1. インビクタス/負けざる者たち
以前読んだ本に(BDの特典ドキュメンタリーの人の本かなぁ)イーストウッドは趣味の映画と商業的な映画を交互にとると言う話を読んだ気がする。 この映画は多分に商業的な方向性の強い映画であろう。すなおに何も考える必要もなく面白いと思えるからだ。 この順番で行くと今公開中のヒアアフターは間違いなく趣味の映画となるわけで、個人的にはイーストウッドの趣味全開の映画がとても好みである以上、明日は得意先に行くと言ってサボって見に行こうかと思う。 しかしマッド・ディモンが出る映画は「チーム☆アメリカ ワールドポリス」での「マァァッド・デェェモーン」が頭の中でリピートして集中できない。なんて破壊力のある人形劇だったのかと今更ながらに思ったのだった。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-02-23 01:10:13) |
2. 劇場版 マクロスF 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~
約2年間かけて録画していたTVシリーズを観終え、劇場版へ到着。 TVシリーズも観終えるまで相当長い時間がかかったくらいですから、このアニメに対する評価は低めなんですが、この劇場版は比較的退屈しなかった。 ところどころに入る劇場版ならではのサービスカットもありますが、このキャラデザは美形が多すぎじゃないですか? というかランカのキャラデザはおかしくなくって?とシェリル口調で疑問を呈したい。 まあ、これは美形キャラに拒否反応のあるオールドタイプの主張ですから無視してもらっていいわけですが(笑) さて、この劇場版はテレビ版とは構成が異なっているようです。 人間関係やキャラの見直しが行われています。 この変更は斬新でしたし、最後の戦闘シーンもさすがは何森監督と思います。 ダイダロスアタックとマクロスキャノン、この初代と7を綺麗にミックスするのは好感です。 単品として初見の人も置いてきぼりを食わないってのは、非常に良いと思います。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2010-10-12 12:39:46) |
3. 2番目のキス
全てが予定通りに流れていく映画です。 そこがいい。 小難しい映画や緊張する映画を観たくない気分の日にBGMでも聞くように観る映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-17 10:21:45) |
4. ゲット スマート
最近本当に映画を観ていない。そんなわけで出張先のホテルでまたもや観賞するはめに。 さて、正直に言ってストーリを全くと言っていいほど憶えていない。 だけど、最初から最後まで観る事が出来たということは「暇つぶし」には十分になったという事だろう。洋物のコメディはこれで十二分に価値があると個人的は思うのだ。 もっとも邦画のコメディは最後まで集中力が続かないんだよな。笑えないんです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-10 13:15:35) |
5. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 娯楽に徹した総監督は、さすがに僕らの世代的なツボを知っている。 過去の日本映画のパロなのかわからないが、そんなところも面白かった。 もちろん、肝心の話も僕を十分に満足させてくれた。ただひとつ気になる事は、今作はスタッフの意見と既婚となった事により「優しい」エヴァになるんでないだろうか?と思わせるが、アスカの件で…急に自信が無くなってきた。 しかし、今日の日はさようならのBGMと次回予告から復活するんだろう?いや、するべきです!! ポカポカしたいのはレイだけでなく、観客もなんですよ、総監督。 [映画館(邦画)] 9点(2009-07-02 09:58:46)(良:1票) |
6. グラン・トリノ
