1. 情婦
あの、こういう古い感じのモノクロ映画って、俺と同じ年代の人たちにとっては何か敬遠って言うか「ダッサ~~~イ!」みたいなイメージがあると思うんですね(え?違う?あっそ)俺も正直言ってモノクロ映画をダサいだとかは思ってないけれど、どうも自分から見るっていうのは気が乗れなくて、高評価である本作に対しても見る前はあんまし期待していませんでした。しかぁし!!(決めセリフ)凄いよ!面白かったよ!まさに高評価も納得の傑作でした!とにかく、あの練って練って練り尽くして一瞬も飽きる暇のない脚本!法廷のシーンは緊張感溢れる従来の法廷ミステリータッチで押して押して押しまくる!!さらには普段の映画ならば退屈してしまう序盤の展開でも、チャールズ・ロートン演じる弁護士と看護婦のコミカルタッチなやりとりで押しまくる!最高ですね。もちろんキャストに関してもチャールズ・ロートンやマレーネ・ディートリッヒなど完璧。【ともとも】さんの言うとおり、本作はまさに永遠の名作の名に相応しい作品であると言えるでしょう!10点じゃないのは、ラストのどんでん返しのインパクトが、「ワイルドシングス」や「レインディア・ゲーム」を見た俺にとっては少しだけ欠落していた感じがしたから。どうせなら、もっと看護婦とか下働きとか巻き込んで、大掛かりにどんでん返しして欲しかったなあ(ってそれじゃあ大げさになっちゃうよね・・・。)でも名作! 9点(2004-08-31 20:56:22) |