1. 恐怖の報酬(1953)
フランス映画では一番好きです。このドロドロとねちっこい演出も最高です。前半40分以上に渡る連中のドン底生活の巧みな描写も飽きません。イヴ・モンタンのムンムンと漂う男臭さにもヤラレました。最初はダンディでボスの貫禄だったが徐々に臆病ダメオヤジに変わるシャルル・ヴァネルの演技も素晴らしかったです。底意地の悪いラストは妙に痛快に感じてしまいました。でも故郷に帰したかっかな・・後年、着色技術が施された本作のカラーライズ版はさらに暑苦しさが増してお薦めです。 10点(2003-06-17 00:22:34) |