《ネタバレ》 イーストウッドは50年以上の長きにわたり、俳優イーストウッドという長編映画に出ていたのかもしれない。 そして、全ての物語は終わりがあって初めて物語として完結するように俳優イーストウッドは彼の半生をかけた長編映画の幕引きをこの映画で成そうとしたのか。 俳優イーストウッドは無法者、牧師、刑事、サーカス団長、鬼軍曹、トレーナetcと様々な生を演じてきた。その一つ一つの役を監督イーストウッドとして、「消化(昇華)」させてきた様に思っていた。そしてこの映画で俳優イーストウッドをも昇華(昇華)させた様に感じるのだ。 そのフィナーレは最近の傾向に違うことなく、晴れのち曇りときどき雨展開であり暴力を伴う正義の自己否定的な個人の無力感を伴うものであった。 しかし、私は映画館で泣き続けた。それは感動の涙でもなく、悲しさの涙でもない。まるで92歳で大往生を遂げた祖母の葬儀の際に流れた涙を思い出すものであった。そう、語弊を恐れず語るなら、俳優イーストウッドへの全肯定を伴う祝福の涙であったように思えてならない。 私は映画館を出た後、人生で初めてイーストウッドのサインを持っている事を心の底からうれしく思った。決してこれからも手放さないでいようと思った。そして監督イーストウッドの映画の後味が悪くても見続けるだろうと思った。願わくは健勝で長く映画を作り続けてもらいたい。 [映画館(字幕)] 10点(2009-05-07 12:46:09)(良:1票) |
7. ハンコック
ホテルで観賞。(エッチな奴も付属していたりもしたけど XD )さて、某アニメで「王の力は人を孤独にさせる」云々と語っていたが、これも同様なものなんだろうと思いつつ見た。と、真面目に感想を述べるのも恥ずかしいくらいのお気楽ムービーなんですけどね。子供がみたら大ハシャギすんのかな? [レーザーディスク(字幕)] 6点(2009-03-30 10:09:58) |
8. ヤッターマン(2008)
ヤッターマン世代ど真ん中の私としては、どうも今一つ、のれません。ドロンジョ役深田恭子の声量不足が気になって仕方がないのです。彼女のドロンジョは身近に思えるかもしれないけど、どうも近寄りがたい雰囲気ではない。個人的にドロンジョは近づいたら火傷しそうな危うさと母性を併せ持つ感じなんです。例えればトラがネコのように振舞う仕草のかわいさのような。けれど深田恭子のドロンジョに母性は感じても、危険性をどうしても感じない。ネコがトラまねをしているように思えてしまって。まあ、これは個人嗜好の問題ですね。映画は良くも悪くもヤッターマンを知る人向けって感じです。 [映画館(字幕)] 5点(2009-03-16 18:01:21)(良:2票) |
9. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 この映画を万人にお勧めするか?って聞かれたら、正直に言って相手を選びます。 私はこの映画を楽しみました、いや楽しんだと言うより、他人の人生を2時間の間共有できたと言うべきかとも思います。つまり主人公が悲しむ時に私の心も悲しみ、また主人公の怒り、恐れの全ての感情が映画を見ている私の心の中で渦巻きました。この意味で、この映画はイーストウッドらしい冷徹なほどに徹頭徹尾第三者目線で描きつつも、彼なりの深い愛情を持って描いた秀逸な映画と私は評価します。(以下ネタバレあります) イーストウッドの最近の作品は運命に翻弄され続けながらも懸命に自分を見失わないように生きた人物を描く傾向が強くなってきている、と感じるがこの映画も同様に思う。多くの観客はそれが史実でなくても母と子の劇的な再会を望んでいると分かりながらもそうは作らない。たとえ興行的にはそちらが正義であってもだ。しかし、史実では犯人がウォルターの殺害を裁判で認めているにも関わらず映画では曖昧に描く事で、生涯ウォルターの生存を信じて探し続けたコリンズ婦人に対するイーストウッドの深い愛情を私は感じるのである。そして最近のイーストウッドの映画に共通して(矛盾するかもしれないが、)人生に対する「深い愛情あるニヒリズム」が清々と流れいてると感じずにはいられない。 [映画館(字幕)] 9点(2009-02-25 12:45:45)(良:1票) |
10. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
