっと離れなかった。だって殺人だよ殺人。個人的には、夫を殺す方向に行くより、過去の罪を立証して社会的に抹殺する方がよかったかも。後半はテンポ良く進んでいいのですが、どうせ殺すならもっとサクッとすっきり殺してほしかった。なんか消化不良…。 [ビデオ(吹替)] 5点(2005-05-20 23:03:12) |
2. ロレンツォのオイル/命の詩
観たのはもうだいぶ前だが、素晴らしい作品。あの両親の愛情と情熱と賢明さには脱帽です。世間にあまり知られていない病気の事も分かりやすく描写されていて、父親が薬のアイディアをひらめくシーンも、閃きがこちらにまで伝わってきてドキドキした。周りにあまり見た人がいないのだけど、是非オススメしたい映画。こんなに鳥肌が立った映画は初めてだった。 [ビデオ(吹替)] 10点(2005-05-20 22:58:07) |
3. ウォルター少年と、夏の休日
普通に面白かった。こどもと一緒に見るには最適じゃないかなぁ。たいそうな役者の割に、少々掘り下げが甘いかも…とも思いましたが、あれぐらいがちょうどいいのかも。個人的にじいさんが元気な映画は大好きなので7点で。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-20 22:45:07) |
4. ハスラー
若き日のポール・ニューマン目当てで見たんですが、それよりもジャッキー・グリーソン演じるファッツが超格好良かったです。かといってポール・ニューマンが劣っているわけでなく、血気に逸る未だ青臭い青年を好演。後半の鍵を握るバート役のジョージ・C・スコットの演技も光ります。 とりわけ、ラストシーンのジャッキー・グリーソンの演技が素晴らしいです。 ストーリーとしてはすっきりとしない後味で、もう一度みたいと思う映画ではありませんが、一度見て損はなし。対戦シーンは文句なく格好いいです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-20 22:36:12) |
5. ウォーターボーイズ
《ネタバレ》 面白い!青春まっただ中で、映画の作りも青臭いんだけどそこがまたいい。竹中は個性強すぎて下手すると周りを食っちゃうんだけど、周りの青臭さがそれを上手く緩和してました。笑いっていうのは意外にローカル性が高くて、特定の人にしか通じない笑いは結構あるんだけど、その意味でこの映画は日本的笑いが多くて逆に良かったと思う。ラストの完成度の高いシンクロと懐メロの嵐、最高です。 10点(2003-07-15 23:56:16) |
6. 炎のランナー
《ネタバレ》 印象として淡々とした作りで、主人公級の人が3人もいる割にはよくまとめていると思います。「明日がなくとも構わない、俺たちには今日がある」の台詞がたまりません。映像もとても丁寧に撮られていて、庭で練習するシーンでのグラスの姿が今でも思い出せます。 8点(2003-07-15 23:44:40) |
7. キャスト・アウェイ
《ネタバレ》 ウィルソンが流されるシーンは冷静に見ると滑稽ですが、それだけにいっそう悲哀があります。無人島で暮らすシーンが長すぎるとも思いましたが、観衆にそのつらさを伝えるには必要な長さだったかと思います。もうちょっと無駄なシーンを省いて、ラストのシーンへのつなぎをもう少し入れておけばもっと良かったかも。 4点(2003-07-11 00:48:22) |
8. 電話で抱きしめて
散漫としていて上手くつかめなかった。とりあえず、作中の母親のような人間が出てくる映画は見てて不快なので3点。 3点(2003-07-11 00:42:45) |
9. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 頑張るじいちゃんたちが最高です。あり得ないストーリーは素直に笑えます。往年の名優たちが集まってすごく楽しんでるのが画面からも伝わってきて、見てるこっちも楽しくなってくる映画です。主役と脇役がはっきりしていて、イーストウッドが何を描きたかったのかとても分かりやすいです。ラストシーンに"Fly me to the moon"がこの作品の肝だと思います。 8点(2003-07-11 00:39:05) |
10. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 みなさん書いてらっしゃいますが、あのラストで大減点。ペイ・フォワードがじりじりと広がっていくところは一種の推理小説的緊張感があっていいのだが、ラストの必要性に疑問。確かにあのもって行き方だとああしないと話は終わらないのだが、そうならない展開はなかったのか。ハッピーエンド主義者なので辛口で。 3点(2003-07-11 00:29:41) |
11. ザ・ダイバー
デ・ニーロを初めていい役者だなぁ、と思った映画。シャーリーズが大変美味しい役だと思いました。はまり役。全体として確かに詰め込みすぎな感はあったけど、結構辛い内容を陰鬱になりすぎずに描いていて良かったと思います。シャーリーズがあんまり気に入ったのでプラス1点で7点です。 7点(2003-07-11 00:22:48) |
12. タイタンズを忘れない
《ネタバレ》 面白いです。人種差別を扱った映画として、切り口はソフトでしたがきちんと細部を描いていました。それでいてエンタティンメント。後半の台詞、「おれたち兄妹なんだ、そっくりだろう?」には思わず泣きそうになりました。 8点(2003-07-11 00:14:19) |
13. パトリオット(2000)
《ネタバレ》 エンタティンメントに徹していて素直に面白いです。アメリカ万歳感は否めないですが、そもそも題名が題名なんであまり気になりませんでした。時代考証の正確さは分かりませんが、意外なほど原始的な戦いをしているので、その観点から見ても面白いかも知れません。 8点(2003-07-11 00:08:46) |
14. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 面白くないとは言わない。確かに映像はすごく綺麗でしたが……そんなに方々で評価されるような映画とは思いませんでした。アニメに対する見方が変わってきたのだと思いますが、あれが評価されるなら今までの宮崎作品はもっと評価されて良いと思います。 背景への書き込みがすごくて、そこに一番スタッフのこだわりを感じました。 個人的には、千がもっと苦労して労働の大切さを表現して欲しかったし、一番納得いかないのはカオナシに何も言わずに別れる事です。(一度しか見ていないので、もしかしたら見落としたのかも知れませんが……) 4点(2003-07-11 00:01:05) |
15. グリーンフィンガーズ
テーマから雰囲気からいかにもイギリス映画。実話をもとにしている分どうしても間延びした場面はあるけれど、それを差し引いてもいい映画です。終わり方も素敵。彼らは最高の栄誉を手に入れたのです。 7点(2003-06-27 00:20:13) |
16. マトリックス
制作者側のこだわりや設定が詰め込まれすぎていて観てて食傷気味。赤いカプセルと青いカプセル云々のくだりは好きなんだけど……。アクションシーンも演出と言うよりギャグにしか見えなかった。特に修行のシーン。あちらの考えるオリエンタリズムの典型を観た気がした。好きのない理詰めの設定とか好きな人にはお勧めかも。 2点(2003-06-26 23:47:14) |
17. A.I.
観るのが辛くて辛くて途中でやめようかと思ったほど。考えさせられることが多すぎて、真面目に観れば観るほど心が重くなります。後半海の中や宇宙人などのくだりの頃には食傷気味。人には絶対勧められないと思います。 2点(2003-06-26 00:01:49) |
18. 刑務所の中
淡々と描かれる刑務所の日常という非日常。それだけでおもしろい。ついでにキャストも絶妙。映画館より、家でごろ寝しながら見たい作品かも。 8点(2003-06-25 23:54:31) |
19. トータル・フィアーズ
容赦ない展開でおもしろかったです。特に、後半下手に人情ドラマを入れず、政治面に徹したところが良かったかと。核の描写については確かに甘さを感ずること禁じ得ませんが、まぁ、アメリカの描く核って言うのはこんなもんなのかな、と認識できました。個人的には小粋なジジイどもが大好きです。それにしても、この邦題はなんとかならんものか……。 8点(2003-02-28 00:07:04) |
20. ハイ・クライムズ
軍と夫の関係にいささか疑問が残るものの、裁判もの好きの私としてはなかなかおもしろかったです。印象的だったのは主人公の着こなしが抜群だったこと。ドレスは減点でしたが、その他のスタイルはほれぼれ。 6点(2003-02-27 23:53:06) |