ここ数年、仕事で管理とか付く役職になり、やりたくはないけど、残業三昧の日々。そんなわけで映画も数年で数えるほどしか観ていない私でしたが、これは年休を出して見に行きましたよ。正直、ストーリをほとんど思い出せないくらい、印象に残らない感じでした。この手の映画の2番煎じ3番煎じのオンパレード。登場人物を切り取って見せられたら、ハムナプトラやナショナルトレジャーとの見分けも自信がないくらいです。しかし、インディ・ジョーンズと言うと敷居が高くなるわけですから、娯楽としては及第しているとも思います。 [映画館(字幕)] 6点(2008-07-01 13:55:44) |
11. 40歳の童貞男
《ネタバレ》 最近の若手芸人のネタでは1時間に一回も笑えない僕だが、この映画1時間に5回くらいは笑わせていただきました。最初のトイレシーンは男性なら経験あると思うし、それをネタにするセンスに感心したし、過去の女性経験を話していて童貞がばれるなんて「お前は高校生か!!」と思わず痛々しく突っ込んでしまった。あ、40歳まで童貞でも海外では魔法が使えないみたいです。日本では使えるようになるらしいとネットで評判だけど… [DVD(字幕)] 7点(2008-03-05 10:56:24)(笑:1票) |
12. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 前作(オリジナルが正しいのかな?)は観ているが、記憶にほとんど残っていない。そのためなんだろうかテレビで映画を観る時はCM中「リモコン操作王」になる私が、続きを見たくてジッと我慢したくらい面白く感じた。まあ、動機はともかく犯行方法は物理的、時間的に不可能に近いようにも思うのだけどね。 前作は石坂金田一が主人公だったんろうが今作では富司純子がこの映画の主人公だと思う。あと、中村敦夫の弁護士役が私のイメージに無かった割りに凄く良かったように感じた。 [地上波(字幕)] 7点(2008-02-20 17:01:19) |
13. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
一言、面白かったと言うしかない。テレビ版の再編集かと高を括っていた。ところが新しく描かれたシーンも違和感無く、特に戦自やネルフの要塞から使徒に対する一斉射撃は、我ながら子供っぽいとは思うけれども、メチャクチャ好きだし、かっこいい!(子供のころ、チラシの裏に描いていた落書きそのものだもの…)ただし、テレビ版のエヴァを見ていない人には敷居が少し高いかもしれない。設定を理解し、筋を追うには展開が急すぎるようにも思う。テレビ版6話くらいまで見てから行けばいいかな?究極のネタバレになるけど。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-06 10:08:00) |
14. テキサス・チェーンソー ビギニング
最近、よく遊んでいる同僚の女の子から「DVD観ましょうよ!○○(僕の名前)さんちで?」俺「おん!?良いけど?何観んの?」女「面白いDVDもって行きま~す」という実にたわいもない会話で実施される事になったDVD鑑賞会...当日「こんばんわー、このDVDですよ~」俺「こ、こ、こ、テキサス・チェーンソー・ビギニン…」女「怖い映画ですよぉ~」俺「それは、なんとなく分かる…観んの????」女「はい!!」俺「…。(ガクブル)」よりによってこの映画のDVDとは…。ぶっちゃけ、ホラーと言うかスプラッタは観る事を想像する事だけで、全身の血が凍るくらい怖いので観た事無かった…。出だしから僕は硬直気味…最初は同僚から離れて観ていた僕だったが、気がついたら、両手で耳をふさいで、薄目で同僚にビタッと寄り添っている…。下心でもあれば、自分でも納得いくのだが、そうではなく素でそうなったのだから orz 観終わった後…女「怖いのキライだったんですか?かわいいですね」俺「・・・。もう帰れよ…。」40にもなってかわいいと言われたのは初めてだったわい!!もう、もう、もう絶対に観ない!!!ついでにあの同僚の映画のセンスも絶対に認めない!! [DVD(字幕)] 4点(2007-08-13 13:03:00) |
15. 時をかける少女(2006)
今時の高校生の話し方をしているし、携帯とかの機器も今風なんだけど、出てくる人物の中身は20年前以上の高校生のような気がした。僕らの高校生時代の感性と同じ。そう思えば、今の高校生も僕らが高校生だった時と同じで、大きくは変わらないものだんだと思わせてくれた。もっとも、このアニメを作った人たちは多分に僕の世代に近いから、そのせいかもしれないけどね(笑) あと蛇足だけど、角川は昔から宣伝が上手だ。巷の評価の6~7割が僕の評価と思えばちょうどいいと考えていたが、たまにはこんな風に裏切られるのも悪くはない^^; [DVD(字幕)] 8点(2007-08-01 11:54:18) |
16. ナチョ・リブレ/覆面の神様
バス男とスクールオブロックの毒が悪い方向に働いた・・と言うべきでしょうか?JBは好きなんだが、JBは清涼感のある背景にこそ映える俳優さんだと思うのです。メキシコのなんとも言えない汚さを背景にJBが入るとなんとも言えない「蒸し暑さ」を感じてしまいます。ただし、この手の映画にしては僕はかなり笑いました。この監督のグダグダな笑いは少しだけツボに入るみたいです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-30 10:05:00) |
17. スパイダーマン3
《ネタバレ》 80年代ジャンプをほうふつとさせる敵のインフレ化が顕著です。敵だったキャラが味方になり強大な次の敵と戦うなんて…サム・ライミ、かなりのジャンプヲタだとみたwwwこの調子じゃ次作ではN.Y.Cの1ブロックくらいは一撃で吹き飛ばすくらいの敵が現れそう。もちろん、スパイダーマンもニューヨーカーの元気を集めて元気玉…。次も観なくちゃならなくなった気がする。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-15 09:44:41) |
18. ラブソングができるまで
まずは仏教徒に謝らないとねwもっともダライ・ラマを動物の一種と思ってるんじゃ仕方が無い。さてと、この手の肩のこらない映画は大好きです。アルコールが苦手な僕なんかは、ついつい仕事帰りにふらりと立ち寄ってみてしまう。この映画、確かに脚本はぬるいし収拾もついていない。しかし名作とか駄作とかの評価がこの映画に合うのか?という疑問も感じる。のんびりと観て、その時だけ!楽しめたらこの映画をみた価値は十分あるんじゃないかな?と思う。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-15 09:31:28)(良:3票) |
19. ホリデイ
最近、会社の部下に彼氏の二股相談を受けていたところだったが、正直その手の話に介入すると後々厄介な事になりがちであるから、僕の意見は言わずに聞き役に徹していた。しかし、もう十分に彼女の話も聞いた事であるから遠まわしに僕の意見を言う方法がないだろうかと考えていたところ、この映画。渡りに船とばかりに誘って鑑賞しました。僕が言いたい事は十分に分かってくれたみたいで、すこし安心したのです。やはり、言葉で語るよりも映像は説得力あるなぁ~と我ながらよい事をしたと自画自賛。つまり、この映画は今、少し以上の不幸な恋愛をしている彼彼女がみると心が少しだけ軽くなるような気がします。もっとも、こんなに簡単に物事が推移するわけ無いでしょ!というリアリストは別ですけどね。 [映画館(字幕)] 8点(2007-04-04 08:53:15) |
20. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
イタイ…イタすぎる。あの名画バック・トゥ・ザ・フューチャーもあの時代を生きた人にはイタすぎる映画だったんではないか?と思ってしまうくらいイタイ映画でした。いや、このイタイってのは、面白くないのイタイではなく、当時の世相がイタイ。特にファッションが…。リアルタイムで「こいつら絶対ファッションおかしい」と思っていた僕としてはそれを笑いに出来るってのが、溜飲が下がる思いです。ああ!それ以上にヒロスエかわいいよヒロスエ!! [映画館(字幕)] 7点(2007-02-13 09:36:54) |